世田谷グルメ紀行 - 弦巻『ベッカライブロートハイム』

　
　ぶたとろの次に向かったには普段はバゲットを求めて訪れるやはりお値段高めの『ベッカライブロートハイム』。やはりパン屋は早めの時間帯にいかないとね。ここも普通に空いていました。今回はお手頃価格の３点をせたがやPayで買ってみました。計651円也。


(パンオショコラ、ロデブフリュイ小、ヘルンヒェン)

パンオショコラはちょっと温めてチョコを溶かします。他店のものよりもパン自体の味わいが良い感じがします。ロデブフリュイはもっちりした噛み応えのあるパンでちょっと温めてドライフルーツとナッツの食感が良い感じです。ヘルンヒェンも少し温めてバターをつけていただきましたが、やはりパン自体が美味しいです。

Mozart: Sonata for Piano and Violin in E Minor, K. 304

　
　モーツアルトは短調の曲が非常に少ない作曲家ですが、総じて短調は名曲揃いです。このK304はK310と並んで演奏旅行でパリに滞在中(1778年)に亡くなってしまった母を想って書かれた曲と言われています。のちにフランス革命で処刑されることになるルイ16世の時代の話です。

　小生が所有しているCDはダメイとピリスのモーツアルト・バイオリン・ソナタ集ですが、こちらのヒラリー・ハーンの演奏の方が楽器のもつ繊細な音色とヴィブラートのかけ方が効果的で泣けます。。

Mozart: Sonata for Piano and Violin in E Minor, K. 304 - I. Allegro


Mozart: Sonata for Piano and Violin in E Minor, K. 304 - II. Tempo di minuetto

せたがやPayのせたがや全力応援祭

　
　ご存知の方もいらっしゃると思いますが７月２２日より『せたがや全力応援祭』ということで世田谷区の商店で使える電子マネーの一種であるせたがやPay(あるいはせたPay)が３０％のポイントバックキャンペーンを実施中です。

　簡単にご紹介すると、世田谷区内の加盟店で１０００円の飲食や買い物をすると実質７００円(翌週に３００円分のポイントが付与)しかかからないということです。PayPayとの違いは事前に現金をセブンイレブンにあるＡＴＭに入金してチャージする必要があって、例えばレジで残金が足りなくてその場でチャージすることはできません。ただ慣れればとても使いやすいです。キャンペーン期間は２０２３年１月末までとはなっていますが、補助金がなくなり次第終了とのことです。また利用者側にも上限があって最大で７万ポイント獲得時点(利用金額が２３．３万円)でポイント獲得は終了です。

　お店側にとっては特定の決済用の機器を用意する必要がないというメリットがあります。ただ少人数で運営している飲食店とかだと売上管理が面倒になるとか自販機での食券にたよっている店だと人手がかかるとかで普及が難しいのかもしれませんね。またチェーン店や大型店舗ではキャンペーン対象外です。

　基本的に世田谷区商店街振興組合連合会が主催ですので加盟店でのみ使えることになっていますが、世田谷区民以外の方でも世田谷区の商店にお金を落としてくれる方なら利用が可能です。

　当初は普段行かないようなやや高めの飲食店でランチで利用することを密かな楽しみとして考えていましたが、意外な使い方を発見しました。

　ひとつはスーパーマーケットです。用賀駅前にあるFUJI 用賀店という結構大きな店がありますが、こちらでも利用可能です。毎日のスーパでの買い物が実質30%OFFって大きくないですか？さらにＴポイントも付与されますし、お店に確認したところなんとアルコール類も対象だそうです。(タバコはさすがに対象外です。) 通常のスーパーのクーポンだとアルコールが対象外のことが多いのでこれはうれしいです。ただこの店には駐車場がないので重いものや沢山の買い物をする場合には配達サービス(入会金500円、一回5000円以上無料)を配達エリア内であれば利用する手があります。

　もうひとつはコンビニです。コンビニはフランチャイズでどの店でも同じ商品を買うことができますが、せたがやPayを利用できるコンビニ店舗が結構あって、拙宅の近くだとセブンイレブン上用賀一丁目店が対象です。入口のドアには確かに30%バックの表示が出ていました。

　他にももっと有益な使い道があるかもしれませんね。また拙宅近辺の情報ですので他の地区にももっとお得な使い道があるやもしれませんね。

(追記 2022/7/28)
　せたがやPayはスマートフォンにアプリをダウンロードすることで利用可能ですが、この際にディフォルトの設定では現在の残高のうち還元されたポイント分を先に使って、足りない場合にチャージされたコインを使うという設定になっています。当然のことながら還元されたポイント分については二度目の還元はありません。設定を変えるとずっとポイントを貯めこんでポイント還元がなくなったあとで使うことも可能です。

世田谷グルメ紀行 - 桜新町『豚肉料理専門店 ぶたとろ 』

　
　６月から始めたばかりのせたがやPayだが、今日から『せたがや全力応援祭』が始まりポイントがなんと３０％還元という破格の補助金がでることとなった。期限は来年１月末までだが、補助金が無くなり次第終了とのこと。猛暑のなか、近くのセブンイレブンでまず１万円分をチャージ。まず向かったのは近くの神田屋寿司。しかし内装工事中とかで臨時休業とは残念。次に浮かんだのはちょっと歩くが商店街のはずれにある『ぶたとろ』。今回で２回目の入店になります。

　こちらは店主のプライドを感じさせるお店で、”当店はとんかつやではありません。" とか "ディナーはとんかつ、ご飯のみのご利用はご遠慮頂いております。"とか書かれています。まぁ今回はランチなので問題ありませんが。。

　１３時過ぎに入店してみると先客は女性１人のみ。これはコロナの再拡大のせい？あるいはせたがやPayがあまり普及していないのですかね。お店はシェフとホール担当女性の二人で営業されているようです。ランチメニューのなかから『ひれかつランチ 120g』をご飯大盛りで注文。計１６５０円也。とても普段のランチでは利用しない金額ですね。


(アオサが少し入ったお味噌汁は無料で一回お替わりできます。キャベツのドレッシングは控え目な感じでした。)



　こちらはこだわりのSPFポークを低温でじっくり揚げるタイプのお店です。ひれかつは柔らかいだけでなく味も良いです。最初の３切れはテーブルにセットされた３種類の塩でいただきます。塩で食べるとんかつはなかなかうまいですね。後半はソースに辛子でいただきます。ご飯の大盛りは無料(お替わりは有料)ですが、きさらぎ亭のご飯少な目と同じ位の量で私にはちょうどいい感じです。このあと猛暑のなか徒歩で世田谷中央図書館まで向かいました。涼しくなってからの夕方に出直しても良かったのですが、もう一度出かけるのが面倒で。。

世田谷グルメ紀行 - 桜新町『きさらぎ亭』

　
　久々の猛暑日に散歩はちょっと無理なので自転車で近所を徘徊して１４時３０分頃に遅めの昼食を取りにきさらぎ亭に久々に入店。こんな時間でもやっているので重宝します。店内はこの時間でも半分以上の席が埋まっていた。自販機で選んだのはエビクリームフライ定食＋生玉子で計１０５０円也。





　ここに来たらやはりご飯は少な目でしょう。フライは外はカリッと、中は柔らかい食感。おそらくエビはカットしてホワイトクリームと一緒に手間をかけて成型することで長くしていると思われます。価格維持のためかレタスも減ったなぁ。

世田谷グルメ紀行 - 駒澤大学前『やよい軒』

　
　また今日も猛暑日だ。とても散歩をする気もせず自転車で駒澤大学方面へ。夏限定メニューの冷や汁を求めてまたやよい軒へ。駅前でなくてもこの辺りもやはり駐輪しづらいんだな。一度訪れてシステムは理解していたものの、やはり戸惑ってしまった店頭での自販機での注文。どうにかこうにかPayPayで注文できたのは宮崎名物『冷や汁ととり南蛮の定食』９２０円也。年配者にはうれしいメニューです。１３時半を過ぎ店内は空いていたものの一人客が中心で学生さんのグループはみかけなかったですね。



　写真のように立派なサイズの焼き鯖が熱々の状態で登場。食べ方が書かれた紙によるとまずは鯖をほぐしてご飯とともに冷や汁に投入するらしい。しかし鯖もご飯もまだ熱いのでまずは鯖をほぐしておいてから、タルタルソースのかかったとり南蛮をおかずにご飯を半分ほどいただく。ほどよく冷めた辺りで鯖ほぐしみとご飯を冷や汁に投入。冷や汁にはCrashed Iceが入っており冷たい。

　冷や汁はやはりいいですね。鯖が多めのせいかちょっとしょっぱくなりました。鯖の小骨やアイスが混ざって多少食べにくかったですが、個人的には刻んだ大葉とかも欲しいところ。セルフでご飯を追加しておいしく完食しました。帰宅してからは喉が渇きました。。

世田谷グルメ紀行 - 弦巻『喫茶レスト』

　
　こちらは世田谷中央図書館横にある軽食・喫茶スペースでコロナ前はルソーだったところ。こちらのかき氷が始まるのを心待ちにしていたところ６月末の猛暑で始めたそうです。今回は氷レモンに練乳もかけて４００円也。安い！こちらもせたがやPayにて前払い。



　暑い夏に図書館に通う楽しみがひとつ増えました。

星新一の不思議な不思議な短編ドラマ

　
　第一回の水原希子主演のボッコちゃんからずっと見続けているNHKのTV番組です。星新一のショートショートの名作をオムニバスで紹介していきます。"見失った表情"では石橋静河さんが表情表情を豊かにすることで自分を変えたいという役を見事に演じています。前半の地味な表情の感じからラストでは華やかにお得意のダンスを披露しています。

　劇中で主人公がイヤホンで聴いているピアノ曲が気になりました。バッハだけど誰かの編曲でちょっと難しそうだなと。頑張って調べたらカンタータ"目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ"で編曲はケンプでした。いい曲ですね。。

J.S.バッハ=ヴィルヘルム・ケンプ編曲:目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ

世田谷グルメ紀行 - 松陰神社前『シチューのお店 ヒポポタマス』

　
　６月末の異常な猛暑が一段落して、久々の散歩日和。気温がやや高かったが風が心地良い。久々に松陰神社散歩コースでランチタイムに立ち寄ったのはヒポポタマス。こちらの店名にはシチューの店となっているが昼に本日のランチかハンバーグ以外を注文している人は見たことがない。１２時４０分頃だったが珍しく５名ほどの待ち行列ができていた。１０分ほど待って着席。小生が注文したのはガリチーハンバーグ(ドリング、サラダ、ライス付。ひょっとして注文はいつもこればっかり？)


(ドリンクはアイミティー。サラダはほぼレタスです。)



　ガリチーのソースの香りはなかなか食欲をそそるが年配者にはやや塩気が強いかな。計１０００円也。せたがやPayにて支払った。店を出ると１３時２０分だったが、ランチは早めに終了したようで準備中になっていた。月曜日が休みのため火曜日は混むのかもしれない。

ACジャパン 寛容ラップ

　
　よくありそうなコンビニの風景、こわそうな眉毛のオニイサンがラップで意外なやさしい言葉、これまたおばあさんが意外なノリのラップで返す、そうするとコンビニ店員のお姉さんがこれまた意外に最後は大熱唱。これはインパクトのあるCMですね。

　ちなみにこのお姉さんは元K1ガールです。。誰が考えたんだろうこのキャスト。

ACジャパン 寛容ラップ

世田谷グルメ紀行 - 桜新町『増田屋』

　
　せたがやPayなるものがキャンペーン中で5%還元ということなので初めて使ってみることに。こちらは世田谷区内の商店の活性化を狙ったもので、加盟店はそれほど多くはない。PayPayと違ってお店側は特別な機器は不要で敷居は低いはずなんですけどね。スマホアプリを入れてセブンイレブンのATMにて現金でチャージ。猛暑のなか桜新町界隈でさっくりランチで使える店ということで増田屋さんに初めて入店。この店は古く、すくなくとも私がこの町に住み始めた４０年ほど前にはもうすでにあった。店頭に小さな池のある造園が特徴ある景観のお店。

　入店してみると店内は意外に広く、しかも結構お客が入っていた。暑い日だったのでほぼ皆が冷たい蕎麦を食べていたが小生が注文したのは上カツ丼１３００円也。



　上カツ丼は見た目はカツ重ですね。ほうれん草のお浸しとお吸い物にお漬物がついていた。カツ丼はどちらかと言えば薄味でカツにはクリスピーな感じはない。まぁ可もなく不可もなくといった感じでしょうか。ふたり前に会計を済ませた若者がやはりせたがやPayで支払っていました。

東京グルメ紀行 - 三越前『金子半之助』

　梅雨の中休み、猛暑の土曜日に用事があって三越前まで。用事が済むともうランチタイムを逃して１５時を過ぎていた。旧知の店に行こうかとも思ったが、時間が時間だけに、ふとかなり以前に話題になったこの店を想い出して初めて入店。こんな時間なのに外で待っていた人はいなかったものの満席にて10分ほど外で待機して二階のテーブル席に通された。基本ここのメニューはベースが江戸前天丼のみで味噌汁をつけて計１２００円也。





　天麩羅は大きな一本穴子、海老２尾、烏賊と小柱のかき揚げ、ししとう、海苔、そして半熟玉子。どれも油でべとべととした感じは全くない。でもテーブルに備え付けのお漬物、特にガリゴボウが口直しにとても良い。

　着丼した時にはその盛りのすごさに驚くが、実はこちらの丼には秘密がある。こんなのみたことない。。

　ここでずっと流れているBGMの和太鼓、個人的にはIron Butterflyに聞こえてしまうのだが、どこかのラーメン店で似たような感じを聴いたような気がするのだが。。

世田谷グルメ紀行 - 世田谷『カフェ アンジェリーナ』

　
　松陰神社への散歩コースでは必ず通る場所にあるアンジェリーナに初めて平日１３時前に入店。外から見ただけではわからなかったが店内は割と広かった。お客さんは思ったよりも多く、どちらかというと中年以上の女性がメインのようだ。店内はやや暗めでアンティークのテーブル、イス、ランプ類で統一されていて天井はいい感じに煤けていました。そして軽めのモダンジャズが流れていました。中央線沿線にありそうな古い良き雰囲気の店ですね。一応店頭にも席があり、喫煙する女性が座っていましたが、ここは交通量が多い交差点脇なので音と排気ガスで居心地はちょっとなぁという感じです。お店は年配のシェフと若い男性が接客担当という感じ。小生が注文したのは天使(=アンジェリーナ)のハンバーグでセットはアイスコーヒーにして計１０４０円也。


(先に到着したセットに含まれる野菜の入ったスープと苦みが効いたアイスコーヒー)


(たっぷりの野菜にはイタリアンドレッシングがかかっていた。)

　ハンバーグはあらかじめ焼いてあったものをソースで煮込んだ感じでしょうか。肉もデミグラスソースもなかなかうまいです。もう少し大きいとうれしいですが値段と内容はまぁバランスが取れている感じです。

世田谷グルメ紀行 - 駒沢『寿し正 』

　
　駒沢公園散歩コースの際に気になっていたこちらに初めてお邪魔しました。駒沢交差点近くの路地にひっそりと佇んでいるお店ですが、ランチタイムには通りに看板が出ています。限定ばらちらし２０食１２００円。１２時過ぎに入店してみるとお客さんは私だけ。自動的にばらちらしのオーダーが入ります。こちらはご夫婦でやられているようですが、お二人ともどちらかと言えば寡黙ですね。





　思ったほどは待たずに着丼。下味が付いていますので足りなかったら醤油を使って下さいというような説明。。見た目は実に華やかです。食べ進むと気づいたのですが、写真ではエビや白身もあったのに魚系はマグロとタコのみでは正直ちょっと寂しいですね。あとはイクラ、とびこ、玉子といったところですか。その日の仕入れ具合によるのかもしれませんね。豆腐となめこのお味噌汁はやや薄味ですね。ご馳走様でした。

世田谷グルメ紀行 - 上野毛『鴻龍』

　
　隔月に訪れる美容院の帰りに上野毛で遅めのランチを。鴻龍は商店街の外れにあるのだが、創業５０年以上なのに小生が入店するのはこれが初めて。１３時半過ぎだったが店内は賑わっていた。奥の長いカウンター席に着席。店内にはイージーリスニングが流れる。目の前に腸詰めがぶら下がっていて台湾料理なのかな。ランチメニューのなかから八宝菜とどっちにするか迷ったが好きな酢豚を注文。餃子３個を追加できるのでそれも注文。計１０８０円也。






(餃子は高温で外はカリカリでおいしいです。塩分を控えるため酢胡椒で。)

　カウンターからは厨房が見渡せる。男性３名がそれぞれ食材準備、調理、皿洗いを担当している。切り株のようなまな板に期待は膨らむ。酢豚の肉は予想に反して厚切りの三枚肉をカットして畳んで塊状にしたものに衣をつけて高温で揚げたもの。酢豚のソースがまた味わい深くてナイスです。まさにsweet and sour porkです。この店は予想以上にうまかったのでまた来たいです。なお普通の街中華よりは上のクラスだと思うので楊枝やティッシュはテーブルに欲しいところです。。