是枝監督と、樹木希林、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ。
受賞のステージに上がった是枝監督のスピーチ。
「さすがに足が震えています。この場にいられることが本当に幸せです。そしてこの映画祭に参加するといつも思いますが、映画を作り続けていく勇気をもらいます。そして、対立している人と人を、隔てられている世界と世界を映画が繋ぐ力をもつのではないかという希望を感じます。今回みなさんにいただいた勇気と希望を、まず一足早く戻ったスタッフとキャストに分かち合いたいです。作品が選ばれたにもかかわらずここに参加できなかったふたりの監督たちとも分かち合いたいですし、これから映画を作りここを目指す若い映画の作り手たちとも分かち合いたいと思います。ありがとうございます」
最高賞のパルムドールに輝いたのは是枝裕和監督の『万引き家族』。
とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日々万引きをして生計をたてていた。
ある日、治はじゅりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。
驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らすことに。
年金で細々と生きる祖母の初枝、JK見学店で働く信代の妹・亜紀。6人家族として幸せに暮らしていた。
しかし、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく―――。
紹介文から。
封切り待ち遠しいところですネ。
『そして父になる』以来の是枝監督ファンでもありますが、
もともとが、安易な救済のある結末に逃げ込もうとはしない作風。
『歩いても、歩いても』や、
『海よりもまだ深く』は
また見てみたい作品でもあります。