三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

福智山ー尺岳を往復縦走しました

2017-11-04 05:30:05 | 日記
前回の投稿からひと月ほど経過しました。光陰矢のごとし。もう11月。晩秋です。
一昨年膝を傷めて以来初めて縦走しました。
いつもの福智山(901m)から尺岳(608m)までの往復です。片道5.3km,往復10.6kmの道のりです。
時計を持っていなかったので正確な時刻は不明です。ただし,写真を撮った場所にいた時刻は写真のデータを参照すれば分かります。この機能,意外に便利です。
ところが,調べてみるとカメラ内の時計は丁度30分進んでいました。これはいけない。時々確認しないと駄目ですね。
家を出発したのは7時頃。福智山麓の駐車場に着いたのは7時50分頃でした。
7時55分登山開始。先日手に入れた真新しいキスリングをからって。
登山口付近にツワブキの花が咲いていました。この黄色が綺麗ですね。

樹林地帯のやや急な登りが続きます。
頂上も間近かになったあたりでアケビの実を見つけました。まだ残っていたのです。残念(?)ながら中身は半分ほどなくなっていました。鳥か誰かが食べたのでしょう。

わたしはこの実を子供のときから「あけび」と呼んできましたが,「むべ」(「うべ」と呼ぶ人もいる。)と言うのが正しいようです。アケビは黄土色,ムベは赤いということか?
ここから間もなく頂上の「山」が出迎えてくれます。

快晴の空を背景に,いつもより「山」が雄々しく見えます。
快晴なのですが,遠くは雲が厚く,英彦山がやっと認められる程度です。しかし,久しぶりに雲仙らしき高山が遥か彼方に見えました。本当に久しぶりです。
さあ,縦走開始!
北方にある尺岳に向かって出発です。尺岳は下の写真の送電塔のあるあたりです。

途中の広葉樹が紅葉/黄葉しています。まあ,このあたりは紅葉といってもこの程度です。
急な下りで,膝がまだ完全ではないので大変です。急坂をほぼ降り切ったあたりに下の写真のような札がかかっていました。

ハングルですね。韓国人登山者がかけたのでしょう。
赤丸の中の文字は[tap-sa]と読めます。調べたところ「踏査」という漢語でした。
その下の2文字は[pu-san]で,これは釜山です。その下は[il-yo-san-ak-hwe]で,日曜山岳会でしょう。
韓国の人達が日本の山に登るのは構いませんが,このように札をかけるのはどうかと思います。ひどいときはおよそ10mおきにかけていることがあります。
それもまだいい?先年頂上に韓国の国旗が掲げられたままになっていたということです。正確には寝かされていたのかもしれません。しかし,これはちょっと失礼ではないだろうか?
八合目あたりまで降りてくると平坦な尾根道になります。

いいですね。この木漏れ日の道。一番爽やかに感ずるところです。
地面を見ると何やら球形のものが…。

きのこの一種ですが,わたしは長い間これをツチグリだと思っていました。帰宅後調べたらホコリタケのようです。ご存知の方も多いでしょうが,これを踏んだりすると中央の穴から煙状の胞子が飛び出します。
凡そ2時間かけて尺岳に近づきました。苺が実っています。山イチゴと呼んでいますが,正確には何でしょう?

山芋の蔓が目に付きました。ムカゴをつけています。

このムカゴ,撮影後はわたしの胃袋に収まりました。
ところで,ある道の駅で大きなムカゴが売られていました。本当に大きくて,親指の先ほどもあります。先日尋ねたところ,それはムカゴ専用の種で,地下の本当の芋は食用には適さないそうです。貝にも貝柱専用の貝がいるように山芋にもムカゴ専用の種があるようです。
ほどなく尺岳に到着。眼下に直方の町が拡がっています。
30分ほど休憩(軽食を摂り,写真を撮ったり,無線で交信したり)して引き返しました。同じ道をまた2時間です。
途中でコシアブラの木を見つけました。黄葉した大きな五枚葉でそれと分かります。

この付近には沢山ありそうです。来年の4月20日頃採りにきましょう。
いい一日でした。