自慢の投手陣が崩れての3連敗、地元に帰って立て直しができるかが焦点でしたが、ナックルボーラーに電光石火の先制パンチを浴びせて初回KO、連敗をストップさせました。
日本ハムが負けたため、オリックスを合わせた3球団が2ゲーム差でひしめき合う混戦になり、奇跡の3連覇の可能性が少しだけ見えてきました。
相手投手が悪かったとは言っても、初回の攻撃は見事でした。
スタンドからはナックルボールの軌道はよくわからなかったのですが、単なる100キロ前後のバッティング練習の様な感じで、軽くめった打ちです。
ただ、残塁病が本復したかと喜んだのもつかの間、2回以降は昨日までと似たような展開になってしまったのは、持病はなかなか治らないという意味では諦めるしかないのでしょう。
2番手以降の、特に変化球が合わず、折角のいいムードが尻すぼみになってしまったのがイヤな感じです。
初回の大量得点に気をよくして大振りになったわけでもないでしょうが、明日以降に悪い影響がでなければいいなと、心配してしまいます。
そんな中でサブローはラインドライブの打球を放っていましたので、そこだけが安心材料です。
初回から完全な勝ちムードの中で、久保は久保らしい投球でした。
突然打ち込まれる癖も相変わらず、それでも何となく抑えるのも相変わらず、まさに久保でした。
大きくリードした試合の場合、久保は手抜きではないのでしょうが、簡単に早いカウントから痛打されることが目立ち、結局終わってみれば僅差、勝ち星はつくが防御率は悪いという、かなり評価が難しい投手です。
今日は無四球で無駄なランナーを出さなかったので撃沈せずにすみましたが、このあたりが一流として投手生命を全うできるかのキーポイントでしょう。
とは言え、これで交流戦単独トップの11勝目、欠かせない投手であることは間違いありません。
試合の流れ的には、押されっぱなしの中で相手バッテリーミスでだめ押しができたのはラッキーでした。
負けている展開で中継ぎエース格の横山まで投入したブラウン監督としては腹立たしいプレーだったでしょうが、一番むかついていたのは小林雅でしょう。
このバッテリーエラーによって得点差が4点に広がり、セーブがつかない場面での登板となった小林雅は完全にモチベーションが落ちていたようで、彼らしからぬ投球を披露してしまいました。
3者凡退でゲームセット。
今日のスタンドは3塁側の方が埋まっている感じで、失礼ながら関東に広島ファンがこんなにいたんだと思ってしまいました。
いつもはレフトスタンドの2~3列はロッテファンが占めていますが、今日は広島ファンでいっぱいでした。
先日の巨人戦も平日という同じ条件でしたが、その時はガラガラだった3塁側2階席も今日は満席、巨人戦の視聴率が下がっているのも頷けます。
またビジョンに映ったベンチの中のバレンタイン監督、ペットボトルに唾を吐いていました。
昨年まではベンチの床に吐いているシーンが度々映って、いろいろな掲示板で批判されていたので球団から何か言われたのかもしれません。
でも、できれば透明じゃないペットボトルを使ってください。
噛み煙草か何かでしょうが、茶色い液体が気持ち悪いです。
昨年までは、あれを床に吐いていたのか・・・
明日は久保に続く交流戦11勝目を目指す小林宏が登板しますが、天気が怪しそうです。
金曜日が予備日なので無理はしないかもしれませんが、どうやら梅雨入りで明日から雨が続くらしいので、もしかしたら強行するかもしれません。
バットコンディションの中で内弁慶の小林宏が自分の投球をできるか、注目です。
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各地にファンが増えてますよね。
私の中では、阪神>広島>ヤクルト>中日>横浜>巨人というランク付けが出来上がりました。