地元6連戦の初戦を19失点で大敗をして3位に転落をしましたので、まさか週末に首位攻防戦ができるまでに持ち直すとは思いもよらず、今日の勝利で明日にも1ヶ月ぶりの首位奪還というロッテファンが血眼になって狸を探しまくるイベントまですぐそこです。
ただ勝っているだけではなく勝ち方が理想的で、こうも短期間でチームが変わるものかとただ驚くばかりであり、口から出るのは謝罪の言葉ばかりです。
ごめんなさい、成瀬が涌井に投げ勝つことに大きな期待を寄せてはいませんでした。
今日の成瀬は低めに見事にコントロールができており、惜しくも完封は逃したものの無四球で10個の三振を奪うほぼ完璧なピッチングであったと言ってよいでしょう。
的場のリードに応えた右打者の内角膝元に投げ込む勇気と制球力があってこその今日の好投であり、この内角へのボールが決まったことで外角のボールに腰砕けで腕だけで合わせるのが精一杯の西武打線を翻弄することができました。
涌井との投手戦はいつもの「痛恨の被弾、余計な失点」で幕を降ろすことになるのではと危惧をしていただけに、2007年を思わせるようなコントロールはベンチ、ファン、そして成瀬に大きな自信を与えたと思います。
今日のようなピッチングができてこそのエースですから、胸を張ってエースの意地であったと言ってくれてよいです。
昨日の渡辺俊に続いてベンチが成瀬を完投させたのは好投の感触を確かなものとさせるためでしょうから、それに報いるためにもオールスター前の10勝を目指してもらいましょう。
ごめんなさい、二塁走者が金泰均でサブローにバントのサインを出すとは、そしてサブローがお手本どおりに三塁手に捕らせるバントを決めるとは思ってもいませんでした。
その意外さ、見事さに感動をしたのかスタンドからはタイムリーのときを上回るぐらいの拍手がわき起こり、これこそが西村ロッテが志向すべき野球だと意を強くしています。
何となく面白く無さそうな表情にも見えたサブローは照れ隠しだったと勝手に思っていますし、今季初のバントをきっかけに下位打線に繋ぐ役割を担ってもらいたいです。
それが日本国籍を取り戻すための近道だと、サブローの選手生命を伸ばすことになると信じています。
ごめんなさい、的場と岡田の下位打線が涌井を粉砕することになるとは想像もできず、その発想の貧困さを嘆いています。
先日も書いたように的場は数字こそぱっとしませんが印象に残るバッティングを見せており、打率も得点圏打率も.167ながらも8安打で8打点ですからロッテの七不思議の一つに数えてもいいぐらいで、今日も相手のミスを誘う強烈な当たりで先制点を演出しました。
開幕戦と同様にヒットを打たれながらも粘り強く投げていた涌井を攻略する糸口を作ったことはMVP級の活躍ぶりで、何かを持っている感じすら受けています。
岡田も久しぶりのスタメンでプロ初の猛打賞に盗塁も決めて、そして何よりセンターから左方向を意識した打撃をしていたことが喜ばしいです。
打率が1割台の下位打者2人で涌井をマウンドから引きずり降ろした、と言ってしまうと他の打者に申し訳ない大げさな表現となりますが、そう言ってもいいぐらいに価値のある的場と岡田のバッティングであったと高く評価をします。
金泰均は鉈で叩き潰すようなパワーで広角に打ち分け、福浦は日本刀で切り裂くような引っ張りで猛打賞をマークし、大松もあわやスタンドインという当たりを見せました。
交流戦後半あたりから緩やかな下降線を描いてチーム打率も2分近くも落としていたマリングリング打線が悪くはなかった涌井から11安打を放ってKOをしたことで、再び上昇をしてくれるのではないかとの期待が高まります。
そしてそれに歩調を合わせたかのようにぐだぐだだったミリオンダラーズが連続完投勝利と、今頃は全国のロッテファンの頬は赤く腫れ上がっていることでしょう。
明日は帆足ですから福浦の代わりに竹原がDHに入るものと思われますが、この流れをしっかりと根付かせるためにも今日のサブローへのバント指示と同様に、福浦を起用するというサプライズを見せてもらいたいものです。
そして棚からマーフィーの第二幕が始まる7月3日を「涙の日」と記憶に留められるような、そんな一日になることを願っています。
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オリオンさんと同じ考えの人多いのでは? 私も同じようにあまり期待せず、そして3-0になっても、「ここまではいいんだけど…」なんて思いながら見ていました。
なんだか試合展開が理想的過ぎて怖いですね
飛行機でなければ来られない遠方に住んでいるので、なかなかマリン参戦出来ませんが、今日は仕事の後、移動して、幕張までやって来ました。明日、明後日連勝でもしかして単独○位!?怖いから伏せ字で (笑)狸やーい
送りたい場面、打者はサブロー、しかもランナーはテギュン。決めたサブローも見事でしたが、バントに徹したベンチこそ見事。
どんな打者でも状況によってはバントが必要。これを明確にしたのは本当に大きい。一点勝負での主力打者のバント。これはこれからも継続してほしいですね。
何とか週末の天気は持ちそうですので、いい試合をやってくれるとよいですね。
私は行けて日曜かなと、そんな感じです。
しかし3-0で勝利を確信できたロッテファンがどれだけいたのか、成瀬も罪作りです(笑)
>通りすがりさん
最近この手のミスが目立ちます・・・
ご指摘ありがとうございました。
>伊予カモメさん
あのバントは想像もできませんでした。
しかも初球のあの失敗でしたので、昨年まででしたら間違いなくサイン変更でしたね(微笑)
これでサブローだけではなく福浦にもバント解禁になれば、戦術の幅も得点の可能性も広がると思います。
もちろん準備をしっかりとしておいてください(祈)
それにしても的場は法力でも持ってるんですかね?リードもメリハリがありますし、打撃も印象に残る結果が多いですし、相手のミスも誘う。特に一昨日の大嶺の良い投球を引き出したのは的場のリードのおかげでしょう。前々から不満だった里崎の直球とチェンジアップだけの単調リードではなく、スライダー・カーブをきちんと投げさせて、投球の幅をひろげたリードには感謝です。
ようやく不安要素の先発陣にも好投のきっかけがつかめてきたようですし、南や竹原、岡田も少しずつ1軍になじめてきたようですから、なんとか苦しいオールスターまで頑張ってもらい、その後荻野復活⇒8月の東京ドームを含めたほぼホームゲーム連戦で一気に波に乗ってほしいと気が早いながらも思いました。
このところの失点も3,2,1と減ってきてますので明日は0を狙う気持ちでマーフィーには頑張ってほしいです。幸い右バッターを得意とするマーフィーなので西武打線と相性もいいのではないかと思うので頑張ってほしい!
典型的「小結投手」だったが、先場所(先週)の無残なKOで次同じなら十両陥落危機も。ところがどっこい平幕ながら西の正横綱(涌井)を破る大金星を挙げ、千秋楽まで優勝争い(完封)に残ったが、残念ながら三役復帰はお預け。。。。
それにしても、鷹も獅子も、あれだけミスが出ては勝てませんわなあ。
まさかここまで理想的な展開に持ち込めるなんて1週間前までなら考えられませんでした。
成瀬も久しぶりの勝利。これに満足せずこれぞエース!という快投を期待したいですね。
打線のほうは井口、今江に当たりがありませんでしたが、見事に下位打線が繋がっての勝利でした。明日は神様、仏様、マー様(笑)なので、すばらしいゲームを期待したいです。
見るからに打ちやすそうなフォームで現役も短かったですが、打撃投手やっていたんですか
前回は代田でしたが、まず裏方にお礼を述べるのは大島康徳の引退挨拶を思い出しましたよ(小宮山は両親からでしたか)
サブローバント指示もそうでしたが、岡田に代打を出さずに打たせた首脳陣の判断もナイスでした
次の先発は帆足なので竹原スタメンでしょうが、できればマーフィー的場と福浦のヒーインが見たいものです
3点取っても5点取っても信じられない私は
重度のロッテ病。
結局会心の2連続完投を目撃できて
うれしさひとしおです。
明日からもがんばって欲しい!