THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,211 LIVE LIVE LIVE~HOTTIME(S・T・A編)PART,1

2024-04-18 18:25:36 | Live Set List

****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかにね
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****

早くも熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているBGMはシカゴ&EWFのジョイント・ライブ映像で「ダイアログ」だ!!
その時代に青春を送った人たちにとっては感涙ものだね。
めっちゃムード満点。
いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
セカンドアクト、先述通り我らがSTAが登場・・・・
このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****


2、18:30~19:00
満を持してこのブログの主人公でもある我らが「the sapporo transit authority(S・T・A)」の出番が来た

****このライブレポートもあっという間に最終章に突入です!!
心してお読みください!!****

バンドの入れ替え時間中は、常に例の白スクリーンがおろされてステージが見えなくなります。
でもSTAは9人編成
詳細の打ち合わせ段階でバンド内において色々な意見が出た
「ブラス隊を前面に」「いやキーボードが下に降りる」「パーカッションも!」
「ドラムが前に出たい」
ホーン隊とパーカッション&キーボードが降りる案も浮上
結局は妥当な線でホーンの4人がモニター前に横一列並びで落ち着いた
PAやモニターの返しがどうなるかはわからないけれどね
ホットタイムに打診相談したら即オーケー!
もうSTAの要望ならばほとんど受け入れてくれるから心強い
以前ならば「ステージに全員が収まるのか?・・・・」とライブ・ハウスのスタッフさんは危惧していましたが、S・T・Aは臨機応変すっかりと手馴れたものです。
よって先の白いスクリーン下げは、バンドを2つに分断する形になるので無しとなりました

何とホットタイムはトモちゃんがSTAに加入して初のライブ出演した思い出深い箱
トモちゃんの応援にお友達も3人来てくれたよ
写真撮影もしてくれた
嬉しい限りさ
トモちゃんは「目の前に観客がいたら緊張する~~」
大丈夫さ
ミツが太鼓判を押してくれたでしょう
先輩格のミキティともご挨拶をかわし友好を温めたことだしね
胸元のピンバッジはトモちゃんはサックス、マサはヘフナーのバイオリンベース
お互いにチェックしあって「よしっ!!」((´∀`))

ミキサー&照明担当はノブ君が一人でこなしている。
まさにスーパーマンとは彼のような男のことを言うのだろうね。

STAはこの日が来るまで、色々なトラブルがあっただけに力の入りようが半端でない。
この日1番の大人数で臨む、飛びっきりにやかましいブラスロック
(まあ、いつものことではありますが・・・)

他のバンドで吹く楽器が所属しているのは、ミキティ所属の太陽ほえーるズのみ
(ナカハマダイスケのところではキーボード走者が鍵盤ハーモニカを吹いていたけどね)。

どこでやっても浮きまくりのバンドですが、この日はちょっと事情が違った。

何と言ってもマサのバンド仲間でもある盟友達が一同に集うホットタイム主催「ライブ!ライブ!ライブ!」の集大成というイベント。

よって客層はほとんどが、熟練のロック通で占められているわけです。
うるさ型が大挙しての総動員。

こりゃあ、初心者みたいに下手な演奏をやらかしたら、速攻で袋叩きにあっちゃうという危険も孕んでいる。

初心に舞い戻り、気持ちを引き締めて、ライブに取り組みました。

結果ですか?!
もちろん大成功!!
大受けでした。
それはこれからのレポートで堪能してね
(ところどころに,またもや反省点は勃発しているけど)。

で、このホットタイムに以前STAが出演したのは2023年の10月22日(SUN)同じくライブ・ライブ・ライブ企画でした。
早いもので半年近くが経過していたんだ・・・・。

(まあ、途中、他のバンドを見に来たり、パープルブリンガーで出演はしていましたが)
その間も、メンバー達、スタッフ達、オーディエンスからホットタイム出演の要望が殺到したため、この度急遽、めでたく舞い戻ってきたわけです。

毎度の事ではありますが、相変わらずメンバーの出入りは激しく、人数やらパートやらの移動も頻繁だった。
現実問題として、毎月、S・T・Aという名前のもとに新しいバンドを組んでいるような事態が続いていた。
いつになったら演奏のみに集中できる日が訪れるのか。
それを追い求めてただひたすらに、前進あるのみだった。
周囲からは「よくもまあ、19年もの間、一時たりとも休みなく活動できるね。
コツを教えてほしいくらいだよ」と感心されちゃうくらい。
わかったらこんな苦労しないよお・・・私が教えてほしいくらい。
もうこれは単なる意地です。
でも去年の初夏から最強の布陣が揃ったのだ
我々自身でも驚愕している
テクニックはもとよりコミュニケーション力や人格も最高です
これって奇跡に近い快挙
苦節19年目にしてやっと花開いた
今までが一体全体何だったんだろう?・・・ってなあ具合さ
どのパートも歴代中ピカイチ。
チームワークもバッチリで、やっとこさ理想の布陣が整った次第。
長かったなあ・・・・・
「継続は力なり」を実感。
ずっと崖っぷち状態で孤軍奮闘だったもんなあ
マサが唯一のオリジナル・メンバーとして気を吐きながらバンドを運営していますが、今度こそは心機一転ニューS・T・Aで再起動する所存であります。

今回も顔ぶれや担当楽器、ライブハウスの空気感、イベントの主旨、客層、出演時間などを慎重にマサが吟味しつつ、メンバーらの意見を取り込んでタイム計測のもとセット・リストを慎重に組み立てました。

そういった意味でも大きなヒントともいえるライブだったのが、今回のホットタイム。

普段は癒しのムードメーカーですが、やるときにはバッチリと決めてくれますよ。
他のメンバー達も強力この上ない。


とにもかくにも、通算211回目のターニング・ポイントを迎えた感が強くて武者震いしちゃいました。
新鮮な気持ちでGO!GO!GO!

さてさて、ゴージャスなるツワモノ達
改めてメンツの紹介をば・・・・・・

リーダー兼ベーシストのマサはただ一人のオリジナルメンバー
紆余曲折を経て早19年目を迎えたSTAをずっと牽引してきた
山あり谷あり乗り越えて長年歯を食いしばって頑張ってきた甲斐があった
継続は力なりを地で行く勢いさ

笑顔が可愛らしいキーボードのアッキーはあちこちから引っ張りだこの男顔負けな実力派。
毎度おなじみのマルチで器用なチャーミング・レディ。
キュートで華麗なるファッションも楽しみの一つ。
マサとはパープル・ブリンガーも率いているアクティブなるスーパーレディ
今年からは念願のラジオDJデビューも華やかに飾った
(第1回のゲストは2週連続マサ!!)
何といってもすでに中核のポジションにいる彼女の尽力が大きい。
ライブのオファー、メンバー探し、グループライン、フライヤー&ポスターの製作、もちろん音楽的アドバイスにと八面六臂の大活躍。

髭を蓄えたパーカッションのユーちゃんはダンディーでラテン系のノリが売りのいぶし銀なナイスガイ
アッキーとはDJの先輩でもある
コミュニティーFM「ラジオ・カロス」で毎週番組を持っています
他にもドラム&パーカッションの講師
北海道ミュージシャンサークル「エッグ」の副会長でもある
シンガーでもある奥さんは若くて美人だしなあ・・・・

マサと一番付き合いの長いのが札幌トロンボーン界屈指のジャズプレイヤー・ミツ
シカゴ好きで意気投合してからずっと仲良く関係を維持している
STAのホーンセクションでは稀なこと
共通の話題は常にシカゴ
(ただしミツはⅢまでしか認めないそう)
ファイターズとヤクルトと応援球団も違う
彼のおかげで最近はよりコアな初期シカゴをセットリストに組み込むことに成功している
活性化運動絶好調さ
あちこちから常にひっぱりだこの人気者、ミツによる絶妙なるトロンボーンは相変わらずいぶし銀。
ちなみにジャンプ競技やモトクロスバイクにも精通しているのだ

ハマピーは目を見張るプレイとパフォーマンスで観客一同から、惜しみない拍手を送られていたよ。
((´∀`*))

心強き相棒のモッチンはマサとリズム・セクションに専念。

別格の存在でもあるドラマーのモッチン&トランペットのハマピー(コンダクターでもある)は音楽はもとより人生においても大先輩ゆえに今後もご贔屓によろしくお願いします。
ご両人は多方面の伝説的なる大御所とも共演
今も尚休むことなく腕を磨いているそうです。

そしてもう一人。
札幌で音楽を聴く人ならば知らない人はいないと言われるギターの石やんだ。
北海道フュージョン・シーンにおける巨匠かつご意見番とは彼のこと
数多くのツワモノミュージシャンたちとも共演していたのだそうです。
現在も凄腕どもと火花散るインプロビゼーションを展開中
心境著しい石やんも、ギター・パートで猛烈に奮起。

そして頼もしきアルトサックスのトモちゃんが新たに加入したことが、去年最大の収穫です。
彼女はSTAに加入以来メキメキと頭角を現してきている実力の持ち主。
余裕と貫禄の演奏は必見だ。
というわけで、多忙の中をなんとかスケジュールの調整をしてくれた。
スタジオリハは4時間にも満たなかったけど、呑み込みが早い。
本人もシカゴの演奏をとっても楽しみにしていたのだそうだ。
特に組曲は大のお気に入り。
何という恐るべき努力家。
ライブの度にファンが増殖しているモテモテのトモちゃん

ずっと頭を悩ませ続けていたテナーサックス・パートもコロナ騒動が一段落してタカが復帰した・・・・・
別格の大御所プレイヤーなのに腰の低い好青年。
これで無限の可能性が拡大したわけですから、早くも今後のライブ展開が待ちきれませんよ。

とにかく近年はS・T・A出戻り組みやニューフェイスが特に多くて、懐かしいやら、賑やかやらで盛り上がっています。
(しかも皆、貢献度が絶大!)
S・T・Aの長い歴史の重みを痛感する次第。

人数が多いS・T・A。
しかもホットタイムのスタッフはノブくん一人で切り盛りしているものだから、セッティングに膨大な時間を要します。

まずは立ち位置決めでひと悶着。

ズラリと4管編成+リードボーカル&ツインコーラス。

見た目だけでも圧巻。

その後は各ポジションごとに譜面台を立てて、チューニングとイメージ・トレーニング。

マサはミキサー・サイドとステージ上との中継役も担って意思の疎通を図る。

ここいらにてウォーミング・アップは完了。

マサの正面テーブル席に座っている観客の会話から、何やら「テリー・キャス」とかのウンチク話が聞こえてきて、とても気になります。

まあ、時間は押し状態のため、けっこう焦りがありますが、オーナー夫妻から「時間のことは全然気にしないでいいから自由にやって!」と心強い励ましの言葉をもらいリラックス。
不敵な構えで舞台に仁王立ち。

最終チェックとしてノブさんのタブレット指示に従って、各パートがマイクから軽い音出しのバランス&音質コントロール。

マサはボーカル用ワイヤレスヘッドセットマイクのチェックで「HA~I!1・2~!オーケー!サンキュー!HEY!HEY!ロックンロールもっとこいや~!!!」と叫んだら、酔いのまわった観客達も熱狂して「がっつりこいや~!」とコブシを突き上げて挑みかかってくる。
まるでプロレス会場みたいだ(笑)

モニターやPAに近づくとハウリングが発生するので要注意。

この日のSTAメンバー編成は方々に於いて大事件だったらしい。
そういうわけでして最強メンバー達だからこそ全曲を再現不可能な初期シカゴ
の濃厚なるナンバーで徹頭徹尾に、熱烈網羅しました。
(中途半端な輩には到底無理な采配)
定番から超絶マニアックモノ、果てには鉄壁のSUITまでをも披露
これがコアなロック通達にすこぶる好評を博した

それでは前置きがとっても長くなったので、そろそろ本格的にライブ・レポート開始と参りましょうか。
必聴&必見!!
瞬き厳禁

さあ、準備万端整いましたよ。
「いいですか!?」
マサとノブさんとでアイコンタクトを交わして、「いつでもいいよ」のオーケー・サイン,頭上高く円を描いて発信。
「はい、そろそろ盛大にいくよ~~!!」
BGMもストップした
それに連動して、鮮やかで派手なる照明がいっせいに焚かれる。
ホーン隊も意気揚々と各自で構える
なんまら力が漲ってきたぞ。

焦らしに焦らされた状態の観客達からは早くも歓声が沸きあがる。

最前列にてネオンスティックを振り続ける観客も出現。
ホットタイムはビデオカメラによる撮影を敢行。
すでに熱いライブを終えたオープニングアクトはじめ対バン達も、汗拭きつつリラックスしながら着席してこれから繰り広げられる圧巻の空間へ食い入るようにひたすら注視。




***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO
AKI・・・KB CHO PER
ISHIYAN・・・G
YUH-CHAN・・・PER
TAKA・・・TS
TOMOCHAN・・・AS
MITSU・・・TB
MOTCHIN・・・DR CHO
HAMAPY・・・TP


***SET LIST***
1、INTRODUCTION
2、SATURDAY IN THE PARK
3、DOES ANYBODY REALLY KNOW WHAT TIME IT IS?(一体、現実を把握している者はいるだろうか?)
4、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑みを)
5、SO MUCH TO SAY SO MUCH TO GIVE(言いたいことがたくさん)
6、TO BE FREE(今こそ自由を)
7、NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)
8、FREE(自由になりたい)
9、25OR6TO4(長い夜)


まずはアキ嬢が、プログレッシブかつスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を轟かせる。
臨場感満点。
期待にワクワクするね。
(彼女は何でも受け入れてくれるから、調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。
その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!
頼もしい限り。
このミステリアスなるSEも、事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

マサがすかさず、後方に鎮座するモッチンらに、手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで、歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らう。
スポットライトを浴びる中で司会進行役も務めているマサがステージ上でヘッドセットワイヤレス・マイクを手に盛大なるアナウンス
ここぞという場面で声高らかに告げた
「たいへん長らくお待たせいたしました。
さあ!
マジに泣いても笑っても時間となりましたよ。
今か今かとお待ちかねの皆さん。
いよいよはじまります!
それでは元気いっぱいにいいきましょうか!!
滅茶苦茶にかっこよくね
絶対に惚れさせちゃいますから
そうですよね。
これから極上のステージをお届けして参ります。
ド迫力ホーンセクションの熱きエナジーを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!
メンバー一同は、この日この時この瞬間を心待ちにしていました!
もはやお馴染みの大所帯バンド。
北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!
絶大なる拍手を!
OH-YEAH、HERE WE GO!!
OK,ARE YOU READY!
COME ON BABY
HEY!
LET'S GO!
それではヨロシク!
レディース&ジェントルメン!
THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」
ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」
(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)
賽は投げられた
これを機に正真正銘、華々しくSTAワールドの開幕だ。
景気よくライブのスタート!!
一気に波状攻撃へと、火蓋が切って落とされました。
猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この顔ぶれだけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

すでに掴みはバッチリとオーケーだ。

普段は寡黙なモッチンもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに豹変するのです。

その上、7年前の4月にマサが東京で観て来たCTAの土産話が、相当感動的に残っているらしくて、ずっと刺激を受けている御様子。
如実にフィルインの随所へ、ダニー・セラフィン成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が、情け容赦なく多方面へと襲い掛かる!

ほほえましい光景に、常連組が客席でやや控えめに参戦。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態リズムに、よくもまあピッタリと手拍子をあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますが、しばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数、この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。
(ヒコちゃんも同様の事を言っていた)
メンバー一同愛して愛してやまない、じゃじゃ馬のようなナンバー。
その中でもこの日ほど、迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!
出色の出来と自画自賛。
方々からもマジに絶賛の嵐だった。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠えまくる。
豪快に襲いかかりながらも、アグレッシブなアクションを巻き起こす。
(マサの正面最前列にイスで陣取った対バン達曰く、「マサさんはスペースが狭いから相当に動きにくそうでしたね」と言ってきた。
スタッフはマサのステージング用に、わざわざ動線を確保までしてくれた。
ありがたいことだよね)

それでも以前のような、飛沫飛翔防止用パーテイションもビニール幕もないので、自由自在に動きまわれる。
もちろん、そこそこに意識して加減はしていますよ。

計算されつくした石やんによる独特でシャープな音色のギターが、モッチンのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく。

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。
目をつむって聴いていると、とてもじゃあないけれど4人だとは思えない音圧だよ。
マジにこのホーン隊はモンスター級!
驚異的な連中だ・・・・。((´∀`*))

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。
ドラムが遠慮なしにグルーブを構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、ホーン隊による異次元模様の高鳴り。なんという高揚感であろうか。
鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが吹き荒れて、全体をリズム・コンビネーションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?

先月の反省点は見事にクリア。
・・・・今回は一体全体、何を仕掛けてくるのか??

さあ、2番の歌詞がカットされたエディットヴァージョンから、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

ハマピーのアドヴァイスで「スイングするように・・・」
この一言で数倍、曲が成長した。
こんなことをいうプレイヤーは皆無だっただけに、皆、カルチャーショックを受けたぐらいさ。
もちろん良い方向にね。
もうこうなったらイケイケ!!

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。
切り込み隊長はいきなりミツによる、やや食い気味かつ流麗なるトロンボーン・ソロを奏でての場面転換。
ほぼギリギリのぶっつけ本番だから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだろうけど、それも取り越し苦労だったようです。
大した度胸の持ち主だ。
さすがに百戦錬磨、ジャズの達人だからこそ成しえるアヴァンギャルドな技。
何事もなかったかのように振舞っていたよ
(モッチンによる縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。
ここがミツの凄いところ。
このフレーズは、彼がなんまらリスペクトするジミー・パンコウ師匠直伝らしいよ。
なんと自宅に宿題として持ち帰り、3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!
能ある鷹は爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。
ねえ、ミツよ!
(スタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく、独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。
すさまじき探求心。
正直な話、この曲はトップがキツイとのこと・・・・それは、うなずける‥‥でもご挨拶ソングだからねえ。
不動のポジションなのですよ。
悪しからず。

アキのピアノ旋律が、とびっきりに美しくて効果絶大さ。
マサによる、流麗なるオクターブベースに導かれて場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのモッチンが職人芸で猛然と先導しつつ、お次はベテラン・ハマピーの出番。
スッとステージ中央前方に歩み寄ってのトランペット・ソロは、熟練の極致なので、大船に乗った気分に浸れます。
一聴しただけで安定感抜群。
時折ヒステリックなハイノートなども懇切丁寧クールにヒットしていてニンマリ。
・・・実はオリジナルのtrumpetソロを、ハマピー自らが手直して、他の管楽器隊と意見調整しながらラインを纏め上げてくれた・・・・。
いついかなる時にでも、才能溢れるプレイヤー。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面だ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。
なにやら恐ろしいくらいに、もの凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

そして第3の男、石やんのギターが火を噴いた。
臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える
(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。
いきなり過激なハーモニクスが導入部分に一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます
(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
陶酔の表情を浮かべつつも、ただひたすらにエキセントリック。
序盤はテリー・キャスのフレーズに敬意を表する・・・・。
へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。
音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。
身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。
チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

(掛け持ちミュージシャンの石やんは、パイナップル、40高中でも活躍中の売れっ子。
他にも、いくつものプロジェクトに関わっている。
それらの時には大股開きスタイルなんだけど、STAでは常に横向きポーズで全体を注視している。
これが彼のステージ・スタイルなんだね)

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロを、ほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?
ビブラート、グリッサンドに至るまで再現しているよ。
この前面へのせり出しシーンは、ヒロリンのリクエスト。

間髪入れず、極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるモッチンが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。
サンキュー!

いつもは沈着冷静なるモッチンもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。
すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。
いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ。

エンディングにおけるベルトーンも、アッキー渾身の1音を筆頭に石やんを経て見事な連携で繋がった。
ここで繰り出した石やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。
これぞまさしくロックの原石。
いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。
トモちゃんからミツを経てタカ、そしてハマピーへのホーンセクションに受け渡す流れへ。

マサが後方のバスドラムに左足を乗せ、右手を頭上に掲げてグルグルと何度も素早く回転。
振り返りざま、モニター・スピーカーにまで走り寄って乗っかる。
モッチンと呼吸合わせ、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えて激しいジャンプでフィニッシュ。
な、な、なんとお、アッキーも特大のジャンプを公開していた!!

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサとモッチンは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていましたっけ。
度肝を抜かれた観客は、ため息混じりに唖然している。





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