THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

娘と定山渓温泉と中山峠へ

2024-03-08 19:20:14 | free form space
もう一生娘とは泊まり掛けで温泉に行く事なんてないんだろうなあと思っていたら実現した
娘が小さい頃から大好きな定山渓温泉へ
更に好物の揚げ芋も食べたいというので中山峠へ
あっという間の一週間帰省
ずっと快晴だった
明日の今頃はもう東京かあ
来月から新しい職場での受付嬢勤務となる
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

VOL,209 小樽市公会堂大ホール 雪あかりの路16 オールディーズライブ16(SHOCKSS 編)

2024-03-08 14:33:44 | Live Set List
会場内で盛大に流れ続けているBGMは
TOTO、エイスワンダー、メン・アット・ワークをはじめ、
「明日にかける橋」サイモン&ガーファンクル
「ユアソング」エルトン・ジョン
「サニー」ボニーM
「愛ある限り」キャプテン&テニール
「ライオンは寝ている」トーケンズ
「ペーパーバックライター」「レディ・マドンナ」「ヒア・カムズ・ザ・サン」「ア・ハード・ディズ・ナイト」「カム・トウギャザー」ザ・ビートルズ
「男が女を愛する時」パーシー・スレッジ
「ラジオスターの悲劇」バグルス
そして「ZARD」など・・・・。
雰囲気抜群で盛り上がり、めっちゃ、いい感じだねえ!!
ナイスなセレクションがご機嫌だ。

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

早いもので残すところ3バンドとなりました
あっという間だね
まだまだたっぷりと素晴らしいステージが展開されますよ
一切のダレた空間なんて皆無だ

****さあ、満を持しての登場なるは、我らが盟友TOMMY&コバちゃんを擁する貴重なるバンドだあ!
心して読むように!!****

9、5:50~6:20
SHOCKSS
ジャンルはJ-ROCK
2年連続2回目の出演
バンドから圧巻のメッセージをどうぞ
「札樽を中心にラルクアンシェルの良さを広めようと活動しています。
外の寒さに負けないような熱いステージになるよう頑張ります」

ここまでは、ちょっと巻き気味以外は、何のトラブルもなくライブイベントは順調に進行。
まあ、いずれにせよ、スタッフの細心なる気配りによって、皆が気兼ねなく音楽を楽しめるのです。
大感謝だ。


雪模様の中、地元在住のコバちゃんは早々と会場に到着後、入口の外で喫煙中だった。
(パープル・ブリンガーのライブ中に登場。
スタッフとしてプリンセス・オブ・カンナに間に合わせたようだ)
寒い中、ご苦労様。
昼にマサがホール真横の路上サイドに車を入れていたら、直後に横付けしてきた車がこのショックスのメンバーたちだった。
そこで早速ご挨拶を交わした。
まあ、先に出演中のバンド達のライブも楽しめたそうです。
今回の小樽ライブイベント中は穏やかな天候で何とか豪雪は免れたかあ・・・・・・。
スタッフやオーディエンス達はあちこちで、寒さを避けるための対応策に右往左往していてちょっと大変そう・・・・。
トラブルメーカーバンドが少ないだけに、それを信じつつプレイへと専念するのみです。


バンド入れ替えのセットアップ。(準備タイムは10分)


この豪華なステージのドラムスポジションは中央でごっつくて頑強!
しかも機材類は高級品ばかり!


思わずニンマリ・・・・。
何から何までもが一流のプロ仕様だ。

それとミキシング主任・ミワ君&助手タッチャンの強力なる手腕。
ベテランと若きホープが会場後方サイドのミキサー卓で、常に陣取っている。
同所には照明専用のスペースもある。
(パーティーズでお馴染みの弦楽器コンビ、テズカくん&ユリちゃんも常に加わっている。
この2人は前々日&前日にもライブステージをこなしたという凄腕)
これならば、バンドとスタッフらとのやり取りもスムーズ。
本番中のアクシデントも楽勝で解決できるというもの。(実際の話何度も手塚くんはステージに上がってトラブルの対処を施していた)
毎年、ちょこちょこと更なる改良を加えているんだから、頼もしい限りだ。


それでは早速いきましょうか!!

札幌と小樽のメンバーからなる4人組バンド。
(以前までは女性のキーボードを擁する5人組だった)
ジャンルは何と、ビジュアル系ジャパニーズロックバンドの大御所「ラルクアンシェル」のカヴァーバンドだ。

ずっと噂には聞いていたけれども、4年前9月の小樽屋外イベントで初めてライブを見ることができました。
で、同年12月13日の小樽お気楽ライブ「運河プラザ3番庫」が2回目。
次いで一昨年3月16日のゴールドストーン・フレンズ・ライブ、更に同年8月28日(日)、昨年2月26日の小樽公会堂雪明りの路、そして同年7月23日(日)の小樽浅草橋オールディズナイト&8月27日(日)北運河サウンドエナジー以来となります。
(本当はコバちゃんとの絡みでSTA企画に出演が決定していたりもしたんだけど、このコロナ騒動でお流れに・・・・無念の極致)
昨年1月21日(土)、マ・シェリ初の企画「ゴールドストーン」にも出演。
構想から早7年、紆余曲折を経ての長い道のりだったそうですよ。
最近はどんどんと他方面でもライブも決まって、軌道に乗りつつ仲間も増え輪が広がっています。
サンキュー!
トミーが高校の時、ぼんやりとみていた夢が40歳を過ぎて遂に実現したとのこと。
皆さんに喜んでもらえ、トミーも気持ちいい歌が歌えて最高に幸せ。
これで理想に一歩近づけた感あり。
今後も計画は進めつつ、パワーを増幅していく所存。
人生って何があるかわからないから面白いねえ。

メンバーを紹介しますよ。

手数王のパワフルな爆音ドラムは、クールガイのUJI
情熱的な赤いスティックを持参

テツヤ役ベースにYU-KI
5弦の愛器シェクターを使用。
マサはずっとアイバニーズだと思っていたけどサッサがこっそりとメーカーを教えてくれた。
ベース弦をカラー・ストリングでセットしている。
これはSTAのミツも目ざとく発見したようだ。
見た目が虹のようで非常にカラフル。
そりゃあ、そうだろうね。
目立った者勝ちの世界さ。
けっこう、このセット弦は高いはず。
まだ今でも、市販されているんだね。
たしか30年以上前、商品化されたように記憶している。
特筆すべき点は、ヘッドセットマイクも使用していること。
マサと同じ、ベースとボーカルの2つワイヤレス仕様。
やる気満々の拘り具合がグッド!)
彼はギョーザと書かれたトレーナーを着用
これがすこぶる注目を注目を集めていた
だって滅茶苦茶に目立っていたよん
この日9番目に出演したプリンセス・オブ・カンナでも、嬉々としてジャンヌダルクを演奏していた。
(序盤でベースのワイヤレスが混線トラブルを起こしたけれども済みやかに回避していた
その鮮やかな対応はお見事に一語に尽きる)
なるほど彼のルーツが垣間見えてきた・・・・と思っていたら、何とコバちゃんいわく、ユーキはカンサスとかのプログレマニアなんだそうですよ!
ビックリだ。
今度、じっくりと談義したいものだわい((´∀`*))

個性派の驚愕なヴォーカルはTOMMY!
衣装もアクセサリーもひじょうに個性的。
(上は茶色いジャケットと黒いシャツ、下は皮パンと黒ブーツというスタイルでコーディネート)
全身を極上のミステリアスなファッションで固めている。
メイクもバッチリと施してエキゾチックな雰囲気を醸し出していて、とても似合うよ。
「会うたびに化粧が濃くなっているね・・・」とマサはライブ後トミーに告げた((´∀`))
次いでマサは「爽やかだねえ・・・」と聞いたら「(ニンマリ)((´∀`*))」
当たり前だよね((´∀`*))
実は彼は彦ちゃん率いる「紫」のコピーバンド「蝦夷紫」のボーカルでもあるのだ。
マサはずっと彼のすべてに注目していて、やっとタイミングよく3年前のゴールド・ストーンで対バンが実現。
その際、お互いのバンド入れ替え時、舞台袖にて「ディープ・パープルのカバーバンドやらないかい!?」とコンタクト。
何の躊躇もなくトミーは、ニヤリとして「いいですねえ。デヴィッド・カヴァーディルが大好きなんですよ!」と意気投合。
即座にパープルのコピーバンドが結成されたのでした。
(それがこの日2番目に出演したパープル・ブリンガーだ!)
おそらく札樽圏内において、トミーのパワフルボーカルは3本の指に入ることでしょう。(サイトウ氏談)
この度は.Jのリョゴくんにボーカルを託しての勇退離脱。
お疲れさまでした。
微笑ましきミュージシャンとしての交友関係は今も継続中。
(実際、このボーカル・コンビは昨夜遂に飲み会を実現させてフェイスブックにアップしていた。
麗しき友情を育んでいるとはすばらしい
話も酒もまだまだ足りなかったようだけどね・・・((´∀`))

おっと、話を元に戻します((´∀`*))
ギターは先述のナイスガイ・コバちゃんという布陣。
彼は会うたびにバンドが違うんだよね
(このことを本人にも言ったらバカ受け!
だって彦&キラーちゃんらとリーゼント姿で、横浜銀蠅のカバーバンドもやっているんだよ。
ディス魂、樽テット、稲葉美紀DEAR FRIENDSにもいたね。
まだまだあるよ~!)。
それはジャンルを選り好みせず、吸収する意欲に満ち溢れているという証拠だ。
ただ、ここでは、他のメンバーたちとの年齢差を、とても気にしていたご様子。
世代のギャップを痛感した次第・・・・。
全然、見た目にも違和感なんてないんだけれどね。
それを言ったら、マサなんてどうなるんだよ((´∀`*))
そんなことも演奏が始まれば、一切がっさい無関係さ。
使用ギターは、今までレスポール、ストラトキャスターを交互に使用していたけど、去年から初披露したのはフェルナンデスの全てが真っ赤なストラトタイプシェイプ。
堂々たるKEN・MODEL!
ゴールド・パーツ仕様。
ヘッドはおろか、指板までもが鮮やかな赤で統一。
リバースヘッド。
しかも、ピックアップはSSH。
ハムバッカーの音量は半端ないそうだ。
ほんとうに、つい最近入手した1本で豪華絢爛。
彼もワイヤレスシステムを使用していますよ。
黒いジャケットと白いshirtにお馴染みのジーンズ。
エフェクターボードも特筆モノ。
ちなみにこの直後には我らがSTAでも弾くのだ。
(昨夏なんて本来参加予定だったギタリストがダメになったため、7月の浅草橋に引き続いて8月の北運河にもSTAへ合流してくれた救世主!!)
この2バンド連続はコバちゃん直々に主催のサイトウ氏に依頼して実現。
相当のご意見番コバちゃんなのであった!!
まあ、そのほうがセッティングが楽だもんな。
スタミナ温存もバッチリ!


さてさて、ラルクは想像以上に高度な音楽性を含んでいるとのこと。
コバちゃん曰く、グレイはシンプルな構成で組み込まれているんだけど、こちらは意外にも複雑極まりないとのこと。
それだけ勉強にもなるし、コバちゃんならばコツを把握しちゃえば、あとは楽勝でしょう。
私は彼の事を「小樽のジェフ・ベック」と命名したのだから。


フェイスブックにも写真をアップしていたけど、彼の代名詞「ベルボトム
トレードマークだけに、そのお姿が神々しい!!
実は女性ものなんだよ
(ネットでの購入)。
彼は羨ましいことに、ずっとスリムな体形を維持しているので、男性サイズではダボついてしまうらしい。
マサも会うたび、必ず彼とはベルボトム話に花が咲くのですよ。
実際に履いてみないとジャストフィットするのかどうかはわからないから、ちょっと不安なんだよね。
かといって、今の時代、古着屋の店頭では商品発見が至難の技。
マメに探し回るしかないんだね、やはり・・・・。
宝物探し状態の有様さ。
それだけこのラッパズボンには魅了されているという証拠。
(Wのジョニーとも以前にピグスティ―で同じ会話をした)


ほぼ全員がバッチリとゴシック調の衣装でかっこよく統一していて、いかにもロッカー然としたルックスを誇る。
見るからに絵になる
羨ましい限りさ
これはもっちんも同意見だった


実際の話、トミーやコバちゃんらは、ここまで辿り着くのに色々と苦労したようだよ
(メンバー集めとか。
この件はお互い身につまされるよなあ)。


まずは軽くリハも兼ねて、全体での音鳴らしでサウンドチェック。
ウォーミングアップを済ませる。
客席の前方からは、どこかで聞いたことのある黄色い歓声で「コバちゃん!トミー!」と、何度も連呼しているスーパーレディがいる((´∀`*))
メンバー達も、苦笑いするしかないよね。
いついかなる時のライブでも、大変な盛り上がりを見せてくれるショックス。


いつもは人数の都合上、持ち時間が短く(20分!)4曲のみ披露だったんだけど今回はフルに30分だ。
それでもアッという間のひと時。


サイトウ氏から盛大なるアナウンスが告げられる。
「さあ、皆さん、大変長らくお待たせしました。
札幌と小樽のメンバーからなるバンド、ショックスです!!」


そして、MC役も兼ねるカリスマ・トミー。


「皆さん、こんばんは。
ショックスです。
ラルクアンシェルの良さを少しでも世の中に広めるために、日夜頑張って活動しています。
それではよろしくお願いいたします!!」


な、な、なんとお!
またまた、以前のセットリストから全てを入れ替えてきた!
しかも、必死に調べてみたら、初めて見た時からのダブり曲があまりない!!
なんというふてぶてしき恐ろしい猛者どもだ!
これも自信と余裕の表れなのでしょうよ。
一体全体、レパートリーは何曲あるのだ!?
半端なき引き出しの多さは間違いない。
現在も随時、新しい曲を加え続けているらしい。
(その件については最後に述べます)
よって、いい機会だから以前の濃厚なるライブレポートからも引用してお送りしていきたいと思います。

1曲目
「ヴィヴィッド・カラーズ」
会心のシングル
1995年7月6日発売
同年9月に発売されたサード・アルバム「ヘヴンリー」2曲目に収録
オリコン週間チャートでは最高ランキング16位を記録
演奏開始直後から女性の観客が数人、最前列へ駆け出してノリノリで手拍子。
イントロのギターのリードフレーズと歌旋律の裏の歌うような疾走感あふれるベースラインがメロディアスなロックナンバー。
めっちゃスィングする感じの素敵ないい曲で思わず泣けてきちゃった。
ノイズ混じりなSEからイントロのサンプリング鍵盤によるやや抑え気味で静かな連打にのって、コバちゃんいぶし銀のラフでヘヴィーなチョーキングギターが炸裂。
キーボード不在なので、すべての打ち込み作業はベーシストが担当。
エフェクト・マシーンを手元で操作しているのです。
シンプルながらもリズムセクションによる八面六臂の緻密な爆音吹き荒れる行動力には感服。
才能漲るミュージシャン達だね。
U.Sポップ・パンクの雰囲気を纏ったスリリングなスピード感も満点。
ラルク初期を代表する楽曲の一つとなっている。
軽快なギターによるカッティングと、圧巻のドラミング、堂々としたワイルドこの上ないサビが印象的。
攻撃的で憂いある楽曲で壮大なる広がりを見せる。
ボーカル、トミーの抑揚のあるテクニックは難易度強。
ファルセット混じりの高音になります。
地声とファルセットをうまく切り替えつつ、激しい音程をキープするのは至難の技。
それを涼しい顔して綺麗にサラッとやってのけてみせるシタタカなるカリスマのトミー。
どのビートブロックも歌メロの上がり下がりが激しい。
ピョンピョンと飛び跳ねて、やる気満々に余裕の表情で拳を突き上げる。
この曲の肝は、エモーショナルな融合表現に尽きる。  
右手には持参してきたAKGマイクを握り、感情移入。
徐々にドラマティックな盛り上がりで見せつける。
迸る構成力で遊び心にも満ち溢れている。
フックの効いたベースフレーズとさり気ないかっこいいギターソロ・・・・これはなかなかに、演奏のしがいがあるね。
強力なる傑作をオープニングにもってくるところなんて、いやはやなんとも大したものだ。
去年7月浅草橋1曲目でトミーが大切そうに胸元に抱えていた「オタマドン」の出番は今回もなし・・・・(´;ω;`)
トミー曰く「小さいのであまり目立っていなかった・・・」そうだ。
ユミちゃんにはバカ受けしていたんだけどねえ・・・((´∀`*))
そんなことも含めて、これで掴みは、バッチリとオーケーさ(-_-;)。

爆発的な勢いそのままに、メドレーで2曲目
「オール・イヤー・アラウンド・フォーリング・イン・ラブ」
2000年8月30日発表の8作目のスタジオ・アルバム「リアル(オリコン週間チャートにおいて2週連続で1位を記録)」ラストに収録
シングルカットはないけれども隠れた名曲の誉れ高い爽やかなるダンサンブルチューン決定版。
心弾む気分に浸れる、幸福度高めな1曲。
この日みたいな雪模様でも全然いけちゃうよ。
絶妙のアレンジワーク、スネアとギターの気持ちいい軽快でオシャレなリズムもご機嫌だ。
異色の明るい底抜けなるポップソング。
イメージとしては60~70年代のテイスト。
歌詞が違ったら、それこそサマーソングにお誂え向き。
気怠い諦観の言葉選びやストーリー展開の全てにおいて、可愛く表現されているバランス感覚。
少女漫画的なくすぐったさと、ちょっぴり哀愁漂う切なさを感じるかも・・・・。
今でもライブで頻繁に演奏される、意表を突く怒涛の個性的な人気曲だけに拍手喝采だ。
異質で純粋な雰囲気のセンスが前面に押し出されている、バリエーション豊かなラブソング。
無意識のうち、ふんわりと笑顔になれる。
瞬く星の美しさが目に浮かぶ。
Bメロの掛け合いもバッチリと粋にハマっている。
跳ねた不思議なリズムパターンが抜群だね。
軽やかで、陰と陽の駆け引きもスリリングに感じ入った。  
ちょっと浮き気味なギターのタイトで、スピーディなるソロの展開も抜群。
切ないサスティーンギターを爪弾いて、陶酔の表情を浮かべるコバちゃん真骨頂。
いつ聞いてもギターを見事に歌い上げる自己主張が素敵だ。
更には追い打ちをかけるがごとく、歪みを抑えたトーンで渾身のワウペダル踏み込み。
低音ボトムも、常に安定のアンサンブルで支え続けている。
ズッシリと重く響く分厚い壁を構築しつつも、緻密なるユニゾンでグルーブを紡ぎだす。
わかりやすいCメロがメランコリックに轟き渡る、甘く優しい出色のメロディも快感だ。
憂いを帯びてる良くできた曲想の妙に目が釘付け。
一時たりとも目が離せないよ。
見逃し、瞬き厳禁だ。
とにもかくにも随所にわたってセクシーなラルク愛が、微笑ましいほどに滲み出ている。
良い意味で深みのあるチープな音作り。
彼らが思い描いているイメージの狙いが、ジャストマッチしているよ。

「ありがとうございます。
毎回、お世話になっています。
去年は猛吹雪の中来たんだよね
2階の席まで埋まっているかな((´∀`*))・・・??
皆さん楽しんでいますかあ!
コール&レスポンスとか、やってみるかい!!??
あ…スミマセン・・・・・気持ちヴォーカルの音量をあげてもらえますか。
え~~、短い時間ではありますが、最後までよろしくお願いします!!」


ところで、しついようだけど・・・・ショックス今回のセットリストも、初めて聞く曲ばかりだよ。
3曲目でそれはもっと加速した。
ショックス史上最大のサプライズ。
「それでは、このライブイベント用に、我々過去の曲の中から色々と厳選した結果、めっちゃいいのがあるじゃあないかあ・・・という結論に達しました。
中々タイミングがあわずにやれなかった
聴いてください
・・・眠りによせて・・・・」
ハイハットによるカウントからラルク1作目のビデオシングル!
メジャーデビューシングルでもある
VHSとDVD版がある
アルバム「TIERRA」7曲目に収録
1994年7月1日リリース
週間オリコンチャートでの最高ランキングは3位を記録
程よくセクシーにエッジの効いた不思議且つ官能ソング
歌詞のイメージは「現実逃避」
絵画的なこの曲がずっと大好きだ。
膝を正してしっかりと拝聴、拝見せよ。
当時は話題騒然だった。
静かな導入部分のボサノバテイストのコード進行リズム・アレンジに歪んだハードでノイジーなギターサウンドがのせられた楽曲
ルーズ気味に引きずるように吠えるムーディーなギター、クラシカルで抒情的なアコーステイックピアノ・イントロ音色(YU-KI君による打ち込み)から、モダンな独特の16ビートパターンに展開する美しいミディアムバラードソングに浸ろう。
マイナーなギターも、最後に行きつくまで全てが暖かくて申し分なし。
アーティスティックで幻想的な完成度がポイント高いよね。
癖になる図太いバランス感覚とブレイクの連発が最高に胸へと響く。
今でも全然古臭さを感じさせないどころか、極上の色褪せないクオリティを堂々と放っている。
絶妙の派手なアクションも交えた存在感抜群のトミーは、HYDEとはまた一味違うクリーンで艶のある暗くムーディーな声で懇切丁寧に魅了していく。
なのにサビに入った途端、急にキャッチーへと豹変するんだから憎いねえ。
直接的な表現が粋なんだもんなあ
御見それしましたあ・・・。
後半のギターフレーズも「エロイ!!」の一語に尽きる。
と、突然にフィニッシュを迎えるのだ!!
湧き上がる手拍子一つをとっても、大当たりの瞬間を垣間見た。

トミーからユーキへとMCをバトンタッチ
「今年は今日で小樽2回目のライブなんですよ
お気楽ライブでもクルーズが第1回目
小樽開催のイベントにズブズブです((´∀`))
今日は3時間前に僕はプリンセス・オブ・カンナでも演奏しました
ショックスは意外とメンバーが他のバンドと被ることがよくあります
まあとりあえずショックスはライブをやり続けます
ボーカルがいなくてもやったよね
ドラムがいなくてもやる
ベースがいなかったらどうなのかなあ・・・・・!?
今日は無事に不動の布陣です
というわけでして昨年は布施明の曲、君がバラより美しいをやったんだよね
というわけでして今年は何をやろうかと話し合った結果、これに決定しました
・・・沢田研二で・・・・勝手にしやがれ!!」
ドッと最前列のダンススペースへと押し寄せてきたオーディエンス
リアクションが圧巻
こいつは掟破りな仕込み。
この曲と言えば真っ先に思い浮かぶのが伊達男スギちゃん率いる「スギちゃんバンド」やテツ率いる「ズリーとストリッパー」カズ率いる「沢田研二カヴァー・クラブ・バンド」
これらが黄金のベスト3に挙げられる
でもトミーが思いっきりと一線を画す
この采配は大博打だろうけど最高の仕上がりを突き付けてきた
いやはやなんともだ
(1977年5月21日発売の19枚目シングル。
アルバム「思いきり気障な人生」に収録。
オリコンチャートでは通算5週1位を記録。
元々は16ビートのバラード風だったんだとか。
山口百恵のプレイバック・パート2はこの曲のアンサーソングと言われている)
これは1959年に公開された映画のタイトルからの引用。
歌詞の内容もそれにちなんでいる。
ジュリーさながらに、振り付けも交えるトミー。
ゆらゆらと体を揺らせて曲調に身をゆだねる様がとっても悩ましい
斜に構えての歌唱シーンも堂に入っているよ。
自己陶酔の様相を呈している。
客席を指差す姿が、めちゃくちゃに嬉しそうだね。
トミーにジュリーが降臨した瞬間を目撃した。
「あ~あ~あ~」のところでの両手広げ揺らすタイミングも、全員一体となってやれば誰も恥ずかしくない。
「はい、皆さん、ご一緒に!!」
いつのまにやら、GS世代の人たちが陽気に歌い踊っているではないか。
オーディエンスの皆さんは、何から何までとっても素敵なのですよ!
作戦は大成功さ!
最初からエンディングまで、虎視眈眈且つテンションマックス状態でドハマリ。
一切の妥協を許さない、徹底した探求心の勝利に乾杯。


「最後の曲となりました・・・・・。
それでは・・・・・ディアレスト・ラブ」
壮大なる締め括りを画策。
次々とオーディエンス達も演出効果に参加。
意味深なしっとりとした歌詞にも要注目ですなあ。
こちらは、1996年12月12日発売4作目のスタジオ・アルバム「TRUE(オリコン週間チャートでは1位、ミリオンを記録)」ラストの10曲目に収録。
シングルカットはなし・・・・。
平和への切実な祈りと、愛が目いっぱいに満ちあふれ出ている。
自己陶酔型な荘厳で雄大なプログレッシブバラードの大作。
徐々にエキサイティングな分厚い広がりを見せるポジティブな様は圧巻。
ドラミングが、覆いかぶさるように堂々3連リズム鎮座。
突き抜けるような憂いと抱擁感のある綺麗な高音ファルセットボーカルが乗った至宝。
Bメロ英語詞のメッセージがエグい。
これを歌いこなすには、ナルシストになりきるしかない。
ベース・ソロから引き継がれる、コバちゃん入魂の、U2エッジ風ギターディレイも爽快で効果覿面だ。
やっぱりここは、コバちゃんがキーマン。
「コバちゃ~ん!」の声援も飛ぶ。
爪弾かれた連続する素早いリフの流れが要だ。
単なる年長者というわけではなく、百戦錬磨の荒波を幾度も潜り抜けてきたベテランだけに、ピッキングにかける意気込みや説得力が素晴らしすぎるくらいさ。
コバちゃんの醸し出す鮮やかなる存在感は別格。
低く構えたギター・スタイルの美学は秀逸。
音色1音1音のシンプルな煌きにうっとり。
いつ見ても、多少斜に構えたギタースタイルが絵になる。
彼ほど小樽界隈で、ギターを持つ立ち姿の決まる男ってそういないでしょうよ。
さらに時折見せる、アクティブなまなざしが絶品。
憎らしいほど、様になっている巧みの技。
長い脚、精悍な面構え、ラフな髪形とルックスもロッカー然としていてお手本のようなもの。
言葉を失っちゃうほど、他のメンバー達も、それぞれにいい顔してるよ。
フルスロットルでレッドゾーンもとっくに振り切れちゃってる
脳天のヒューズもスパークしてぶっ飛んでる
もうこれしかないという勢いにのって余力を振り絞って熱演。
熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・。
コーラスも織り交ぜアドレナリン噴出。
いっそこの際、北海道のラルクになっちゃえ!!
会場中あちこちで無数の光が瞬いていて幻想的。
トミーはこれが長年コンセプトの核だったそうで、ロングトーンの際、思わず感動のあまり泣きそうになったらしいよ。
涙もろきシンガーの一興。
恥ずかしいからマイクを外して「ありがとう・・・」と呟いた。
そうそう、トミーが言ってたんだけど、この日のライブ告知を知ったラルク・ファンのある人が喜び勇んで駆けつけてくれたそうだ。
そしてパフォーマンスを絶賛してくれたとのこと。
嬉しい限りだね。
これで益々ショックスの輪が拡大されたわけだ。
これだからライブはやめられない。
もちろん1ステージ、1ステージが命を賭けた真剣勝負!!
そして再びイントロに戻って静かにエンディングを迎えるという構成。
天衣無縫の鮮やかさにいざなわれる。
思わず唸っちゃうよねえ。
汗水飛び散らせての熱演で大団円。
その表情は全員が満足気。
贅沢な要望を言わせてもらえば本家同様ユーキ君にフレットレスベースを弾いて欲しかったなあ・・・。((´∀`))


「我々についてちょっとでも興味をもっていただけたら、ショックスを検索してもらえれば幸いであります。
今後とも、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました!!」

観客がステージへ向かって盛大にクラッカーを連発で炸裂させた
「パン・パン・パンッ!!」
無事にフィナーレを飾った

斎藤さんが労いのアナウンスを告げる

全然飽きることもだれることもなく、あっという間に過ぎ去ってしまったショックスのエキサイティングなショーでした。

まだまだ隠し玉は豊富なようだけど、この続きは次回のお楽しみということでね。

ひとまずはお疲れさん!!!
バッチリとやったね!!!


とにもかくにもラルクはインディーズ時代から、徹底的なこだわりを持った活動をしていたようで、その妥協なき創作意欲は他を寄せ付けないほど。
それが楽曲の随所に張り巡らされていて驚愕しちゃうほど。

ステージとはスペシャルな世界。
一旦、ミュージシャンが足を踏み入れたら、その瞬間からエンディングの1音までが1つの作品。
どこかがちょっとでも欠けたり、ぐらついただけで流れが損なわれるのだ。
それを十分に熟知している猛者集団だった。


このショックスのメンバーたちも、ラルクに対するオマージュは誰にも負けないぜ!というくらいの気迫に満ちていて圧倒されてしまいそう。

まだ結成して数年のバンドゆえに、今回のステージも名刺交換のお披露目程度に受け取ってあげて下さいな。

今後ますますの躍進に期待大。
新たなホープ誕生の瞬間を目撃したあなたたちは、もしかしたら超ラッキーなのかもしれないよ!!
暗く沈みきってしまった世の中の憂さも、一気に吹き飛ばしての活性化を図ろうぜ!!。


頑固一徹、ショックスは毎回のライブでセトリを総入れ替え。
レパートリーはゆうに70曲を超えるのだそうだ・・・。
でもそろそろ曲の整理をしようと、話し合っているらしい。
スタジオリハはライブ後を除く月曜日だそうだ。

ライブ後、ベーシスト同志のマサとユーキくんとでワイヤレスのメーカーやら使用理由、諸々を会話した。
今度、時間のある時にでもゆっくりとまた話してみよう。
プログレとかね!!((´∀`*))

補足・・・・・
ラルクは今でも、とっても歌い回しが難しくて、そうとう勉強になるらしい。
曲ごとに青春時代を思い出して、心に染み入るそうだよ。
トミー曰く「焚火とキャンプをやりたい
ルナシーも歌いたい!!」
魂の咆哮だ


会場内に流れるBGMは・・・・
レインボウ「オール・ナイト・ロング」
ロッド・スチュワート「マギーメイ」
コージー・パウエル「悪魔とダンス」


****ショックスの次には、先述通り我らがSTAが登場・・・・となるのですが、そこは最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、トリはグッとアダルトなるあのハスキーシンガーを擁する渋いバンドが控えているよ!!
皆、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!****


















コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする