どうした服部

どうも交流戦になると試合がない日が増えるため、シーズン中にもかかわらず妙な空白ができてイヤな感じです。
選手たちにはいい休養になるのかもしれませんが、毎日が野球といった感じがなくなるのはプロ野球人気に微妙な影響がでるような気がします。

と言うことで、今日は即戦力として活躍していなければならないはずだった服部について書いてみます。
大学生・社会人ドラフトで1巡目指名をした服部は、長谷部のハズレながらも社会人ナンバーワン左腕で、その年齢からしても1軍でバリバリとやってくれなければ困る投手でした。
しかし今は2軍でも登板するたびに失点を繰り返すという、冗談抜きでシャレにならない状況となっています。

登板日		投球回	被安打	被本塁打	奪三振	与四死球	失点	自責点
3月29日	先発●	2回1/3	9	1	2	0	8	4
4月5日	中継ぎ●	1回0/3	5	0	2	1	2	2
4月15日	中継ぎ	1回0/3	1	0	2	0	0	0
4月19日	中継ぎ	0回1/3	0	0	1	0	0	0
4月27日	中継ぎ	1回	0	0	0	2	0	0
4月30日	中継ぎ	0回2/3	1	0	1	1	0	0
5月9日	中継ぎ	1回1/3	2	0	1	0	2	2
5月28日	中継ぎ	2回	4	1	1	0	2	2
5月30日	中継ぎ	0回0/3	1	0	0	1	2	2
6月11日	中継ぎ	1回0/3	3	1	0	0	1	1

10試合に登板して0勝2敗、防御率10.97というのが、服部の2軍での成績です。
5月に入ってからは登板すると必ず失点をし、出番がどんどんと減っている感じです。

ドラフトの際には「例年なら3位以下のレベル」と評し、その後の社会人野球日本選手権での大車輪の活躍でMVPを獲得したことで急激に期待感が高まり、しかし新入団発表会で見た体の細さに不安を感じるなど、私の服部に対する評価は揺らいではいましたが、ここまでダメダメの投手であるはずはないと思っています。
オープン戦でもそこそこのピッチングを見せていましたし、ちょっと信じられない成績です。

最近は浦和の情報に疎いのですが、現在の服部はどんな感じなのでしょうか。
元々ストレートは140キロ前後がせいぜいでキレとコンビネーションで勝負するタイプだけに、細かなコントロールやボールの出し入れがプロのレベルに達していなかったのか、あるいはフォームでも崩して自分のピッチングができていないのか、何にせよ年齢的も余裕がないだけに本人にも焦りがあると思います。
ここまでダメなら今季の1軍での出番は期待薄でしょうから、じっくりと育てるぐらいのつもりで見守るしかないような気がします。
さすがに1巡目指名だけに暫くは様子を見るでしょうが、鈴木貴志や酒井泰志の二の舞にならないことだけを願っています。