THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

澄川 LIVE BAR MODANTIME VOL,65

2012-04-24 03:36:23 | Live Set List

 LIBERATION NO,22

2012,4,22(SUN)

このSTA企画ライブの第1回はここ「モダンタイム」からスタートしました。

22回目を迎えるにあたり思い起こせば色々とありましたが多くの仲間たちに恵まれ今現在も好調に続くこのイベント。

つくづく感無量の一語につきます。

毎回、気心の知れたバンド連中が集って開催しているのですが今回のは特にその色合いが濃厚。

5バンド共にSTAとは古くからのおなじみさんばかりです。

STAのSAX奏者オカチャンの同僚バンド、更には自らがバンマスをかって出たスペシャルプロジェクトまで登場!

気合十分。

PM3:00過ぎからセッティング&リハーサル開始。

(ラヴァは前夜既に仕込み完了)STAは滅多に会場リハーサルをしないんだけど(できない・・・?)この日はやっちゃいました。

3人少ない7人ながらも健二のガイドラインヴォーカルにてモダンタイム初リハ。

PM5:30開場を待たずしてもうお客様が席を埋めはじめています。

例によって恒例マサの司会進行に導かれてのトップバッターはもう札幌市内外問わずの常連「BEER PLEASE」

そういえばこのバンドはリーダーのベーシスト、カートさんが結成しての初ステージがここモダンタイムだったんだよね(全員男性)。

メンバーも音楽性もかなり違うけど。

やはり現在のビアプリーズのほうが格段にこなれていますね。

センターフロントのレディお二人は今日のためにコスチュームをマイナーチェンジ。

いつものように元気一杯弾けまくってくれました。

昭和歌謡、ロカビリー、ロックンロール、そしてダンスナンバーではステージ上も客席も踊る、踊る!

ルチュ&アヤの軽妙かつキュートなMCも息がピッタリ。

歌&演奏に加えこちらも一つの見せ場、聞かせどころ。

素晴らしいステージを展開してもMCでトーンダウンしてしまう残念なバンドも見受けられる中、ビアプリーズは安心印。

バンドイラストTシャツを着込んだメンバーも奮闘。

特に先月もSTAと別ユニットでタイバン組んだズッキーのテクニカルギターは必見。

クマくんのドラムソロも益々磨きがかかっていましたよ。

私個人的には「モスラ」を聞きたかったけど、それは次回のお楽しみということで・・・アンコールを終えたビアプリーズに続いての登場は「豊テット」

前述のとおりオカチャンの職場仲間バンドの4人組。

ベンフォールズファイブを聞かせてくれました。

2台の鍵盤を操る女性KB。

本家同様ギターレス編成。

ベースもブリブリに歪ませてうねりをあげての猛攻。

途中フロアタムのトラブルに見舞われましたが即興でベースソロにつなげるあたりさすがです。

ソロ中、ディープパープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「ウーマン・フロム・トーキョー」「ブラックナイト」も飛び出してきました。

大挙駆けつけてきてくれた友人たちからも途切れる事無く黄色い歓声が飛び交います。

けっこうアヴァンギャルドなことやっているんだけれどもほどよいポップテイストがご機嫌。

ど真ん中に出演したのはSTAとは何かと縁の深い(MASAと)「TAKE OFF」

実はこのバンドは去年解散したのですがメンバーの一部を入れ替え(出戻りも居たりして・・・)再結成。

そうこなくっちゃあね。

誰が聞いても自然に口づさみたくなるような親しみやすいチューリップナンバー、日本人なら世代問わず耳になじみのある心地よいあの曲、この曲を連発。

「心の旅」では皆が山ちゃんの弾くピアノのリズムに合わせてニコニコ歌っっていました。

このメンバーのままで今後益々の活躍を期待しています。

トリ前は先にも触れていたオカチャンの隠し球「MIDNIGHT BEAT」

数あるビートルズ・コピーバンドの中でもここはちょっとしたこだわりを持っていてなんと青盤、つまり中期~後期にかけての曲にターゲットを絞っています。

オープニングの「マジカル・ミステリー・ツアー(1973年のシカゴがツアーのオープニングでやはりカヴァー)」そして「ハロー・グッドバイ」「オブラディ・オブラダ」とよくもまあ難しい曲ばかりにトライ。

それもそのはずでこのプロジェクトは定期的に「ビートルズ・セッション大会」でその腕前を競い合っているそうです。

しかもメンバーの中には「ビア・プリーズ」のルチュ嬢(VO)、あのカヴァーソウルからヒヌマッカートニー(KB)クドウくん(B)、着物姿も艷やかな女性ヴァイオリニスト、そしてSTAホーンズ!(ケンスケはPERも)の総勢9人編成。

STAライブDVDーRのマサのMCを見て研究したというオカチャンのしゃべり&メンバー紹介もなかなか堂にいって様になっています。

サックスを吹き鳴らして客席に突入するし。

バラードもこなしてSTAの十八番でもある「ガット・トウ・ゲッツ・ユー・イントウ・マイ・ライフ」も豪快に決めてみました。

大入り満員の会場は入口の外にまで人が溢れるほど。

ここでトリの「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY」が現れました。

***MEMBER***

MASA・・・B PER CHO

RONNIE・・・VO

YASU・・・DR

MITSU・・・TB RECORDER 

KENJI・・・PER AG CHO

RAVA・・・PER CHO

NOBU・・・G

KENーICHI・・・TP

KEN-SUKE・・・TP

OKA-CHAN・・・AS

 

***SET LIST***

1、BEGINNINGS・・・CHICAGO

2、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO

3、SPINNING WHEEL・・・BLOOD・SWEAT&TEARS

4、~GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

5、LONELINESS IS JUST A WORD(孤独なんて唯の言葉)・・・CHICAGO

6、~IF YOU LEAVE ME NOW(愛ある別れ)・・・CHICAGO

7、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

8、~NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO

ーーーーーENCOREーーーーー

9、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

去年までのうっぷんを晴らすかのように2012年明けてから直球ど真ん中ブラスロック大会は絶好調!

上記を見てもらえばわかるとおり100%ブラス、ブラス、ロック、ロック!!

しかもシカゴがほとんどを占めています。

STA結成本来のコンセプトが順調に進行中。

客受けも明らかに違います。

曲名を告げただけでどよめきが起こり、イントロのホーンセクションのリフが吹き鳴らされると立ち上がって食い入るように見入ってる人、かぶりつくために歩み寄ってくる人。

もう一つ、今回はケンジとラバのツイン・パーカッション、そしてあらゆる曲においても正確無比の安定感のあるグルーヴを叩き出すヤス。

「ビギニングス」の後半部分におけるミツとケンイチによる火花散るソロの掛け合いに引き継がれる形であの賑やかな「ちゃかぽこちゃかぽこ♪」の再現です。

「クエスチョンズ」でのロニーによる雄叫び、マサとのハモリ、パンコウ独特のアレンジによるホーンセクションによる旋律、その中を縫うように流れるノブのギター。

もう当たり前のようにセットリストに鎮座するようになってきたね。

「スピニング・・」はミツの独壇場、ジャジーなトロンボーンソロは毎回、客席から自然に拍手が沸き起こり、一転してエンディングでは愛らしいリコーダーとひょうきんなコンビネーション(ここでロニーはコンダクターに豹変、ラヴァは立ち上がって両手でシャンシャン)。

ゴリ押しのチェイスがドドーン!と飛び出したらカウンター周辺ではレディ軍団の踊りがはじまります。

STAの曲ってけっこうダンスできるんだね。

さてさて問題の曲の出番だ。

メンバー達はきっちり腰を据えて予習をしてきたのが見え見えの出来でした。

そうなのです、ものの見事に今まででも最高の出来だったのではないでしょか。

あくまでも今までよりは・・ですがね。

この日のために集中的に特訓した甲斐があったもんだ。

もちろんヤスの貢献度大です。

そのヤスがSTA唯一のバラードでまたまた変革を。

本番前のリハで「ハイハット中心によるドラミングにチェンジしたけどどう?」と涼しい顔。

彼はずっとリムショットを主軸に叩いていたのですが(ケンジの時はラバ直伝のワイヤーブラシ使用)、このストイックさが多くの崇拝者を生むのでしょう。

この日も数人のドラマーからヤスに対して絶賛のお言葉をちょうだいいたしました。

何度も書いてきましたがヤスのダニー研究は尽きることがないようです。

メンバー紹介の際、いつもよりも多めに我々は客席から名前を叫ばれていたね。

ラストコールから「バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブッキャナン」の第1&7楽章に突入。

いつものことなんだけど、ちょうど体がほぐれてきてバンドのノリが固まってきた頃にラストなんだよね。

それを見抜いたかのようにアンコールの要求。

ちょっと遊びで焦らし気味に「さあ!泣いても笑ってもこれで最後です!」

空間全てが狂いまくりました。

椅子に飛び乗り、バスドラに片足かけて床にひざまずきジャンプ一閃でフィニッシュ。(ちょっと脳震盪おこしちゃったさ(´∀`*)

会場となったモダンタイムの近所の寿司バー「しげさん」のマスターはSTAのファンとのことで(1月のクラップスにも来てくれました・・・ケンイチ談)巻き寿司&フルーツをどっさりと差し入れしてくれてお客様に振舞われました。

こういうサプライズは大歓迎です。

 

毎度のことながら、片付け終了後は皆でうんちく大会、楽器比較論、アニメ討論会、ロック裏話を語らい「長い夜」が訪れるのであった・・・・

ああ、さらなる音楽の旅は果てしなく続く(シゲ風)

SPECIAL THANKS TO・・・KAVA&MASAI&MASU&COVER SOUL&JUN&SUSHI BAR「SHIGEーCHAN」&MAKIーZUSHI&FRUITS&THE DOUGHNUTS&HIDE&MASTER&COCA-COLA&PAPER-MOON&SEIWA-INSATSU&NORANEKOーDOU&HITOMI

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STA企画イベント発祥の地。

2012-04-22 17:13:35 | Live告知

LIBERATION 22

STA企画ライブ

全5バンド出演

場所:札幌市南区澄川3条2丁目ハイツリービル3階

LIVE BAR~MODAN TIME

2012、4、22(SUN)

入場料:1ドリンク付き 1、000円

PM5:30 open    pm6:00 play

出演バンド

1、THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)・・・CHICAGO等のブラスロック!!

2、BEER PLEASE・・・カート兄貴&ルチュさん達6人組バンド。オールディズ、昭和歌謡、ロックンロール、ロカビリー、ポップスをオシャレトークにダンスを交えて はじけます!!

3、MIDNIGHT BEAT・・・おかちゃん&ルチュによる青盤ビートルズスペシャルユニット(ホーン&バイオリン含)

4、豊テット(トヨテット)・・・ベン・フォールズ・ファイブのギターレス・カバーバンド。

5、TAKE OFF・・・ご存知ヒコ率いるチューリップ・カバーバンドがここに復活!

乞うご期待!!

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UKULELE

2012-04-21 23:55:43 | 楽器館

全然、STAの音楽には関係ないけど、2本のウクレレ。

左はHAWAII LEOLANI HONOLULU,実際にハワイで購入。

普通にどこのコンビニでも店内にずらっとウクレレが売っているんだよね。

そこで亀のボディイラストが可愛かったので衝動買い。

右の少し大きめの方は知人からのプレゼントでALOHAブランド。

シールベタベタ、ヘッドには何故か「GLAY」が・・・。

MASA

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MAINTENANCE KIT

2012-04-21 23:18:35 | 楽器館

MASA

左から時計回りにPICK BOY MUSIC GEAR STRING CUTTER SC-150(特殊鋼材製。ベース弦などの硬いスチールも簡単にカット)、FERNANDES NATURAL LEMON OIL(ベースボディやネックのトリートメントオイル。汚れ落とし&艶出し。レモンの香りが強烈!)、山野楽器SMOOTHER( メカ機能接点復活潤滑剤)、FERNANDES SURFACE PROTECTOR956(ベース金属パーツ専用コーティング剤)、FERNANDES SCRATCH MENDER946(ベースの金属パーツ専用傷取り・ツヤ出し補修剤)、GIBSON USA FRETBOARD CONDITIONER LC-965(指板専用ツヤ出し液)、ZOOM DRIVER5000 GPCS PRECISION SCREWDRIVER SET(+&−の6本セットでネジの緩みチェック)、WARWICK(磨き用クロス)

現在のベースはメイン&スペア共にオイルフィニッシュの為にこのワックスを使用。

これを怠ると木肌むき出しのボディゆえにヒビ、割れ、汚れが取れなくなったり・・と面倒なことになります。

でもこのワックスで磨くと木目が見事に浮き出てきてその美しさにしばしうっとりしたりします。

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MARACAS

2012-04-21 22:12:16 | 楽器館

MASA

後輩からプレゼントされた逸品。

STAライブ初期からちょこちょこ使用。

「スピニング・ホィール」「アイム・ア・マン」ETC・・・

時には他のメンバーも使用し、スタジオやライブ時には皆で取り合いになったり、半分ずつ分けあったりタイバンに貸し与えたりしています。

これってよくカラオケ店でも見かけますがけっこう重宝しています。

しょっちゅう振っていたために片方の鋲が一個いつの間にか欠品・・・ぐらつき防止のために瞬間接着剤を流し込んでいます。

一般に「マラカス」と呼びますがこれは「MARACA」の複数型。

そういえばシゲも「ティンバレス」の名称で同じことを教えてくれたよね。

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SAX  MOUTH PIECE 2

2012-04-20 13:16:48 | 楽器館

OKA-CHAN

 

ゴッツ 煤
場違いな店でありえない価格で売られていたため、その後のことは一切
考えずに勢いで購入。所謂「衝動買い」というアレ。
アルトのマウスピースはデュコフがメインですが、メタルともラバー
とも違う、竹製独特の柔らかい音がお気に入り。
ハンドメイドで工芸品のような見た目もCOOL!
いろんな意味でデュコフとは真逆のマウスピース。

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SAX  MOUTH PIECE 1

2012-04-20 13:08:46 | 楽器館

OKA-CHAN

 

 ボビー・デュコフ
OKA-CHANがSTAで使っているメインマウスピース。
ブラスロックにはメタルマウスピースのパワーが欠かせません!
デビッド・サンボーンが使っていることで有名なマウスピースですが、
クセが非常に強い上、アメリカ製で作りが大雑把な固体が大きく
サンボーンに憧れてサックスを始めた多くの初心者を挫折へと叩き
落したといういわくつき(?)のマウスピース。

OKA-CHANはサンボーン関係なしで、師匠Qoo氏のライブに初めて行った際、
即購入を決意。
マウスピース・リガチャー共にQoo師匠と同じものをずっと使っています。

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JAZZ MAN!STA~MITSU TRIO・LIVE!!

2012-04-20 06:47:14 | free form space

金曜日(4月20日)、実に久しぶりにSTAのトロンボーン・プレイヤー、ミツがJAZZライブをやります。LIBERATION VOL,1のMODAN TIME以来!!
新メンバーに女性ベーシストを迎えての約2年半ぶりのライブです。
是非お気軽に遊びに来てください。

4月20日(金) 19:30~22:00 
at菩提樹(大通西14丁目3-28 SSTビル1F TEL011-261-8188)
IWATE TRIO
MITSU(tb) MASAHIKO(g) ASAKO(b)
チャージ¥1,000(チャーム付)+ドリンクオーダー

 トリオ・3ステージ 3ステージ目はセッションです。お気軽に楽器をお持ち下さい(Dr除く)
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THE GOHEI TRANSIT AUTHORITY(G・T・A)

2012-04-17 22:30:03 | リハーサル

マフラー&ニット帽も(しょうちゃん帽)不要の季節到来。

「楽音舎」に入店するなり、なまらかっちょいいサウンドが店内に漂っていました。

ブルージーなギター、ソウルフルなボーカル、そして重厚なブラス陣。

男っぽいその音にしびれてたまらず店長に「これアイズ・オブ・マーチ?BS&T??」

不敵な笑みを浮かべ「ふふふ・・・アル・クーパーですよ・・・」。

このことノブに伝えたら彼はアル・フリークゆえに大喜び。

やっぱりBS&Tの創設者、ニューロックの重鎮だけあるわ。

遅ればせながらアル・クーパーってイカしてるね!と痛感した次第。

そこをぐっとこらえて新田一郎ソロ2&3を格安にて購入。

ジャパニーズ・ブラスロックの中心人物、そして伝説のバンド「スペクトラム」のVO&TPリーダーだった方です。

もちろんこの2枚のアルバムでも強者ミュージシャン達と共に「ホーン・スペクトラム」が参加しています。

スペクトラムの前身「ホーン・スペクトラム」は1970年代の邦楽界において多方面で大活躍しました。

あなたの知っている有名曲のバックに吹き荒れていた聞きなれたフレーズ・・・なんかもけっこうそれだったりします。

キャンディーズの解散コンサートの映像でもその勇姿を確認できます。

新田氏はシカゴファンとしても有名で某ラジオ番組で熱いシカゴ愛を語ってくれていました。

ただ残念なことにスペクトラム結成時の音楽界はシカゴがどん底状態、ディスコサウンドが一世を風靡、EW&Fがヒットチャートを席巻。

そこからあのソウルフルファンクビートに邦楽のメロディー、そしてフィリップ・ベィリーばりの新田氏ファルセットボーカルをフューチャー。

ピラミッド型の神々しいロゴ、西洋風鎧姿のコスチューム、チョッパービンビン、振り付けビシビシに決めて踊りまくりのステージアクションでの登場となったわけであります。

でもシカゴへのオマージュソングがデビューアルバムと解散ライブ盤に収録されています。

その名も「クエッション’81&’82」!!

さらには正式音源はありませんがテレビ出演時に「ストリートプレイヤー」を本家真っ青なくらいのクオリティで披露しています(この選曲が時代を反映してますね)

私も所沢・西武球場にてスペクトラムを生で体験しています。

その一緒独特の世界観に圧倒されっぱなしでしたね。

とにかく高い演奏力は筋金入りのメンバー達ですから当たり前。

ショーマンとしてのステージングは勉強になります。

ステージ前面に並んで腰に固定したギター&ベースをくるくる回転、ブラス隊も横1列に並んでステップを踏みトランペットをくるくる指先で回し、とにかくじっとしていなくステージ狭しとばかりに動き回る。

テレビCMにも当時、出演していたので覚えている方もいると思いますが映像が発売されているらしいので(廃盤かも?)一度、ごらんになってはいかが?

あの時代にここ日本にこんなにも華麗なロックバンドがいたんだあ・・とビックリすることうけあいです(衣装やらなにやらにそうとうお金がかかったらしいよ、それも納得)

ノブは音源を全て所持、その映像もレーザーディスクで持っているそうです(笑)

スペクトラム解散後はソロ、AB's(ギターはショーグン吉野藤丸),セッション&プロデュース・ワーク(黒い炎やアイム・ア・マン、ビークルをカバーしたブラスロックバンドTOPSも新田氏が仕掛け人)と各メンバーは活動していますがなんといってもきわめつけは「BRUFF」でしょう。

新田氏を除くドラムとブラスセクションにより結成。

レパートリーはほとんどがシカゴです(一部オリジナル含)。

アルバムも発表していてライブ活動も盛んに行なっています(なんとギターは元CCBのヨネちゃん!!)

 

最近のSTAリハはブラスが1~2人での演奏だったのでちょっとアンサンブル的にも弱かったのですが久々に今回は5人のブラス隊が集結、迫力のサウンドがスタジオに吹き荒れました。

なんとテナーとトランペットがSTAとは旧知の仲でもある「ゴヘイ・バンド」のF-KING&TATSU。

そうなのです、うちのノブが所属している札幌のEW&Fカヴァーバンドなのです。

ということは今回はゴヘイから3人が演奏しているので「GTA」ですな。

F-KINGとはちょくちょくライブやスタジオで顔を合わせますがSTAで一緒に演奏するのは数年前の「愛は地球を救う!24時間チャリティーライブ」以来。

あの時は私以外のメンバー皆がアフロヘアーのカツラをかぶり「長い夜」ではステップを踏み一種独特なSTAワールドでした。

あのときはゴヘイから4人がステージに立っていたんだよね。

さすがに譜面に強いお二方、的確な打ち合わせを経て見る見るうちに曲をモノにしていきます。

「メイクミースマイル」をあそこまでバラバラに分解して追及したことってなかったね。

ブラスのみ、テンポダウン、全員で一緒に、部分部分を演奏、全体練習と実に中身が濃い。

時間があっという間に経過するけど効率よく進行。

ケンイチも説明に余念がない。

ロニー不在の為にケンジとマサがガイドラインボーカル。

集中してゲスト2人を交えてのリハーサルは我々も得たものが大きかったはずさ。

しかし「黒い炎」をビル・チェイスの音域で吹きまくり「まだまだいけるよ」とケロッとしているTATSUにその体力温存法を熱心に聞いていたケンイチ。

F-KING曰く「とにかく彼は毎日、熱心に数時間は吹いているよ」

STAは吹きがいがあったのでは。

STAブラスが難儀していた部分も軽くクリア。

しまいには「この2曲はもう合わせなくっていいよ」

カウント、エンディングの部分を伝えて大体まとまったけれどもやっぱりあの組曲の第7楽章はそうとうに厄介らしいね。

F-KING「誰が作ったの、このややこしい曲(´∀`*)??」

安定したドラミングで皆を牽引するヤス。

マサとシンコペーションのことで話し合い「ここはちょっとツッコミ気味、後ノリでためていく・・・?」

なんとそこまで追求するヤスに密かな感動を覚えるマサであった。

「原曲はわずかに後乗りなんだよねえ・・・」

さあさあ、ますますもって面白くなってきたね。

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春眠暁を覚えず

2012-04-10 21:58:14 | リハーサル

またまた寄り道して「楽音舎」でお買い物。

今回のCDはブリティッシュハードロック界の至宝ユーライアヒープ「EQUATOR」

1985年の作品ですがこのCDはレアものです、しかも格安だったし・・(っていうか安いものしか買っていない(´∀`*)

サウンドの方はあの「対自核(しっかし物凄いタイトルだね!!)」黄金期を期待しちゃうとガッカリしちゃうけど頑張ってその時代の波に乗ろうとスマートに決めていますがやっぱり違うんだよね。

こういうものを求めるロックファンなら別にヒープでなくても他にゴマンといるし。

でも熟練の技は冴え渡っているし及第点確保はさすがです。

願わくばもう少しスリリングな面も見せて欲しかったなあ・・・様式美もちょこっとね。

ヒープはこの時期、どん底の瀕死状態であり(シカゴで言えば14の時期ですね)、ここから這い上がって現在の地位を築いたのであります。

私は周囲がどう言おうとも、ずっと応援していました。

2度目の来日でのペニーレインで見たライブは鮮烈に記憶に残っています。

当時の新曲で幕を開けたステージは夢のようでサーヴィス精神に溢れたにこにこワウおじさんのミック(ギブソンのピック2枚もらって握手してもらった)はじめ全員が元気いっぱいの熱演、そして重厚なコーラスワーク(お約束のナンバーももちろん網羅してくれて野郎どもが大合唱)。

リーはその後、脱退しちゃったけれどもこれからもずっとコンスタントに現役で活躍していってほしいものです。

 

STAのリハは2つのライブレパートリーをミックスしてロニーを中心に同時進行しました。

トランペット2人が欠席だけど前もってスタジオでたっぷり時間をかけて個人ウォームアップしたミツが合流してブラス隊を引き締めます。

ノブがスケジュールの都合で珍しくもやはり欠席だったのでケンジが要所要所でギター担当。

マサも代理でベースにてリフを担当。

去年のうっぷんを晴らすかのように100%シカゴを核としたブラスロックが主軸を占めます。

さすがにここのところ突き詰めて音合わせをし続けてきたので締まりが出てきたね。

ほとんど本番とさほど変わらない進行で突っ走り時間計測も完了。

ロニーお気に入りの曲は2回もやっちゃったさ!

サプライズは「長い夜」の後半で今までに聞いたこともないようなエンディングを迎えたこと。

これは全員、大ウケだった。

ヤスはフィルインの度に「次はこうしよう、その次はもっと凄いのを!」とドラムと格闘している心情がこっちにまでビシビシと伝わってきて鬼気迫るものがあります。

時々、(と言っても一瞬の間ですが)迷いがドラミングに出ても的確にリズムは進行しているところは全員が大絶賛しています。

ただでさえ難しいところなのにその更に上を目指しているんだから、妥協なき向上心には頭が下がります。

ノブも言っていたけど、そういうドラマーって何かと合わせづらいものなのですがヤスの場合、とてもスムーズに溶け込みます。

ケンジいわく歴代ドラマー中STAに1番フィットしているとのこと。

ダニーに対する研究も怠らないから、よりシカゴサウンドに近づけたような気がするしね。

ミツから聞いたBELL-TONEも近々、順番決めて最終仕上げ、あれら数曲を本番に持っていく予定です。

ジミーがアレンジしたホーンのリフをミツが実演してくれたけど、なんたる音域、高いね。

さらっと口ずさんで今まで聞いていたけど・・・でもやっぱりジミーの考え出すブラスアレンジは文句なしにカッコイイ。

時にはトロンボーンが高域に回って主張するところなんか究極の域に達しています。

どうだい!!て感じ、素晴らしい。

ヤスもマサもミツも皆「憧れのシカゴを演奏できるなんて幸せ!」とうっとり。

だからこそ本家に怒られないように恥ずかしい演奏しちゃあいかんよ、気を引き締めようっと。

 

休憩中の会話は大いにシカゴ討論会で盛り上がりました。

こういう話題は本当にいつまで語っていても楽しいものです。

ヤス「シカゴを叩けるなんてもう人生において悔いはないよ」

ミツ「イントロダクションってプログレだよね」

オカチャン「その曲ってサージェント・ペッパー・・・に似ていませんか?」

マサ「確かにどっちもバンドの紹介ソングだしね。シカゴはビートルズの影響大で実際にデビュ

前にはサージェントペッパー・・・を演奏していたんだよ」

ミツ「流血の日を小学生の時に初めて聞いたときはなんて不気味な曲・・と思ったよ(なんて早熟な子でしょう)」

マサ「でもね、あれは最初はラブソングだったんだよ。シカゴが最初にレコーディングした曲は一体、現実を・・・らしいよ。しかも当初ダニーがヴォーカル候補だったとか・・・」なあんてことをいつまでもくっちゃべって深夜に及びます。

このあとに皆でうまいラーメンかジンギスカンが食べたいなあ・・・。

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