SARAのブログ

日々のことあれこれ

私の実家の方の、

2015-09-07 23:43:56 | つぶやき
叔父さんが亡くなった。
今日、実家から連絡があった。

子供のころは、毎年のようにそこのお宅に親と
泊まりに行っていたし、
そこんちの娘、私にとっては従姉にあたる人とも
親戚の中では関係はかなり近かった方だと思う。

子供のころは叔父さんのことも叔母さんのことも嫌いじゃなかったし
従姉には憧れもあった。
今ではもう叔父さん叔母さんは80代になり
従姉は50代後半になったけど。

しかし、私が結婚してからかな、
ちょっと関係性が変わった。
もちろん私は旦那の姓になり
結婚して家を出た身なので
それまでの関係と変わってくるのは当たり前だけど、
そのこととは別に、
なんだかちょっと私に対する風当たりのようなものが
強くなったというのか・・。
どういう筋合いなのか私には良くわからないけど。


私は姉より先に結婚して家を出て、
その2年後に姉が婿をとって実家を継いだ。
その結婚の時には私は母や姉との関係も悪くなり
かなり精神状態が荒んでいたこともあったし、
姉が婿を取ることで
実家にはそれまで自由に出入りしていたのが
急に実家の敷居が高くなって
私なりにすごく寂しい思いもあった。
そんな中、姉の結婚式に来ていたその従姉が私にこう言った、
「SARAちゃんの部屋、取られちゃったのね~~~」と。
ケラケラと笑いながら。
それまで嫁に出てもそのままにしてもらっていた実家の私の部屋は、
姉夫婦のリビング的な部屋になったので
完全に私の部屋はなくなったのだけど、
そのこともとても寂しく思っていた私の気持ちをまるで
見透かしたような言い方だった。
冗談交じりに何気なく言ったんだろうけど、
精神的に酷く不安定だった私には
物凄く痛い傷に塩を塗りこまれたようで辛かった。
その、更に1年後くらいに、
実家の家族と一緒にその叔父さん叔母さんの家に泊まりに
行ったことが一度だけあった。
結婚して、旦那にも、私が子供のころに良く行っていた
親の田舎を見せてあげたいという思いもあった。
けど、
そこでも叔父さんに何やら私は怪訝な態度をとられたのであった。
叔父さんに何気なく話しかけたのだけど
これみよがしに無視をされた。
そして、極めつけは、
「(婿をとった)お姉ちゃん(私の実姉)が一番幸せだねぇ」と
私のいる前で叔父さんが言ったこと。
確かに姉が、親の家も姓もそのまま継いで婿をもらったことは
偉いことだし
叔父さんは昔の、田舎の人なのでそういうことに対する価値観は
ずっと高く評価していたのかもしれない。
「ちゃんと婿をとって家を継ごうというのだから偉い」という
意味で言ったんだろうけど、
その妹である私のいる目の前で
「お姉ちゃんが一番幸せ」って・・・みたいな。
私だって嫁に出たとは言え、きちんと結婚したのに、みたいな。
その言葉がこの15年間くらいの間、私はずっと引っかかっていた。
あと、その時既にちょっと太り始めていた私に、従姉は
「SARAちゃんて、もっと痩せてなかったっけ~~?」と
意地悪っぽく言った。
他愛ないことかもしれないけど
これも私は今でもすごく良く覚えてて。

そして月日は流れ、
今から5,6年くらい前に、
その叔父さん叔母さんが2人だけで住んでいた本家に
叔父さんの次男夫婦が同居することになった。
叔父叔母がもういい年になったので「跡を取る」という意味合いもあったと思う。
ところが折り合いが悪く、あっという間に次男夫婦は出て行ってしまった。
もう一生そこに住むつもりで移り住んできただろうに、
そこを「やっぱり出て行きます」とするのは
よっぽどのことがないと、だと思う。
でも次男夫婦は出て行き、それからはつきあいもあまりないようだった。
しかもそのあと、今度は叔母さんが認知症になった。
叔母さんは家事がほとんどできなくなった為、
叔父さんが家事をしていると聞いた。
次男夫婦は出て行ってしまったけど、歩いて2,3分のところには
娘家族(私に意地悪を言った従姉の家族)が住んでいる。
けど、
娘はまったく叔父叔母の生活にタッチしていないようだった。

昔から、
本家の長男という立場もあってか、
「一族の長」という感じで、
キャラも「あたかも自分が一番正解」
「あたかも自分が一番偉い」と思っているような
ところのある、
仕切りたがりで出しゃばりの叔父さんだった。
そういうところは別に嫌いじゃなかったけど
私が結婚してから私に対してのいくつかの言動で
私は正直、あんまり良くは思ってなかった。

でも「自分が一番正解」の叔父さんも結局のところは、
3人いる子供のうち、誰1人として叔父さん叔母さんの面倒を見て
くれる人はいなかった。
叔父さんは亡くなるまでのこの10日間くらい入院してたみたいだけど
その間も認知症である叔母さんは病院に付属している施設に
一時預かりみたいな感じで世話になっていたようだ。
そんな時も娘は親の面倒を見ないんだ、と。
いや、これは娘である従姉を非難しているのでなく、
それくらい叔父さんや叔母さんが自分の子供にも
倦厭されていたのではないだろうかということ。
ま、これは私の勝手な憶測だけど。

ま、そんな経緯もあって
母から電話をもらった時、
母が「葬儀の日程がわかったら・・」と言い出したので
「え?ウチも出るの?」と言った。
「あ、いや、どうかな、あとでジージと相談してみるけど」
と言ったけど
「いやいや、ウチは無理」ときっぱりと言った。
田舎は遠いので気軽に行ける距離じゃないし、
さきほど言ったようなことが叔父さんとの間にはあったし、
以前行った時よりも更にデカくなった私を見たら
また従姉にどんなことを言われるかわからないというのも正直あった。
母にはこの件は関係のないことだけど。
母は「そうよねぇ、○○くんもお仕事あるしねぇ」みたいなことを
言っていた。
私は旦那の仕事がどうのこうのという言い訳も何もしなかった。
ただ単に「行きたくない」と思った。
それだけのこと。
なのであまりにもあっけなく、
考える素振りもなく「無理」と、
あまりにもあっさりきっぱりと言ったので
もしかしたら今頃母は
「SARAはこういう時は冷たいのよねぇ」とか文句を
言っているかもしれない。
でもまぁ、行きたくないものは行きたくないし
父と相談でもされて、もしかしたら
「SARAも子供のころはお世話になったのだし
やっぱり行った方がいいのではないか」なんて話にでもなったら
また面倒なので
嫌なことをきっぱりと断れたのだから
それはそれで良かったかな。

嫌な思いをさせられて、
また嫌な思いをさせられるかもしれないのに
義理もへったくりもない。
母に陰口を叩かれても、母は私の事情を何も知らないし
言ったところで理解もしてくれないだろう。



もう嫌なことはなるべくしたくない。



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