尾道に着いたのは17時過ぎだった。ホテルでシャワーを浴びてさっぱりしたあと、渡し船の船着き場まで。考えてみれば5回目の尾道で向島に渡ったことは一度もなかった。
渡し場で待っていたのは数人だが、セーラー服姿の女子高生に大林映画を重ねてしまった。10分程度で対岸に到着。大林映画のような風景を期待していたが、ちょっと歩くとすっかり道路が整備された島らしさのない風景がちょっと残念。10分ほど歩くと目指す居酒屋を発見。テーブル席はまだ空いていたもののカウンターは4席しかなく、すでに地元の方が2席いる横に着席。ややアウェー感を感じながらまずは生ビール。
(お通しはなんと鱧の黄身酢和え)
(活きタコやシマアジの刺身盛り合わせ)
ここで日本酒に切り替えるかと冷酒を注文すると3種類ほど名前が挙がったがそのなかになんと獺祭の名が。この地で獺祭が飲めるとは。
(一升瓶は正真正銘の獺祭50ですが、つがれた感じはワンカップっぽい?)
(さくさくの天婦羅の盛り合わせ。)
次第に他のお客さんと打ち解けるのもこの手の居酒屋のひとり飲みの醍醐味。楽しく過ごして計3700円也。帰りはすっかり暗くなって尾道の夜景を眺めながら夜風に当たって帰った。