DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

エオル@河辺

2018年11月23日 | その他
旅をしていて気付いたコトがある。北関東には原宿には決してないクレープ店が存在する。

それは大衆クレープとも言うべき存在。

足利のデイリーファームや太田のベルボアなど。
安くてボリュームがあってうまい。町の人々の日常生活にすんなりと溶け込み、気取るコトなく街角にそっと在る様は、まるで立ち食いそば店のようでもあった。



さて。



商業ビルにペデ。御多分に洩れずきっちり再開発され味気なさが漂う河辺駅前をうろうろしていると、そんなビルとビルの隙間に建つ一軒のクレープ店を見つけた。



エオルというらしい。



メニューに目をやる。うわ、安いな。



先月の人気ベスト3なんて表示もあって眺めてると。。えええええ?!
バターシュガー974枚、、ポテト479枚、、すごい出数なんじゃ?



では、とポテトをひとつお願いする。
暫し待って手渡されたクレープ。



もっちりとした生地。無駄に味をつけすぎないほんわか味のポテト。1枚のレタスとちょっぴり加えられたマヨもいい仕事をしている。

店横のベンチに座りながら食べ終えた。そしてたなびく優しい余韻が拡がって。



訊けば20年以上この地でやられているという。ここもまた大衆クレープの佳店であった。

そして思う。この辺りもまた北関東と同様に小麦文化圏であるというコト。

土地に根付く大衆の舌の記憶は、再開発された町の片隅で今尚しっかりと存続し続けているのだ、と。
これもまた人の生きる証なのだ、と。





ラッキーストア@東大島

2018年11月21日 | その他
東大島って何もないよね。なんて声、しばしば耳にする。すません自分もうすうすそう思ってました。

調査不足。



旧中川と荒川に挟まれた、言うなれば細長い離島部分。
ここに建つマンションに住まう人以外、降りたつコトはないだろう東大島駅の東口駅前のトニワンなる集合施設。
ちょっと地方のそれの様に空家がちらほら目立つのだが



そんな中に一軒のスーパー。
大手チェーンにはない匂いが。



こんな激安があったり



手作り感のある惣菜もいい。



こいつとおにぎり買って



秋空の下公園飲み。
衣かっちりなんでカレーに乗せたらきっと絶品だな。



そして



これらはお持ち帰りして。



翌朝



かけそば。汁もいいがゆで麺、かなりうまい。
無理に生そばに向かっていかない味わい。
小麦の風味がしっかり支えるゆで麺ならではの良さ。あちこちでゆで麺買っては食ってるけど、コレ気に入りましたねえ。



そこに出汁で軽く茹でたキャベツと海苔を盛って。
花巻キャベツそば、ハナキャベそば。うむしぎ。



ラッキーストアいいな。頑張ってほしいなあ。




魚がし あべ家@牡丹

2018年11月20日 | その他
知らんかったー。



貫太の向かいの小さな路地の奥。
小さな魚屋があった。



訊いたら屋形船に料理や刺身を卸してるんだって。



そんな卸した刺身の切れ端が、格安で店頭に並んでる。



250の端4点盛りふたつと



100の鯛あらを。
となりにメロン2500とかシュールだわ(笑)



で。で。そんな期待してなかったんだけどさ。
うまいじゃんか!
特にマグロ、すじトロとかたっぷし入ってて大変結構。



そして。鯛あらはごぼうと炊いて。
臭みもないし脂のノリもいい。そしてこの量。

4人家族で満足できて600。知らんかったー
やばうぎよまり。





平公屋@旭 飯岡

2018年08月31日 | その他


























7月の半ば、九十九里浜。旭市の海。
旅先でうまい刺身にめぐり合いたい時どうするか。

スマホで某ログみるの?

あーそれ一番つまんないやり方ね。

だって孤独のグルメに出てきた某店しかでてこないもん。
そして行列の最後尾に付いて1時間ですか。
これまたけっこーなぼったくり観光地価格でね。

楽しいですか?それ。
あなたの人生においてやりたかったコトですか?

宿の人、たまたま会話を交わした地元の人、ライフセーバーのお兄さん。

話を聞いてみようよ。

そしたらこんなステキな出会いがある。

それは猛暑だったこの夏、ふと思い出す度に、あー最高だったなあ。と乗り切れる力を持った出会いなのである。



滝見酒@名主の滝公園

2018年08月08日 | その他
滝見酒したいな。滝をアテに酒を飲みたい。

ふとそんなコトを思いついたのは灼熱の夏が続く日曜の昼前のコト。東京の滝を調べてみる。

すると23区内にも滝はあるらしい。
やってきたのは北区王子。



平沢かまぼこ店の道をずいずい奥へと進んでいったトコに現れた名主の滝公園。



鬱蒼と生い茂る草木にちょっと驚く。整備された公園ではあるけども、遊歩道も狭くてジャングルな感じで。



ん、今なんか踏んだ?と足元をみる。
すると2m近いアオダイショウが慌てて逃げてく姿。

川口浩かよw



さて男滝が現れた。



どこからやってきたのか、
そしてどこへ行くのか。

本来なら、飛沫となり岩肌を伝い滝壺へと落ち、何事もなかったかのようにその先へと進んで行く水の流れに想いを馳せるトコロでですが、ココは人口滝ゆえ深く考えてはいけません(笑)

徐ろに取り出したる缶の水割り。
つまみは滝。とマイナスイオン。



うん。まあまあいい(笑)

モドキだけれど、思い立って1時間でできる滝見酒。
なかなかナイスな大衆の旅だったと思う。





大善寿し@両国

2018年05月28日 | その他
ワンコインでどう寿司を美味しく食べさせるコトができるか。
そんな難しい命題にトライしてる店が、このブログでも何度か登場してる。

テイクアウトであれば、思う店がいくつかある。が、やはり店内で食べさせる店とあっては、今やもう諦めざるを得ない時代なのかもしれない。と内心思っていたのだが。



それは、たまたま気になっていたお寿司屋さんに入り、ふと壁を目にした時のコトである。



貼り紙の左上。五色丼500。表には出ていなかったメヌーである。
実は、五色丼お願いします。と言うまでにはちょっと躊躇があった。上記の様にも感じていたし、店に入るまで通常のちらしを頼もうとしていたから。



さてどうか。
ミニサラダと粉茶が供される。なんとはないサラダだが、何気なくうまい。そして粉茶がいい。



大将が徐ろに自分の五色丼に取り掛かる姿。テンポのよい所作にぼんやりいい予感。



そして届いた五色丼。イイ。
ねぎとろ、白身、とびっこ、ひきわり納豆にゲソ。そこに鶉の黄身と青海苔。
いただきますと呟いて生海苔の味噌汁をひと口啜る。あ、うまい。

それだけではない。



ぷりりとした白身からはネタの鮮度の良さが、柔らかく火の入ったゲソからは仕事の確かさが伝わった。

そして何より全体のバランスがすこぶる良い。
それほど高価な食材を使わずとも、500でどううまく食べてもらえるか、を真剣に考えたバランス。心意気がぐいぐい伝わる。素晴らしい。

あっという間に夢中で平らげ、ご馳走さま!



と500玉を奥さんに渡すと、ありがとうございます。はいどうぞ。と名店の証をいただきました(笑)

店を後にして思う。五色丼をお願いして良かったなと。次回以降、にぎりやちらしを頼むのも楽しみになったのだから。

500玉一枚の裏に潜む市井のプロの心意気。
それはワンコインという食に対する鮮やかな解答であった。




魚久 平野店@平野

2018年04月22日 | その他
魚久を大衆食で括るのはちょいと違うか。
お上品でお高い京粕漬だもんなあ。(京粕漬て?はあるが)



でも、切り落としとなると話は別だ(笑)
というかみんな魚久の切り落とし好き過ぎだよなw



デパートなんかに比べたら遥かに買い求めやすい平野の切り落とし。最近前を毎日通って、ある規則性に気付いた。でも言わない(笑)



だってココで言っちゃったら、

今晩のお夕飯は(切り落としの)魚久の粕漬ざますのよ。
あらいやだ。ウチもおんなじ(切り落としの)魚久の粕漬ざーます、オホホホホー。



なんて奥様達のなんて会話が近所の公園から聞こえてきそうだし(笑)

しっかしまあ

酒粕に漬けるコトで、タウリンがなんと5倍に!てコトはないにせよ



このげそはよくできた大衆食だよなあ。やばうぎ
よw






ピザタイム@立川 栄町

2018年04月17日 | その他
以前こちらに伺ったトキ、道の反対側に



気になった店。日を改めてやってまいりやした。



お持ち帰りピザの店、ピザタイム。



500からと安いねえ。なんてメニューを眺めてたら。



うはあw これで選択の余地なしだな(笑)



訊けば25年ほど前からご主人のお母さんがやってたピザ屋を今の形にして継いだんだって。



家に持ち帰ろうと思ってたんだけど、これ持って電車乗るコト考えてなかったよ^^;
ま、熱いうちに食べた方がいいしな。と



公園で独りチーズを伸ばすのである(笑)

あんバターやあんクリームがうまいんだから、あんチーズもイケると思うでしょ。これね。違うよ別モノだよ(笑)
もちろんまずかないんだけど、同じバランスじゃない。そしてなにより(ホール食いしといて言うコトじゃないけど)食べ終えた後の膨満感ハンパないいいいー

次回は数人で数種類頼んでみたいわああ





秘境@某所【未食】

2018年04月15日 | その他
ココ、いつ来ても誰もいない。



ただ、木々が都会の中にも四季があるコトを伝える。



小川のせせらぎや、鳥がさえずりがしっかり聞き取れるのは、車の音や町の喧騒がないからか。

そんな都会に浮かぶ空中庭園。
ラピュタの城みたいでもある。

そんな秘境。



今度は近くにある路麺でテイクアウトしたそばを持ち込もうか。なんて考えてる。

秘境そば。それはまた得難いうまさなんじゃないか。なんて新緑の中ひとりニタニタしているのである。



あ。別にクイズじゃないんで、正解をコメントとかしないでねw

(実は同時に暗渠でもあったりして。萌えるなあw)





寿屋とうふ店@府中本町

2018年04月11日 | その他












府中本町の駅前に広がる小さなノス商店街の中をうろうろ。外れの方にまた豆腐屋を発見(笑)

ショウケースを覗くとがんもがいろいろ並んでて目を引いた。
ホタテにうずらにチーズ、ゆり根なんてのもある。面白い。
そもそも豆腐屋に対面のショウケースてのもちょっと変わってるよな。と思いつつ、ゆり根とホタテを購入。

おでんを作る程ではなかったので出汁で大根と煮込んで食べる。箸で割るとごろんとまるまるホタテ。まずいワケないし(笑)
そしてゆり根。さくっとしゃりっとほくっと独特の食感。そしてほんのり苦味を纏った甘み。オトナのうまさ、酒のつまみに最高なのである。これいいなあ。