2008年通信簿 11 神田義英

11　神田義英　投手　29歳　年俸1450万円

【2008年成績】　4試合　1勝0敗0S　防御率5.68　6回1/3　9被安打　1被本塁打　2与四球　0与死球　2奪三振　被打率.360

藪田がメジャーに移籍したことで中継ぎとしてのチャンスが充分にあったはずの神田でしたが、チャンスを活かすどころかプロ入りしてから最低の成績に終わりました。
来季に結果が出なければ首元が涼しくなるだけに、何とか奮起を期待したいところです。

前半戦にあれだけ中継ぎ陣が苦しんだ中で、不思議なぐらいに神田には出番がありませんでした。
故障などもあったのかもしれませんが、その被本塁打率が高い投球内容にベンチが不信感を持っているのかもしれません。
また2軍でも29試合に登板したものの防御率は6.51と散々な結果で、なかなか2軍ベンチとしても1軍に推薦できるレベルではなかったと思われます。

それにしても、もう少しチャンスがあってもよいように思います。
逆に言えば、他球団に出してあげた方が神田本人にとっては良いかもしれません。
投手が異様に多いチームの構成上、今後も出番が限られてくることは容易に想像がつきますし、来季30歳を迎える神田がフェニックスリーグに参加していること自体が、彼がチーム内のどういったポジションにいるかを明らかにしていると思います。
もしかすると、どこかの球団とのトレード話の過程で実力を見極めるための参加ではないか、そう思いたくなるぐらいに神田としては屈辱の扱いのように感じます。

これは昨年も書いたことですが、こうなったら先発としての起用を考えてみてはどうかと思います。
清水の動向や唐川や大嶺の成長ぶりにもよりますが、来季の先発陣が安泰かと問われれば、今季の久保や小野の不調を考えれば首を傾げるところがあります。
中継ぎとしての出番が限られるのであれば、いっそのこと先発としてのチャンスを狙うこともあってよいのではないかと思います。
そのぐらいのことを考えなければ、神田の今後に明るい兆しは見えないのではないかと思いますし、本人にも首脳陣にも、是非とも検討してもらいたいと思います。

2007年通信簿

【オリオン村査定】　1450万円 → 1300万円 （▼10%）