字幕の中に人生
フランシス・フォード・コッポラ監督の推薦。出会い。トム・クルーズ等来日俳優のガイド通訳。数々の字幕翻訳。
理想的な字幕は、観客に字を読んだという意識が何も残らない字幕なんです。画面の人が日本語をしゃべっていたと錯覚を起こすくらい「透明な字幕」が一番いいんです。
字幕が字数に縛られていることを知らない人から「誤訳」などと批判を受けることもありますが、気にしません。
その迫力あるある言葉からお歳を感じさせないパワーを。
戸田奈津子さんの略歴
津田塾大卒業後の就職はマッカーサーの司令本部にもなっていた、第一生命での一年半の勤務。
疎開生活も経験され、父の戦死と戦後の価値観の転倒。そこからの葛藤。映画館通い。
それを経て映画好きが高じて、字幕翻訳者の道へとのこと。
いずれのワンショットからも勇気をもらいます。