上位に進出をするためにはお得意さんを作ることが常道ですが、今季は日本ハムの7勝1敗1分に加えて今日の勝利でオリックスにも5勝1敗となりました。
期待通りに西武とソフトバンクがつぶし合ってくれたおかげで首位にも復帰をしましたし、この勢いで明日も勝って両手に花で交流戦に突入をしてもらいましょう。
今季のロッテを象徴するような、そんなマリングリング打線が爆発をした今日の試合でした。
初回のチャンスに金泰均が併殺に倒れると3回には里崎が先制アーチと宝くじモードが発動し、続くチャンスは再びクリーンアップが潰したものの下位が作った5回の一死満塁からは井口の犠牲フライに金泰均のホームランと主軸らしい働きで金子千をKOするという、まさに絵に描いたような見事な助け合いです。
さらには成瀬が打ち込まれた直後に再び里崎が試合を決めるスリーランを放つのですから、とにかく笑いが止まりません。
この打線の繋がりこそがロッテの強さの源流であり、その中心を担っているのが荻野貴、井口、金泰均というここ2年間で獲得をした選手ですから球団も鼻高々でしょう。
もちろん戦力は使いこなしてこそですから、逆方向を意識したバッティングなどの戦術を地道に叩き込んできたベンチの働きも見逃せません。
選手を活かすも殺すも指導者次第、それがよく分かる好例だと言えます。
その打線で調子を落とし気味だった荻野貴が3安打に2盗塁と復活の狼煙を上げたことは、交流戦に向けての大きな材料です。
同じように注目を浴びて交流戦に入った一昨年の唐川がセットポジションの弱点につけ込まれて失速をした苦い経験があるだけに、荻野貴には同じ轍を踏んで欲しくはありません。
4打席目の死球のように厳しい攻めが今後も増えるでしょうが、セントラルの各球団にロッテ恐るべしとの印象を植え付ける先兵として頑張ってもらいたいです。
こちらも交流戦の目玉となるであろう金泰均も京セラドーム3発目の大砲ぶりを見せつけましたし、ここのところは虚像でしかなかった「交流戦に強いロッテ」というイメージを、今季はリアルなものとして日本全国に印象づけてもらいましょう。
そして今日は何を置いても、青野の復活がロッテファンの心に一番に響いたことと思います。
控え野手を使いこなせていない中で、しかもイースタン4位の.320を誇る細谷を差し置いて規定打席に達している選手の中でチーム最下位の.228の青野が昇格をするのですから違和感がないと言えば嘘になりますが、そういったことに関係なく理屈抜きに喜ばしい青野の3年ぶりの1軍復帰です。
痩せたのか締まったのか以前よりは細身の青野の表情には精悍さも加わっていますし、まだ27歳と大松や金泰均と同い年ですから焦る必要もありません。
昨年に鎌ヶ谷で見た青野はとても1軍に戻ってこれるよう状態には思えなかっただけに、苦しかったであろうリハビリが報われるような青野の活躍に期待をします。
成瀬は5勝目を手にしたものの、今日も3発を浴びるなど誉められたピッチングではありませんでした。
9三振とボールにキレはあったようですがストレートの抜けが目立ちましたし、5回までを1点に抑えたからこそ打線の援護があったと言えますので先発としての役割を果たしはしましたが、中盤以降はコントロールミスが被弾に繋がるなど本人も納得の出来るものではなかったでしょう。
それにしてもヤフードーム、京セラドームと屋内球場でホームランが出すぎという感じがしないでもありませんが、打たれたボールはほぼ真ん中ですから理由にはなりません。
投手などというものは繊細な生き物で、金子千もロッテ戦では3試合連続の好投から一転しての大量失点を繰り返していますが、成瀬も被弾からの立ち直りが課題であり、3回は後続をきっちりと抑えただけに7回の乱れがもったいないと言いますか、少し取り戻した自信がチャラになってしまったような痛いKOでした。
13本のうち走者を置いての被弾が1本に過ぎないことから技術的なものよりも気持ち的なところが大きいと思われ、よってシーズンを通して引きずることになるかもしれません。
いよいよ明日が前半戦の最終戦となります。
ここのところはピリッとしない大嶺と前回に抑えられた木佐貫との対戦ですので嫌な感じではあるのですが、首位で通過をするためには負けられない試合です。
青野の復帰で微妙な立場となった今岡、そしてイースタンで3番を打って準備が整ったかのような堀の存在、それよりは中継ぎ陣の頭数を増やすべきだとの思いもあり、明日の石川球団副代表らの前で登板をするらしい吉見の御前試合の結果も気になります。
ここで好投をすれば移籍即昇格もあると思われますし、いろいろな意味で楽しみな日曜日になりそうです。
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
↑投げる前からソロHRなら構わないって発言には正直げんなり・・
青野は頑張って欲しいですね。これで塀内落として中継ぎ補充が理想かな♪
ずっと3番青野4番大松5番竹原という最強のクリーンナップを夢見ていた人間としては、青野選手の復帰はとても嬉しいです。
長距離ヒッターにとっては27,8は一番脂がのってくる年齢です。本人は封印するようですが「桜島ファイアー」を早く見たいです。
どうやら守備はまだまだ危ないようなので、当面の間は今岡選手とDH&代打争いになるでしょう。はたまた明日にも今岡選手抹消なんて事になるかもしれません。
今日のような展開で伊藤選手が投げなきゃいけないとは、成瀬選手は情けないです。毎回中継ぎを休ませようとしては被弾の繰り返しですから、試合中盤からは変にテンポを意識せず丁寧に投げ込んでも良いと思います。
それにしても6回2死からまた伊藤とは・・・。大谷で行くか、あるいは日高の代打が十分読める場面でしたから、あえて古谷でも良かったと思うのですが・・・。
さて、もう1人待っているのですが、これはどうか。ハイ 大塚です。
荻野ですね、2日間の休みが良かったのでしょう、とてもいい表情でした。やってくれる予感はありましたが、猛打賞に全打席出塁、2盗塁にタイムリー、言うことありません。優勝したらMVPですよ。
さあ大嶺、頑張れ!
何故青野?
細谷堪えろ!
さて青野だがストレートのファーボールだったので、一振りすら見れなかったが、良い構えをしていた。
三年前のしかも前半しか活躍しなかったが、
浦和での一試合3発など劇的な一打を見せる打者だった。
当時は待望の右の和製大砲として、
ロッテファンの心をわしづかみした。
また内野守備も堅く、穴だったセカンドがようやく埋まったと歓喜した。
今ではセカンドには井口、サードには堅守今江、
ファーストにテギュン。
当時とは真逆で左打者が欲しいチーム状況。
青野のファンだけにうれしい半面、今のロッテでは代打しか居場所がないと思われ、複雑な気分だ。
代打の切り札と呼ばれるまで打ちまくれ
左でも福浦を使って欲しいので代打に今岡が出るときはため息が出ていたんですが、今日は代打が青野で嬉かったです
早く以前のようなプレーが出来るよう頑張ってもらいたいです
青野復活は頼もしいですから
ですが、最近2軍で安打や本塁打が出てき始めて調子は上向きとはいえ、細谷も当たりが戻ってきたので今日1軍に来るとは意外でした
そういえば、2軍の結果を見ていて細谷がまだ本塁打を打っていないのに気付きました
昨年は2軍とはいえ、札幌ドームで武田勝から本塁打を打ってましたし、今までの実績から言うとそろそろ1本欲しいですね
細谷はなかなか足が速いので機動力もありまし、2軍では安定した打撃をしているので昨年のように怪我だけはして欲しくないです
河野祥一郎氏のコラムで高校通算打率が5割以上で一塁から本塁まで4.2秒だとか・・・
右打席で4.2は立派です
(清田と荻野が速すぎるだけです!!)
でもそこまで速いとは思っていませんでした(汗)
ごめんよ細谷
さっそく右の代打の役割を与えられ、今日はストレートの四球でしたが、早く復活の一打を見たいものです。
桜島ファイアーも見たいなあ。
本人にはその後の嫌なイメージがあるみたいですけど、彼のキャラクターによく合ったパフォーマンスだったので、ぜひ再開してほしいですね。
桜島ファイアーをたくさんできるくらい活躍すれば、本人が思う悪いジンクスも吹き飛ばせるんじゃないでしょうか。
とまあ、ファンにとってはとてもうれしい青野の昇格でしたが、ファームでの成績から考えれば細谷であるべきで、彼にもチャンスを与えてほしいと思います。
捕手以外では、今季やっと二人目の野手昇格ですから、もっともっとファームからの突き上げと有効利用を期待しています。