18 清水直行 投手 33歳 年俸1億6000万円
【2008年成績】 25試合 13勝9敗0S 防御率3.75 165回2/3 151被安打 13被本塁打 41与四球 1与死球 108奪三振 被打率.244
今年の清水は見事にエースとしての活躍を見せてくれました。
ただ成績が良かっただけではなく、チームがズルズルと転げ落ちそうなところで何度も踏みとどまることが出来たのは清水の連敗ストッパーとしての頑張りがあってこそですし、自らが先頭に立ってチームを引っぱっていってくれました。
投手陣の精神的な支柱としての役割を果たしてくれた清水は、まさにいい意味で予想を裏切ったシーズンであったと言ってよいでしょう。
何とか復活をしてくれればとは思っていましたが、正直なところあまり期待はしていませんでした。
YKが移籍した後の抑えとして配置転換により何かが変われば、そのぐらいの思いでしかありませんでした。
それは昨年のストレートのキレの無さが、下半身の粘りが失われたことによる衰えではないか、不調の原因をそこに求めていたからです。
実際のところ昨年の清水は球数が増えるとともに上体だけで投げるような感じとなり、棒球を痛打されることが目立ちました。
キレのあるストレートがあってこその清水が、その武器を失ったことは致命的のように思えました。
だからこそ再三再四、シーズン中でも2軍に落としてミニキャンプをさせて、体作りからやり直させるべきだと主張したわけです。
そのストレートのキレが今年は戻ったこと、これが復活の鍵となったことは言うまでもないでしょう。
もしかすると家庭の事情で2軍スタートとなったことで、1軍への合流が開幕後になったように肩を作る時期も例年より遅かったと思われますので、それまでの間に走り込みなどを続けていた効果が出たのかもしれません。
そして昨年の不調時に模索した変化球を低めに集めようとする努力が重なっての、今季の復活ではないかと思います。
橋本や金澤といった、今まではあまり組むことのない捕手とバッテリーを組んだことも、配球などに変化があって効果的であったのではないかと思います。
特に5月11日の試合で見せたピッチングは最高で、キレの戻ったストレートと変化球を低めに集めるコンビネーションが抜群でした。
この試合で新しい清水に出会い、半信半疑だった復活に大きな期待を寄せるようになりました。
とは言え、エラーが絡んだときに踏んばることができないという小宮山の後継者たるところは変わりませんでしたし、炎上すると止まらないのも清水のままでした。
しかし好調の時のピッチング内容が、一昨年までの清水ではないことは間違いないと思います。
つまりは速球派投手がなかなか越えられないモデルチェンジという壁を、清水は乗り越えたのではないかということです。
こうなるとまだ何年かは主軸で活躍できる可能性が非常に高いのですが、ここにきてFA宣言をするかどうかという難題が持ち上がっています。
何となく最近の言動を見ていると復活のきっかけとなった初心を忘れているようにも見えますので微妙なところではあるのですが、適正な評価での残留となって欲しいと思います。
【オリオン村査定】 1億6000万円 → 2億1000万円 (△31%) ※2年4億2000万円
家庭の事情で辛いことはいろいろあったでしょうけど・・・
その事に関しては一切口にせず投手陣を引っ張る姿はさすがエースナンバー18を背負っている男だと思いました。
それだけにオフシーズンの言動等はシーズン中の姿を見てきた1ファンとしては不安になってきます。
理由はいろいろあるにせよ、その裏にお金が絡んでいるのかな・・・と考えてしまいます。
こんな事、考えてはいけないんでしょうけど
時折、どうしようもないくらい試合を壊すこともありながら、ここぞの時にチームを救う好投をしてくれました。まさにエースの働きでした。
そこそこの投球をしながら勝ちきれなかった成瀬との印象の違いはここですね。
後はすっきり残留を決めてくれれば、何も言うことはありません。
選手にも生活がありますから、高い評価=高年俸を追うことを批判はできませんね。
ただファンとしては「この金額で満足しないかぁ」というラインがありますので、そこから逸脱した交渉となったときに、今季の活躍と天秤で落ち着いていられるか、ちょっと自信がありません。
>富山マリンさん
結局はドラフト前に方向性は出ませんでしたね。
こうなると1巡目は即戦力投手、巽あたりの指名になるのでしょうか。
彼らが18を背負うことにならないこと、そう願いたいところです。
ただ復活しただけではなく今年の彼はオリオンさんが仰るようにチームが苦しいとき、大事な試合のときに
勝ってくれた印象があります
シーズン前、僕は今シーズン復活できるかできないかは五分五分と見ていたのでいい方に出てくれて
良かったです
FAについては前に書いた考えと変わりません
僕の好きになった球団がロッテなのでこのようなことが起こるのは覚悟します!と入っても僕自身の
心と体には決していいことではありませんが(笑)
まあ条件が折り合わずに退団であれば、それはそれで諦めがつくというものです。
最初からメジャーありきで交渉の余地がないわけでもありませんし、球団が最善を尽くしたと胸を張るならそれでよいと達観しています。
何にせよ早く決めてくれ、もうそれだけです。
>miyorinさん
確かに(苦笑)
本人も泥仕合での退団は印象が悪くなり今後に影響があることぐらいはわかっているでしょうから、そこは大人の態度を示してくれることと思います。
ロッテに愛着、実はこの言葉はその大人の態度ではないかと勘ぐっていますが。