LIBERATION NO,22
2012,4,22(SUN)
このSTA企画ライブの第1回はここ「モダンタイム」からスタートしました。
22回目を迎えるにあたり思い起こせば色々とありましたが多くの仲間たちに恵まれ今現在も好調に続くこのイベント。
つくづく感無量の一語につきます。
毎回、気心の知れたバンド連中が集って開催しているのですが今回のは特にその色合いが濃厚。
5バンド共にSTAとは古くからのおなじみさんばかりです。
STAのSAX奏者オカチャンの同僚バンド、更には自らがバンマスをかって出たスペシャルプロジェクトまで登場!
気合十分。
PM3:00過ぎからセッティング&リハーサル開始。
(ラヴァは前夜既に仕込み完了)STAは滅多に会場リハーサルをしないんだけど(できない・・・?)この日はやっちゃいました。
3人少ない7人ながらも健二のガイドラインヴォーカルにてモダンタイム初リハ。
PM5:30開場を待たずしてもうお客様が席を埋めはじめています。
例によって恒例マサの司会進行に導かれてのトップバッターはもう札幌市内外問わずの常連「BEER PLEASE」
そういえばこのバンドはリーダーのベーシスト、カートさんが結成しての初ステージがここモダンタイムだったんだよね(全員男性)。
メンバーも音楽性もかなり違うけど。
やはり現在のビアプリーズのほうが格段にこなれていますね。
センターフロントのレディお二人は今日のためにコスチュームをマイナーチェンジ。
いつものように元気一杯弾けまくってくれました。
昭和歌謡、ロカビリー、ロックンロール、そしてダンスナンバーではステージ上も客席も踊る、踊る!
ルチュ&アヤの軽妙かつキュートなMCも息がピッタリ。
歌&演奏に加えこちらも一つの見せ場、聞かせどころ。
素晴らしいステージを展開してもMCでトーンダウンしてしまう残念なバンドも見受けられる中、ビアプリーズは安心印。
バンドイラストTシャツを着込んだメンバーも奮闘。
特に先月もSTAと別ユニットでタイバン組んだズッキーのテクニカルギターは必見。
クマくんのドラムソロも益々磨きがかかっていましたよ。
私個人的には「モスラ」を聞きたかったけど、それは次回のお楽しみということで・・・アンコールを終えたビアプリーズに続いての登場は「豊テット」
前述のとおりオカチャンの職場仲間バンドの4人組。
ベンフォールズファイブを聞かせてくれました。
2台の鍵盤を操る女性KB。
本家同様ギターレス編成。
ベースもブリブリに歪ませてうねりをあげての猛攻。
途中フロアタムのトラブルに見舞われましたが即興でベースソロにつなげるあたりさすがです。
ソロ中、ディープパープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「ウーマン・フロム・トーキョー」「ブラックナイト」も飛び出してきました。
大挙駆けつけてきてくれた友人たちからも途切れる事無く黄色い歓声が飛び交います。
けっこうアヴァンギャルドなことやっているんだけれどもほどよいポップテイストがご機嫌。
ど真ん中に出演したのはSTAとは何かと縁の深い(MASAと)「TAKE OFF」
実はこのバンドは去年解散したのですがメンバーの一部を入れ替え(出戻りも居たりして・・・)再結成。
そうこなくっちゃあね。
誰が聞いても自然に口づさみたくなるような親しみやすいチューリップナンバー、日本人なら世代問わず耳になじみのある心地よいあの曲、この曲を連発。
「心の旅」では皆が山ちゃんの弾くピアノのリズムに合わせてニコニコ歌っっていました。
このメンバーのままで今後益々の活躍を期待しています。
トリ前は先にも触れていたオカチャンの隠し球「MIDNIGHT BEAT」
数あるビートルズ・コピーバンドの中でもここはちょっとしたこだわりを持っていてなんと青盤、つまり中期~後期にかけての曲にターゲットを絞っています。
オープニングの「マジカル・ミステリー・ツアー(1973年のシカゴがツアーのオープニングでやはりカヴァー)」そして「ハロー・グッドバイ」「オブラディ・オブラダ」とよくもまあ難しい曲ばかりにトライ。
それもそのはずでこのプロジェクトは定期的に「ビートルズ・セッション大会」でその腕前を競い合っているそうです。
しかもメンバーの中には「ビア・プリーズ」のルチュ嬢(VO)、あのカヴァーソウルからヒヌマッカートニー(KB)クドウくん(B)、着物姿も艷やかな女性ヴァイオリニスト、そしてSTAホーンズ!(ケンスケはPERも)の総勢9人編成。
STAライブDVDーRのマサのMCを見て研究したというオカチャンのしゃべり&メンバー紹介もなかなか堂にいって様になっています。
サックスを吹き鳴らして客席に突入するし。
バラードもこなしてSTAの十八番でもある「ガット・トウ・ゲッツ・ユー・イントウ・マイ・ライフ」も豪快に決めてみました。
大入り満員の会場は入口の外にまで人が溢れるほど。
ここでトリの「THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY」が現れました。
***MEMBER***
MASA・・・B PER CHO
RONNIE・・・VO
YASU・・・DR
MITSU・・・TB RECORDER
KENJI・・・PER AG CHO
RAVA・・・PER CHO
NOBU・・・G
KENーICHI・・・TP
KEN-SUKE・・・TP
OKA-CHAN・・・AS
***SET LIST***
1、BEGINNINGS・・・CHICAGO
2、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO
3、SPINNING WHEEL・・・BLOOD・SWEAT&TEARS
4、~GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE
5、LONELINESS IS JUST A WORD(孤独なんて唯の言葉)・・・CHICAGO
6、~IF YOU LEAVE ME NOW(愛ある別れ)・・・CHICAGO
7、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO
8、~NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO
ーーーーーENCOREーーーーー
9、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
去年までのうっぷんを晴らすかのように2012年明けてから直球ど真ん中ブラスロック大会は絶好調!
上記を見てもらえばわかるとおり100%ブラス、ブラス、ロック、ロック!!
しかもシカゴがほとんどを占めています。
STA結成本来のコンセプトが順調に進行中。
客受けも明らかに違います。
曲名を告げただけでどよめきが起こり、イントロのホーンセクションのリフが吹き鳴らされると立ち上がって食い入るように見入ってる人、かぶりつくために歩み寄ってくる人。
もう一つ、今回はケンジとラバのツイン・パーカッション、そしてあらゆる曲においても正確無比の安定感のあるグルーヴを叩き出すヤス。
「ビギニングス」の後半部分におけるミツとケンイチによる火花散るソロの掛け合いに引き継がれる形であの賑やかな「ちゃかぽこちゃかぽこ♪」の再現です。
「クエスチョンズ」でのロニーによる雄叫び、マサとのハモリ、パンコウ独特のアレンジによるホーンセクションによる旋律、その中を縫うように流れるノブのギター。
もう当たり前のようにセットリストに鎮座するようになってきたね。
「スピニング・・」はミツの独壇場、ジャジーなトロンボーンソロは毎回、客席から自然に拍手が沸き起こり、一転してエンディングでは愛らしいリコーダーとひょうきんなコンビネーション(ここでロニーはコンダクターに豹変、ラヴァは立ち上がって両手でシャンシャン)。
ゴリ押しのチェイスがドドーン!と飛び出したらカウンター周辺ではレディ軍団の踊りがはじまります。
STAの曲ってけっこうダンスできるんだね。
さてさて問題の曲の出番だ。
メンバー達はきっちり腰を据えて予習をしてきたのが見え見えの出来でした。
そうなのです、ものの見事に今まででも最高の出来だったのではないでしょか。
あくまでも今までよりは・・ですがね。
この日のために集中的に特訓した甲斐があったもんだ。
もちろんヤスの貢献度大です。
そのヤスがSTA唯一のバラードでまたまた変革を。
本番前のリハで「ハイハット中心によるドラミングにチェンジしたけどどう?」と涼しい顔。
彼はずっとリムショットを主軸に叩いていたのですが(ケンジの時はラバ直伝のワイヤーブラシ使用)、このストイックさが多くの崇拝者を生むのでしょう。
この日も数人のドラマーからヤスに対して絶賛のお言葉をちょうだいいたしました。
何度も書いてきましたがヤスのダニー研究は尽きることがないようです。
メンバー紹介の際、いつもよりも多めに我々は客席から名前を叫ばれていたね。
ラストコールから「バレー・フォー・ア・ガール・イン・ブッキャナン」の第1&7楽章に突入。
いつものことなんだけど、ちょうど体がほぐれてきてバンドのノリが固まってきた頃にラストなんだよね。
それを見抜いたかのようにアンコールの要求。
ちょっと遊びで焦らし気味に「さあ!泣いても笑ってもこれで最後です!」
空間全てが狂いまくりました。
椅子に飛び乗り、バスドラに片足かけて床にひざまずきジャンプ一閃でフィニッシュ。(ちょっと脳震盪おこしちゃったさ(´∀`*)
会場となったモダンタイムの近所の寿司バー「しげさん」のマスターはSTAのファンとのことで(1月のクラップスにも来てくれました・・・ケンイチ談)巻き寿司&フルーツをどっさりと差し入れしてくれてお客様に振舞われました。
こういうサプライズは大歓迎です。
毎度のことながら、片付け終了後は皆でうんちく大会、楽器比較論、アニメ討論会、ロック裏話を語らい「長い夜」が訪れるのであった・・・・
ああ、さらなる音楽の旅は果てしなく続く(シゲ風)
SPECIAL THANKS TO・・・KAVA&MASAI&MASU&COVER SOUL&JUN&SUSHI BAR「SHIGEーCHAN」&MAKIーZUSHI&FRUITS&THE DOUGHNUTS&HIDE&MASTER&COCA-COLA&PAPER-MOON&SEIWA-INSATSU&NORANEKOーDOU&HITOMI