THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,178 小樽雪あかりの路オールディズライブ13(PART,5)BEER PLEASE編

2021-02-28 20:36:13 | Live Set List

****今回、音楽冬の祭典でのちょうど中間部分には、思いっきりカラフルでポップンカラーな集団が控えていますよ!!古き良き昭和の香りてんこ盛り。温故知新。懐かしき時代に誘ってもらいましょう。さあみんな一緒にタイムスリップ♪****

4, 2:45~3:10 

会場内に流れるBGMはスティーリーダンの「バビロン・シスターズ」

この日は1バンドを除いて皆札幌からのエントリーだ。

4年ぶり3回目の「BEER PLEASE」が登場。

オールディズや&ロカビリー、ロックンロールなどがお得意。

このバンドもジャンルこそ違え、前のバンド同様にどの曲も短いから濃厚なるセットリストで充実。

 大所帯のいかしたパーティー・バンドは、6人組み(男性陣は黒のベストなどのファッションで統一)。

もうSTA界隈ではお馴染みの連中ではありますが、ご一緒するのは去年11月のマリンホール以来ですね。

3年前の8月、小樽北運河「サウンドエナジー」、そしてSTA企画リブレーション一昨年の9月「スペースアートホール」、「ファイブ・ペニーぼたやま音楽祭」にも出演してくれたっけね。

実は去年の9月、小樽屋外イベントにビアプリのメンバー達も訪れていた。

マサはルチュ&テツに「あれ!?ビアプリは今日、出演するの!?」と聞いたら、申し込みに間に合わなかったとのこと…残念。

やはりコロナウィルスによる影響で各バンドはライブに飢えていたようでタッチの差で埋まってしまったらしいよ。

だから観客として来ていたのだ。

ルチュとマサは「朝ドラファン」としても盛り上がった。この間まで放送していた「エール」は古関裕而氏がモデルのドラマ。

ビアプリがレパートリーにしていた「モスラ」の歌も古関夕而さんの作曲なんだよ、と教えたらルチュは大喜びだったさ。

さらには女性シンガー同士ということで、マリンホールではヒロリンとルチュがめっちゃ意気投合。

またここに新たな人脈図が確立された。こうしてドンドンと札幌界隈に音楽シーンが拡大されていくわけだから素晴らしいことだ。

まあいずれにしても、マイペースでコンスタントに活動はしているようで良かった、良かった。

この日もマサが車から楽器や器材を卸している最中に、ビア・プリーズのメンバー達も車で続々と到着。

再会をお互いに喜びあいました。

数年前までは2人の歌姫を従えて、昭和歌謡や流行歌などを中心に演奏していたのですが、近年はルチュちゃんがソロでフロントに立っての独占パフォーマンスです。

まあ、彼女は普段から2人分くらいの活躍をしていたから全くもって違和感なし。

逆に今までもずっとシンガーは1人しかいなかったような雰囲気さえ最近は漂わせているね。

縦横無尽に繰り広げられる様は、何度見てもさすがと思わず唸っちゃいます。

 今後もずっとルチュさんには、元気いっぱいはじけまくってもらいましょうよ!

 

メンバー構成は・・・・先述したとおり、紅一点ルチュ嬢のボーカルを全面的に大フューチャー。

で、このバンドを立ち上げたリーダー&ベースのカート氏とはお互い夕張が同郷という縁でマサと知り合い、STA企画「モダンタイム」ライブにビアプリとして初参加。そこへ観客として来場していたルチュさんにリーダーのカート氏は一目惚れ。その場でカート氏がスカウトして一気にグレードアップをはかり紆余曲折を経て現在に至るわけです。

そのカートさんは最近、健康上の理由で長期離脱。

しかし、ここでルチュ繋がりで心強き助っ人が現れた!

なんと元ダーティーダンディ、現在はオールド・ジャンキー、クライ・ベイビー・ブギー、催事王ヒデキとバーモンツなどなど多方面で大活躍している札幌が生んだ永遠のスーパー・ロックンローラー、テツがガッチリとボトムラインを支えてくれているのですよ!

トレードマークのリーゼントとサングラスと髭を見ると何故だかホッとして安らぎを覚えるのさ。

ルチュ&テツの鉄壁なコンビネーションもバッチリ!

1+1が2以上の素晴らしい相乗効果を生んでブイブイいわせていました。(ナチュラルボディの愛器フェンダー・ジャパン・プレシジョン・ベースを使用。ローズ指板。自ら金鋸を駆使しての改造品だから、コントロールノブ周辺以外はピックガード無し。もちろんキャロル時代の永ちゃん仕様にするのが目的さ。これがまたテツにはよく似合うんだよネエ)

そろそろカートさんもビアプリに合流予定だそうですが、とにかくテツが加わっての新生ビアプリを観るのも新鮮だから、期待でワクワクものです(実はテツも病み上がり状態なんだけど、そんなこと微塵も感じさせなかったよ。ターミネーターみたいな強靭なる肉体の持ち主だ)。

3代目ギタリスト眼鏡姿のエディは、ビアプリの中では会場に一番乗り。黒のグレッチ・チェット・アトキンス・モデル6120を使用。ギターカラーにあわせたのかストラップ、チョッキ、パンツ、靴に至るまでいつも真っ黒けで統一するというスタイルが清々しいくらいに潔くて渋いねえ。

テツ&エディの2人による弦楽器アンサンブルが、珠玉のサウンドを紡ぎ出してくれます。

ラフに白シャツと黒ベストを着込んだドラマーは、ナイスガイのマサイくんで、CANOPUSスネア使用(ナチュラル仕上げ)。

メンバー中、唯一マスクを着用。

いつも寡黙でちょっとシャイなマサイ君ではありますが、この日のドラミングはすこぶる好評を博していた。

また一段と腕を上げたね。

お世辞抜きにパワー倍増でグルーヴィー。アクセントで打ち鳴らすキレッキレのシンバルワークも含めて、なんまらご機嫌だったよと伝えるとまんざらでもないご様子だ(会場内でも友人の女性が同意見だった)。

決して努力は裏切らないということを身をもって実証してくれた。何年も前から地道にコツコツとスタジオで個人練習を積み重ねてきたもんね。

この間までワイルドに髪も伸びていて、ミュージシャン然としたルックスが非常に頼もしかったんだけど切ってしまったの???寂しい・・・・。

でもメンバー中一番動きやすい風情がロッカー風の佇まいで貫禄タップリだ。

そして一昨年から加入したオールバックのキーボード&コーラス担当の真理ちゃん(ヤマハS03を使用。彼はドサンコならば誰もが知っているコマーシャルソングなどを製作しているプロの売れっ子作曲家)。

最近はマサとブルース・リー談義でめちゃくちゃに盛り上がっております。

マニアックな世界にドンドンとハマるというのも心地よいものだ。

そして更なる新メンバー!

サックスのミツグくん。

ロカビリー系ならばお手のものの彼。多分、催事王秀樹&バーモンツでのテツ繋がりか!?

いずれにしてもビアプリに管楽器が加わるということは、バリエーションが豊富になって雰囲気も抜群だ。

しかも彼とテツとマリちゃんは歌えるしね。まさに鬼に金棒体制が確立。

もう春も目前に迫っているんだけど、各自早くも涼しそうなスタイルで決めています。

補足ながら、テツはサテン地のラメシャツで現れた。マサは「お!今日はこの衣装かい?」

「違うよ。これは普段着さ。ちゃんと着替えるよ!」

それが写真の真っ赤なサテン開襟シャツ!!これがまた方々ですこぶる好評を得ていた。憎いくらいに大絶賛。普段着でも十分に派手だと思うんだけどね・・・・(笑)

で、それに伴ってバランス調整をしたのかミツグ君は黄色の開襟シャツで決めて見せてくれた。ステージ左右ともに見栄え抜群さ。

これにはル(*´ε`*)チュッチュ嬢も燃え上がった。

「負けてはいられないわよ!!」

いえいえ、ルチュ十分にステージ映えしていたよ。

音符をあしらったデザインのカラフルドレスが常に翻っていましたとさ。

マサがそのことをオフステージで伝えると、実は本人、正直な話あまりお気に入りではなくずっとしまい込んでいたらしいよ。なんというもったいないことを。

こんなに素敵な服を長年にわたってタンスの肥やしにしていたなんて・・・。

まあ、他の煌びやかなる衣裳群を見たらそれも納得なんだけど。

いよっ!ゴージャスな衣装持ち!!

バンドからのメッセージが届いております。

「ビアプリーズで寒さを吹き飛ばしましょう!皆で盛り上がれば免疫力もアップ!ビアプリサウンドをお楽しみください!!」

 

さてさて、チューニングとセッティングがほぼ完了。

ビアプリの夢のようなライブレポートをお届けしたいと思います。よろしくね。

斎藤氏からのアナウンス「ビサプリ色にステージを染めてみせます!とのことです。

さあ、お待たせしました。参りましょう!ビア・プリーズ!」

万雷の拍手によって迎え入れられた。

オープニング・ナンバーは故フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」をモチーフとした、な、な、なんと「ビア・プリーズのテーマ」で幕開けだ。これは嬉しい裏切り行為。初めて聞かせてもらったよ。また新たなるミュージックワールドの扉をこじ開けたんだなあ。

のっけから「ヘイ!ヘイ!」と遠慮なしにコール&レスポンス。

お得意のルチュによる華やかなるステージ・パフォーマンス。

何度見ても惚れ惚れしちゃうよ。

そして美味しいヒントが随所に垣間見える。

これですでにバッチリと掴みはオーケーだ。

当然のごとくルチュはMCも兼任。

「どうもありがとうございます!ビア・プリーズです。よろしくお願いします。小樽公会堂、すごく素敵な所で嬉しい!。祝日なのに、こんな沢山の皆様に集まっていただき感激しております。皆さん、いい感じですねえ!それはともかくも今日は物凄い吹雪ですね!!外は雪模様ではありますが、ここ数日コロコロと北海道は大変なことになっています。

盛り上がっていますか!?後ろの皆さんも盛り上がっていますか~~!?用意はいいですか?

ドンドンといきますよ!

今お届けした曲はキーボードのマリちゃんが極上のアレンジを施してくれたものです」

マリちゃんの真骨頂。

次にお送りする曲はアメリカン・グラフィティを彷彿とさせるムードで・・・・・

「ダイアナ(ポール・アンカ)」

2分28秒。

1957年7月2日に発表された、実はシンプルでストレートに聞こえるけれど複雑な構成で琴線をビンビンに痺れさせてくれる名曲。大ヒットを記録。

日本語バージョンも受けていたね。この曲もカバーがたくさん存在します。

思い思いにジルバやモンキーダンス、はたまたブギウギにと繰り出したいところではありますがここはグッと我慢・・・・。ルチュちゃんはダンシング・クィーンとしての面目躍如。

ありゃりゃ・・・・・・ビアプリ団扇持参という筋金入りの追っかけ親衛隊までもが出没。

ここでは看板ともいえる咽び泣くサックスの旋律をミツグくんが一手に引き受ける。

ここぞとばかりにブローする音色に酔いしれたまえ、諸君。

ルチュ嬢のステージ度胸は天下一品。

一瞬で観客を引き込んで、虜にしてしまいます。

後で聞いたんだけどルチュちゃんは去年11月のヒロリンのステージングを見て「よし!私も!!」と俄然闘志に火が点いたんだとか。

リスペクト精神のもと切磋琢磨しながらどん欲に吸収しようとする姿勢は美しいね。

「次の曲は特別に邦楽バージョンでお届けします・・・・・・ラブ・ポーションNO,9(ザ・クローバー)」 

「おおおっ!!」会場のあちこちから拍手喝采!

邦題は「恋の特効薬」オリジナルは1959年7月にリリース。2分2秒。

「1・2・3~HEY!!」

こちらも数多くのカヴァーを生み出しています。

ヘヴィーメタル・ファンにとってはあの若き頃のジョン・サイクスが在籍していた伝説のタイガース・オブ・パンタンのテイクでお馴染み(1982年にPVまで制作した)。

それもあってか、エディのギターソロは匠の技。

ここでは満を持して、秘密兵器が飛び出した!

テツが怒涛のリード・ボーカルをバッチリとこなしているではないか!男気溢れる逞しき歌声。

まるでこの曲はテツのイメージ・ソングみたいで、バッチリとバックビートも演出。

実は去年のマリンホール・ライブ前にテツがマサに「今日はマサさんに捧げる曲があるんだよ」と不敵な笑みを浮かべていた。これがその答えだったんだ。テツ曰くこれは故ジョニー大倉も取り上げているとのこと。その再現です。

テツのパワフルなボーカルは張りがあってどこまでも分厚く突き抜けている、と本人にも伝えた。

当然まんざらでもなかったご様子。

オールディズ極めつけの古典スタンダード・ナンバーを、ルチュちゃんが我がもの顔でいつもは歌って見せるんだけど、ここでは彼女、ダンサーに専念するというのもある意味では一興。

ただ踊るのではなく、手足、表情の抑揚の付け方などにストーリー性が反映されていて思わずグッと引き込まれてしまいました。ブレイクの連続シーンでも息がピッタリとフィットしているではないか。

あれってアドリブ!?そうならば驚愕だよ。

心底音楽を楽しんでいる姿は、いつ見ても本当に癒されてホノボノとしてきちゃいますね。

ギンギンにハッピーモード全開だ。

めったに観ることができない本格派オールディズバンドのビアプリだけに、初体験の観客は固唾を飲んで見守っています。

ひたすらアグレッシブで妖艶なルチュ嬢は、熱烈視線を投げかけてくれるファン達に呼応するかのように大健闘していて、意気揚揚のふるまい。

いつもそんなルチュちゃんからは、シアワセをまんべんなくいただいております。

それにしても多少のメンバーチェンジがあっても、全く失速したりしないのだから大したものだ。

逆にノビノビといつまでも新鮮で気持ち良さそうだ。

これは一致団結、統率力の賜物だね。強固なる意志の疎通も大切。再発見の箇所も数件あったし。

メンバー達のスケジュール都合上、ライブ活動もままならないようですが、だからこそかえってこの日のライブに対する気合の入り方が半端ではないです。通常ペースよりも倍は力入ってるんでないかい(笑)。仲の良さも伝わってくるし。

今年はSTAとも結構対バンしそうな気配だしね!

件のそんなカリスマ・ルチュちゃんによる、今回のいでたちひとくちメモコーナー。

これはいつも話題にのぼるのさ。

白の裏地と音符を全面に散りばめたワンピースを基調に靴、ベルトなどはピンクに統一。この音符の一個一個がこれまた色とりどりで見入ってしまうよ。

ストッキング、網型手袋は黒。イヤリングとネックレスは白という配色。

口紅も情熱的なほどに桃色とナイスなセレクション。

センス抜群でポイント高いね。

観客からおもわず「可愛い!」の声援が飛んできた。

ちょっと照れ気味のルチュ。

「ありがとう!久しぶりに言われたわ!!」(笑)

と、ここでマリちゃんたちが意外なMC。

「4曲目はこれをお送りしたいと思います。こんな曲もオーケーでしょう。皆さん、ご一緒に」

メンバー一同の指パッチンでカウントだ。

「ソー・マッチ・イン・ラブ」

邦題は「なぎさの誓い」

1963年、ザ・タイムスが全米1位を記録。2分8秒。

その後も多くのカバーが生み出されている。誰からも愛される珠玉のヒット曲。

イーグルスのティモシーBシュミット、山下達郎、アート・ガーファンクルなどが有名。

いずれにせよ実力がないと恐れ多くて取り上げられないよ。

それをビアプリはあたかもウォーミングアップ感覚でサラッとやってのけた。恐るべし!

5人によるアカペラの(マサイ君はガイドラインにハイハット刻みでカウント取り)。掟破りなナンバー。まさかまさかのビックリ箱。

鉄壁なハーモニーだ。大好きな曲。

テツにマサが後に聞いてみたら「最近、これをよく取りあげているんだよ。俺は低音を唸るだけだから楽さ」とご謙遜。

難しいでしょ、このハーモニーは!お手本のような歌唱力を突き付けられた。

エンディングではメンバー全員が示し合わせたかのような必殺決めポーズでフィニッシュ。

「ありがとうございます!懐かしいところでGS・・・巨人の星に出てくるアイドルグループの曲をやります!往年のスポコン漫画ファン達ならばお馴染みですね・・・・・クールな恋(オーロラ3人娘・・・ゴールデン・カップス)」

趣向の凝らせ方がたいしたもんだね。

以前にはゴジラに出演していたザ・ピーナッツのあのやたらと癖になりそうで耳に残る曲も歌っていたしね(今はツイン・ボーカル編成ではないから再現が難しいけど・・・・)。怪獣ものは最近ご無沙汰気味。

「アイ・ラブ・ユー、アイ・ラブ・ユー、フォエヴァー・モア♪」

青春プレイ・バックで胸キュンしちゃうね。演奏の勢いは衰えるどころか、ドンドンと加速してどうやら止まりそうにもありません。

ちなみにマサはサントラのCDでこれを持っています(笑)。

客席にいるとわかりませんが、ステージ上はかなりの熱気みたい。

マサイくんがじっくりと間合いを計って、慎重にリズムキープしながらバスドラ・キック。

エキサイティングでスリリング。汗飛び散らしての大熱演。

巧みなスティック捌きが、リズムの骨格を形成しつつも支え続けています。

ストイックなくらいに真面目なマサイくんが、リンゴ・スターの役割を忠実かつ的確に果たしています。

「ありがとうございます。暑い・・・・ちょっとドリンクタイムをください。

曲が短いから次から次へと飛び出しますよ。

いよいよ佳境に差し掛かってきました。

コニー・フランシスの王道・・・・・カラーに口紅(1959年9月のシングル。全米5位を記録。伊東ゆかりなどが日本語バージョンでレコーディング)」

これまたもの凄くマニアのツボを、強烈に刺激するような曲を取り上げてきましたね。

「ヤヤヤヤ、ヤーヤ!」のオチャラけた出だしのコーラスから、もうドップリと昭和のロマンティック・ワールドにワープ。

しかも白黒テレビのあの時代にね!その光景が目に浮かぶようだ。

世界中のティーンエイジアイドル歌手達が取り上げている、実は相当な人気曲。

延々明るくはち切れんばかりのところへ、ちょっぴり甘く切ない、溜息まじりな一節が妙にセクシーでグッときちゃって聞き耳を立ててしまう。

エディのギターもブルージーでメロディアスなソロが秀逸。

曲中にメンバー紹介も織り交ぜつつ、進行。

あらら・・・今度はルチュ文字入りの団扇持参オーディエンスを発見。

ファンがドンドンと増殖中。誰からも好かれるところなんかは、彼女の人徳だよね。

ルチュちゃんは白いハンカチで顔拭きしながらお色直し。そのまま、ステージの一部では写真撮影会へと発展。

7曲目に用意されていた曲は、まだ無名だった頃のビートルズがトニー・シェリダンのバックをつとめたという、定番中の定番ロックンロール「マイ・ボニー」

キャッチーなお約束の超必殺チューンが神々しく飛び出した。

スローでしっとりとムーディーな序盤の揺れるフィーリングから、なんといきなり歌姫ルチュ嬢が4カウントを告げる!

場面転換、世界で一番激しいトラディショナル・ナンバーに一気呵成に突入しながら駆け巡る。

ビアプリが多大なる影響を受けている、ザ・ビートルズから、このセレクションとは相当なこだわりだ。一筋縄ではいかない粋な計らいか。

ほろ酔い加減のテツ&相変わらず元気一杯のルチュによる贅沢なツイン・リードヴォーカルバトルに発展。

2人の火花散る飛びっきりエキサィティングな絡みも絶妙な味わい。

特にドレスアップしたルチュちゃんの、優雅なことといったらもうたまりませんなあ。

歌って踊ってジャンプまで繰り出しての盛り上がり。

理屈抜き、盛大なる後半戦にはもってこいだ。

「こんなに汗をかくとは思わなかった・・・・ちょっとついでに、またお水を飲んでもいいかなあ・・・?(笑)今日はお客様が一緒になって歌ったり踊ったりできないんですよね・・・・。」

と、ここでサプライズ!!

ひと月早いけれどもトミーからルチュに花束の贈呈式だ。

飛び切り素敵な光景に拍手の嵐!「パチパチパチ!!本当におめでとう!!」ちなみにルチュのバースディは3月23日。

「最高!どうもありがとうございます!(笑)あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、じゃあ、ではやります!残すところ2曲。大丈夫。まだまだいけます。これも踊れる曲・・・・はりきってやるかい!いきますよ~!MR,ツイスター(コニー・フランシス)」

これを聞くのは3度目だよ。懐かしさ、テンコ盛り。毎回曲目がストイックなほどによく練られているよね。感心しきり。

キュートな振る舞いが自然体のルチュ嬢を、心ゆくまでご堪能あれ。

初めて会った頃からちっとも変わっていないね・・・・いや違った!ますます若返っている!!

手足や腰の切れ味もシャープで、ホップ・ステップ・ターンも堂に入ったモノ。

ステージ狭しとばかりに、前後左右に動き回って観客を魅了するルチュ嬢。

バック陣も、それに負けじと一生懸命にムードを醸し出す。

このクールで軽快な図式が理想形だよね。

 1973年に公開された「アメリカン・グラフィティ」さながらの様相。

「次は早いもので、なんとラストの曲です。」「ええ!??~~・・・・」「(笑)ツイストを踊る曲です!・・・・・・かっこいいツイスト(弘田三枝子)」

遂に飛び出した。

ステージ上はいつの間にかダンスホールに豹変。

ルチュ嬢、一時たりともジッとせずに、張り切りボーカルで猛烈アピール。ミツグ君のテナー・サックスソロもダメ押しとばかりに再びブローしまくり。熱きエナジーがほとばしり出る。

サービス精神旺盛なステージングは、見ていてとても勉強になります。

もちろん彼女自身が長い年月をかけて色々なものを見聞きして、実体験を重ねて吸収してきた賜物なのでしょうね。

真摯な努力の成果だ。実際、ライブを観るたびに成長の跡が顕著に表れています。

どこまでも、どこまでも果てしない魅力を振り撒いて、華やかなで夢心地にしてくれるルチュ嬢は貴重な存在。

見栄えも抜群で、なまらチャーミング。

最前列のオーディエンス達も一定の距離を空け、銘々にリズムに合わせて身をくねらせる。

マリちゃんはピカピカと光るタンバリンを打ち鳴らしながら、軽快なるダンスも織り交ぜて披露。

余力を振り絞っての大団円。歓喜の渦。

懇切丁寧に深々とお辞儀をして鮮やかなビアプリ祭りはこれにて終焉。

ロカビリー、歌謡曲、アニソン、オールディーズ、ロックンロール、スロー、そしてまた エンディングではロックンロールに戻るという趣向を凝らしたご機嫌な流れも痛快。

「寒い中を最後までお付き合いくださいましてありがとうございました!!」

観客の皆さんもビアプリとの出会いで音楽の輪がまた一つ繋がったことでしょう。

いつでもどこにいても注目の的だね。

この快感こそが、ライブ・イベントの醍醐味。

あ!なるほど、はち切れんほどの若さのヒントがあちこちに見え隠れしているようだ!!

 

ミニ情報・・・・・・ルチュちゃんはクラシック・ギターを習っているのです。

早速、発表会に出演。次回までには映像をアップする予定なんだとか。

当面の目標はザ・ビートルズの弾き語り「ブラック・バード」。

チャレンジ精神旺盛なところなんかは見習いたいもの・・・・・まだ弾けてはいないそうだけど・・・・(爆笑)

ヘフナーのベースも再開するようで多忙の日々・・・・。

マサイくん、毎回BDを郵送してくれてサンキュー!!

ちなみにルチュちゃんが大切そうにずっと手にしていたシュアーの骸骨マイクは今夏、惜しまれつつも他界したベーシスト、テラちゃんの形見なんだそうです(ヒロリンのバンドのベーシストでもあった)。

 

***ライブ・レポートPART5はここまで!さあ、御次の番がきたよ!スペシャル・プロジェクト!!***

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mystical(chicago)

2021-02-27 19:44:26 | CHICAGO

mysticalは、「神秘な」と言う意味の言葉。 直接にはファンタジーみたい!という「fantastical」が一番近いです。 「Fantastic!」というのは「素晴らしいね!」と言いたいときに、多用される言い方です。 mystical、がこの場合は似合うと思います!

masa's art chicago logo respect gallery

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またドカ雪が降ってテンヤワンヤだよ…いい加減にしてくれ!

2021-02-27 19:41:15 | free form space

先日、せっかく除雪してもらい自宅前がスッキリしていたのにバッチリ天気予報が当たってまたドッサリと積もった…( i _ i )
もう雪を投げる場所がないよ…と嘆きつつ雪投げ作業やっと終了。
そして直後にベースを弾いてみたら、指に力が入らない…感覚が麻痺してる…上手く動かない…参ったなあ…😱

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VOL,178 小樽雪あかりの路オールディズライブ13(PART,4)REMIX編

2021-02-27 06:31:09 | Live Set List

****外は猛吹雪だけど、会場内は熱きサウンドが吹き荒れていてご機嫌だよん。

曲者集団がこの後にも続々と登場しますよ。

要覚悟のうえでライブレポートへと臨むようによろしくお願いいたしまする!!

****

3,2:15~2:35

BGMとして会場内に流れているのはスティーリーダンだ。

「REMIX」

こちらのバンドも隣町・札幌から3年連続3回目の参加。

「ホットタイム」「モダンタイム」共にSTA企画「リブレーション」に出演したリミックスが去年の2月・小樽公会堂雪明りの路5、9月浅草橋・北運河合同イベントに次いで6たびSTAとタイバンでの登場!(一昨年7月の浅草橋オールディズ・ナイトもインパクトがあったなあ)

和洋織り交ぜたROCKバンドは常に不動の4人組だ!

このバンド名の由来は・・・「色々な曲をごちゃ混ぜにする・・・というそのままの意味。ハードロック、アニメソング、昭和歌謡、パンクなどジャンルの壁も軽く超越して遊び心満載です」

なるほど・・・何度見ても愉快痛快に面白そうだな。

こういうチャレンジ精神は立派でも、いざ取り組もうとするとセンスとテクニックがまるで伴わなくって、ものの見事にずっこけてしまうというもの。

そういう甘い考えの頭でっかちなバンドは、うんざりするほどにたくさん見てきましたら・・・・。

理想と現実は大違い。中には勘違いして悦に入ってる輩もしょっちゅう。

でもこのバンド、リミックスはバッチリと演じてくれましたよ。

会場のあちこちから、感嘆の声が漏れていました。

オモチャ箱、ビックリ箱を連続してひっくり返したような楽しいヒトトキを今回も過ごさせていただきました。

相変わらずのハイ・クオリティだ。いや益々進化しているのではないか?

メンバーの構成・・・・・リーダー&ギター&ボーカルはミッドナイト・クライシスのミュージシャン。全身黒尽くめのコントラストが鮮やかなKNIGHTイトウくんです(ナイトは騎士の意味ね。涼しそうな水色のボデイカラー・ギターを使用。メイプル指板。これは一昨年の12月、モダンタイムにて速弾きギタリスト上村くんとマサは自信をもってタイラーだと思っていたら、本人に確認してみたところ斉藤楽器のオリジナルなんだそうです。ビックリ!ナイトくんはゆうに100本の貴重なるギターを所有しているんだとか・・・驚愕のコレクターだ。ちなみにストラップも水色で統一するというコダワリぶり。スペアギターとしてバガディミストカラーのストラトもサイドに設置。こちらはローズ指板)。

紅一点のボーカルはスレンダーボーディが一際目を引く元気一杯で陽気なお洒落美女のメメ嬢。元モデルなんだそうで長身且つスタイル抜群なのも頷ける。どうりで煌びやかなるアクセサリーと派手な白いヒラヒラ衣装も堂々としていてとってもファッショナブル。普通の女性ならば勇気がいるところだけど麗しのメメ嬢はサラッと着こなしていてとってもお似合い。シルバーのヒールもタイトなスリムジーンズもスラリと伸びた脚線が鮮やかに生えて目に眩しく光る。マサは以前に「今期待の新進女優、松本穂香ちゃんに似ているね!」と言ったら大喜び。

でも本人は「バービーボーイズの杏子に似てると言われた」とのこと。なるほどねえ。それもうなずける美魔女。

この日のイベントでは各バンド共に個性の異なる素晴らしい女性シンガー達の競演と相成りました。

お得感満点。ラッキーなひととき。男どもよ、うかうかしてはいられないよ~~!!

1タム仕様のドラムはマズくん。

以前彼に、マサはなんか会ったことがあるなあ・・・と思っていたらスタジオでもタイバンでも何度も会っていたさあ。

特にナンバー9というバンドは「リブレーション」にも参加してくれてすこぶる強烈だった。そこのメンバー達の近況も聞いたんだけどめっちゃ懐かしかったなあ。

そして以前からマサとは名刺交換もしてシカゴ、ブラスロックの話題で意気投合しているニヒルなニシヤンがベース(白ボデイカラーの愛器フェンダージャパン・プレシジョン使用。ローズ指板)!

このベースは相当の年季モノ。(他にもメーカーが如何わしい楽器を数本所有)

フェンダーUSAの本家よりもクオリティが高いと高評価だった時期の貴重なる1本だ。これがまた貫禄タップリにいい音を出していたよ。

そうなんだよね。

このバンドを初めて見たのは一昨年の7月、小樽・浅草橋オールディズナイトのステージ(ミッドナイトクライシスはもっと前から見ているけれどね)。

インパクト抜群で改めて西やんとマサが、ステージ裏にて再度話し合ってSTAへの加入が決定した次第(当初はパーカッション。次いでギタリストへ。器用な男だ)。

縁とは奇成なるもの。

ナイトくん同様、彼もミッドナイト・クライシスに在籍。つまり西やんはSTA も含めてこの日2バンドでの出演!

珍しくもこの日、掛け持ちは西やんのみだった。いつもだったらもっと当たり前のように数人はいるんだけど、これもコロナの影響か・・・・。

まあいずれにしても皆、ライブ中毒に侵されているご様子だ(笑)。よほどの好きものでもない限り、そこまではできないでしょうよ。俺!?絶対に無理だあ・・・・不器用なものでして・・・・。1球入魂タイプだもんなあ。

さあ、メッセージが届いております

「原点回帰!・・・・温故知新・・・・それって楽しさ?限りなくストレートに、そしてシンプルに・・・・・」

 

前置きが、かなり長くなりました。

さあ、はじまるよ!!!!(曲が目まぐるしく変化するので…との注意事項が西やんから提示されました!!しかし、20分というごく限られた短時間でよくもまあこれだけの曲目をメドレーで凝縮しつつも連結したものだ。ただただ脱帽・・・・)

おお・・・・・この不気味で妙にワクワクとアドレナリンが吹き出しそうなイントロに導かれて始まったのはオープニング「ブラックアウト(開巻からいきなりスコーピオンズ黄金期のヘヴィーな代表曲が飛び出した!)」

でもそれはほんの序章に過ぎなかった。あっという間に「私は嵐(SHOW-YA)」へ突入!!ジャパニーズハードロックバンドのアンセム!血沸き肉躍る申し分なき采配。相変わらずヤンチャな暴れん坊集団だ。

早速ここはメメちゃんの真骨頂。それでも愁いを含んだ不敵なる笑みは絶やさない。

それだけでは収まらない・・・・・・もしかしたら??・・・・・・

ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」バージョン「ハイウェイ・スター」だあ!!

開巻から思わず、ぶっ飛んでしまったよ。その流れからお約束ともいえるリッチー・ブラックモア必殺のリフ攻撃で「紫の炎」

驚愕の2連発速弾きソロを、情け容赦なくもう早ぶち込んできた。さりげなくナイトくんはリッチーのふてぶてしきポーズをサラッと決める。

もうこれ一発で観客達はステージに釘付けだ。息も絶え絶えだ・・・・。勘弁してくれよ・・・・(笑)。

思いっきり伸ばした長い手足を駆使して明るく華麗に舞うメメ嬢が、本家イアン・ギランばりにかっこよくシャウトをぶちかましてくるのかと思っていたら、いきなりキュートな「キューティー・ハニー」に豹変だ。

こいつは掟破りのアレンジ・テクニック。

セクシー・モード全開のアニメ・ソング代名詞だ。

倖田來未の出世作だよね。多分そちらのテイクを参考にしたのかな。

西やんいわく「ハイウェイ・ハニー」なんだってさあ(笑)

間髪入れずにメドレーで、お次のナンバーは往年のへヴィー・サイケデリックロックフリーク達がひれ伏してしまう「叶わぬ賭け」

永遠のスーパーギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレン初期のお馴染みギターリフがトリッキーに炸裂。

ナイト君も当然カリスマのエディに心酔していた口でしょ!時代を軽く超越して今でも根強いファンがワールドワイドに増殖中なんだよね。

理屈抜きで骨抜きにされちゃうような痺れるお約束のフレーズだ。

エディのキャラクターも絶品だし、ぶっ飛びの奏法も革新的だった。もちろん追悼の意味も込められているのでしょうね・・・・。「ヘイ!ヘイ!」と観客と駆け引き。

と思いきや再び嬉しき裏切り行為に及ぶのだ。

ブルースフィーリングに満ち溢れた「ウィッシング・ウェル(フリー)」にヘンシ~ン!。

これらの曲を嬉々として演じ続けるしたたかなるリミックスのメンバー達。さぞかしスタジオで練り上げる最中もワイワイと賑やかに盛り上がったんだろうなあ。

アラララ・・・・?「雨の御堂筋」(欧陽韮韮が1971年9月、この曲でデビュー曲。大ブレイクするきっかけになった記念碑。ザ・ベンチャーズ作曲)に突入。

和洋問わず、時代もジャンルもお構いなしだからね~。

原曲の持っている美味しいところを微塵も損なうことなく、究極のツギハギプレイで一緒にトリップだ。

快感地獄にドップリと溺れちゃうのも一興。

「空と君との間に(5分35秒)」

北海道が誇る歌姫、中島みゆきさんが1994年5月14日に発売した31作目のシングル。アルバム「ラブ・オア・ナッシング」に収録。オリコン週間ミリオン1位を記録。

ただ単に曲を引っ張りだしてきて適当に捏ね繰り回すのではなく、ちゃんとメメ嬢のイメージに沿った構成で進行しているところなんてさすが知能犯。

それだけにとどまらず、随所に鋭いトリックを忍ばせている抜かりなさ。

ボーっとしてるんじゃあないよ!とチコちゃんに怒られるよ(笑)

いきなり息の根を止められるんだから。

・・・・・・なんじゃらほい。

心憎い演出だ。

バッチリと思惑どおりにはまって、翻弄されつつもニンマリしている観客の姿を見つめつつ内心「してやったり!」なんだろうね。

何でもござれのバンドらしいベストなセレクション。

一応3曲目はダメ押しとばかりに引き続き、新兵器のメガトン級縦ノリ脳天直撃「バック・イン・ブラック(AC/DC)」。

どてっぱらを突き破る勢い。失禁するほどに。息も絶え絶え・・・・。

泣く子も思わずヘッドバンギングしながらお漏らししちゃうよん。破壊力満点。

さあ、ドンドンとぶちかましてもらいましょう。

マサが必死にアイフォンでベストショットを狙っていたら、メメ嬢がビシッと指差しポーズを決めてくれた。さすがわかってらっしゃる!ときめいちゃうよん。

そうかと思えば今度は昭和歌謡曲の世界に乱入してきて沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」

「ジュリー~~!」と腰をくねらせつつも身悶えしちゃいそう・・・・。

全く次に何が飛び出してくるのか予測不可能なトランス状態。

こうなったら、ドンドンと期待に胸を膨らましちゃおうよ。

題して「バック・イン・カサブランカ」だっていうんだから洒落がキツイなあ。

とどめとばかりに大黒摩季の「ゲンキダシテ(1997年3月26日発表の超スタンダード。16枚目のシングル。トリプルプラチナ受賞。オリコンチャート5位を記録)」でパワフルにかつしっとりとエンディング。

これはメメちゃんのリクエストなのかなあ??・・・・

もしかしたら今回のライブ用に仕込んだバージョンなのでしょうか?。

毎回度肝を抜かれるほどの連続だけど、さらなる高みへと浮上した感あり。

完璧だ。どれもこれも仕掛け人はナイトくん。

彼の頭の中に渦巻いているアイディアをジグソーパズルのようにああでもないこうでもないと、はめ込んで構築した結果がこれだ。

多分、秒単位で計測なんかもしたのでしょう。

血と汗と涙の結晶。四六時中アイディアを練っているんだろうなあ…・・・湯水が湧き出る如くドンドンとね。

ナイトくんのバックボーンが垣間見えたようですこぶる嬉しいよ。

何はともあれ一致団結して才能開花だね。大成功!

内情は自らひねり出したメドレーに一歩つまずくと混乱をきたしそうにもなるのだとか‥‥それもわかるような気がするよ。

メメちゃんはそれら黄金の楽曲群をメンバーたちに逐一丁寧に解説してもらい、一切聞き漏らさぬようどん欲に吸収しているのだとか。真面目なレディ。

まあかしこまった能書きを語るよりも、はじけまくりの笑顔を振りまきながらステージせましとばかりに縦横無尽、軽やかに、ステップ踏みながら歌うメメちゃんの神々しいことよ。たまりませんなあ!!

彼女はライブはもちろんのことスタジオでも毎回スマイルを絶やすことなく熱心に取り組んでいるそうです。やわな連中よ、見習いたまえ。

根っからのシンガー気質。歌うという使命を帯びてこの世に誕生したかのようだ。

西やんはギタリストの時にはメンバーサイドに向き合ってプレイするけれども、ベースの時にはガバッと大股開きで構えるんだね。2つのスタイルを持つ男。

ナイト君とメメ譲によるMC「ありがとうございます。先ほどご紹介にあずかりました、今年初ライブのリミックスと言うバンドです。皆さん、あけましておめでとうございます(笑)

こんな素敵なイベント会場に誘ってくれてサイトウさん、ありがとう!!皆さん、どうぞヨロシクお願いします!メンバーは他のバンドでも活動中なんだけどね。

ここからではパーティションが光って、そっち側がよく見えないんですよ・・・・。

聞いているとなんかあれに似ているぞ・・・なんて思う曲ってあるでしょう。そういうものを色々とミックスして披露していこうというのが我々の基本コンセプトであります。複数の既存曲に新たな生命を吹き込んで好き勝手にプレイしています(笑)」

リスペクトを込めて、懇切丁寧なるメンバー紹介もこなすメメ嬢。

「パワフル・ドラマーのマーズくん。彼は一昨年、雪で転んでドラマーの命ともいえる指を骨折しちゃったんですよ。今でも指が曲がっています・・・・。そんでもってうちのお笑い芸人でミスター・ベースマンのニシヤン。ギターは我等がリーダーでございますナイトさん。YEAH!!そして歌わせてもらっているのが私メメでございます。私のカーナヴィは古いのでここに来る時の表示がおかしくて4キロぐらい先に行っちゃいました(笑)・・・・・よろしくお願いします!」

ナイト君のMC「メメちゃん、真夏の格好をしているけど、もう汗かいてる~!私はリミックスのアレンジでステイホームの間、煮詰まってしまいました・・・・・朝は晴れていたのに雪が凄かったですね。急に吹雪いてきた。というわけで、ポンポンとノリのいいやつでいきますよ~!」

客席から口笛がピューピューと吹き鳴らされる。

「次はちょっとゆっくり目の懐かしい感じのやつを・・・・・・あれ、なんだっけ?」「お酒が似合う唯一のバラードです・・・・・大人の恋愛模様をベタな感じで歌った曲。皆さんもこんな経験をしたことがあるんじゃないかな?」

ムード一変して・・・・・・場面転換ドラマティックなイントロ。

オオ!!故・梓みちよの「二人でお酒を」がはじまった!・・・・(1974年3月25日発売。オリコンチャート週間11位を記録) 

切なく泣かせて胸に迫るシチュエーション。ここはジックリと聞き入っちゃいましょう。 

さすがにメメちゃん、お酒を持って床に胡坐をかいたりはしなかったけどね。

ミラーボールがキラキラと綺麗に回転して更なるムード作りに貢献。

ナイト・イトウ君のギターテクニックは折り紙つき。

あの一種独特なるかっこいいギター・リフを忠実に再現。ミュートの指クセから音色、ピッキング・ハーモニクスのタイミングに至るまで完コピだ。

相当に研究し尽くしたんだろうね。(今回は自前のオレンジアンプヘッドとBOXスピーカーを持ち込んでいた)

と油断していたら、やはり、落とし穴が待っていた。

ここでは驚いたことにお酒繋がりの曲「サントリーのコマーシャル~夜が来る」にバトンタッチだ。

とにもかくにも発想の妙がモノを言うだけに、観客が度肝抜かれてビックリしている表情を見ながら演奏する気分は最高なんだろうねえ。

例の苦み走ったダンディで低いヴォイスのハミングはギターで再現。

いつの間にかメメ嬢とナイト君による怒涛のツインヴォーカルが絡みつく「ディ・ドリーム・ビリーバー(モンキーズ)」で新生面を発揮。(1967年に発売したシングル。4週連続全米1位を記録)

しかもカリスマ忌野清志郎が率いていた「タイマーズ」の凝りに凝ったカバーバージョンだ。

当然日本語ね。これ2011年に起用されたセブンイレブンのコマーシャルソングとしての印象が強いね。

中間部でもグイグイと仕掛けてきた。

見せ場ともいえる、お約束のギターソロも唸りをあげる。

マーズくんのドラム・スティックがハイハット・カウントを打ち鳴らす。

ザ・ブルー・ハーツの「リンダ・リンダ」だ。

リミックス流のスペシャル・ヴァージョンだというんだからこれまた芸が細かい。御見逸れしました。

Yプロジェクトの伊達男、マッツもここにいたならばきっと狂喜乱舞でしょうよ。

自由奔放、すでにお手上げ状態。もう好き勝手にしてくれい!(笑)

まさにライブにはもってこいのナンバーが一気にスパーク。

下手に改まった能書きなんか、この激しいビートの前では木っ端微塵に消し飛んでしまう事でしょう。

メメちゃんは悩殺ポーズを連発で決めて、オーディエンス達を怪しく誘惑しながらも弾けまくる。

ハッピーモード全開。満面笑顔のメメ嬢がコール&レスポンスの要求。

あららら・・・・ここでもお茶目なひねりを加えた曲に連結。

な、な、なんと今度はヒトミの「ラブ2000」に雪崩れ込み。

2000年発表のアルバム「ラブ・ライフ」に収録。17枚目のシングル。オリコン週間ランキングでは5位を記録。

Qちゃんも愛聴していたことでも有名ですね。

この強引なまでに目まぐるしくブレンドしちゃう発想力は、一体全体どこから湧いてくるの?と思わず聞いてみたくなっちゃった。

ほんでもってこの曲があるということはコアなファンならばご存じの曲が控えている・・・・。

「ダンシング・タイムですよ~!」の1・2・3・4号令と共に「スピード・キング」(第2期ディープ・パープル)だあ!ヘヴィメタルの夜明けともいえる狼煙はここでしたたかに放たれた。  

マズ君がタップリとタメを効かせ豪快に全身全霊を託して叩き込む。「ワンモア・タイム!」の雄叫び。さらさらなストレート・ロングヘアをなびかせるメメ嬢はステージ映え満点。

マルチプレイヤーの西やんはフィンガーでもフラットでもベースピッキングはお手のもの。

スムーズなプレイで指板上を渋く駆け巡る。

余裕の表情で虎視眈々と睨みつつね(本人曰く「いかにもギタリストらしいベースラインだね」と言われるそうだけど、そうかなあ・・・・・ベーシストのお手本のように見事映えるんだけど)。

再度「紫の炎」が激しいサウンドと共に現れて締めくくり。

マズ君もテクニカル且つ歯切れの良い刻みで、変幻自在に重量感あるリズムをキープし続ける。

腰にさりげなく手を添え、妖艶なポーズで堂々と応えるメメ嬢も華やか。

近寄りがたいほどのオーラを放ちつつね。

締めくくりではエリック・クラプトン「レット・イット・グロー」のフレーズが顔を覗かせる。

燻し銀の進行。アルペジオはゼップの「天国への階段」にそっくり。

ニシヤンいわく「コード進行は全く同じ」とのこと。

そうかあ・・・・・そういう曲をツギハギしたらこのリミックスのようになまら面白いレパートリーが生み出せるわけだ。

大きなヒントを提示していただいた。終盤では、迂闊にも不思議とエクスタシーへ達してしまった。

再び題して「リンダ・ラブ2000」

終盤に控えしは「太陽にほえろ」

一体全体リミックスにはどれだけの秘密兵器が存在するの?

まだまだ氷山の一角なのは間違いない。

井上堯之バンドといえば真っ先に脳裏に浮かぶあのフレーズ。そしてかっこいい刑事たちが大都会にそびえたつビル街を疾走するシーンもね。

何度聞いても鳥肌が立ってきちゃうよ。不思議と全然古臭さがない。多くの世代に支持されるインストウルメンタル。

そこからメメちゃんのテーマソングともいえる「どうにも止まらない」(山本リンダ)。

キュートなハーフアイドルで売れていたリンダちゃんがいきなりセックスアピール振りまいて世の男どもをノックアウトした、ラテン系パーカッシブグルーブの衝撃的な歌。

でもメメちゃんが歌うとちっともいやらしく感じないところが好感もてるね。これも人徳ということ。

題して「太陽にどうにも止まらない」・・・・受ける・・・・。

ナイト君のMC

「いやあ、難しいね。自分でもやっていてなにがなんだかわけがわからなくなってくるさあ。やってみるとわかるんだけど、こういうのってすごいこんがらがりそうになるんだよね。

テクニックではなくって歌詞のほうがね・・・・・でも誰も気付いていないでしょう(笑)大丈夫?はい!さあ、それでは次でラストです!あっという間です!!」「ええ~~!!??」(笑)

早いなあ。

・・・・・王道ともいえるナンバーで攻め立ててきたよ。

ここで、神々しき響きを伴って陶酔のイントロだ。

突き抜けるように勢いそのまま「ロックンロール・バカ」改め「ロックンロール・ボケ」でトドメを射す。

期待にワクワク。

歌い出しから猛烈に煽りまくるメメ嬢。

癒し系のお色気を振り撒くことも忘れないしたたかさ。

ありがたいくらいに受け取ったよ。

そのあまりにもアグレッシブに振舞うパフォーマンスに翻弄された観客達は恍惚状態に陥る。

ナイト君はギターソロにアーミングも絡める。

思わずひれ伏しちゃいそうになっちゃったさ。

マズくんは鮮やかなるスティックワークを駆使。

多才なキメワザを発揮しながらも、激しい攻撃が炸裂。

この曲はもろにチャック・ベリー「ジョニーBグッド」の流れを汲む3コードのお手本なんだけど、伝説のバンド「外道」もレパートリーに取り込んでいました。

リミックスがカバーしたのは、クリエイションがバックをつとめて樹木希林さんがボーカルだったというテイク。

まだ悠木千帆と名乗っていた頃です。

実は私、高校生の時にこのライブをテレビで観ていたのです。

確か「内田裕也」のライブ番組だった。

で、裕也さんがちょっとはにかみながら「マイ・ワイフ」と紹介したら、この曲がはじまった。

タイトルは裕也さんに対し、敬意を表して呼ばれていたもの。

すると会場の後方から、観客席中央を歩きながらスポットライトを浴びた樹木さんが入場!

当時の当たり役「お婆ちゃん」の姿でね。

「お婆ちゃん!!」の絶叫渦巻く中、皆が握手を求めても不機嫌そうに全てを払い除けて(もちろん演技)ステージヘ。

そしてこの曲を暴れまくりながら歌いまくったのです。

その様を見ていた裕也さんは、ただただ苦笑いするのみ。

もう樹木さんが一番受けていたもんね。他を食いまくっていたし。

彼女は生まれた時から、正真正銘生粋のロックンローラーなんだろうなあ。

今でも鮮明に記憶しています。そのくらいに衝撃的だったんだもん。

さて、リミックスもこの曲ではフロントの3人がノリノリで振りつけフォーメーションを豪快に繰り広げて、極め付けはナイトくんのダッグウォークも飛び出した。

「ワンモア!ツーモア!!スリーモア!!!ありがとう!!!!リミックスでした!!!!!」

エンディングでは驚愕のギターフラッシュでフィニッシュ。

全然飽きることもだれることもなく、あっという間に過ぎ去ってしまったリミックスのエキサイティングなショーでした。

まだまだ隠し玉は豊富なようだけど、この続きは次回のお楽しみということでね。

ひとまずはお疲れさん!!!

 

****さあ、残すところ4バンドとなりました!もっともっとヒートアップするのは確実だ!大やけどにご用心を!!****

 

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joint tour(chicago)

2021-02-26 22:59:41 | CHICAGO

複数の演奏家や音楽グループがいっしょに行うコンサート

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第1期ディープパープルとクーラシェイカーのハッシュ問題!

2021-02-26 22:56:31 | free form space

90年代、よく大好きなドライブを楽しんだ。
ある日、FMカーラジオで洋楽クイズをやっていた。
この頃、ヒットしていたファンキーな「ハッシュ」が流れていた。これが問題。
DJが出題。
「さあ、この曲のオリジナルは何?」
回答者の若者は悩んでたけど仕方なく答えた…「クーラシェイカー」と。
何となく嫌な予感がした…しっかりと正解を伝えてくれ…
でもDJが思い切り回答「残念でした?ディープパープルでした!」
事故りそうになった!
おいおい、パープルだってカバーだよ。あれはジョーサウスがオリジナル。
ジョーが浮かばれない…この時はまだ存命中だったけど。
電話してやろうと思ったけど運転中だからやめた。多分、誰かが教えてやったはずだから。

同じ頃、また似たような場面に遭遇した。若者2人の会話
「ガンズの新曲、天国への扉っていいよなあ!」「バ〜カ!あれはクラプトンの曲だ!」
まあ、仕方ないんだろうね…ディランさん。

またまた同じ頃、自称北海道ロック界のカリスマが放送で思い切り言ってた。
「俺はロッドスチュワートの大ファン!
最高のアメリカンロックボーカルだと思う!」
この人、消えちゃったね!

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VOL,178 小樽雪あかりの路オールディズライブ13(PART,3)BREZZA編

2021-02-26 15:57:43 | Live Set List

****ライブレポート、大好評につきドンドンと突き進んでいくよん!!****

マ・シェリのキーボード、愛らしいアキちゃんがマサに気さくに話しかけてくれました。

オフステージではすこぶるリラックスしたチャーミングさを披露。先ほどまでの真剣な表情から一転してね。

2,1:35~2:05

さあ、ここからはどのバンドも皆STAとは何度も対バンを組んだ仲間たちばかりだ。

ワイルドで行こう!!

セカンドアクトは、再び札幌からの参加でBREZZA。

「ブレッツア」と読みます。

本当は3番目が本番だったんだけど2番目のバンドがドタキャン。

急きょ繰り上がっての出演となったわけです。

サイトウさんがこの件について後方カウンターから緊急アナウンスを告げる。

もう皆さんドタバタだよん・・・・。ライブには付き物のハプニングの一つ。

さてさて、今となっては伝説と化したZARDのコピーバンドが7人組みで登場です。

なかなかの大所帯。STAと同人数だね。

リーダーのマヤマくん、やりくり上手。

猛然と手腕を発揮しているね。長年にわたって築きあげてきた人脈をここでもフルに活用。

ブレッツアは今までにも、STA企画「リブレーション」で白石ピグスティ、ススキノ・アートスペースホール、また小樽・浅草橋「オールディズ・ナイト」北運河「サウンドエナジー」去年の11月にもマリンホールにてご一緒しているから、私がこのバンドを観るのは今回で6回目だ。

もはやSTAとは濃厚なる繋がりを持つ常連組。

去年までのライブとは、また違った魅力全開のミサトちゃん&トモちゃんもキュートでセクシーに迫る歌声を届けてくれましたよ。ちなみにその9月小樽屋外ライブでトモちゃんが初チャレンジしたサックスと鉄琴。マサはそれが強烈な印象に残っていたので「今回も披露するの?」と聞いたら「それは秘密です!・・・・」ときっぱり、ちょっとはにかみながら言いました。

残念ながら時間の制約があるもんね。

というわけで、贅沢にも歌姫2人を擁するバンド。序盤から見ごたえ、聞きごたえバッチリだね。

2番手という重圧を見事にはねのけ勤め上げてくれました。

出演前、廊下ですれ違ったミサトちゃんは「緊張してきました・・・」と不安気ではありましたが、トモちゃんと共に常にはじける笑顔を絶やすことなく歌い切ってくれました。

この日全7バンド、なんとすべてに女性シンガーまたはコーラス、プレイヤーが在籍なんですよね。後で気づいたんだけど、これはとってもいいことだ。

もっともっと女性がスポットライトを浴びる音楽シーンになってもらいたいものだ。バンドの活性化にも繋がるしね。

男どもも、うかうかしてはいられないよん。

今回、スライドギターの名手サカエ君は欠席でした。

さてさてヘルプ・メンバー(ボーカルの2人以外はマスクを装着)を迎え入れての編成はといえば・・・・・ヴォーカルに麗しのミサト嬢。サラサラロングヘアーが可憐なトモちゃんはコーラスとサックス担当。サイドギターは神玲氏(ナチュラル・ボディカラーのトーカイアコギと赤ボディのエレキギターをプレイ。ローズ指板)。いつもはキーボード(KORG N5)を駆使するハルキ氏は今回リードギタリストに変身。紫のボディカラーギターPRSを使用(ローズ指板)なるほど、マルチプレイヤーが数人所属しているのもこのバンドの強み。

ドラマーはモリタくん。そしてべースは重鎮のシンジくんだあ(以前はブルーボディにメイプル指板のベルモア。ウォッシュバーン系列のメーカーを使用していたけど今回は9月11月に引き続き白いメタリックカラーのフェンダーUSAジャズベース。PUはダンカン3をマウント。これを黙々と渋くフィンガー・ピッキングでプレイするのです。)

シンジ君とマサとは10年を軽く超えるほどの音楽仲間。

彼はあの泣く子も黙る札幌のチューリップ・コピーバンド「TAKE OFF」を長年率いるリーダーでもあるのです。

思い起こせば、練習スタジオが初対面でしたねえ。

ちょうどSTAと結成時が同じ。

もう彼とは、数え切れないほどにタイバンしました。札幌を手はじめに小樽、夕張、岩見沢から他の地方にまで・・・・。

そうやってお互いに刺激を与え合って励ましあい、紆余曲折を経て今日までずっと切磋琢磨してきたわけであります。

テイク・オフはSTAの「リブレーション」にも出演してくれましたよ。

だから酸いも甘いも噛み分けた同士でもあるわけです。

そんな彼が新たに結成したのがブレッツァ。

まだライブは10数回だそうです。

そんな風には全く感じられないけどね。

そうそう、今年1月のライブでも対バンを予定していたのに、憎きコロナのせいでライブは泣く泣く断念したのでした。

だから今回はお互いに心機一転仕切り直しだ。

先述のテイクオフに初期から在籍していたキーボードのヒロシ君がこの日ヘルプで参加していました(お馴染みの赤いコルグを使用)。これは最高のサプライズ。

もうかれこれ何年ぶりの再会だ!?

相変わらず若々しくって元気そうだね。

マスク姿に髪型も変わっていたので最初話しかけられても全く気が付かなかったよ。悲しいなあ。

まあ、なにはともあれ、色々な面で俄然注目だね。

ブレッツアに限らず、どのバンドもご無沙汰気味だったライブに向けてセットリストには力が入りつつも相当に苦労したようです。

バンドから暖かいメッセージが届いています

「今年で結成4年目を迎えます。コロナ禍ですが、これからも積極的に活動していきたいと思います!」とのこと。

それでは良質の楽曲群をこれからできうる限り詳細に解説していきたいと思います。

 

「最初の曲は人気曲・・・・・揺れる想い!!(8作目のシングル。オリコン2週連続1位を記録)」

1993年リリースのアルバム「揺れる想い」に収録。

遥か天国の坂井泉水さんにも、ミサト嬢の歌声は間違いなく届いていることでしょう。

叙情的なピアノによる調べに乗せて、流麗で重厚なるボーカル・ハーモニーから入る壮大なナンバー。

女性陣の才能は、お見事の一語に尽きます。

それは万雷の拍手が全てを証明しているよ。

力強い極上のメロディ・チューンでは、堂々と余裕あるパフォーマンスを繰り広げています。

着実にライブ経験を積んできたからなのか、今回はとてもリラックスしているように見えるよ。肩の力もほどよく抜けてノリノリで出色の完成度を誇っています。

元気を全身に一杯もらえるはじけたハード・ナンバー。緻密に組み立てられた無駄のないパーフェクトな楽曲。ザードの細部を十分に知り尽くしリスペクトしていないと、とてもじゃあないけれどもこのような選曲はできないよね。

神氏は早速アコギからエレキに持ち替え。

この辺のパートに対するコダワリ感覚が、音の随所にも反映されています。

琴線震わせっぱなし。心の奥底から振り絞るような荘厳なる音絵巻にはゾクゾクしてきちゃうなあ。

アップテンポでパワフルなバックビートにのせて頑張っています。

ドンドンと加速して厚みを増していく音壁の底辺を、ドラムアクセントのリズム刻みが正確無比なところも感心しきり。

縦横無尽に華麗なギター・ソロが「ギュウイーン!!」と歌メロの間を駆け巡る。

マサが勢いよく最前列で写真撮影をしていたらメンバーたちが快く反応してくれてポージング。

ところがマサの後ろでダンサーのケニーさんが、タンバリンを手にしたまんまもの凄い音をたてて転倒した!振動が伝わってきたので振り返ってみたらビックリ。

足元が滑らないからステップが引っ掛かったんだそうですよ。とにかくケガがなくてよかった。

ケニーさん、お大事にね!!

「改めましてこんにちは!ザードのコピーバンド、ブレッツアです。よろしくお願いします!次の曲は・・・・・心を開いて」

ブレッツアでこれを聞くのは2度目かなあ。

1996年にリリースされた名アルバム「トウディ・イズ・アナザー・ディ」に収録。

いつもにも増して、ミサト嬢の初々しきステージングが好感度高し。

ちょっと声質が坂井泉水嬢と森高千里をブレンドしたように聞こえるのも貴重なる魅力の一つさ。

一聴しただけで誰もが彼女の虜だ。コーラスガールのトモちゃんとの息もぴったり。

色合いの微妙に異なる2人のハーモニーなんだけど、ほどよいブレンド具合が鉄壁だ。

とにもかくにも、これを2曲目にもってくる大胆不敵な構成には脱帽。グッと成長した自信の表れか?

転調を施しつつも淡々とミディアムテンポで進行する、ちょっと大人っぽい異色の落ち着いたアレンジ。

打ち合わせの段階で、練りに練り上げられた結果なのでしょう。

もうこの辺りで、掴みはオーケー。彩もバッチリだよ。

それにしても、織田哲郎さんは生粋のメロディ・メーカーですね(作詞は坂井泉水さん)。

「(拍手!)じゃあ次の曲へいきます・・・・・・君に逢いたくなったら」

ザード20作目のシングル。1997年2月26日リリース。アルバム「ザード・ブレンド~サン&ストーン」に収録。

オリコンチャート週間2位を記録。

モリタくんのスティック・カウントから、神氏のアコースティック・ギターによる、爽やかなコード・ストロークではじまるキャッチーなポップナンバー。この辺の流れは最早定番ですね。

決して外せないポジション。

タイトルをそのまま歌いだしに持ってくるこの光り輝くJ-POP。個人的にもツボにはまっています。

ストレートに訴えかけてくるメッセージがほろ苦く響いてくる。琴線を振るわせっぱなし。

メンバー達はラフさを貴重とした比較的シックなファッションで各自さりげなくオシャレを自己主張。

ジーンズ姿のミサト譲とトモちゃんはお揃いでバッチリと決めています。

フロント中央に位置するミサト嬢&トモちゃんを引き立てる男性陣によるバンド体制が、すこぶる安定感あってメリハリも効いています。

これならばミサト嬢もトモちゃんも安心して、心おきなく歌に専念できるというもの。

一生懸命、誠心誠意心を込めての熱唱に次ぐ熱唱。

アキラくん、ここではアコギから真っ赤なエレキギターに素早くチェンジ。

ハルキくんのトレードマークともいえる、伸びやかなるサスティーン・ギターが唸りをあげて更なる抑揚を演出。

観客が、ネオン・スティックをリズムに合わせて左右に振っているよ。

後方から見ていても綺麗な光景だ。

MCはミサト嬢が兼任。

「ブレッツァは3年前の4月に結成して、今月で2年と10ヶ月を迎えました。

初めて見る方達はこれを機会に、ブレッツァという名前を覚えてくれたらとても嬉しいです。

もっともっとZARDの曲が歌い継がれるように頑張っていきます。主に札幌、小樽、ニセコなどでライブ活動しています。

それではここからは折り返し点です。この勢いを維持しながらもはじけていきましょう!次の曲にいきたいと思います。いいですか・・・・・・・・・・GOOD-BYE MY LONLINESS!・・・・」

やはりこの曲はスぺシャルなポジションに位置すべき。記念すべきデビューシングルだ!

坂井泉水さん本人曰く「絶対に忘れられない曲。ザードのスタートでもあり感慨もひとしお」とのこと。

1991年2月10日発売。オリコンチャート週間9位を記録。同名のアルバムに収録。

流麗なるキーボードが先導しながら、ツインギターのダウン刻みが持ち味をフル稼働です。

アコとエレキによる淡々としたコンビネーションが絶品。それでいて決してでしゃばり過ぎず、程好く溶け込んでいるところなんて憎い。

トモちゃん、伝家の宝刀ともいえるサックスが鮮やかに飛び出した。甘くむせび泣く旋律が極上の効果を発揮する。

美味しいところ独り占め。

満面の笑顔で客席に手を振るサーヴィスは忘れないミサト嬢。

中間部でのドラマティックな導入部分には目を見張るものがあります。よくできた構成だ。勉強になるなあ・・・・。

追い打ちをかけるがごとくエンディングでも再びトモちゃんのサックスが吹き鳴らされて見事にフィニッシュ。

意外にもこの時のクールな表情が印象的でした。

「今回は新しいザードの曲を取り入れてみました。

これも新しいレパートリーです・・・・あの微笑みを忘れないで」

1992年リリースのアルバム「ホールド・ミー」に収録。

タイミングを見計らっての軽快なるステック・カウントから。

いきなりツインリードヴォーカルが導入部分を飾る巧みな構成。

何故だかじっくり聞き入ってると、切なくなってきて涙腺が緩んできそうだ。

本当に誰からも永遠に愛される光り輝くほどの金字塔が目白押し。

軽快な手拍子が最初から最後まで絶え間なくも鳴り止まない。

エンディングにおけるハルキ君のギター・ソロも、心なしか叙情的に訴えかけてくる。次々と繰り出されるフィンガリングは効果絶大。

表情豊かなるピッチで豪快にね。

「え~それではメンバー紹介をしたいと思います」

ミサト嬢が一人一人を、懇切丁寧愛情タップリに心込めて紹介。

彼女の秘めたる優しさが滲み出ています。

「ありがとうございました!今日のブレッツァを見て気に入ってもらえたなら、是非これからも私達のライブに足を運んでください。ブレッツァでした!じゃあ最後の曲となりました。」「ええ~~~!!??」「はい(笑)皆さんにエールを送りたいと思います。盛り上がっていきましょう!・・・負けないで!!(1993年の1月27日発表の6作目のシングル。3分49秒。オリコン週間1位。アルバム・揺れる想いに収録)」

やはりラストを飾るのは、この熱きアンセムしかないですよね。

会場全員が一体となっての手拍子大会。まだまだ足りないわ、とばかりに両手を高々を掲げたトモちゃんは更なるリアクションを要求。心ウキウキ、明日からもまた明るく生きていけそうな気がしてきたよ。

幸せと喜びのエキスを、楽曲から大量に注入していただきました。

前向きでリフレッシュした気持ちになれる歌詞の一言一言が、皆のハートにも届けられたことでしょう。大いなる励みの讃歌となって・・・・。

ハルキくんも本家顔負けな豪快無比で、伸びやかなるギター・サウンドを紡ぎ出していました。

涼しい顔してハイポジションで、次々にフレーズを奏でる男っぷりには、ただただ圧倒されっぱなしで惚れ惚れしちゃいます(本人曰く結構事故ってしまった…と反省の弁を述べていたけど何ら気にならなかったよ。己に厳しき完璧主義なんだね)。

沈着冷静なる燻し銀のシンジ氏ベースライン・セクションは、常にボトムを貫禄タップリに支えてグルーブを醸し出しています。

ヒロシくんとのコンビネーションも阿吽の呼吸でピッタリとフィット。良い仕事をしていますなあ。

「どうもありがとうございました。ブレッツアでした。また会いましょう!」

あっという間に、夢のような30分が過ぎ去ってしまいました。

心残りだけど、格別なる楽しみは次回のためにとっておきましょうよ。

斎藤氏からのアナウンス。

「ブレッツアの皆さんにもう一度大きな拍手をお願いします!」

会場内に流れるBGMはスティーリーダン。

 

****はい!ライブ・レポートpart,3はこれにて終了。なに!?続きを早く読みたい?

まだまだ威勢の良い残り5バンドが登場しますからね~。part,4へと続きますよ!!****

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hopeful(chicago)

2021-02-26 15:00:22 | CHICAGO

「有望」(読み方:「ゆうぼう」)という言葉は、「将来有望な青年」「有望株」などの形でよく用いられています。

先々を期待されている人に対してよく使われている言葉ですが、具体的にどのような使い方をするのか、また他に近い意味の語にはどのようなものがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

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太陽と戦慄  エマニエル夫人  音楽盗用問題について‼️

2021-02-26 14:58:00 | free form space

キングクリムゾンの「太陽と戦慄」
あの地から湧き上がるような不思議感がたまらなくカッコいいリフは数あるプログレソングの中でもトップクラスに君臨するほどの素晴らしき名演。
ところがあの、あの…「エマニエル夫人」のBGMに盗用されていたのですね!
しかも、あろう事か最大にエロティックな箇所にインサートされていた!
それが悔しい事にたまらないくらいナチュラルにフィットしていたからたまったものじゃない!
エクスタシーに向かう表現に延々と流れるんだもん。
当然、訴訟騒ぎに発展!
クリムゾン側が勝訴‼️

あれ以来プログレファンは…最中無意識に頭の中でこれがBGMとして流れていたんじゃないかなあ…?
大変失礼しました…🎶😅

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MADURA(chicago)

2021-02-26 14:01:03 | CHICAGO

Madura

プロフィール

シカゴのプロデューサー、ジェイムス・ガルシアの下、1971年コロムビアから『マデュラ』でデビュー。メンバーはアラン・ド・カルロ(g、vo)、ロス・サロモーン(ds)、デヴィッド・ホーク・ウォリンスキー(org)。ブラス・ロック・ブームを起こしたシカゴのメンバーが活動に関与し、類似点のある音楽性から弟バンドと称された。73年『マデュラⅡ』ではジョン・コルトレーンを取り上げるなどサザン・ロックとジャズの融合を試みた。

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