レバ刺し禁止

　少し前のニュースですが、厚労省が牛のレバ刺しの全面禁止を決めたとのこと。早ければ６月頃に実施に移されるといいます。

「とんでもないなあ。レバーで食中毒なんて、ほとんどないだろうに」

　私が憤慨していると、長女が、

「獣医で生肉食べる人なんていないよ。自殺行為だよ」

「…」

　獣医学科に通う長女には、言い合っても勝算がないので口をつぐみました。

　禁止されても、どうせ闇で出回るだろうし、日本が全滅したら韓国に行って食べればいいし…。

　思い返すと、私がレバ刺しに出会ったのは韓国かもしれません。日本ではほとんど焼き肉屋にいかなかったから、注文する機会がなかった。韓国の庶民的な焼き肉屋で、サービスで出たレバ刺しで、その美味さに目覚め、以来、どこの焼き肉やでサービスで出るかをチェックするようになりました。

　武橋洞の南浦麺屋の隣のコプチャンの店、チョンノのピマッコルの焼き肉屋、新村の西江大学に向う路地のコプチャンの店…。

　しかし、それらはすべて再開発などで今はない…。最近は、お金を払って食べることが多くなりました。

　そういえば、朝立ちで出している豚の内臓の刺し身は、規制されていないんだろうか。

　豚の肉には寄生虫がいるはずだが、内臓は大丈夫なんだろうか。

　牛のレバー禁止のきっかけはＯ１５７だったけど、Ｏ１５７はブタにはいないんだろうか。

　いろいろ知りたかったけれど、娘に聞くのはやめました。