DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

2018.03 の10撰

2018年03月31日 | 過去記事・まとめ
2018.03の10撰



















ぱやよし@北砂で下町最強の純レバ丼。でも平日昼限定^^;

河内うどん店@御花畑。起死回生の秩父大衆そばうどんの原風景。

にしき@武州中川。山里に潜むパフェと笑顔。

おくちゃん@志村坂上【閉店】印刷の町の名店。その最後とその後と。

すぎの子@武州中川。冬の秩父で着飾らない大衆食のおもてなし。

今井屋@影森。おばあちゃんが早起きをするワケ。

砂場@足立 宮城。陸の孤島に存在した大衆そばの姿。

コーゲツベーカリー@十条。謎のクリーニング大衆パン処。

サンケイサンドイッチ 分倍河原店@分倍河原 で思い出のミックスロールに出会う。

魚安@東大前 で東大下暗しの鮮魚立ち飲み。

酔來軒@横浜橋。横浜の懐で楽しむ超町中華の雰囲気と味わい。




















後楽そば@五反田

2018年03月31日 | そばうどん
まさかね。

五反田で、しかも都々井が出払ったその跡地とはね。



あれから2年弱。後楽そばが帰ってきた。



となればやはり焼きそばか。
しかし、そばってのも確認したいトコ。

焼きそばか?そばか?
そばか?焼きそばか?

実はこの日の朝から、どちらにするか決めかねていたのである。



そして実は、はしご酒4軒からの締めだったりしてw
したたかに酔った自分は焼きそばとスープのボタンを押した模様である。



前回知った、トッピングをするとスープが付いてくる。なんてコトはすっかり頭ん中になかったという事実^^;

でもいいのよ。ねぎたっぷりのせるから。ねぎ代ってコトで。(カレートッピは希望しときますよ。)



そしてやはりそばも食べたかったんだね。という念写も残されていたのであった(笑)

↑イケてた記憶うっすらありw






和牛 山越@新小岩

2018年03月30日 | 弁当・惣菜・デリカ
アッアッ〜マザー軍団が発見される以前、山越の旅というのがあった。森下アッアッ山越は、長男の新大橋と 末っ子の清澄白河 からなる、実の3兄弟だった。
そして戦後、暖簾分けで小岩や南砂、浅草にも店舗があった。というコトを知ったのは既に4年前のコトか。

この旅の中で知ることとなった、山田岡田などの製麺所、花家などの天ぷら惣菜店、藤屋のパン屋、そして津南や今回の山越などの精肉店。
戦後暖簾を拡げていった商店達の存在は、立ち食いそばの起こりと同じ経緯を持つ。
これもまた教科書には載ることのない大衆史のひとつだと思う。



そして、これまで山越の旅は純血3兄弟で完結していると思っていた。それが。

何気にディープゾーンである新小岩の北側、みのり商店街を歩いていると。ありましたよ山越が^^



表のショウケースをちろと見る。そこには商品は並んでないけど。。
すき焼きいなり!いいいいい
あとチキンスペアてwそこで切るか(笑)



ともかく店内へ。するとなかなかの混み具合で。
店の人とあれこれ対話しながら買い求める奥様方の姿に下町本来の姿をみて。



メンコロ安いなーなんて思いながら、すき焼きいなりのコト訊くの忘れちゃったのよw



というわけででメンチ120、コロ70です。(笑)



どちらも味付けはあっさりと飽きのこない味付で、昔ながらの優しい味わい。いいねえ。

てコトですき焼きいなりと和牛メンチいって見ます次回いい




砂場@足立 宮城

2018年03月29日 | そばうどん
やはりココは何度か行かないコトには。



てなワケで陸の孤島アゲイン。



土曜の昼下がり、飲んでる客、ランチを食べに郵便配達の人や近くの工場の人。町と溶け込むこの感じいい。

さて自分。どうするか。と壁に張り巡らされた充実のメヌー群を眺める。



よし、今回は焼肉そばで!



うほほ。すごいの来たコレw
分厚い豚テキがどんと載ったイリュージョンそば(笑)



一枚アピールと食べやすさの拮抗が生み出したグラブ型の切れ目いいいいい

そして餡かけとたっぷりの野菜がそばと豚テキの仲をうまく取り持ってて。



もしやキワモノ?とかちょっぴり勘ぐってたけど、うまい。
こゆのもアリだと思わせる緻密な設計が効いてる。

そしてその下には前回同様に麺が通常の1.5倍近くあるのだが(笑)、温かいそばでも最後までおいしくいただけた。
使い勝手の良い安定した麺と汁。これがあればこそのイリュージョンそばとは、長くこの町の大衆を支えてきたコトの矜持でもあった。





Egg's 文化堂@横浜橋

2018年03月28日 | その他
鳥秀で無事アテを購入して酒を探す。
しかしこの商店街、コンビ二がない様で。
これはイイコトでもあるよな、と酒屋を探していると。



え?萬寿鏡がある!なんだココは。

何度か前を通っていたハズなんだが、こんな店頭なモンだからさ、まさか地酒を扱ってたとは思わなんだw

よし、と店内をよく見てみると景虎とかに混じってマイナー良酒がちらほら有るのである。

訊けば新潟地酒専門でやってるらしい。
じゃ萬寿鏡のワールドカップはないかなー?なんてじろじろしてたら!



うはあ。月不見の池カップ!
初めて見たぞ、やばうぎ。



で、こう。
ひと口飲む毎に思わず唸るうまさ。

大衆食の坩堝、横浜橋商店街で大衆地酒の極上に出会う。偶然の様な必然の様な、でもやっぱり奇跡の様な。そんないい旅になったであった。




厩橋 川連@蔵前

2018年03月27日 | そばうどん












久々にやってきた川連。ちょいと高くなってた。というかこの5年で7回くらいおじゃましてる間に、着実に価格が歩んでる(笑)

せいろ・かけそば。300→450。
名物のそば重。580→750。

利用する側からすれば、ちょっと寂しい気もする。
でも提供する側からすれば、きっと死活問題である。

値上げの話はその店をあーだこーだ言うコトに終始しがちだが、そうせざるを得ない世の中や社会の仕組みについても考えてみたい。

昨年末からこの年度末、立ち食いそば屋や大衆食堂の名店が相次いで閉店した。
おそらく近い先、その流れはますます加速する事になるだろう。

再開発。人手不足。高齢化と後継者の問題。
でも、きっとそれだけじゃない。利用する側のワンコイン呪縛の元凶とは一体なんなのか。

写真の冷し牛しゃぶそばは、500→650。
この店で自分が一番よく頼むメヌーなのだが、やはりうまい。そして正当な値段だよな、とも思う。

お店がボロ儲けしようとしてるワケでもないし、客がケチ臭いワケでもない。

その正当な値段を掲げづらい世の中。
その正当な値段を払いづらい世の中。

大衆から大衆食を奪う罪は重いぞ。




鳥秀@横浜橋

2018年03月27日 | 弁当・惣菜・デリカ
酔來軒 の前に子供達と0次会(笑)



ココがいいね。と子供達。
魅力あふれる店数多の横浜橋商店街で、なぜココを選んだのか?とみると



ステーキ。
この言葉にやられたかw



ま、いいでしょ。この後いろいろ食べるんだから半分こにしてねw
じゃおとーさんは垂れてないけどたれてーるにしますー



公園を見つけて。鶏肉の味わいしっかりいいいいい


酔來軒@横浜橋

2018年03月26日 | まちちゅう・ラ・餃
ええ、ずううううううっと宿題でした(笑)



ながやま、浅見、高橋、磯村、山上、銭爺、、
そう、結局いつも寄れないの(笑)



そしたらこの前かみさんが、横浜で中華食べたい。なんて言うもんだからね。



その横浜とはきっと中華街の事であって、横浜橋商店街ではないとは知りながら(笑)



いい店あるよ。なんて何食わぬ顔して家族でやってきましたw
ちょうど昼どきプチ行列。人気店だなあ。



でも昼どき過ぎれば程よい混み具合ってトコかしら。



お店のお兄さん(若旦那?)がまたいいですねえ。
空いてきたら席拡げてくれて、広く使って下さいねーなんて、さりげない気遣い。ありがとう存じますー



この日、シュマイはしいたけと普通のがあったみたい。それは普通にしちゃったんだけど、



食べてみたかったトマトの肉団子。
今日はぶどうもありますよ。なーんて言うもんだから



なにそれ!?とぶどうでお願いしました。
こんな感じ。子供らに訊いたらぶどうは赤白混ざってたみたい。いいねえ。



長男は叉焼の厚みに笑顔をみせ、



次男は悩んで末に選んだカレーがうまくてゴキゲンで、



ワタクシはついに酔來丼にたどり着くコトができたという。

その酔來丼、絶品ですねコレ。
ラーメンの具を丼めしにしたっていえばそれまでなんですが、軽い。軽さがある。
この秀逸なバランスは、あちこち食べてますがそうそうないですよ。またコレが400円であり続けてる努力も素晴らしい。

そしてそれらを包括する横浜の下町の街角に在る心地良い大衆風情。
いいなあ、また来ますね。





満留賀@希望ヶ丘

2018年03月25日 | そばうどん
千歳船橋をチャリで八幡山方面へ。するとちょうど中間くらいか、希望ヶ丘と名乗る巨大な団地群に出くわした。



その中のサンヒルズて団地商店街。定番のデイケア施設なども見られるが、それほどうらぶれた感じもなく、のんびり独自進化した団地商店街といったトコロ。



入ってすぐのところに暖簾系の町そば店、満留賀を見つける。




しかしこの店、よく見るとアーケードの軒下ギリギリまで壁を作って自陣を拡張してるw
セットバックならぬセットフロントいいいいい

そのJOY派ぶりにのれんを潜るコトにした(笑)



ええええ!

壁ではなく個室か!手作り感満載の個室。
それがエントランスの左右にひとつづつ。

中ではテニス帰りのおじさん達がゆるーく酒盛りをしてて、



反対側の個室では妙齢の女性とおじさんがしっぽりと蕎麦飲みしとる。なにこの多彩な感じ(笑)



とりあえず本来の(笑)店内に入り、メヌーを見る。
するとセットメヌーを掻い潜って居酒屋メヌーがとても多い。
なるほど町の大衆食堂的な使われ方をしてる店なんだな。いいねえ。

ま、こちら飲むワケにもいかんので大もり600をお願いしますよ。



なんだろか、このすりごまセットは?
などと店内をじろじろしていると



大もり届く。
ん。こりは大天もりじゃあないの?と



訊いたら、間違いではなくて付いてくるんですよ(笑)という天ぷらと



これまで見たことない米俵みたいな盛りのそば。

ホントJOY派だねココ(笑)



トイレを拝借する途中にあった案内書。
なるほど小屋席っていうのか。予約電話番号なんて人気あるんだな。楽しそうだもの^^

いやそれよりも。
長方形の紙を斜めにして書く。
そんなの考えたコトある?^^;
やっぱJOY派としか言いようがないわココ。いいいいいー(笑)





肉と惣菜の堀田@下高井戸

2018年03月24日 | 弁当・惣菜・デリカ
20年くらい前、よく来ていた下高井戸駅前市場。てっきり戦後ヤミ市の流れを汲む市場と思っていたのだが、どうやらそれ以前から私設の市場として機能していた長い歴史があるようで。



何れにせよこの風情は、いい。
その当時、よくお世話になったお店を思い出して、久々に覗いてみた。



ひとつはカルディ。そう、今や拡大路線を突き進んだカルディも、実はこの市場の中の小さな1店舗から始まった。
今のカルディからは想像もつかないラグドでイナタい雰囲気がナイスだったんだけど、市場向かいに移転しちゃったんだよね。そちらは。。小綺麗で今ひとつだな(笑)

あともうひとつは堀田。揚げ物が充実してる精肉店でさー。と店頭まできたら、



えええ。辞めちゃったのか?
そうだよなー流行る商売ってワケじゃないかもな。。なんて思いながらトボトボと駅前に出ると



おおお!堀田も移転してたのか!
しかもカルディのお隣じゃないのw



どことなくオサレになった感のあるショウケースだけど、並ぶのは見覚えのある茶色集団すたき。メンチ110とポテトコロッケ93を購入して。



そそそ
この平べったい形ですよ。



そしてこの断面図のマットな感じ。これです。
で、メンチもコロッケも味わいが濃ゆいんだよね。
そうか、衣笠川越でも出会った、昔ながらを実直に進化させているタイプだ。安くてうまいやつ。いい。



実は買うまでに少しお店を眺めていたら、そこにはお客さんが次々と買い求める姿があった。

大衆食とは、町であり、人である。
市場から移転はしたけれど、下高井戸駅前の文化を継承する味として広く愛されるその姿に、この町の息遣いを垣間見た思いなのであった。