THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

CACTUS(chicago)

2019-04-30 19:50:37 | CHICAGO

説明

サボテンはサボテン科に属する植物の総称である。その多くは多肉植物であるため、多肉植物の別名として使われることもあるが、サボテン科以外の多肉植物をサボテンと呼ぶのは誤りである。 ウィキペディア

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いきなりの出費…パソコンを購入する羽目に!

2019-04-30 19:48:35 | free form space

GWにいきなりパソコンを購入する羽目になって慌ててお金おろしてきたよ。
あーあ…思っていたよりもあまりパソコンって安くなってないんだね。
ガッカリさあ…( i _ i )

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margarine(chicago)

2019-04-30 19:45:22 | CHICAGO

元々バターが高価であることから、バターの代替としてつくられた食品。日本ではかつては人造バターと呼ばれていたが、1952年11月にマーガリンに呼称を改めている

〜ウィキペディアより〜

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VOL,163 白石LIVE HOUSE&STUDIO「PIGSTY」S・T・A編

2019-04-30 15:12:27 | Live Set List

いよいよ満を持してこのブログの主役でもあり、「リブレーション46」の企画バンド、THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)オオトリの出演時間となりました!

9、21:30~22:00

ここのところ、STAは何故だかライブ・ハウスとのゴタゴタが連発して(別に事件性のものではありません・・・)なかなかスムーズに事がはかどらなかった経緯があります。

そんな時、いつも温かい目でサポートしてくれるのが,オキノくんが経営している白石区ピグスティ。

いつもいつも彼には助けられていますよ、本当にもう。

というわけでして、大好評を受け、またまた去年の12月に引き続きピグスティで早くもお世話になることとなりました。

STA企画「リブレーション」が、連続で同一会場で開催されるのは初!

今回は久し振りに前回同様ご機嫌なサウンドを奏でてくれるバンドばかりが集結したから、とっても刺激的で楽しかったよ。

アベさん、スバル、ツッツー他素晴らしい観客の皆さん、対バン、オキノ君はじめキュートなスタッフのアンナちゃん(音響)&モエちゃん(受付嬢)に大感謝です。

なんとSTAは9人中6人でのリハでしか行うことができませんでしたが・・・・・・

結果ですか?・・・・2019年最初で平成の締めくくりライブイベント「リブレーション」は大成功の内に幕となりました!
当初はこの日、札幌のあちこちでライブが行われているとのことで、集客を多少は危惧していたのですが、いざ蓋を開けてみたらば最初から大入りの大盛況!全くの取り越し苦労でした。
尽力してくれた杉ちゃん、オールド・ジャンキー含め皆ご協力ありがとう!^_^
持つべきものは頼もしき仲間達だね。
会場に流れるBGMがマサのドツボにはまる洋楽ハードロックばかりで、これがすこぶる皆にも大好評。中々なムード盛り上げに一役かっていました!
そしてスタッフの女の子たち2人がめちゃくちゃに可愛いくて性格もナイス!
これはポイントがめちゃくちゃに高い。12月以来の再会でお互い喜びを分かち合っていました。


前回12月のピグスティ・ライブ回想記・・・・・・・

STAライブ史上初の管楽器1人体制。
ジャンルとしては全然ブラスロックじゃない…( i _ i )。
以前にマサがタイバンで誘って出演した時以来、ピグスティ大好きなサワケンのためリクエストに応えて組んだイベントだったんだけど、肝心のサワケンが12月の上旬緊急入院!
これはもしかしてSTA初の最少5人編成ライブか?…
私も11月からずっと喉の調子が悪く、嫌いな耳鼻咽喉科通い、マスク着用、ノド飴常に持参、吸入器を引っ張り出し、ハチミツドリンク、パイナップルジュースを飲んで、喉スプレー、終いにはボーカルの中古本をたくさん買ってきた。
とても心配で夢まで見ちゃった。
マサは「あまり体調思わしくなくふがいない・・・」と語っていたんだけれど、「そんなこと微塵も露呈していなかったよ。」とヤスは優しく励ましてくれました。ところで、最近のSTAは懐かしい面々が復活。ベテラン・トロンボーンのミツは他の管楽器ソロまでをも見事にこなし、孤軍奮闘の果てには秘密兵器まで飛び出す始末。

心強き熟女のオチカちゃんが参加してのシンセブラスが轟いて光明も射してきた。

しかも、ノリノリダンスで余裕の表情さ。
ターミネーター・サワケンも本番直前に奇跡の復活で合流に間に合った!

いついかなる時にも頼もしきドラマーのヤスは、ニヒルでハードボイルドにおすまし。

ギターのコニタンとマサが初めて対面したのも一昨年のピグステイ。あの時の彼はSTAの観客だったけど、今回はパフォーマーとして十分に研究済みだから気合も十分・・・・・とまあ、こんな感じでした。

で、今回のSTA。

当初は10人体制だったのです。

盟友イヨちゃんがボーカル&パーカッションで久し振りに合流予定だったのですが、リハ直前に大怪我を負ってしまい泣く泣く緊急リタイアすることになりました。本人が一番残念がっていたはずです・・・・。

セット・リストも決定済みだったのですが、マサからジュンへ連絡を入れて調整を図り事無きを得ました。

クルさんに至っては、すでに重鎮的ポジションを担っていて頼もしき存在。

ナオさんも今回で2度目のSTAですがキーボード1人は初。

ブラス・ロックの魅力が即座に理解できるなんて将来有望だよ。「好きこそモノの上手なれ」を正に地でいっているパターン。

数ヶ月ぶりにファニー&サワケンも合流。

待ってました!の心強きリズムセクションの相棒、ヤスも元気一杯に帰ってきたよ。

冗談抜きに首を長くして待っていたんだから。

ピグスティには何かと縁があるミツはベテラン中のベテラン。

そして去年の1月に初めてSTAライブを体験したブンキさんも、テナーサックスにて2度目の参加。

あの時は、メンバーの構成上ブラスロックというよりも、ブルース・ブラザース系のレパートリーで網羅。

だから今回のセットリストとのダブりは1曲のみなので、ほぼ初STAと変わらないのですよ。

マサからも「これが正真正銘STAの基本コンセプトに沿った内容なんだよ!」と告げられたブンキさん。

でも彼はジャズとプログレッシブからの影響を多大に受けているから、キツイのはキツイんだけど日に日に目つきが変わるほどに熱中していましたよ。だってさあ、ライブ後もずっと頭の中でシカゴの強烈なるホーンセクションが鳴り響いていたそうだよ。最早クセになるほどにはまりまくっている御様子。

そうそう、ブンキさんのメインバンド「ボズ・プロ(その名のとおりAORの大御所ボズ・スキャッグスのカバーバンド。そこでは唯一の管楽器奏者)」は同日にペニーレインでのライブがあったために、それを終了後、ピグスティに移動して会場入りだったのです。超多忙。

昭和テイスト満載のピグスティに驚きと感動を覚えたそうですよ。そうでしょうね。素晴らしいハコだ。

そんなわけでしていつものように紆余曲折を経てここまで辿りつきました。どうです!すごいでしょう!ただただ感涙の嵐です。

総勢9人という布陣でライブにのぞみました。この時、初めての顔ぶれ。さあて、鬼が出るか蛇が出るか・・・・・。

結果はアンコールまでいただきました。
開き直りバンドの面目躍如。今回も炸裂!
見たかあ!の逆転劇。 

それではたいへん前置きが長くなったので、ここからは詳細なるSTAライブ・レポートのはじまり、はじまり~!。

パワーに満ち溢れたロッカー達のパフォーマンスを思い切り目前で堪能させてもらいながらも、STA各メンバー達もウォーミング・アップ、チューニング、そして熱心に黙々とイメージ・トレーニングに勤しんでいます。

ピグスティは初めてというメンバーもけっこういるので、とても新鮮にうつっていた模様。

タイム・テーブルちょっと押し気味に進行する各バンドがライブをこなす中、

十分にホール内の空気も温まってきて、STAの出番が遂にやってまいりました。

このホールは、ステージ・サイドにミュージシャン用の階段通路があり、かなり本格的。

トリ前オールド・ジャンキーの後を受けて、いざ出陣。

マサと入れ替わりにエキサイトしながらステージを降りてきたテツ達が開口一番「頑張って!!」と熱いエールを送ってくれて大盛り上がり。

おお!若いのに偉いなあ!

徐々に立ち位置、並び順も決まり軽く音出し。とんとん拍子に固まってきたよ。(クル氏は指慣らしとばかりにタカナカのお気に入りフレーズをなぞっています)。

ご機嫌な洋楽ロックのBGMが爆音で流れる中を、マサが一人一人に「オーケー?」の確認。

いつのまにやら、ステージ最前列にはきたるべきその瞬間まで待ちきれないといった感じのオーディエンス達がズラリと陣取っているではないか!?

無駄のない軽快なフットワークで黙々と作業をこなしながらも、ミキサー卓に戻ったアンナちゃんと、マサはアイコンタクトを送りあいながらヘッド・セット・マイクのチェック。

そのかたわらMCもこなします。

「もう少々お待ちください。はい、早いものでもう最後のバンドとなりました。大所帯、しかも迫力のホーンセクションを要するバンドの登場です。ブラスロックを展開してみたいと思います。」「イヨッ!!」「ハイ(笑)、もうちょっと待っててね。」「イヨッ!オーッ!!」「イヤア、嬉しいよ。最後まで皆よく残っていてくれました。前のバンドすごかったね。どこにあんなスタミナがあるのか・・・・俺たちも負けてはいられない。そろそろ準備完了です。熱く締めくくってみたいと思います!よろしくお願いします。」「イエーッ!」マサからヤスへゴーサイン!!

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO

KUL・・・G

NAO・・・KB

YASU・・・DR

SAWAKEN・・・PER

JUN・・・AS VO CHO

FUNNY・・・TP

MITSU・・・TB

BUNKI・・・TS

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)・・・CHICAGO

3、SO MUCH TO SAY,SO MUCH TO GIVE(言いたい事がたくさん)・・・CHICAGO

4、ANXIETY’S MOMENT(不安の日々)・・・CHICAGO

5、TO BE FREE(今こそ自由を)・・・CHICAGO

6、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO

7、QUESTIONS67&68・・・CHICAGO

8、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO

9、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

10、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

~~~ENCORE~~~

11、VEHICLE・・・IDES OF MARCH

さあ、準備万端整いましたよ。「オーケー!ゴーゴー!!いいですか!?」

ミキサーからも「いつでもいいよ」のサインが頭上高く円を描いて送られてきた。

BGMストップして鮮やかなる照明がいっせいに焚かれる。

まずはマサの指示でヤスへ手拍子でテンポのメッセージを送ると、ハイハットが正確無比に刻みで応える。サワケンのリズムがサンタナばりのラテン色で彩を添える。

早速うねりまくっての追随。

それに便乗するかたちでクルさんも剃刀のごときミュート・カッティング。

プレイが待ちきれないという様子でギターのグリッサンドで「ギュィーン!!」

この辺で早くも期待に胸躍る雰囲気作り大成功。

これから繰り出されるS・T・Aワールドに興味深々のオーディエンス。

マサによる洒落た落ち着き払った口調での・・・・・・ナレーション開始。

「はい、たいへん長らくお待たせしました。いよいよはじまりますよ!

時間となりました。(拍手があちこちから打ち鳴らされる)

華々しくこれから開演です。

濃厚なる大所帯バンドが登場します。

北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!

賑やかに、ド派手な迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

マサは腰を低く落としてスタンバイ。

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」

波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、このメンツだけに迫力が桁違い。

いつもの倍近い勢いを感じます。それは気のせいではなかったようで友人のバンドマンらにも同様の感想をいただきました。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

普段はクールなヤスもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

彼の今回のいでたちはTシャツを基本として、スポーティに動きやすい全身を渋くシックなロック系で統一。

去年4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が相当に感動的だったらしくて、今だに刺激を受けている御様子。如実にドラミングの随所でそのダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

ヤスの卓越したツイン・ペダル連打が、速射砲のごとき爆音で後方から襲いかかってきます。

サワケンによる力強いコンガも効果覿面に響き渡る。

イントロが飛び出した途端にアベさんとヂョーちゃんらいつものお馴染みの面々がドドッとステージ前方へ雪崩れ込んできて、全身リズムの権化となっています。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。メンバー一同愛して愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。その中でもこの日ほど圧倒的完成度を誇ったことはなかったのでは?!出色の出来と自画自賛。

うるさ型のクルさんでも、絶賛していたくらいだから驚きです。

しかし、何度も言いますがメンバー全員、あの少ないリハ期間で、よくもまあここまで纏め上げたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

特に2度目参加のナオさんは、さすが何の遜色もなく打ち解けているよ。

もう何年もSTAでプレイしている古参のような佇まいを醸し出してもいる。

多分この日ギリギリまで各人念入りストイックなまでに詰めへと没頭していたのだろう・・・・痕跡がビシビシと伝わってきます(本当にそうだったらしい)。

去年1月にSTAライブ初参加したブンキ君も、今回で2度目。

すでに風格さえ漂わせています。

モニター・スピーカーに片足乗せて、マサが野獣のごとく吠える(アンナちゃんに頼んでヴォーカルのリバーヴを深めにかけてもらいました。Wのジョニー曰くマサのベースラインによるヴォーカルは異常だあ!!とのこと。モダンタイムのマスター・タケさんにも同じ事を言われたなあ。あれ普通は歌えるようなベースフレーズではないと。)。ミツはアグレッシブなる腰振りダンスプレイで、男気も振り撒いています。

エフェクターも駆使して周到に計算されつくしたクルさん独特なるシャープなセンス良き音色のギターバッキングが、ヤスの冴え渡るパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。後方サイドからは、ドラムが遠慮なしにボトム構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元空間模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが稲妻のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??

縦横無尽で、空間を縫うように駆け巡るナオくんのキーボードは天下一品。

今年3月からSTA合流してきて今回で2ステージ目だけにナオくんにも遊び心が芽生えてきて、随所に思わずニヤリとしちゃうロバート・ラム風遊び心が盛り込まれてもいます。

特に包容力のある心地よいピアノの響きは、天下一品の安心印。完成の領域に達した感あり。

さあ、第一関門の不気味な変拍子地獄にガッシリと突入だ(2番の歌詞をエディットする本番チャレンジは、もう染み渡ってきたね)。

先月共々に見事クリアでワクワクゾクゾクだ。手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。切り込み隊長ミツ君による卓越した鋭きトロンボーン・ソロが食い気味に吹き鳴らされて場面転換。

涼しい顔で見事にこなしたのです。

しかも、やる気満々のガッツポーズで構える。

大した度胸の持ち主だ!

さすがに最近はジャズユニットで揉まれているという百戦錬磨の達人だからこそ成しえる技。何事もなかったかのような表情で振る舞っていたよ(ヤスによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

さりげなくジャジー・フレイヴァーのファンファーレ風アドリブを散りばめているところも、彼の凄いところ(ジュン談)。

能あるタカは爪隠す!とは昔の人はうまいことを言ったモノだねえ!

あふれ出る意気込みが全身からビシビシと伝ってくるようだ。

そしてマサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのヤスが期待通りに猛然と先導しつつ、お次はとうとうファニー久々の出番。

スポット・ライトを全身に浴びる瞬間が訪れた。

その架け橋ともいえるロバート・ラムによるピアノタッチがオリジナル音源には入っているのですが、STAでは今まで一度もトライしたことがなかったのです。

その代わりにマサがシカゴのあるライブ・アレンジを参考にベースで目印を送っていたのです。

で今回ナオさんに、そこを忠実に再現してもらいました。

慎重にマサとヤスが注視する中、ナオさんも丁寧にプレイ。おかげさまで綺麗に入れた!気持ちいい!また一つ前進だ。

ナオさんも「現在自分が大好きなシカゴを演奏しているなんて信じられない!」と大喜びらしいです。

彼はことあるごとに遠慮気味な振る舞いが多いんだけど、ここぞという場面では見事バッチリと決めてくれるんだから頼りになるんだよね。

ファニーのソロは熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。

意外にもエモーショナルで、色気漂う艶かしき音色もナイス。感嘆の声があちこちから漏れてきましたよ。

本人自身は照れからなのか苦笑いしていたけれど、不安要素なんて微塵も露呈していなかったよ。

安定感抜群で、時折ヒステリックでエモーショナルなハイノートなどもヒットしてニンマリ。

それにしてもファニーは、いつでもどこでもナイスガイ。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で鳥肌が立ちっぱなしだ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいことがステージで起こっているぞ・・・てな感じですでにかぶりついている。

そしてジュンに指をさされた第3の男、クルさんのギターが火を噴く。

いきなり過激なサスティーン・ピッキングが導入部分で一気呵成に飛び出して、益々進化したアヴァンギャルドなるソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。ただひたすらにテクニカル。

序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを忠実に再現。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。身をのけぞらせての恍惚状態。

チョーキングなどを交える際にはギターを揺さぶって身をよじる。あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、エフェクター操作での効果もすこぶる大きい。

テリー・キャスのギター・ソロをリスペクト込めてほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?ビブラート、グリッサンドに至るまでバッチリ。

色々な本家の動画やら、マサから送られたキーボード・コード譜なども研究資料の一環として相当参考にしたらしいです。

それは現在でも進化の途中なんだよ。ストイックに決して妥協を許さないその真面目すぎる真摯な姿勢は誰もが見習うべき。

サワケンはここでもパーカッションを全身全霊込めてのバックアップ。

極めつけはヤスが、紆余曲折を経て第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝による力漲る究極稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

マサもヤスのドラムセット手前にまで駆け寄って煽りまくる。

いつもは沈着冷静なるヤスもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

エンディングにおいて冴え渡るベルトーンも、クルさんを筆頭に見事な連携で流れるような繋がりをみせた。

クルさんからキーボード、そしてホーンセクションへとバトンを受け渡す。ここで繰り出したクルさん入魂の1音がジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。これぞまさしくロックの原石。いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが右手を天井高く掲げてグルグルと回転。ヤスと呼吸合わせて、トドメはジャンピング・フィニッシュ(タイバンの先輩からは「ムラカミくんはエネルギッシュだね!」とお褒めの言葉を頂戴しました)。

あるミュージシャンに言われた事があります・・・・・「マサとヤスは何かにとりつかれているようだった」と。

めくるめくSTAのスピーディなる音像シャワーを、一身に浴びまくって酔いしれている観客達は身をゆだねるのみ。

ただただ目が点状態で放心・・・・。

「ウォー!」歓声渦巻く中

「YEAH!!サンキュー。改めましてTHE SAPPORO TRANIT AUTHORITYです。頑固一徹14年にわたって築き上げてきたブラスロック街道を現在も爆走中。ハハハッ~!皆さん、楽しんでますか!?」「YEAH!!」

「最近は小樽のライブばかりに出演しているものでバンド名に反して小樽バンドと思われている節があります。本拠地の札幌に帰ってきたぞ~~!!それにしても、やかましい演奏でしょう(笑)ちょっと水を飲ませてね・・・・オープニングソングだけでもう腹いっぱいでしょう!YEAH!HEY!HEY!HEY!!こんなに多くのお客様に集まってもらって感謝です。長年お世話になっているピグスティさんのライブハウスだけに、いつも以上に全身全霊で心込めてプレイしたいと思います。本日は100%シカゴを主軸としたブラスロック。最後まで楽しんでいってください!よろしく~!!

次はオープニング・ナンバー共々シカゴ初期の濃厚なるブラスロック。

これを今日はスペシャルバージョンの5楽章からなる組曲でお届けしたいと思います。

本格的にお披露目するのは初めてです。

コロコロと複雑に変化するややこしい曲です。ちょっと聞いてみてください。

お楽しみに!!

NEXT NUMBER ・・・・・メイク・ミー・スマイル!!(1・2・3・4!)」

 ヤスによる軽快なるハイハット4カウントが即座にそれを打ち破る。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてごり押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

 実はね、この曲、小樽でSTAがライブのたびに、会場にいる外国人の方達から「MAKE ME SMILE !」とリクエストされていたのですよ。

 あちらサイドのほうにめっぽうウケがいいみたい。

 でもいろいろとややこしい事情があってしばらく封印いていたんだけど、最近はめでたくそれも解除されて徐々に日の目をみてきたというわけ。

でも再度取り組むからにはグレードアップは常識。

不協和音も排除されて、無駄のない王道ともいえるパーフェクトな曲ですよね。

 最近のS・T・Aはけっこう、こいつに馴染んできたよ。

 この曲ではリード・ボーカルをマサからジュンに受け渡し、マサはバッキング・ボーカルに専念。

 ダンディーなジュンは、なかなか堂に入った喉を男ならではの色香をタップリと漂わせて歌い込む。

 バッキングは疾走感漲った塊のようなブラスロック代名詞をはかる。

 ヤスは、ここでも千手観音のごとく、相変わらず虎視眈々と大奮闘。

 エンディングではクル氏によるトリッキーなる16フュージョン仕込みのマシンガン・ピッキング・ギター・ソロ。

 クルさんのギター音って大きいんだけど、ちっとも耳障りだったりうるさく感じたりしないんだよね。これってやっぱり巧みなる音作りの技。

 血沸き、肉踊る現象とはまさにこのこと。

 それにしても各メンバー達は相変わらず多方面の分野にまたがって八面六臂のフル稼働。

 ブラス隊による緻密に構築されたアレンジの妙が、更なる完成度と緊張感を増幅させつつも第1楽章を終了。

 メドレー部分は入念にスタジオで打ち合わせたとおり、ホーンサウンド揺らめく中、クルさんの流麗なるコードとヤスによるデリケートなトップ・シンバルのカップ部分による装飾音、シンセなどが奏でる残響音の余韻で幻想的なトーンを漂わせる。

 第2楽章はヤスによる怒涛のフィルインから図太きミディアム・テンポ「言いたい事がたくさん」

 延々と踏み続ける光速フロアタム音が爆発。

 実験的要素満載なチャレンジ・ソング。

 恋人との出逢いから、想いが交錯して悩むストーリーを多分に含んだ不穏さが秀逸。

 マサとバックコーラス(ジュン)とのコントラストがミュージカルの様相をも呈しています。

 厳かなる重量級なタッチで、ベースがメロディアスだけれどもごく控えめに奏でられます。

 前半の暗い曲調から一転、霧が晴れたかのような心象表現の役割分担も良い仕事しているなあ。

 ライブの第3楽章「不安の日々」も全曲に引き続きの小曲だけれどもインストウルメンタル。

厳かなるピアノタッチに、ベースがメロディアスに印象的なラインを描き上げます。

この曲を披露するのは2度目。初演奏はヴィニーズバーにて。

メンバーはほとんど違いますがね。

あの時の失態がトラウマになっていて長らく封印していたのです。でも今回のメンバー達ならば、と奮い立ち再チャレンジしたんですが、大正解!バッチリとはまった。期待以上、想像以上の出来でしたね。

クルさんもテコ入れに一役かったし。

ファニーが正真正銘、一発勝負の哀愁含んだ流麗なる音色でトランペット・ソロ(ニニ・ロッソ風)を。はたで聞いていてもビックリするほどに完璧再現。

後半ドラムとバック陣によるユニゾンも、荒削りながらたいしたトラブルもなく難関突破でクリア。

ここでパアッと音世界が華やかに開ける。

 

マサが間髪入れず「1・2・3!1・2・3!!」のカウントを発する。と共に第6楽章の「今こそ自由を」

ここも1分ちょっとの超変態的リズムを誇る迷路のようなインストルメンタル。

この流れが今回のライブ全員にとっての鬼門。

ついにやっとここまでとたどり着いてしまった。

序盤の想像を絶するアクセントはクルさんも指摘していたけど、最大のトラップ。

テンション漲るシーンだ。

何度も訪れるヤスの見せ場だ。爆裂的ドラミングに会場中からヤンヤの喝采が沸き起こる。

とにもかくにも、入り組んだ展開が生半可な気持ちでトライしたならば一筋縄ではいかないのだ。

コロコロと景色の変動に忙殺される、正直な話が予測不可能な曲。、

究極の場面は後半に訪れるベースとトロンボーンによるユニゾンライン。

これをミツちゃんはものの見事にやってのけたのだ!

スタジオではどうもシックリと噛み合わなかったんだけど、相当に鍛錬を積んできたのでしょう。

バッチリとパーフェクトに乗り切ったよ。

一緒にプレイしていてもそのカッコイイ姿に戦慄が走ったものです。

ここさえ乗り切ればもうこのライブはいただいたも同然。

次々に襲い掛かってくる難関を、大船にのったつもりで、突破していこう。

まだまだ続くデンジャーゾーン!

メドレーで最終楽章も1分少々の「愛は限りなく」だ(第7楽章)。

初めて聞いた人達ならば誰もが口々に「なんじゃ、こりゃあ!!」と思わず驚愕の雄叫びをあげちゃう拷問のような、それでいて癖になるアート・ロック。

地響きのごときボトムサウンドを打ち砕くようなヤスのフィルインでメインテーマに戻り、想像もつかないくらいのマーチへ一丸となって渾身のプレイ。

気を抜く暇を全く与えてくれない、ひじょうにやりがいのある曲。

最後の1音に到達して終えると、観客達は一瞬を忘れていたのか無反応状態。一息入れてから拍手の嵐。

どこかから「おいおい、なんまら難しそうだなあ・・・・」という声が聞こえてきた。そうなのです、難しいのですよ(笑)。

大役をこなしきった清々しきメンバー達の満足そうな表情が神々しい。

だってまともに演奏できるメンバーが、過去にあまりいなかったものでね・・・・。

ここで一部関係者達からのコメント

スバル「STAと出会ってから丸5年が経つけど、やっぱりかっこいいなあ!!」

またある観客からは「迫力ある素敵な演奏を見聞きできてシアワセな気持ちでした!」

またまたある観客からは「サッポロの名だたるテクニック集団演奏素晴らしく、スペシャル感がハンパないです!選曲もツボでした。許されるなら踊りたかった!!」

またまたまたある観客からは「かっこよかったです。たのしかったです!!」

るタイバンの方からは「数年前の小樽でSTAライブをジックリと拝見させていただいたことがあります。

私も管楽器をやっていたのでエキサイトしましたよ!」

マサ曰く「これはプログレッシブ・ジャズ・ブラス・ロックだね。」

話をライブ本編へと戻しましょう。

 

「この組曲は本来ならば7楽章なのです。数あるシカゴ組曲の中でもこれは最高峰。本家シカゴは現在も必ず全曲をライブ演奏していますので興味のある方は聞いてみてください。次にお送りするのはシカゴの記念すべきデビューシングルで、ちょっと変わったタイトル、クエスチョンズ67&68!(シカゴの軌跡からのシングル。ヒットしませんでしたが、日本での人気は高い!。再カットされた際には大ヒット!なんと日本語バージョンのシングルも生まれました。ピーター・セテラもジェイソン・シェフもサービスとして来日公演で日本語を披露。一時ライブから遠ざかっていた曲ですが、ここのところは前半に必ず組み込まれている大切な1曲。意味不明なタイトルが物議を醸しましたがロバート・ラムが1967年から68年までに付き合っていた恋人との質疑応答ソングというのが正解)後半を日本語で歌ってみたいと思います。」

ここではヤスがジャジーなフィンルインをイントロにすえて、そのままメチャクチャにクールなホーンセクションが問答無用の追随。主役の座を貫禄タップリに吹き継いで存在感を強烈にアピール。

その合間をクルさんによる歪んだギターが、猛烈なスピードで縫うように疾走。マサとヤスは、ずっとこれが欲しかったのさ。

もうここまででも、言葉を失いそうなほどに感動をおぼえるのに、休むことなく発せられるリードボーカル・マサによるバランス感覚がロックしていてウルッとしてしまいます。

エディット・バージョンだけど、ブンキさんにも歌とホーンとのコントラストがスリリング!と好評を博しています。

かなりナーバスな状態で臨んだけど、中盤では遊び心も交える余裕も生まれてきています。

前曲とは色合いの全く異なるこの曲を、是非とも演じてみたかったのもこの度の狙い。

バッチリと応えてくれたよ。学ぶべき点、発見が多々見受けられたはず。

このあたりの空気感を察してなのか、前方に佇んでいた女性の観客も両手合わせて狂喜乱舞。

ヤスのグルーヴ軸となるのは、何と言っても素早きダイナマイト・ドラミング。

そして、一番の見せ場は中間部分のホーン隊による力強き攻防。

バッキングも熱を帯びて的確に支え続けます。

お約束通りに後半の歌詞は、STAも日本語バージョンで。

マサが、事前に綿密なる打ち合わせで練り上げたという涙ぐましきパート。

 「オーケー!ありがとうございます。じゃあ次はアベさんの大好きな曲でこれもずっとリクエストを貰っています。

特別に組み込みました。

今日は日曜日だけど土曜日の曲をお届けしたいと思います。

一番万人受けするシカゴ初のシカゴⅤ収録初ミリオンを記録した、輝しき珠玉のポップアイコンともいえる記念すべき名曲。」

  優しい音色でピアノの調べに乗せて・・・・SATURDAY IN THE PARK・・・・・マサがナオ君の方向へ向き直った瞬間、絶妙のタイミングでシンコペーションを基調としたあのあまりにも有名なるイントロを演奏。(素早く音色チェンジとスコアめくりをこなす)

当然ここでの主役は最初から最後までナオくん。

一番ナオくんが演奏することを夢見ていた曲なんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちでしょうねえ。

全身汗まみれでも、とても気持ちよさそう。

もちろん、それに呼応するように熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

ミツも相変わらず絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

とにもかくにもサワケンによる濃厚なるコンガプレイのおかげで、誰もが贅沢極まりないハッピーモード全開に浸れちゃうのだから不思議なものですよね。

よくよく見てみると会場のあちこちで嬉しそうに、ピョンピョン飛び跳ねている人たちが見えるではないか!?

ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら皆と一体になって踊っています。

クルさんも目の前の観客達の笑顔に癒されたそうですよ。

世界平和を声高らかに提唱する、スケールの大きいビッグヒット。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高きアンセム。

マサが歌いながらナオ君のそばに歩み寄ると、ニコニコと微笑み返し。

他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

ジュンもコーラスに人一倍のこだわりをもって挑んだ曲。

エンディング最後の1音に至るまで、気合十分パーフェクトに完奏。

普段はホノボノと佇んでいるブンキさんではありますが、やる時はバッチリと決めてくるところなんかさすがですよね。

 
 
「皆、この曲は知っているよね。残念ながら今日は土曜日ではなかったけど・・・。残すところあと2曲となりました!

 それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。アベちゃん、ついてきてる?なんか、がおってないかい?あ!?これって北海道弁ね!!(笑)

いっぱい色々なタイプの曲を用意しています。(とここで観客席からシカゴのトドメともいえるリフを口ずさむ・・・・ダダダダダン!と・・・・)なんだ、なんだあ。営業の邪魔をしている奴がいるな。それは、もうちょっと待っててね。

次の曲はサービス・タイムでして、ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。

シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。

わずか3分ほどなんだけど、メチャクチャに強烈。

ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにどよめく会場内)。

またまたうちのジュンちゃんが情熱的に思いの丈を込めて歌います・・・・燃え上がってください(と、ここでジュンちゃんの方を指指すと大きく手を振り返す・・・・ネオン・スティックを振るアベさんがジュン、マサにハイタッチ)。

皆、聞いてね!大ヒット曲の邦題は・・・黒い炎・・・チェイスで・・・・ゲット・イット・オン!!」

ヤスが、待ってました!とばかりにスティック・カウントで・・・1・2・3・4(マサも)1・2・3~!

アグレッシブな「黒い炎」が帰ってきた。

歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻めで捲くし立てる。

このようなやさぐれたボーカル・スタイルのジュンちゃんを聞けるのも激レア。ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。さりげない仕草が板についてるね。

会場内では大きく手をあげて手拍子を打っている人々の姿が見えてきていますよ。

STA勢も、積極的に観客へ向けて手拍子の要求。

オリジナルのオルガンソロはギターにバトンを受け渡す。

クルさんはアドリブをこなしながらも、嬉しそうにピョンピョン飛び跳ねプレイ。ミツも常に半身のポーズにてジュンとアグレッシブに暴れまくりながらのプレイが鮮烈だ。

全編にわたって捲くし立てるように打ち鳴らされるコンガが絶妙なるスパイスだ。

ここでもホイッスルが絶え間なく鳴り響いてきて、益々の活況を繰り広げています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージに倒してしまいました。

「ウオー!」とアイドルタレントに対する声援にも似た図太い声が沸き起こる。

タイバンの連中もマサの正面にて、煽りをかましてきますよ。

脳天がメラメラと炎のごとく炎上しているようだ。

ヒステリックなホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。

メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる悶絶なる真骨頂サウンド。

ジャズのエッセンスをたぶんに含んだ超絶技巧ワウワウ・ペダルを踏み込んでのアヴァンギャルドなギター・バッキングもドライブしていて光っている。

これがあるとないとでは雲泥の差。

後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。

普段はポーカーフェイスな佇まいのブンキちゃんも、適材適所に要所要所でしのぎを削るかのように燃え上がる。

ジュンちゃんが必死に会得した転調箇所と、エレピでガッチリと埋め尽くしたナオ君の捌き方も惚れ惚れするほど。

ジュンを筆頭にホーンがダメオシとばかりに競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか?と、これには心配になってしまったよ。

突き抜け感が尋常ではない、ファニーのハイノート・ペットがやはり群を抜いてる。

スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。

でもサワケンやナオ君も、一種独特なるSTAワールドに手ごたえを感じているはず。

それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルであります。

なるほど・・・と目から鱗が落ちるほどに、世界観がガラッと変化するのです。

クルさんは、昔取った杵柄とばかりに、ここへきてもスパイスがピリリと効いていて燻し銀の光沢を放っていたのでした。

決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたヤスが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。美味しいトコ独り占め。

マサとのリズムコンビネーションも、阿吽の呼吸でピッタリ絶好調。

ブラス隊含めて全員が合図の残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。

燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?

まあ、いずれにしても勇壮なるハードロック直撃弾逆落としに対して口笛がピューピュー!

「皆さん、満足してくれてますか?」「イエ~ッ!!」「今は何時くらいかな?それでは正真正銘のこれがラスト、極上のミッドナイト・ソングで締めくくってみたいと思います」

この時、すでにクルさんはギターを掲げて小刻みに震わせつつもフィードバックを発する・・・・・「ウィ~~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに右足を乗せたまま「ありがとう!最後です!いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!HEY!!!・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)

マサがクルさんの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから

「ガガガガガーン!」

メンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

ジュン「後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」

驚いたことに他のホーン隊もそれに連動して、ノリノリに飛び跳ねて手拍子を交えている。

その上、管楽器を振り回している。

ギターが、これ以上ないほど、過激にピッキング。

マサも一緒にメインリフを弾き始めると、ヤスもシンバル類総出で

それに便乗する形にてなぞってくる。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、リズムの鬩ぎ合い!

あるバンドは「STAはスーパー・スペシャル軍団」

あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」

マサは1フレーズごとにステージフロント右から左に並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

クルさん&マサが両サイドのフロントにて仁王立ち。この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

ホーン隊が拳を突き出すタイミングが絶妙。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って

「イェーッ!!」観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンスで半狂乱。

もうこれが本当にラストだと察してか、余力を振り絞って全員グチャグチャでどこもかしこも総立ちです。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

マサはヤスのバスドラム前、更にはホップステップで目前にまで駆け寄って、コミュニケーションをはかる。

ヘッドバンキングにて中央で両膝ついて、気迫のヴォーカルを続行。

クルさんは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

締めはエフェクター設置スペースにもどってワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃。

ホーン隊はシカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズを吹き込む。

逆方向ではウォルター顔負けなテナー・サックスで対等に渡り合うブンキさん。

マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。

これもライブでなければ味わえないハプニング。

メンバー達が色めき立ってきた・・・この状況。

どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。我々にも皆目見当がつきません。

まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴(クニ曰く)ならではの持ち味であり、魅力のひとつだね。やはり役者が違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて揺すりまくるの図。

尚もクルさんのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明もSTAのメンバー達を追うのが大変な作業だ。

エンディングではベースギターを天井高くに突き立てホップステップしながら、ベースギターを肩からはずして、も観客めがけてマシンガン乱射のポーズ。

そしてハイタッチ後はベースを掻き毟ってもらうようにヂョーちゃんに突き出す。もちろん即座にヂョーちゃんも「ベベベ~ン!ジャラーン!!」

モニターやPAスピーカーめがけてベース本体をワイルドに擦りつける。

片足上げて思いっきり床に振り下ろした。一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

「ありがとうございました!」

汗ばんでほてった体のまま、ステージを降りようとしたメンバー達へ間髪入れずに「アンコール!アンコール!!」

「ありがとうございます。お言葉に甘えてもう一発ぶちかましますか!?。今日はひじょうにマニアックなものも織り交ぜてきましたが、次の曲は5大ブラスロックの一つでシカゴの強力なるライバルとも言われた一発屋の悲劇バンド。ダンサンブル・ビートがディスコでも大受けしてもてはやされた、アイズ・オブ・マーチで・・・・ヴィークル」

 これも、「イントロダクション」「長い夜」に引き続きエディット・バージョン。

 観客席から出てきたスバル、ルチュちゃんチームもバンドと共に両手を高々とあげ、全身全霊を込めて大歓迎のジェスチャーを掲示しながらも拍手で合流。

アベちゃんは最早いても立ってもいられない、といった様子にてホイッスル鳴らして参戦だ。
踊り好きにとっては極め付けとばかりに、血液逆流しそうな炎のナンバー。

文句のつけようもないくらいに、ヒップなアタック感。

伊達男ジュン、ここではアルト・サックスとボーカルの二刀流。

彼はライブごとにアルトだったりテナーだったりと、よくもまあ混乱をきたさないものだね。

それでも十八番だけに、まるで自分のオリジナルソングのように捲くし立てる。

ボーカルが優雅で圧巻。

熱唱に次ぐ熱唱という構成。

「さあ、いきますよ~!!」の掛けあい合戦。

今回のライブ構造はマサ、ジュンとでボーカルを2分するというシステム。

ホーン隊は体を仰け反らせて、渾身の吹き込み。

マサは大股開きのままで、ネックをグルグルと上下にひねり回してのピッキング。

後ろを振り返ったり、クルクルと回転。

前後左右にと行き来しながらキックをぶちかます。

一時たりともジッとしていません。ロックバンドのライブはやっぱりこうでなきゃあね。

それだけにとどまらず、ドラムセットにまで駆け寄って右足をバスドラムに乗せてシンバルを蹴りまくる。

時折ナオ君やサワケンとマサが向き合っての相乗効果を煽りあう、火花散るインター・プレイも微笑ましい。

時代を反映してか、サイケデリック臭を狙ったかのようなクルさん渾身のギター・ソロは確実に的を得ているね。

フロントにまで飛び出してきたクルさんはこの手の曲でも、的確なるコードワークの度に腕を突き出して盛りたてる。

そこへといっせいに群がるオーディエンス。凄まじき光景。

ギター・リックも伸びやかなるサスティーンも一際異彩を放ち、ここでも獅子奮迅。

決めのブレイクタッチ・フレーズでは、メンバーと観客達が何度も大合唱。

中にはプレイ・スタイルを真似ている輩も出現。

エンディングにおける一瞬の空間を突き破るがごとく、目一杯にタメをきかせて喉を振るわせる官能的でブルージーなジュン絶叫ソロボーカルパートでは気持ちよさそうに自己陶酔!

このひとことで観客達が「ヒューツ!!」と大歓声。

プレイしている我々でさえも、手前味噌ながら震えがくるほどの高評価を下したくなるほど。

皆が皆、一様にエキサイトしていて、万雷の拍手が鳴り止みません。 

心地よい疲労感は何度味わってもいいものだね。

恒例のマサによるご挨拶・・・・・と、いつも手元に用意しておくカンニング・ペーパーをカウンター上に忘れてきちゃった。

でもしっかりと憶えているので難を逃れました。

出演バンド名を1つ1つコール。会場からはその都度拍手攻勢。そしてオーナーのオキノくんとマスコットアイドルのアンナちゃんとモエちゃんにも拍手!。もちろん締めくくりにはオーディエンスにも拍手だ!!

「おかげさまをもちまして今年初で平成最後のSTA企画リブレーションもなんのトラブルもなく無事に終了することができました。サンキュウ!またこのピグスティに戻ってきます。帰りは気をつけて帰ってね。それじゃあバイバイ。またね~オヤスミ~!!」

毎回反省点てんこ盛りなんだけど、会う人、会う人がニコニコと絶賛してくれました。

その後、会場をブラブラうろついていると、色々な人達に声をかけられます。

もうSTAが何をやっているのか、最近はけっこう浸透しているから、ここいらでアンケートでもとってみましょうか。

後片付けを終えると、ホッとするのかいつも突如として空腹感に襲われます。

さあ、これからゆっくりと何をたいらげようかなあ?!

おっとと・・・予告です。

「令和」初となる来月のライブは地元サッポロ隣町「江別市民会館小ホール」ライブです。

といっても相変わらずのメンバー入れ替えあり。

8人でパートの変動もありますが、2回のスタジオリハで大幅に曲目もリフレッシュ。

予想を大きく覆すほどに、サプライズ盛りだくさん。

詳細はSTAのライブ告知欄でご確認くださいませ。

VERY SPECIAL THANKS TO・・・SUBARU&ABE SAN&HIRAI SAN&JOE CHAN&GETCHU&TETSU&JUN&BARBO&LUCU&MITSUGU KUN&JOHNNY&MAYAMA KUN&SUGI CHAN&NABE SAN&MARI CHAN&NAGAKUBO KUN&OKINO KUN&ANNA CHAN&MOE CHAN&MINERAL WATER&MELON BREAD&HIRO&YOSHI&LACHCHO&HEISEI&REIWA&NATSUKO CHAN!!

 

 

 

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leather craft(chicago)

2019-04-30 14:20:46 | CHICAGO

レザークラフトは、皮革を素材に用いて工芸をすることで、時間を楽しんだり、革製品を作ったりすること。 皮革工芸(ひかくこうげい)、革工芸(かわこうげい)、革手芸(かわしゅげい)、革細工(かわざいく)とも呼ばれています。

〜ウィキペディアより〜

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VOL,163 白石LIVE HOUSE&STUDIO「PIGSTY」OLD★JUNKY編

2019-04-30 06:21:45 | Live Set List

さあ、いよいよこのライブ・レポートも佳境に差し掛かってきましたよ!!

トリ前、満を持して登場したのは、札幌唯一無二のロックンロール・バンド。

最強で不動の粋なトリオ。

8、20:50~21:20

OLD★JUNKY

このバンドとマサとの付き合いもそうとうに長いです。今まで彼等がS・T・A企画ライブに出演してくれたのはモダン・タイム、そしてちょうど2年前のヴィニーズバー。

はやいもんだねえ!

結成10年を迎えても尚アグレッシブなる進撃が止まらない3人組(一時4人編成の時代もありました)。

ロックバンドにとっての最小ユニットでもある編成で、ストレートな痛快ビートを展開します。

春夏秋冬、いつ如何なる時にでも革ジャン&リーゼントというブラックファッション姿勢を、徹底して崩さないメンバー達だけど、今回もバンド名が背中に書き込まれた黒シャツをバッチリときめて登場(髭やサングラスもポイント高いね)。

ベース&ヴォーカルはテツ。ギター&ヴォーカルがマーボ。ドラム&コーラスがジュン(スネア持参)という、いかしたロックンローラーたち。

マーボの愛器はマットブラックのフェンダーUSAテレキャスター(メイプル指板)。ギター・アンプは持ち込み。ジョニー大倉のポジションだね。

テツのベースコレクションが半端ではありません。

もちろん尊敬するキャロル時代の矢沢永吉使用ベースが基本コンセプト。

で、伝説の日比谷野外音楽堂キャロル解散ライブで使用していたのが、当時は発売されていなかったナチュラルボディのフェルナンデス通称・琵琶ベース(この形が音響理論的には良質なサウンドを得られると何かの本に書いてありました。メイプル指板)。

それを前回はテツも使用(2本所持しています!)

機種名はYB-75。

こだわりはそれだけにはとどまらず、ゴールドパーツにチェンジ。

バダス・ブリッジ、グローヴァーU・S・Aペグ、そして合計600円(!)コントロール・ノブ3個の白いストラトキャスター用プラスチック製に載せ換えという徹底ぶり。

これらは東京にある永ちゃん直営店の「ダイヤモンド・ムーン」に展示されている本家琵琶ベースを穴の空くほどに観察してきて、忠実に再現したのだそうです。わかるよ、その気持ち!

ところが今回は、それを更に凌駕するベースを手に見参!

フェンダー・ジャパンのプレシジョンベースだ。

矢沢永吉がキャロル時代に使用していた、ナチュラル・ボディを丸々完全コピー(ローズ指板。写真参照のこと)。

ピックガードもコントロール・ノブ&インプットジャック部分のみ残して切断。

ピックアップ他電装部分は全て交換して、キャロル風味のサウンドを再現。

徹頭徹尾のこだわり全開だあ!御見逸れしました!ここまで徹底的にやられちゃあ、最早何もいうことありませんなあ。

そしてだよ・・・ダメオシとばかりにベースボディの裏面には油性黒マジックにて、直筆サインがビッシリと書き込まれているのだ。

元キャロルのリードギタリスト・ウッちゃん、元ダウンタウン・ブギウギ・バンドのベース&ボーカリスト・新井武士さん、そしてクールスのメンバー達・・・・のもの。

素晴らしくて感動しちゃうね、うんうん。

ちなみにマサとテツは、この日に着ていたお互いのサテン地風なシャツに興味深々で入手先などの情報も交換。

恒例の司会者マサによるイベントに対する丁寧なる説明と、来場者に対する感謝の気持ちとこれまでの出演バンドも改めて紹介。

そして威勢よく一気呵成にバンド名「オールド・ジャンキー」をコールしました!(セットリストは当日に発表されました)

「ROAR~咆哮」

ちょっと意外性を狙ったのかルーズなコードワークでグイグイと強引なまでにオーディエンスを巻き込んでくる、バイオレンス・ナンバーで幕開け。

でも決めるところはバッチリと決める、なんだかんだいっても血沸き肉踊る正統派ナンバー。

「ヘイ!カモン!!」ここでは、岩城晃一似のマーボがボーカルをつとめる。

一時たりともじっとせず、自由奔放に隈なくステージ上を動き回るメンバー達。

大御所ならではの阿吽の呼吸で、オールド・ジャンキー・ワールドへ誘ってくれます。

まずはご挨拶とばかりの肩慣らし。大挙して駆けつけてきた応援団やグルーピー(!?)達のハートを初っ端から鷲掴みだ。

「1・2・3・4~!!」間髪入れず、立て続けに「TUTTI FRUTTI(リトル・リチャード)」

前曲からムード一転、リトル・リチャードの永遠なる代表作「のっぽのサリー」風激しいシャウト炸裂で

「ヘイ!ヘイ!カモン!カモン!!」

リードボーカルは伊達男のテツにバトンタッチ。

これもキャロルがお得意としていた、往年のロックンロール絵巻。

はじめて聞いた人たちでもすぐ歌えるキャッチーなサビが快感。

結成時からまったくぶれることなく貫いてきた、問答無用のエナジーに乾杯!

「のってるかい?」「イエーッ!!」「お前ら、舐めんなよ~!」「イエーッ!!」「ちょっと飲みすぎた~!!」

マイク・スタンドをぶったおしちゃっても全くお構いなしの素振りさ。

お友達のルチュ嬢&スバルちゃん達も、ノリノリで華麗でセクシーなダンシングで応戦。

と、ここで息つく暇さえ与えずに、激しいドラム・ソロに突入。

メドレーで「SLOW DOWN(ラリー・ウィリアムズ)」が飛び出した。

ステージ前はすでにグチャグチャの芋洗い状態と化しています。

引き続きテツがリードボーカルを担当。

まるでキャロルのパフォーマンスを観ているかの様な錯覚に陥りそうなくらいの勢い。

3人によるコーラスワークも、鉄壁の様相を呈しています。

テツのベース・グルーヴをSTAのクル氏が絶賛していました。滅多に人を褒めないクル氏だからビックリだ。もちろんテツもそれを聞いて大喜びさ。非常に励みの糧になった御様子。

アクションも気持ち良いくらいの徹底ぶりだ。極め付けのギターソロでは、フロントに歩み寄ってこれでもかあ!というほどの猛アピール。

リズムセクションも見事なバックアップ。

目の冷めるようなロックンロールバンドの基本ともいえる原点回帰に皆、圧倒されている様子。

本物のライブアクトって、こういうのを指すんだよね。

長年の過酷なるステージングで培われた、血と汗と涙の結晶がこれ。

前半戦はこのように王道ともいえるカバー大会。

ほろ酔い加減のマーボによるMC。

「ごめんね~!この向かいのジンギスカン屋で飲みすぎたあ!!でもこれも想定内(笑)ここで主催者のマサさんとSTAの皆さんに拍手!」

パチパチ!!

照れくさいほどに恐縮しちゃいました、ありがとう(私も子供の頃はマーボと呼ばれてました。いとこは今でもマーボと呼びます)

「今日はオールド・ジャンキー今年初のライブです。このライブハウス、以前は昭和の時代から映画館だったんだよね・・・・。懐かしいなあ・・・・・。俺が小学5年生の頃、ここの映画を何回も観に来てたさ。千葉真一の殺人拳!(笑)合間にポルノ映画の予告編なんかがあってさあ(爆笑)。ちょくちょく婆ちゃんの財布からお金をくすねては、東宝漫画祭りゴジラ対ギララとかガイガンとかを観に来た。ここでライブをやれるなんてやっぱり感慨深いものがあるし最高だね。もの凄い事だ。ちょっと誰か飲み物くれる?」

観客から差し出されたビールを、美味しそうにグィッと一飲み。

「WAO!!みんな、飲んでますか~っ!?」「イエーッ!!」

「皆、若い振りしているけど、50年近く生きているんだろう?次はオリジナルで申し訳ないけどいいでしょ。オールド・ジャンキーがデビューした時からずっとやっている曲。イエイ、いくぞ!飲んでる?皆さん?」「イエー!」

「俺の友人が3年前、星になってしまった・・・・・俺等くらいの年になると、なぜか星になりたがる奴がいるんだよね・・・・そんな友人に捧げた曲・・・・・TIME AWAY・・・・・」

静かに燃え滾る炎のごとく、ストーリー性をたぶんに含んだ泣かせる一曲。一見コワモテのメンバー達だけど、実際の中身は情にもろくて気さくで優しいナイスガイ達。

ここいらへんではグッときちゃいました。

人生観を滲ませるスィートな歌詞は、そんじょそこいらの若いモンには決して真似のできない渋みさ。

テツ「イエイ!ヘイヘイヘイ~ッ!!改めてオールド・ジャンキーです(とさりげなくバンド名入りのシャツ背中をチラリと見せてニヤリ。憎いねえ)皆さん、お手元の酒を持ってのってね。

けっこうオールド・ジャンキーってかっこいい!?ハッピー!」

「イエーッ!!」

「マサさん、待ち時間が長いよ~!5時間だよ~(笑)。今度の時には真ん中にしてください!

そこのジンギスカン屋の店長!あの野郎にやられた!こんなはずじゃあなかった・・・・(爆笑)

あ~皆、恋したことある~!?なんかロックンロールやりてえ!!そんな曲やります。

さあ、ここからはロックンロール・オリジナルやります!1・2・・・・・LOVE IS YOU!!」

誰にでも経験のある青春時代の甘くほろ苦い思い出がふっと心に染み入る傑作。とてもじゃあないけれども知らないで聞いていたら、これは誰かプロの隠れた名曲だと思っちゃいそうなほどの完成度を誇っています。いやはやなんとも大したものだ。

キャロルとビートルズの融合。まさに熟練の技。

「矢沢を好きな人は手をあげて!!」「(観客達)ハーイ!」「俺、一時は嫌いな頃もあったんだけど・・・・・」「じゃあ俺たちをこんな風にした張本人、矢沢永吉のソロ初期ヒット曲、黒く塗りつぶせ(3枚目のスタジオオリジナルアルバム・ドアを開けろに収録。タイトルからもわかるとおりローリング・ストーンズの黒く塗れにインスパイアされた情熱ソング)に対するリスペクトナンバーで・・・・・10年前のオールドジャンキー結成時からやっている、マーボちゃんが作った曲をやります!!・・・・」「キーなんだっけ??(大爆笑・・・そしてチューニング・・・・マーボのギターをテツが調整してあげる)」「白く塗りなおせ!!1・2・3・4!!」

これこそ正真正銘、デンジャラスな酔いどれロックンローラーの真髄一直線。

永ちゃんフレイヴァー満載で絡みも豊富に暴れまくりで突入。

テツが弾き出すベースラインが、永ちゃんフレーズをお手本にした組み立てで思わずニヤリ。

真骨頂ともいえる微細なる指クセまでをも蘇らせている。でもしっかりとオールド・ジャンキー節を形成しているのだからしたたかなものだ。

エンディングではチラッとだけ永ちゃん初期の傑作「世話がやけるぜ(サード・アルバム「ドアを開けろ~OPEN YOUR HEART)」のリフをマーボがインサートしたのを聞き逃さなかったよ。

「あのね~!今日、バンドは解散します(もちろん冗談。マーボちゃん、そうとうに酔いがまわっている)ジンギスカン屋、おまえのせいだ!」「人のせいにするな!それを言っちゃあ御終いだよ」「次のライブは5月・・・・こういう告知は駄目なんだよね・・・・俺は喋ってないよね?」「喋ってない!」「最後のナンバーいくよ!GOOD OLD R&R(キャット・マザー)」

このノリノリに突き抜ける軽快なるスタンダードは私、キャロルのカバーで知りました。

コンパクトに纏め上げられた魂の息吹が、グイグイと伝わってきますね。

三位一体となったスクランブルも快調。この日の出演バンドではジャンルこそ違え「万事屋」と同じく最小人数なんだけど、そんなことをも忘れさせられるほどのコンビネーション。

これは計算ずくではなく、内面からほとばしる情熱が全てに勝っているのでしょう。

「今日の俺はいつもの俺じゃあないなあ・・・・このバンド、10年目だけど最低のライブをやってしまいました・・・マサさん、ごめんね~!」

本人達は気にしているけど、そんなことないのにね!だって異様なくらいの馬鹿受けだったよ。

それを証明するかのように「アンコール」の声が轟きわたっているよ!

「焼肉屋、どこいった!?もうオールド・ジャンキーを呼ばないでください。このバンドを結成した時、1番最初に完成したオリジナル!。もう一発いきます。皆、準備できてるか?」イエーッ!」「俺らは準備できてないけど・・・・(笑)いくぜ!!

オールド・ジャンキーのテーマ!!1・2・3・HEY!!」

とどめはやっぱりこれに尽きますなあ。

余力を振り絞って、3人組とはとても思えないほどの迫力で駆け巡る熱き男気溢れたロックンロール!

かぶりつきで見入っていた札幌ライブ界隈の名物ダンサー、アベさんも俄然たまらずツイストではじけまくり。

下手な理屈なんか軽く凌駕するほど、頑固一徹筋金入りの3コード応酬。

後ろでじっと観ていたバンドマンも感動のあまり「なにからなにまでもが、とても勉強になるなあ・・・・」と瞬きするのも惜しむほどに見とれていました。

この日は札幌だけでもあちこちでライブが開催されているのに、この大入り状態にはビックリ。

正直いって入場者数には不安もあったのだけれども、そんなことただの取り越し苦労でした。

しかもオールド・ジャンキーは大トリのような盛り上がり。

マーボ「焼肉屋、どこ行った?・・・・もう1曲やらせて・・・・」マサ「はい、それはこの次のお楽しみね!(笑)」

「サンキュウ!!」マサが改めてコールします「もう一度盛大なる拍手を!オールド・ジャンキー!!」

 和やかなうちに大盛況で終了。

トリ前という重責を余裕タップリにこなしてくれました。

 

****ライブ・レポートは残すところオオトリのTHE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)のみとなりました!引き続きお楽しみくださいませ!!****

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JET(chicago)

2019-04-29 13:49:21 | CHICAGO

ジェット機(ジェットき)とは、ジェットエンジンを用い、その推力によって飛行する飛行機である。 ジェットエンジンにはターボプロップエンジンも含まれるが、ターボプロップエンジンでプロペラを駆動する飛行機は一般にプロペラ機に分類される。

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〜ウィキペディアより〜

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平成最後のファイターズ戦だよ!^_^ 対ホークス 札幌ドーム

2019-04-29 13:45:02 | free form space

札幌は昨日よりも暑い。先日、札幌も桜開花宣言。道中、あちこちで桜が見れて癒されてます。

昨日の有原君は貫禄のピッチング!
本日は平成最後のファイターズ。
上沢くんには奮起してもらいましょう^_^!!

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autograph(chicago)

2019-04-29 00:55:01 | CHICAGO

直筆(じきひつ)とは、手書きの文字などにおいて、ある特定の個人が直接書いたものである事を指す言葉。自筆肉筆直書(ちょくしょ)、真筆真跡とも呼ばれる。

手書きであっても、誰が書いたか分からないものや他人に代筆させたものなどは含まれない。また、通常などに書かれた実体のある物だけに適用される言葉で、タブレットなどを用いてコンピュータ上で書かれたものなどは除外される。

有名人が直筆で書いたものにはそれだけで高い価値が生まれる。色紙などに書かれるサインはその典型である。

直筆のサインなどを他人に売ったりする時は、直筆である事を証明するために、書きあがったものと本人が一緒に写っている写真を添付したりする。

〜ウィキペディアより〜

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POSE(CTA)

2019-04-28 13:41:16 | CHICAGO

ポーズ(pose)

 姿勢。特に、絵画・彫刻のモデルなどのとる姿勢。また、彫像・画像に表現された姿勢。「要求されたポーズをとる」

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