THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,210 FRIENDS LIVE89 IN STARLIGHT(シンシア編)

2024-03-24 13:38:28 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

会場内に流れるBGMはマサ持参CDRのBLOOD・SWEAT&TEARS・LIVE1980。
通称BST
ミツ曰く「今ならばワールドワイドにBTSのほうが有名だからスペルミスだと思いっきり指摘されちゃいそうだよねえ」とのこと((´∀`))
まあ何はともあれグッと雰囲気がでてきた。

まずはスターライトのステージ備え付けの楽器、アンプ類の説明をば。
ベースアンプはハートキー440
ギターアンプは3台。
ローランドJC-120
フェンダーツインリヴァーヴ80
マーシャルDSJ100
ドラムセットは白いシェルのパール製

5番手に控えしは我らが盟友のバンドだ
あの彼が、またまたまたまた~やってくれました((´∀`*))!!

ワーカホリックの主催者・彦ちゃんがいるといないとでは、イベントの空気感が全然違う。
そのくらいの名物男だ。
一体全体、彼はいくつのバンドを持っているんだい?
いやいや、考えるのはもうよそう
(と言いつつも、また近々ポール・マッカートニー&ウィングスのカバーバンド結成の予定だと書いちゃおうっと!
しかも、あの全盛期アナログ3枚組USAライブでの再現を目論んでいるのだとか。
なるほど、やるからにはでっかくいっちゃうんだね)。

とにもかくにも、そんな詮索は野暮ってなあもんだ。
だって、それを解説しはじめたら、それだけであっという間にここのスペースが埋まっちゃうもんね。

 マサと彼とはもう19年ほどの付き合いになるんだねえ。
月日の経つのは早いものだ。

双方ともにS・T・A、TAKE・OFF(チューリップのカバーバンド)を結成したばかりで、スタジオリハでしゅっちゅう顔を合わせていた。
そして夢を語り合って切磋琢磨し合った仲。
酸いも甘いもかみ分けた同志だ。

マサはほとんどSTA中心の活動だったのに比べて、彦ちゃんは膨大なる多方面のジャンルに着手。

自主企画ライブなども行いつつ、長年交流を重ねているのですよ。

だからこそ、そこから培った人脈も驚愕に値する。

バンド、音楽、ライブに対する取り組み方こそ違えど、刺激を与えあっている。
そこに対する強烈なる愛はバッチリと共通だ
良い相乗効果を発揮しているのではないでしょうか。

 数年前、遂に神秘のヴェールを脱いだ彦ちゃん率いる紫のコピーバンド「蝦夷紫」
あれは各方面に十分な衝撃を与えてくれた
(トミーがヴォーカル、GUSくんもギター、アライさんがベース、キムキムがキーボード、ミョウテンくんやモッチンが交互にドラムスを担当)。

その後も相変わらず色々なニュープロジェクトを結成していることは、本人の口からとか、噂、SNSで時々伝わってきていた。

で、チャーのコピーバンド、ヒコプロ、BLUE CLOUD、ソフトクリーム、ちむどんどん、に引き続き、今回はこのバンドときたもんだ。

いつでも期待感で一杯だよ。

こいつもこの日の目玉の一つ。

結果かい?
・・・・もちろん想像以上のパフォーマンスを繰り広げてくれた。

いやはやなんとも大した連中だ。
ジャンルの壁なんて軽く超越しちゃう内容
往年のジャパニーズフォークロックの元祖を忠実に繰り広げちゃうというんだから恐れ知らず
脱帽ものさ
思い立ったら一致団結して即行動が彼らの信条


19:45~20:15

堂々トリ前に控えしは・・・・「シンシア」

このバンドも地元・札幌からの参加。

しかも8人編成という大所帯だ。
仕掛けの名物男・彦ちゃんはこの日も例によって3バンドの出演。
もうすでに2番手の「ロリポップ」そして前の「HIKOPRO TEAM A」にて演奏済み。
本当に根っからの音楽、バンド、そしてライブ好き。
真似しようったって到底できないよ。
誰も真似なんかしないけど。((´∀`*))
器用なんだろうね。
好きでなければ、こんな無謀な事は実現不可能さ・・・・。
八面六臂の大活躍

ところで、このバンド名を聞いて思わずニヤリとほくそ笑んだ方も多いことでしょう。

はい、そうです。
日本FOLK界の巨匠、吉田拓郎のカバーバンド。
しかも、いざやるからにはしんみりとしたフォークソング風弾き語りではないもんなあ
ヒコちゃんらしい采配

ちなみに拓郎さんは河合楽器広島店の従業員だったのだ。
つまり私の大先輩だったわけ・・・・・・。
それはともかくも、当時、拓郎が大ファンだったという昭和を代表するアイドル南沙織に捧げた名曲から命名。
もちろん、盟友のムッシュかまやつひろしさんとのコラボ・シングルなのは有名な話。

さてさて、ヒコプロチーム・サウンドの熱気冷めやらぬうちにセッティング開始だ。

賑やかなるメンバー達を紹介をさせていただきます。

ヴォーカル&エレアコギターに高橋・セパ拓郎くん。
ジージャンと眼鏡姿で思いっきりと気を吐いている
(ブルー・バーストのボディカラー・オベーションを使用。
ストラップは黒)
クリームのカバーバンド、ソフトクリームにも所属

ギターはツインで、サングラスとキャップ姿が板についてきたバンマスの彦ちゃん
コーラスも兼任
(愛器ポール・リード・スミスを使用。
最近はもっぱらこれを弾いている。
ボディカラーはお気に入りのブルー。
ローズ指板
アームバー付き)
お守り代わりのペンダントがポイント

もう一人のギタリストはハット姿のハヤシくん。
(愛器フェンダーのストラト・キャスターを使用。
ボディカラーは派手で鮮やかな赤。
メイプル指板)
ちなみにTシャツも赤
胸元にはコカ・コーラのロゴマーク入り

ベースはロリーポップに引き続きのダンディ荒井くん。
眼鏡と黒いキャップがよくお似合い
(フェンダーのジャズベースを使用。
メイプル指板。
ナチュラルのボディカラーが渋い)

キーボードもゴージャスにツイン編成
去年から加入のヒロ山崎ちゃん。
と言っても彼はテイクオフのメンバーだから相当に長い付き合いになる。
最近は軽量でコンパクトなMONT BELLを愛用しているよ。
これをいつもケース無しで持ち歩いている。
せめてソフトケースぐらいは買ってよ。
楽器が可哀そう・・・・・。
「STAを見るために早く来たよ」
と嬉しいお言葉を頂戴した
本当に開場と共に来店したもんなあ

もう一人のキーボードは業師の堀川くんが再度の合流
もうすでにヒコ・ファミリーの頼もしき一員と化しているね
鍵盤の魔術師
2段構えで椅子に座っての渋いプレイを展開
上のヤマハは音源提供のみでの使用
メインは下段のKORG KROSS
本人に聞いたらば「これはアキちゃんと同じですよ
自分のはグレーで彼女のは黒です」
マサはSTAのライブを終えてボーカル用のシュアーワイヤレスを引き上げに向かいコンセントを抜いたらちょうど彼が電源の差込口を探していたようでナイスなタイミングでお互いに笑った!((´∀`))

麗しの華麗なるコーラスガールはシオリ嬢。
黄色いワンピースを着用
セパ拓郎やバンドとのコンビネーションもバッチリ。
しおりちゃんことシーちゃんはロリポップでミキちゃんの役を担っていた
他にも杏里のカバーバンドでボーカルを担当
近年メキメキと頭角を現してきている注目株

眼鏡姿のドラマーはなんと女性で、男顔負けなテクニシャンのマミちゃん。
パワフルでグルーヴィーなリズムで場を盛り上げて牽引していましたよ。
アライさんとのリズムセクションも絶品だ。

という和気あいあいの錚々たる布陣。
本来はここにトランペットとトロンボーンもいた
ヒコちゃんの構想ではホーンセクションを要する体制が理想だったんだよなあ
その件を問うと
「管楽器がいないのさあ…特にトロンボーンが・・・」
その気持ちは痛いほど理解できる・・・・
そこをカバーするべくキーンボード2人を加えて全く違和感もない臨場感を演出していた
さすがだなあ・・・
(実はSTAキーボードのアッキーも以前ここに在籍していた)

残念ながら持ち時間の関係で名曲の「シンシア」はなし・・・・。

まあ、それはそれで次回のお楽しみということで持ち越しだ。

バンドから早速温かいメッセージが届いています。
「結成約8年を迎えました。
拓郎ライブ1973を再現する為に誕生したバンドです。
拓郎を彷彿とさせるボーカルをお楽しみください」

私がこのバンドを見るのは去年の5月14日(日)江別でのライブイベント以来
というわけでして、せっかくだから今までに披露された曲のレポートも交えていこうと思います
どうぞご容赦のほどを

はい、さてさて、皆さん、しっかりとついてきてますか。
サウンドチェックも終えて準備万端整いましたよ。

因みにステージ備え付けの時計は6分遅れてるし・・・・(-_-;)

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ「ヒコプロチーム・ワールド」のライブ・レポート開始と参りましょうか。
心して臨め!
必聴&必見!!
瞬き厳禁

スポットライトを浴びる中で司会進行役も務めている主催者のヒコちゃんが自らステージ上でマイクを手に盛大なるアナウンス
バンド名をを声高らかに告げた
なんまら力が漲ってきたぞ。

OH!YEAH,
HEY!
LET'S GO!

景気よくライブのスタート!!

いきなりのオープニングナンバーは「春だったね」
威勢よく波状攻撃の開始
拓郎最大のセールスを記録した1972年7月21日リリースのアルバム「元気です。」のトップを華々しく飾る曲。
ショーの幕開けからご機嫌
でもある意味では反則技
だってこれを惜しげもなくトップに持ってくるかい
情け容赦なき采配でエネルギーも全開
(凄いなあ・・・)
開演の狼煙をぶち上げるのに、これくらいお似合いな曲はないねえ。
まさにうってつけ。
でもシングル化は、なしなのだ。
信じられない話だけど、これは事実。
70年代フォークソングといえば椅子に一人座ってフォークギターをジャカジャカかき鳴らしながら歌うイメージが強烈に焼き付いているけど、ここでは伝説の「つま恋」を疑似体験させるほどの豪快なるバンドサウンドで迫ってきます。
どのパートも、贅沢この上ないほどのアレンジで迫ってきます。
ボーカルの高橋くんは、まるで拓郎が憑依したかと思えるほどに魂の熱唱。
今の季節にピッタリなセレクションでしょう!
ヒコちゃんはすっかりと2バンドのライブ出演で体はほぐれているらしくギター・ソロもノリノリで軽快に弾きまくり!
これでバッチリと掴みはオーケーだ。
各自、一生けんめいにプレイする姿は見ていて感動的だ。
一瞬で拓郎ワールドに引き込まれてしまったよ。

メドレーで、ハイハットカウントからの2曲目は「マークⅡ」
シンセサイザーの音色に導かれたイントロではヒコちゃん入魂のワウペダルがこれでもかあというほどに唸りをあげる
拓郎記念すべきデビューシングルのB面に収録されていた作品。
1970年6月1日、エレックレコードより発売。
タイトルはトヨタ・コロナ・マークⅡからの命名。
当時のガールフレンドが、他の男性が運転するこの車に乗っていたという失恋から制作されたちょっと切なくなる内容。
だからなのか、歌詞を含め暗~い雰囲気に全体が覆われている曲調が特徴。
マニアの間では有名なエピソードだ。
拓郎が多大なる影響を受けたという、フォークの神様ボブディラン色が随所に見え隠れするのもポイント。
それらの雰囲気をうまく表現しているシンシアの手腕は特筆モノ。
ヒコちゃんのプロデュース力も、素晴らしく光っているね。


深みのあるタカハシくんのハスキーヴォイスは魅力的だ。
「どうもありがとうございます。
シンシアと申します。
このバンドは結成してから今年で8年を迎えました。
その間にも紆余曲折、色々とメンバーが変わったりしましたねえ・・・・。
ヒコちゃん、何か言うことないかい?」
ああ・・・・無茶ぶり・・・でもそれに何らひるまない恐るべき脅威のヒコちゃん。
「そうかあ・・・8年というと、30歳だった人が38歳になったんだねえ。
そんなことはどうでもいい!??・・・((´∀`*))」
「今日は中止になるかと思っていたら急遽場所を変えてのライブイベントが実現。
さすがヒコさん」
「友達少ないと思っていたんだけど、結構いてよかったよ
もうこうなりゃあ老人になって介護されるようになるまで、100回までフレンズライブをやっていきたいなあ
戦争にならなければ、世界があれば、地球が残っている限りはね」
「金曜日にリハを終えて帰宅してか氷下魚を食べていたら歯が欠けてしまい、上手く発音ができないのさあ・・・・」
「今時期に氷下魚を食べる人って珍しいね」
「冷蔵庫を開けたらそれしかなかったんだよ。
え~~、僕はここに何度か出演しているけど、素晴らしいライブハウスですねえ。
次の曲は・・・・・
ダ・カーポの宗谷岬でなかった・・・・?!((´∀`))
竜飛岬??
!!・・・・襟裳岬!!」
2002年リリースのアルバム「オールディズ」に収録。
もちろん1974年1月15日に発売された、森進一29枚目の大ヒットシングル。
レコード大賞も受賞した。
オリコン週間チャートでは最高ランキング6位を記録。
累計では約130万枚のレコードを売り上げた。(ウィキペディアより)
当時、所属していた事務所のスタッフからは反対されたものの、森はそれを押し切って発売した。
結果は大正解だったもんね。
ジャンルの壁を軽く超越しての奇跡的なコラボレーション。
現在ではさほど珍しいことではないけれど、あの時代は保守的で面倒な面倒くさい制約が多かったのさ。
純度100%の拓郎節が炸裂。
これが当たらないわけないでしょうや。
森氏は先見の明があったんだなあ。


「はい、ありがとうございます
宗谷岬・・・ではなかったかい!?
ごめんなさい・・・・ボケをかまして大滑りしました・・・((´∀`*))
これは拓郎の作詞作曲でした」
「どうしてもコブシが入ってしまいますね」
「五木ひろしが歌ってたんじゃあないんだ((´∀`))」
「今度は森進一のカバーでもやるかい」
「作詞は岡本おさみだよ
・・・・(ベースのアライさん)」
「あ!?そうかあ・・・・。
あそこにものすごく詳しいメンバーがいるよ。
それでは、そろそろメンバー紹介と参りましょうか。」
ここでメンバーの一人、一人を懇切丁寧に愛情を込めて紹介する。
お約束のヒコちゃんの場面では「福山雅治です・・・・あれ?シーンとしちゃった・・・(-_-;)」
それさっきも言って失笑をかったでしょうが
これが彼の嫌味なき天然の持ち味
仲の良さがヒシヒシと伝わってきてほんのりムードが漂ってくるね。
「本当はサックスがいるんだけど、今日はギターでその穴をカヴァーしています」


「次の曲は・・・君が好き・・・・
凄いダイレクトなタイトルだねえ。」
「俺、学生時代にそのセリフを実際に言ったよ。」
「で、結果はどうなったの・・・?!」
「うまくいきましたよ!!
2週間で飽きたけどね・・・・」
1973年リリースの「たくろうライブ1973」に収録。
イントロからビッグバンド全開の一撃に面食らった。
もうここまできたら、フォークだのなんだのと能書きを垂れ流すなんて阿保らしくなってきちゃう。
思いっきり身を委ねて酔いしれちゃおう。
独特で魅力的なメロディーの世界観がたまりませんなあ。
この大編成は拓郎自身が長年にわたって夢見ていたそうだ。
分厚いロックンロールの結集。
ハードにせめぎ合うシャウトで煽りまくる。
文句なしに拓郎ワールドの真骨頂。
滑らかにうねるようなギター・ソロもいい仕事をしているよ。
間奏の砲撃バトル
ヒコちゃんは再度フロントセンターまで、軽やかに歩み出てギター・ソロで唸りをあげる。
紡ぎ出されるチョーキングと早弾きなど、ありとあらゆる持ちうる限りのテクニックを注入。
滑らかなフィンガリングとピッキングで、フレットボード上を駆け巡る。
グイグイと突き上げてくるように畳みかける展開。
徹底的に打ちのめされるのも一興。
歌詞だけを読むと、どこか退廃したような静けさに満ちているんだけどね。
もはや鉄壁のスタンダード。

「だいたい、あの~、3,4か月で新曲を1,2曲増やしていこうかなと思います。
あまり、語るな、と言われているので・・・・人生を語らず・・・・」
1974年リリースの最高傑作の呼び声が高い5枚目アルバム「今はまだ人生を語らず」に収録。
ザ・バンドの「ザ・ウェイト」にインスピレーションを得て生まれた永久不滅のアンセム。
優れた突進力と気まぐれな風向きを持つ楽曲。
正に絶頂期の事。
硬派で社会派のパーソナルな一面も覗かせているね。
変革者、革命家と呼ぶにふさわしいミュージシャン。
象徴的な拓郎スピリッツの神髄をまざまざと見せつけられる。
とんがりまくっていた若き拓郎の男気と才気に痺れるね。
それらをひっくるめて、シンシアはとことんまで惚れ込んで取り組んだであろう痕跡が随所に見え隠れする。
だって拓郎愛がなかったら、これほどの感動は受けないだろう。
そろそろ熱気もムンムンで白熱してきたぞ。
メンバー達も汗びっしょりで熱演を繰り広げている。
全員から滲み出る風格が桁違い。


「ペニーレインでバーボン」
ボブディランと並んで多大なる拓郎が多大なる影響を受けたザ・ビートルズの傑作をタイトルに冠した曲。
1974年12月10日リリースのオリジナル・アルバム「今はまだ人生を語らず」1曲目に収録。
シングルカットはなし。
歌詞の中に差別用語が含まれているため、問題視されていたいわくつきソング。
男のやるせない心情の独白劇。
息継ぎすることすら忘れたかのような、早口でまくし立てるように歌い紡ぐ圧巻の歌唱がかっこいい。
何をやっても奴らは恐ろしき脅威のパフォーマーだ。
熱気が噴き出すほどの迫力で息も絶え絶え・・・・。
コーラスも織り交ぜてアドレナリンが噴出する。
実際1974年に、拓郎は原宿に「ペニーレイン」というジャズ喫茶をオープン。
ファンの間では「聖地」と言われた。
サッポロにも同名のライブハウスがあるねえ・・・・。
酒好きな拓郎らしく男気溢れるほどに当時凝っていたというバーボンを浴びるほど飲み干すさまが目に浮かぶ酔いどれチューン。
よほどのこだわりを持って「シンシア」はこの作品をセレクトしたんだろうね。


「いい曲だなあ・・・と思いますよ。
60歳以上のミュージシャンも元気だねえ。
先ほどSTAベースの人も(俺のことだ!!!)俺より1つ上なんだけど、元気印ベスト3に入るね。
早いものであっという間にラストソングだ。
僕は1回でいいから苫小牧から仙台行きのフェリーに乗ってみたい。」
「あ!?・・・乗ったことないの!!??・・・舞鶴経由とか・・・・
円もたけなわではありますが次の曲で最後となりました・・・・ボリボリではなくねえ
・・・・・・落陽でございます」
締めくくりにはもってこいの抒情感に満ちた曲。
1973年に発表。
その後も様々なバージョンでアルバムに収録されている。
また1989年にシングルとしてフォーライフレコードからリリースされた(ウィキペディアより)。
拓郎にとってのバーニー・トーピンともいえる存在の作詞家、岡本おさみがなんと北海道を放浪した際に経験した事柄が詳細なまでに歌詞へと反映されている。
そんなことを思いめぐらしながら想像して聞くとグッとくるものがあるよね。
一語一句を表現するタカハシくんの歌声が印象的。
満を持して遂に飛び出したのは火花散るギター2人によるソロバトル
タイプの異なるフレーズによる鬩ぎあいは聞きごたえ満点
息つく島さえをも与えてなんかくれません
超スタンダードだけに数々のシンガーやミュージシャンたちにカバーされています。
カラオケでも世代を超えて人気を博していますよ。
今度は拓郎が他の歌手たちに提供した曲なんかも聞いてみたいものだ。
「ロリポップ」も取り上げていた「優しい悪魔」とかね
もちろん「結婚しようよ」「旅の宿」もリクエスト熱望
これしかないと余力を振り絞っての熱唱。
キーボードが奏でる遠慮なきホンキ―・トンク調の連打には最早目が点状態・・・・。
ダメ押しとばかりに、冴えわたる重戦車のごときドラムの乱れ打ちとベースによるボトムでトドメを刺す。
爆音が炸裂しての大団円!!
無事にフィナーレを飾った
「どうも、シンシアでした!!」
タカハシくんが締めの言葉を発する

ヒコちゃんが締め括りのアナウンス

「ありがとうございました。
喜んでいただけたでしょうか?
我々も堪能しちゃいました
まだこれからも素晴らしいバンドが登場します
存分に暴れてもらいましょうよ」

****心底、お疲れさまでしたの言葉を送ろう。
心地よい疲労感に包まれた。
もう何も思い残すことはありませんよ・・・・と満足そうで笑顔いっぱい。((´∀`*))
主催者バンドという重責を、軽く十分に果たしてくれました。****

会場内に流れるBGMはスティックスの「ベイブ」
ジミ・ヘンドリックスで「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」

ヒコちゃんのライブ企画はまだ続行中。((´∀`*))

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
覚悟のほうはいいかな!?
ARE・YOU・READY****


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キング・クリムゾン/ライブ・イン・ウィーン2016+ライブ・イン・ジャパン2015

2024-03-24 11:18:38 | free form space
80年代は今では信じられないくらいに続々と海外のバンドが来札した
それがバブルはじけた頃からかなあ…
パッタリと北海道だけを避けるように来てくれなくなった
まあ観客が入らないんだから仕方ないんだけど
全く情け無い…
特にプログレは不人気
多分3バンドくらいしか札幌には来てないはずさ

まだ来日バンドが少ない時代にピンクフロイドがやって来た!
これ正に大事件
信じられないよなあ
伝説中の伝説で語り草
これだけで10バンド分くらいの重みがある
Chicago仲間の兄貴が観に行った
とにかくぶっ飛んだらしい
会場の四隅に巨大なスピーカーが設置されていて爆音がグルグルとトリップするほど回転!
しまいに例の曲ではステージに犬を連れてきてワンワンと泣かせながらプレイした
今ならば完全にアウトなパフォーマンス

プログレ括りには微妙だけどカンサスはライブハウスのペニーレインへ来た!
この時私は川崎クラブチッタで観たよ

そして唯一無二の大御所キングクリムゾンは二回も来てくれた
スリーオブアパーフェクトペアツアーが最初
私は五反田簡易ホールで観た
この日のライブはソフト化もされた
次いで奇跡の二回目は真新しい会場の2018年ヒタルにて
興味本位くらいの感覚で観に行ったんだけど甘かった
兎にも角にもオーディエンスは最初から最後までノックアウトされたね
トリプルドラムがフロントにズラリと横並び
マルチプレイヤー揃いでツインギターに4人がキーボードもこなす
新旧織り交ぜたセトリは全てに於いて圧巻
当たり前だけど全員がパーフェクトなプレイを披露
もう別格なアーティスト達
過去の遺産で食ってるなんて微塵もなく現在進行形をまざまざと突きつけられた
この2年後に残念ながらビルリーフリンは亡くなってしまったけど…

写真の3枚組CDは多少メンバーに変動はあるものの札幌に来る数年前の進化と変容を記録した日本公演含む凄まじいライブ記録

フリップ卿、またそろそろ活動再開してくだされ!
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