弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

人生の鉄則

2007-03-17 09:28:03 | Weblog
日経の私の履歴書、ひとつ前はダイキン工業会長の井上礼之さんでした。氏がダイキンの総務課長時代(淀川製作所だったか)、労働組合との困難な交渉を繰り返す中でひとつの境地に達します。
「うそはつかない、約束したことは守る、守れない約束はしない」

3月15日日経夕刊「さらりーまん生態学」で、江波戸哲夫氏がこの記事に関して書いておられます。江波戸氏は、以前同じ欄(私の履歴書のこと?)に同じ言葉を見たのを思い出したのです。インターフェロンで知られる「林原」の林原健氏が、大正製薬の大塚正士氏から「商売はそんなに難しくない、ただし約束だけは守れ。できない約束はするな、これさえ守れば何とかやっていける」と教えられたということでした。

実は私も、最近同じことで驚いたのです。
私の場合は、井上氏の「私の履歴書」を読んだ後、手嶋龍一氏と佐藤優氏の対談「インテリジェンス 武器なき戦争」を読んでいるときです。
その本のまえがきで佐藤優氏が手嶋龍一氏を紹介します。
「私は当時から手嶋さんを尊敬していた。なぜなら、手嶋さんは『約束をしたことは必ず守る』『できないことを軽々に約束しない』というインテリジェンスの鉄則を遵守する人だからだ。」

そうなんですね。井上さんの人事・経営の鉄則も、大塚さんの商売の鉄則も、佐藤さんのインテリジェンスの鉄則も、すべて同じだったということです。

今まではそれほど意識していなかったこの鉄則、これからは肝に銘じることにします。
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2 コメント

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同感 (れっくす。)
2007-03-17 11:00:37
私も同じ記事を読みました。

「約束を守る」
って簡単にいうけど
これほど継続実践は難しいことはないと実感しています。

私も、これからでも遅くはないと思いますので
キモに銘じたいと思いました。
人生の鉄則 (ボンゴレ)
2007-03-17 14:05:09
れっくす。さん、コメントありがとうございます。

約束を守ることが難しいからこそ、このような人生訓が生まれ、またきちんと実践している人が尊敬されるのでしょうね。
私も肝に銘じた上で実践していきたいと思います。

ブログを拝見しました。昨年合格されたのですね。受験勉強と新人研修から解放されて、いよいよ飛翔のときですね。頑張ってください。

これからもよろしくお願いいたします。

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