DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

2017.07の10撰

2017年07月31日 | 過去記事・まとめ
2017.07の10撰



















せんば@高崎。唯一のメヌーかつ丼のそっと光る個性。

Yショップ 栄屋@平和島で充実の高級ベーコン弁当。

てんとう虫@東武日光。世界の観光地にあった大衆バーガーショップの良心。

平井精肉店@北高崎。作られたBグルの17年後と実力。

そば居酒屋 みや田@小岩のナポう。そばの愉しみはそばだけに非ず。

三芳野@国立で持ち運べる天茶新機軸との出会い。

山田屋@千束。町を支え、町に支えられる大衆そば名店の復活。

鮮魚村上@東陽町の煮穴子弁当に今は亡き真砂市場の心意気をみる。

ふる里のけむり@花見川で盛りとサラダの良い大衆そば。

トムキャット@西大井にマイナーコンビニの進む道をみる。























興隆菜館@森下

2017年07月31日 | まちちゅう・ラ・餃
この前とある処でお土産に貰って、なかなか衝撃を受けたあるモノを戴きに



深夜の森下、興隆菜館。



持ってきたその人はたまたま気になって頼んだというが。
やはり運だけでなく、そゆトコにセンスって出ると思うのよね。



えーと、、えーと、



あ、たぶんコレだわ。コレおなしゃすー



そーそーコレよコレ。
野菜各種の特製唐辛子ザクザク揚げ。



ひいいい刺激いいい
うむいいいいいいい



じゃ自分もなんか見つけてみようかな。と頼んだカレーチャハーン。



すっごく普通だわー。w








ベーカリー梶山@西蒲田

2017年07月30日 | 大衆パン
蒲田屋を後にしてうろうろしてたら



いきなり出てきたいい感じのマイナースーパー。
どれどれと覗いてみると



梶原商店てトコが作ってるパンが売ってて。
もしや町の人気店かもーと、住所見て直接伺って見た次第。



蒲田屋をずーと進んでった道沿いにありました^^;
テントがなくなって骨組みだけですなw



すごいなこのヤレ具合(笑)



帽子?コート?掛けスタンドがトレー&トング置場にwww
いろいろ見てきたけど初めてのパターンだぞ。つかちょっといいなこの使い方(笑)



売れちゃったのか棚のパンは少なめ。
これならさっきのスーパーで買った方が良かったか(笑)



コロッケパンを。もふとした昔コッペの風合い。その変わらなさ。すごいな。

蒲田屋然り。こんなリアルなノスが未だ存在する蒲田周辺に、興味がぐいぐいと湧いてくるのであった。








ギョーザステーション@両国駅

2017年07月29日 | その他
珍しくイベント参加のDK一家。



普段は開かずの3番ホームにて



冷凍ギョーザを自分たちで焼いて食う。
そんなスペシャリティとショボさが同居した、脱線系の非日常感につい反応してしまったのである(笑)



前日2時間待ちとか小耳に挟んだので、OPENの20分前に並びましたよw

さてどんな感じに?



なるほどこんな感じ。



正直、もっと席数増やせばいいのに。てな感想もありましたが^^;

ま、いろいろあるんでしょうね。



隣ホームの電車から視線が集まる。
いつも思うんだよね。あーいいなー。なんて羨ましがられそうなトコで飲んでる時、自分はそんな姿を決して見るコトはないというジレンマを(笑)



ともあれ焼き焼き開始ですー

たのしーすよ。
駅のホームでギョーザ焼いて酒飲むんですから(笑)
でも



私的な興味は、ホームの立ち食い駅そば風情をギョーザで飲りながら感じるコトができるのか否か?てトコだった筈なんだけど。



食べ盛りを迎えた子供二人を含む家族4人。



45分という制限時間内に餃子を4回焼きつつ、その合間を縫っての食べたり飲んだり。

隣ホームで発着する電車とか。
ノスホームのディテールとか。
そこを渡る風とか。

その辺りの記憶が全くございません。という本末転倒っぷり(笑)


見回せばそんなたくさん焼いて食ってる卓はどこにもなく。
我が家はイベントにうまく乗車できていない脱線列車なのであったw






稲毛屋@中板橋

2017年07月28日 | 弁当・惣菜・デリカ
以前どこかのエントリに書いたと思うんだけど、池袋から西方向、板橋〜練馬にかけて、鶏肉を扱うお店がやたら多いのはなぜなんだろう。



歴史的な背景があるのか。鶏好きが多い何某かの下地が存在するのか。それとも昔はどこもそうだったのが、このゾーンだけ旧態依然なのか。

ほんのり気にしながら徘徊してるのだが、その答えはまだ見出せていない。



但し、答えなどなくても。
かつての鳥多希、鳥長や鳥新などなど、大衆鶏料理の佳店が町には多く存在し、
ここ中板橋の商店街でも、20年前からチキンシューマイのいい匂いがその湯気にのって漂い続けてきた。



その久方ぶりのチキンシューマイをひとくち齧ると、すうっと当時が戻ってきた。

町の記憶。食の記憶。

事の起こりは未だ不明なままだが、住まう人々の生活に溶け込み、馴染み、この鶏肉の町は連綿と続いてきてる。
その事だけは事実なのである。





家谷酒店@東日暮里

2017年07月27日 | 大衆酒場・角打
というワケで少し歩いて時間差飲酒(笑)



一年ぶりかな?



寿司の残り香で口中調味w
いいよいいよー



少し世間話。
さっきのネト弊害の話して。
ご主人のトコはそんなのある?なんて



この前は埼玉からネトで見たってご夫婦がわざわざ来られて二人で(一升瓶)一本開けていかれた方とか居ましたよー。

て弊害じゃないねソレは(笑)
平和でいいよー



なんかね。幸せの秘密基地。すたき。







蛇乃目鮨@三河島

2017年07月26日 | その他
ネトの弊害の巻。



ココは一由行く途中、ちょっと気になってた店でして。
看板に焼酎が5杯で500円とか、よくわかんないコト(笑)書いてあって。

なんで、子供らが遊びに行っちゃったとある日曜、かみさんを誘って確認にやってきました(笑)



あれれ。5時からなんて書き加えられてる。。?
ま、焼酎でなくても、500円でなくても、飲めればいいのよ。と思いながら、引戸を開けて



ご主人にお酒を頼む。

するとなんとお昼はアルコールを提供しないコトになったんです。と。

訊けばどうやら、5杯500円がネトで一人歩きして、おかしな輩が次々と店に迷惑をかけたらしい。

つまみも頼まずにだらだらと飲み続けるヤツ。
二人で来て、片方が2杯だからオレは8杯飲む。とか宣うヤツ。

少し考えてみてほしい。自分も安く飲むのは好きだし、ココに居るのもそんなワケなのだが。。いくらなんでも酷い。



4人テーブルを2人で陣取ってつまみも取らず3時間1000円でだらだらと飲まれてはたまったもんじゃない。飲食店は客本位の慈善事業じゃあないんだよ。

なにより性善説に基づくご主人のサービス精神が裏目に出てしまった。そのコトが哀しい。

そしてウチらがその煽りを食らっちまったでないの。ホントやめてくれw



お酒飲めないからお任せ8カンでタタッとね。
うん、うまいよ。800でどうやったらうまく食べて貰えるかがちゃんと考えてられてる。



味噌汁もいい。ご主人の実直さが伝わる、手抜きのない味噌汁。

すいませんね。どうしても例外を作っちまうと。。の声にご主人の悔しさが滲んでいた。

大丈夫です。例外なんて求めてませんよ。また夜にでも伺わせて貰います!と店を後にした。


ネトの情報は見聞きしている間は単なる情報だ。
しかしその場では、そこの空気をちゃんと吸って吐いて欲しい。
そこには人が居て、生活があって。
そして情報ではない、そこでしか味わえない楽しみがあるのだから。







山田屋@千束

2017年07月25日 | そばうどん
そばうどんという食べ物の好きずきは、日本人のアイデンティティのコアな部分を担うひとつかもしれない。

わたしは、産まれ育った町に在った蕎麦屋の冷やしたぬき。とか、
俺は、職場の近くの立ち食いそばの春菊天に玉子を落としたヤツ。とか、

誰しもが其々に「自分の一番」を明確に持っている珍しい食べ物。それがそばうどんなんじゃないだろうか。



6年前になるか、週に4回は通っていた自分にとってまさにそんな店、ねぎどんが(一旦)閉店した折、弱り果てた末に見出した活路。それが山田屋であった。

ハマった。

もちろんねぎどんと山田屋は違う。
でも。だから。それぞれに面白い。
という認識を確認した第一歩でもある。



つまり、いろんな町のいろんな人の一番を垣間見るコトができるのが立ち食いそば巡りの醍醐味だということ。

山田屋は、自分にとって、その旅の最初の一歩ともいえる。

ねぎどんが(一旦)閉店しなければこの旅はなかったし、山田屋がなかったらこの旅はなかったし、



なにしろこのげそ天を知るコトがなかったのである。






山田屋の半年ぶりの再開を喜びたい。

山田屋からスタートした、この6年間の旅で、やる気はあっても身体を壊されてやむなく閉店した立ち食いそば屋を嫌という程たくさん見てきたから。



このげそ天のあるカウンター風景をまた拝める。
この町で生きる、たくさんの人の一番が戻ってきたのだ。










トムキャット@西大井

2017年07月24日 | その他
自転車旅の帰り道。滝王子って辻から西大井の方に。なんか懐かしい感じの狭いバス通り。

そこに現れた



トムキャット。

戦闘機でもふられ気分でもなく、久々のマイナーコンビニの世界。



どうやら弁当〜総菜が強化されたコンビニの様で



尋常じゃなくナイスな匂いが充満しているカレーコーナー。



でも持ち帰り時間長いからなーと、弁当共々断念して



総菜をふたパック。中華系が得意なのか?つか安いなおい。



やばい。そりゃ専門店の味ってワケにはいかないけど、ボリウムも味わいもコンビニのそれを軽く凌駕してる。
最近のFCコンビニにはない個性トムキャットいいいい
涼しくなったら今度こそカレー食べてみたいぞ。






ふる里のけむり@花見川

2017年07月23日 | そばうどん
花見川団地をうろうろしてて



その脇を通る幹線沿いに



面白そうな店を見つけた。



朝7時から。朝定350。大衆食の匂い。



どうやら同じ敷地内のこちらが野菜の加工工場のようでして。で、その社食も兼ねてるようでして。



あちこちの壁に豊富なメヌー。



お。たぬき400、肉500。
そばもやってるねええ。と肉うどんをそば変更オーダーで。



その後、ホワイトボードに朝そばを発見w準路麺すね。
あちこちあるから見逃したワ^^;



兼社食だからか、お茶やコーヒーもセルフでフリー。てすごいな。



窓際で育ちまくり(笑)

時間も時間だったからか、ユルい空気漂う店内。そこがなんともいい塩梅で。



そこに肉そばがどーんと登場。
そばにも野菜ついてきたー



そば自体はふつーの冷凍麺だけど。。肉すごい量(笑) うまいすね。



でこれまた新鮮さが伝わるたっぷりなサラダがとてもいい。ドレッシングにほんのりセロリの香り。



妙に飲食店ぶらないパートのおばちゃん達もいい。じわじわと大衆食ならではのおおらかな魅力が滲む、密かな名店かも。
近所にほしーね、こんな店。