弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

玄海原発・復興大臣・尖閣諸島

2011-07-06 00:05:42 | 歴史・社会
《玄海原発再稼働~管総理の姿勢は?》
玄海原発の再稼働を巡っては、海江田経産相が先月29日に佐賀県と玄海町を訪問することにより、玄海町の岸本英雄町長は4日に再稼働に同意することを伝え、一方佐賀県の古川知事は「菅首相の考えを確認したい」と述べ、菅首相との会談を要望していました。

大前研一氏は、首相としてやるべき2点のうちの1点として、『13ヶ月毎に定期点検で停止される原子炉が住民感情などで再起動できなくなっている問題を解決することだ。・・・たとえ政府が安全だ、と宣言しても信頼性がない。いかに国民の納得を得ながらストレステストに合格したものについては再起動するか』と提言しています(大前研一氏の提言)。まさにその通りで、管総理がどれだけ真剣に定期点検明けの原発再稼働に強い指導力を発揮できるか、見守っているところでした。
ここでも、国にとって最重要でも「人気が取れない政策には背を向ける」姿勢を押し通すのか、管総理の真価が問われています。

しかし、『菅直人首相は5日、首相官邸で海江田万里経済産業相、細野豪志原発事故担当相と会談し、九州電力玄海原子力発電所2、3号機(佐賀県玄海町)の再稼働問題について協議した。海江田経産相は、菅首相に佐賀県の古川康知事と会談するよう要請したもようだが、菅首相は難色を示したとみられ、議論はまとまらなかった。6日以降も協議を続ける予定だ。(毎日新聞 7月5日(火)20時48分)』(<玄海原発>菅首相、佐賀知事との会談に難色か 経産相要請)とあり、心配したとおり、管総理はこの問題に正面から取り組まず、逃げ回る姿勢を取る気配があります。

《松本龍って何者?》
被災県の県知事との面会の席、テレビカメラが回っている中で、よくもあんな発言をしたものです。民主党の石井一副代表は「普段はあんな言い方をする人ではない。情緒不安定だったのではないか」とかばっていましたが、情緒不安定な人に復興大臣を任せることはできません。九州出身のB型の人は、松本大臣と一緒にされ、激怒していることでしょう。
松本龍とはどんな人なのでしょうか。今回大地震発生時には防災大臣でした。ちょっと調べたところでは、「こんな時に防災担当大臣が「更迭」された理由」(2011年04月03日週刊現代)で、
『「ボンボン育ちで、修羅場をとても仕切れない。地震発生時にはパニックに陥り、以来、会見もできない。こんな人物を防災担当相に据えた菅首相の責任は大きい」(全国紙編集幹部)
震災が発生した3月11日から数日間、被災地救援や物資輸送が滞り、その後の活動に多大な悪影響を及ぼしたが、松本氏はその"元凶"と目されている。
「官邸の危機管理センターに詰めていた松本氏がまったくの役立たずで、自衛隊の初動が遅れたのです」(全国紙政治部デスク)』
とする記事が見つかりました。
この記事が正しく伝えているかどうかわかりませんが、こんな評判の人しか復興大臣候補はいなかったのか、と暗澹たる思いです。

《尖閣諸島で今何が起きているのか》
4日にこのブログを訪問された方について調べると、「尖閣諸島」「栗原一族」「大宮」で検索され、昨年9月30日の記事「石原慎太郎氏と尖閣諸島」を閲覧された方が160名ほどおられました。一体何があったのでしょうか。

調べてみたところ、産経新聞7月4日の記事「国会議員は尖閣に行け 石原慎太郎」が端緒のようです。
『最近ある国会議員からは、かつて尖閣を所有していた沖縄在住の未亡人から、いかなる所存でかあの島々を買い取った埼玉県大宮在住の栗原一族が、中国から依頼されて数十億の価格である島を売るつもりがあるらしいなどという風聞を伝えられた。』
『風聞のごとくに、あの島の所有者が心動いているとは思いもしないが、しかし中国があの島の領有を金で買い取り、日本の領土においてその地歩を固めようとする意志が有ることは優に信じられる。それを牽制し防ぐ手立てを講じるのは国会議員しか有り得まい。その議員たちが一向に動かない。とすれば私たちは一体どこの誰にこの国の安危をゆだねたらいいのだろうか。』

私も、尖閣諸島の地主である栗原一族の皆さんが、中国に島の所有権を売り渡すようなことはないと信じたいです。

石原慎太郎氏の記事での主たる主張は、
『私は昨年の秋に中国が侵犯しようとしている、まぎれもない日本の領土尖閣諸島を守るために、国政調査権を持つ国会議員たちこそが超党派で、尖閣諸島に自衛隊を駐留させるための調査に赴くべきだと幹事長を務める息子を含めて総裁や政調会長にも申し入れ、彼等もそれを了としたのに、この災害騒ぎに右往左往するだけで一向にその兆しも見えない。谷垣総裁は早速議会のしかるべき委員会に動議してことを行うといったが、その気配はない。』
ということのようです。
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