弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

つくばエクスプレスの車中で

2009-12-24 22:18:18 | Weblog
つくばエクスプレスを利用してつくばへ行くことがあります。
つくばエクスプレスの車内に中吊り広告がかかっています。

「夫の浮・・・・橋???」ああびっくりした。

違いました。「天の浮橋(あめのうきはし)」でした。

古事記によると、いざなぎ、いざなみの二柱の神が、天上と地上をつなぐ天の浮橋にたって、玉で飾った天の沼矛(ぬぼこ)を下ろしてかき回したところ、その矛の先からしたたり落ちた塩がかさなって島となります。

その後、いざなぎ、いざなみはその島に降り立ち、夫婦となって多くの島を生み、日本が形成されます。いざなみの命(みこと)は最後に火之神を生んだときの火傷がもとで亡くなりました。(梅原猛著「古事記 」(学研M文庫)

いざなぎの命は、妻のいざなみの命にもう一度会いたいと思って黄泉の国に妻を追っていきました。そこでの出来事は壮絶ですが、ここでは省略します。

上の話に出てきた天の浮橋が、筑波山にあるというのです。筑波山もみじまつりのサイトに紹介されています。
つくばエクスプレスの中吊り広告には「2009年4月に架け替えられた」とあり、こちらの紹介では「50年ぶりに新装された天の浮橋。老朽化が激しく、30年ほど前から立ち入り禁止となっていた。」とあります。

ところでつくばエクスプレスですが、座席シートの質が悪いです。固くて、秋葉原からつくばまで乗っている間にお尻が痛くなります。噂では、経費節約のために品質をケチっているそうです。
「そんなことなら、他の鉄道のお古をもらってくる方がましだ」と思うのですが、つくばエクスプレスは直流区間と交流区間が存在するため、専用の直交両用車両でないと使えないのです。
なぜ直流交流併存なのか。
ウィキペディアによると、「茨城県石岡市柿岡にある気象庁地磁気観測所での地磁気観測への影響が懸念されたため」だそうで、こんなことのためにつくばエクスプレスは重い十字架を背負わされました。
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