犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

野球観戦

2011-11-13 22:36:13 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)

 土曜日に野球を観戦してきました。

 いえいえ、福岡に行ったわけじゃありません。神宮球場です。

 中央大学OBの兄に誘われて、東都大学野球一部二部入れ替え戦、中央対拓大を見てきたのです。

「入れ替え戦は盛り上がるんだよ」

 4年ほど前、中大が二部から一部に上がるときに観戦した経験のある兄が言います。

 中大は、現巨人、今期の新人王が有力視されている澤村を擁していたときは優勝を争っていましたが、澤村の卒業後、一年生に沖縄興南のエース島袋を迎え入れたとは言え、打撃陣が貧打で成績は低迷。ついに最下位が決定し、屈辱の入れ換え戦に臨むことになったわけです。

 土曜の午前中、銀座線で神宮前駅に降りると、神宮球場方面に行く人波があります。

「みんな入れ替え戦に行くんだよ。座れるかなあ」

と兄。

(まさかそんなはずは…)

 その人波は手前の秩父宮ラグビー場に吸い込まれていきました。ラグビーのトップリーグが開催中なのでした。

 神宮球場に着いてみると観客席は閑散。応援部とチアガール、そして一部の熱心なOBのみの牧歌的な応援でした。当たり前ですね。

 なんとしても二部降格を阻止したい中大は、初戦に島袋を起用。

 先攻の中大は、打線が奮起し、一回に先制点をあげます。さらに5回には2点の追加点を奪い、応援団とチアガールは絶好調で校歌、応援歌を歌い、ボルテージがあがります。

 そして島袋も好投。5回まで拓大打線を4安打零封しましたが、6回に連打を浴びて、先輩にマウンドを譲ります。その回はなんとか切り抜けたものの、7回に1得点を許し、さらに8回には同点とされる。

 試合は延長戦にもつれこみます。試合が長引くにつれて、われわれのビールの本数も杯を重ねる。延長13回には4本目に突入。トイレに行く足もふらつきます。

 結局、13回の裏、エース入江が連打を浴びてサヨナラ負け。三時間半に及ぶ死闘の幕を閉じました。

 入れ替え戦は先に2勝するほうが勝ち。翌日の試合で中大が負ければ、来期は二部、隣の第二球場での試合を余儀なくされます。

 第二球場は行ったことがありませんが、兄によれば、一応球場ということになっているけれど、野球のない日はゴルフ練習場になっているらしい。観客席も少なく、応援団、チアガールによる応援は禁止。ずいぶん寂しい試合になるということです。

 試合後、やけ酒を呑むほかなく、池袋で3軒、ハシゴしました。三軒目の「アガシ」を出たときは夜8時。この日は12時のプレーボールから8時間、飲み続けたことになります。

※ 翌日曜日の試合、中大は奮起しなんとか4対2で勝利し、第三戦に持ち込んだということです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハングル専用政策 | トップ | ハングル専用の理由 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)」カテゴリの最新記事