ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国で人気絶大のゲーム スタークラフトのすべて(上)

2011-08-23 13:14:39 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
 最近、仲間内でアメリカの軍用無人航空機のことが話題になりました。 そこで思い起こしたのは、湾岸戦争当時のあのピンポイント爆撃の映像。ほとんどゲームのような感覚ですね。

 SFの名作とされる作品の1つに、オースン・スコット・カードの「エンダーのゲーム」があります。
 思い切り簡略化してストーリーを記すと、優秀な頭脳の少年に戦争シミュレーションゲームをやらせる。みごと勝利のその時、おとなたちが狂喜したのは、それがシミュレーションではなく、現実の侵略者との戦いそのものだった、というわけ。
 最初に短編で書かれたのが1977年、日本では1985年に翻訳本が刊行されました。その後の現実を見ると、たとえば2007年には「アメリカ空軍、ゲームヲタに無人航空機を操縦させる計画」というニュースもあったりして、「エンダーのゲーム」がSFの世界の話ではなくなってきているようです。

 さて、ここから本論。
 10年くらい前から、韓国に行って旅館に泊まった時、数十にも及ぶテレビchの中で、釣りや宗教等々の韓国特有のチャンネルとともに、何か複雑な戦闘ゲームで、プレイヤーだけでなく応援団or観客も興奮しまくっているゲーム・チャンネルが目にとまりました。
 ゲームの画面は下のようなもので、ユニットとしては空飛ぶ円盤のようなものとか、アリのような昆虫っぽく地上を動くのもの、鳥のように翼があって空を飛ぶもの等々いろいろあります。

    

 私ヌルボ同様、韓国の宿で夜更けてテレビのチャンネルをカチャカチャ切り換えたりしてた人はきっと記憶にあると思います。

 ゲームに詳しくない私ヌルボ、日本に戻ってそれらしいものはないかと家電量販店のゲームソフト売り場を眺めたりもしたのですがわからずじまい。最初に見てから5年以上も経って、やっとそれがスタークラフト(StarCraft)というゲームであることを偶然知りました。

 あるサイトの昨年(2010年)の記事によると、<『スタークラフト2』全世界で記録的なトップセールス!!!>とあるほど世界的な人気ゲームソフトなのだそうです。その前身スタークラフトは1998年にブリザード・エンターテインメント社により発売され、以後世界で最も多く売れた
RTS(リアルタイムストラテジー)ゲームタイトルとして2009年にギネス認定されたそうです。

 ルールは、およそ以下の通りです。※参考→コチラコチラ

①テラン(Terran)・プロトス(Protoss)・ザーグ(Zerg)という3種族からいずれかを選択し、たがいの存亡をかけて戦うゲームである。 
②ワーカーを使ってミネラルと呼ばれる資源をベースに集める。
③集めた資源を使って戦闘ユニットを作る。
④敵陣を攻撃する。
⑤敵の建造物を全て破壊するか、プレイヤーが降参するまで痛めつければ勝利。


 ・・・つまり、上記参考記事の比喩を借りると「駒を生産しながら戦う将棋」のようなもので、反射神経や操作テクニックの勝負ではなく、頭で戦うゲームです。
※解説動画は→コチラ

 ところが、このゲームソフトは、日本ではほとんど普及していなくて、実際、「スタークラフトが欲しいのですが売っていません」とか「対戦相手が見つかりません」との声もあるほど。私ヌルボがちょっと探してもわからなかったのは当然でしたね。

 一方韓国では、と調べれば調べるほど日本とは大違い。
 具体的には、長くなるので(下)に続く、ということにします。 


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