弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

フォネティックコード

2006-07-27 00:03:01 | 趣味・読書
電話などでアルファベットの符号を相手に伝える際、間違いやすい組み合わせが多いです。
BとD、IとY、MとN、PとT、などなど。
電話で「P」
「T?」
「ちがう、ぱぴぷぺぽのP」などとやり合います。

こういった際に便利なように、フォネティックコードというものが存在するのです。これは万国共通です。

A Alpha  アルファ
B Bravo ブラボー
C Charlie チャーリー
D Delta デルタ
E Echo エコー
F Foxtrot フォックストロット
G Golf ゴルフ
H Hotel ホテル
I India インディア
J Juliet ジュリエット
K Kilo キロ
L Lima リマ
M Mike マイク
N Novemberノベンバー
O Oscar オスカー
P Papa パパ
Q Quebec ケベック
R Romeo ロメオ
S Sierra シエラ
T Tango タンゴ
U Uniform ユニフォーム
V Victor ビクター
W Whisky ウィスキー
X X-ray エクスレイ
Y Yankee ヤンキー
Z Zulu ズールー

「PCT」だったら「パパ、チャーリー、タンゴ」と相手に伝えればいいのです。

上記は英語ですが、日本語にもあります。「朝日のあ、イロハのい」といった形で五十音が決まっています。たとえばこちら

1級海上特殊無線技士、航空特殊無線技士などの試験を受ける際には、フォネティックコードの聞き取り、発声試験に合格しなければなりません。

私はこれら試験を受けるために勉強して覚えましたが、このフォネティックコード、世の中に普及したら結構便利だと思います。工場内でも、アルファベットの品名を電話で伝えることが多いですが、こんなときに双方が英語のフォネティックコードを知っていたら間違えることがありません。

しかし、私が知る限りでは、フォネティックコードを利用している職場は見たことがありません。

追加
ウィキペディアを読むと、フォネティックコードの歴史を概観することができて楽しいです。

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2 コメント

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使っていまーーす。 (大ネコ)
2006-07-31 22:43:43
はじめまして、大ネコと申します。

数式のサブスクリプトの文字が読みにくい場合などに、発明者と電話で読み合わせ確認をする場合に、

「C、チャーリー、小文字のi、インディア」

とかいう風に活用しています。



電話の向こう側にいる発明者の約半数と、

電話のこっち側の職場の半径10メートル以内のメンバー全員が無線従事者免許を持っているという不思議な職場であるという、珍しい環境のためですが。

==大ネコ
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Unknown (ボンゴレ)
2006-08-01 00:13:16
オオネコさん、いらっしゃい。

いろいろなところで、オオネコさんの足跡を見かけたような気がします・・・(^ ^;)



この特許業界でフォネティックコードがポピュラーな職場があるなんてウソのようです。

私も「使ったら便利なのに」と心の中で思っているうちに自分が忘れてしまいました。



今回の記事のために調べたら、旅行業界とか金融業界とか、業界毎に異なったフォネティックコードが存在するらしいですね。
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