メタルの衝撃

新旧含め、メタルに対する自分の思いを書き綴るブログ。

GIRLSCHOOL②

2015-11-29 00:24:53 | nwobhm
NWOBHMの中でもそうであったが、数多くのバンド群の中で生き残るには如何に強烈なインパクトを与え、バンドとして印象付けるか、という所が重要であった。

このGIRLSCHOOLはデビューした時点でそれを残した。女性のメタルバンドは特に珍しかったのだ。そういう意味では1stの売れ行きには多少なりとも、その部分が含まれている。
真に真価が問われるのはこの2nd。その意味に於いてこのアルバムを彼女達の代表作とする記事も少なくない。内容も又然り。安定性の出て来た演奏と楽曲は既に貫禄すら感じさせるものであった。

彼女達も自らの代表作をこのアルバムとしているのだろう。近年になりリレコーディングし、タイトルやジャケもそれと分かるアルバムを出している。

オリジナルの方は中古又はユーズドしか残ってないが、ボートラ入りであればレミーとの楽曲も入っている筈なので、チェックすべし。

GIRLSCHOOL/HIT AND RUN
1981年発
入手:2004年、Castle music

TANK②

2015-11-25 23:18:47 | nwobhm
1stに比べると攻撃性がやや減退した様にも感じる2nd。良く言えば、TANKサウンドはここで安定したとも言える。
ファンの間では賛否両論あった様だが、基本的部分は何も変わってはいない。

特にこのアルバムの人気は以前の流通状況にも見られる。1stですら少ないとは言え、ある程度の流通があった。しかし、この2ndはTANKのアルバムの中で一番入手が困難であったのだ。
このアルバムを追い求めている内に例の数量限定BOXセットが格安でリリースされ、今では昔程のプレミア感は無いが、所詮は中古流通なのでいつ入手不能になるか分からない。

何よりもこの個性的サウンドは後にパワーメタル化するものの、初期のパンク的なスタイルにこそ彼らの魅力があると個人的には思っている。

TANK/POWER OF THE HUNTER
1982年発
Metal Mind Productions

SAXON②

2015-11-21 22:59:13 | nwobhm
サクソンの紹介で先ず、このアルバムが取り上げられる事は無い。サクソンをこの1stから追っていたなら、また見方が変わったのかもしれないが、恐らく評価は変わらないだろう。

2nd以降確立されたサクソンのスタイルはこの時点ではまだ途上にあり、アルバムの曲を進める毎にサクソンらしいサウンドとなっていく。伝統を受け継いだ叙情的要素を多分に含んだアルバムとなっている。
2nd以降、逆に人気を博したそのスタイルに縛られ過ぎた感も否めないが、2nd以降では殆ど聴く事が出来ない要素をこのアルバムで垣間見る事が出来る。ジャケも同様、2nd以降、あのシンボルマークを使用しているが、ここには無い。

パワーメタル路線となった現在からすれば、物足りないかもしれないけどね。

SAXON/SAXON
1979年発
初回入手:年月日不明。最新:2006年、東芝EMI

IRON MAIDEN②

2015-11-18 22:52:03 | nwobhm
基本的に1stの延長線上にあるアルバム。このアルバムをどう評価するかは各々の好みにもよるだろう。

自分がメイデンを聴き始めた時は既にボーカルはブルースに変わっていた。最初に手にしたアルバムは「POWERSLAVE」だった事もあり、ポールよりも馴染んでいる。
つまり、この2ndは後追いになる訳だが、1stと比べて評価出来るのはデニス・ストラットンからエイドリアン・スミスに変わった事と音質が向上した点。

特にデニスはメイデンではあまり出してはいないが、他のバンドであからさまなアメリカ志向を出したが為に最も嫌いなギタリストとなった。

話しを戻して、ポール時代のメイデンをイチオシする記事を殆ど見た事が無い。それはやはり、3rd以降の印象と違い、メイデンらしさがあまり感じられないからではないだろうか。その違いがどこにあるのかを検証する為に聴き込んだ事も事実(笑)
コア向きの人にはかえっていいのかもしれない。

IRON MAIDEN/KILLERS
1981年発
初回入手:年月日不明、東芝EMI

GENTLEMANS PISTOLS

2015-11-14 22:53:56 | UK
2000年初頭の原点回帰の流れは限定的であったものの、数多くの素晴らしいバンドを産み落とした。特にこの分野では受け皿が少ないと思われていたが、アップテンポで聴きやすい事もあり、人気を獲得出来たと言えよう。

このバンドはそのサウンドからブルースともストーナーともサイケとも言えるのだが、はっきり言ってカテゴリー等はどうでもいい。あらゆる所にアナログ感がありつつも新しいサウンド、すなわちあらゆる世代に受け入れられるだけの要素を持ったバンドだと言う所が重要である。

個人的にはちょっと優等生的と言うか、クセが無くて物足りない。ただ、楽曲のクオリティの高さはどの曲をとっても安心して聴く事が出来る程だ。最近、3rdアルバムもリリースした筈なので聴いてみて欲しい。

GENTLEMANS PISTOLS/GENTLEMANS PISTOLS
2007年発
入手:2007年、リーフハウンドレコード/Rise Above