弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

代表23人決定

2006-05-17 00:06:00 | サッカー
サッカーワールドカップ代表23人が発表になりました。

発表に先立ち、久しぶりに雑誌Numberの日本代表総力インタビュー編を買ってきました。同時に本屋をぶらついたのですが、スポーツコーナーにもサッカー辛口批評本といった本は置いてないのですね。どうしちゃったのでしょうか。

日本の盛り上がりについて、ナンバーの中のコラムで杉山茂樹氏は、「日本はおかしい。・・・W杯まで2ヶ月。・・その熱気というか、緊張感、ワクワク感がまるで伝わってこないのだ。」
私と同意見の専門家を見つけました。
「初戦の豪州に敗れれば、ほぼ絶望という現実を、キチンと受け入れなければいけない。どうやったら、豪州に分のある戦いができるのか・・とか相手を見据えたサッカー話で、なぜ盛り上がれないのか。焦点はボケボケだ。」

ナンバー誌にジーコ監督へのインタビュー記事が載っています。
「とにかく、ジーコの声を聞いてみてほしい。ワールドカップを1ヶ月後に控えた指揮官の、率直な心境を知ってほしい。きっとあなたは、驚くはずである。」で始まるインタビュー記事では、溢れんばかりの自信で、ドイツでの大いなる可能性を語ります。

また、中村や宮本をはじめとする代表確実(当時)選手へのインタビューでも、各選手はそれほどの危機感を募らせていません。「すべてはこれからだ」という感じです。

思うに、最近の代表戦では、欧州組が参加する場合は合流1日のみで試合に臨む状況だし、国内組のみということは要するに1.5軍の編成ということだし、まともに合同練習を積んでの試合がありません。
日本選手は外国選手に比較して1対1で劣るという自覚があり、もし日本がそれなりの強さを発揮していたとしたらそれは組織力によるのだとの認識があります。個々人の能力の積み上げであれば、合流1日でもすぐにパフォーマンスが発揮できるでしょうが、組織力だとしたら、全員の意識を一致させ、それにそった戦いができる必要があります。
最近の代表戦でそれができていないのは当然で、これから本戦までの合宿と最後の2試合で調整していくのであって、個々の選手の力は決して落ちていないのであるから、これに組織力が加われば十分に戦える、そのような認識があるのでしょうか。

以前の代表合宿というと、仲良し同士が雑談をする程度で、戦術について選手同士のの侃々諤々の議論はあまりなかったと聞きます。最近は、中田がある主張をすれば福西が躍起になって反論するというような雰囲気も生まれているようです。ぜひこの雰囲気をいい方向に持っていき、すばらしい組織力を身につけて欲しいものです。

ジーコ監督にしても、これまでは選手の自由に任せて決め事をしてきませんでした。中澤がはじめてジーコジャパンに招集されたとき、「こんなに決め事が存在しないチームがあるのか」と驚いていました。ジーコは「そうしなければ日本サッカーの進歩はないと信じていた」と最近も発言しています。
しかし、鹿島現役時代のジーコはそんなもんではありませんでした。試合に集中せず、あるいは勝負にこだわらない選手に対しては本気になって怒り狂ったそうです。それがいつしか選手に乗り移り、鹿島の黄金時代を築きました。私はそれを知っているので、「ジーコも最後には変身する(というか元に戻る)のではないか」と期待しているのです。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« すぐやる・すぐに計画する | トップ | 機能作用的クレームの権利解釈 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (福西ファン)
2006-05-21 19:49:00
なんだか福西選手が躍起になってっていう表\現は違うと思います
福西選手のこと (ボンゴレ)
2006-05-21 22:28:19
福西ファンさん、コメントありがとうございます。



私は新聞の記事ぐらいしか見ていないので、表現が正確でなかったかもしれません。もしよろしかったら正確な状況など、教えてください。

コメントを投稿

サッカー」カテゴリの最新記事