私はゼンザブロニカS2というカメラを持っています。
銀塩ブローニーフィルムを使う6×6判(中判)一眼レフカメラです。今から30年以上前、カメラ好きの叔父さんが所有していたのを、無理を言って安く譲ってもらったのです。
当時、私は登山を趣味としていまして、登った山の写真を撮るため、このカメラを持ち歩きました。
結婚してからは、山に登るといってもファミリー登山のみで、ブロニカが登場する機会はありません。20年以上もずっとケースの中で眠り続けていました。今ではカメラとして機能するのかどうかも不明です。
そこで今回、このカメラをオーバーホールに出しました。たまたま中判カメラについて記載しているカメラ雑誌を見ていたら、ブロニカの修理を主に専門とする修理工房があるのを見つけ、今回そこでオーバーホールしてもらいました。イストテクニカルサービスという会社です。ブロニカ創業者の二代目で、以前ブロニカ社社長をしていた人がやっている会社です。
ブロニカの修理をする人は月火の二日しか出てこないということで、先々週の火曜にわざわざカメラをもって出かけたのですが、残念ながらその人には会えませんでした。取り敢えずカメラを預けておいたところ、先週の月曜に修理の人から電話がありました。150mmの望遠レンズ(ゼンザノン)は、カビがレンズに食い込んで修理不能との判断でした。一方、75mm標準レンズ(ニッコール)は無事で、本体ともオーバーホールし、3万円で仕上がりました。さすがニッコールということろです。
本日、修理済みのカメラが我が家に到着しました。
以前は「趣味:写真」ということができたのですが、最近は趣味で写真を撮ることがなくなりました。
昔、ゼンザブロニカとともに35mm一眼レフ(アサヒペンタックス)(マニュアルフォーカス)も持っており、普段はこちらを使っていました。このペンタックスが古くなったのですが、そのころはオートフォーカス時代になっており、オートフォーカスの一眼レフは高価・高重量の二重苦で、とても持つ気になれません。そこで、普段用のカメラはオートフォーカスのコンパクトカメラとなりました。
一眼レフとコンパクトカメラとの最大の相違は、「ファインダーから覗いたときに感動があるか否か」だと思っています。一眼レフですと、ファインダーから見る映像に感動し、シャッターを押していることがあります。コンパクトカメラではファインダー映像で感動することがありません。最近のデジカメ液晶画面ではなおさらです。趣味の世界で使うとしたらやはり一眼レフですね。
銀塩フィルムの時代には、フィルムの種類をネガカラーにするかリバーサルにするか、フィルムのサイズを35mmにするかブローニーにするか、という悩みがありました。
色彩が綺麗で細密なのはリバーサルですが、スライドショーでしか楽しめません。印画紙にプリントしたときの色彩は、ネガカラーの方が綺麗です。
山岳写真はシャープさが命です。大きく引き延ばしたときの画像のシャープさを求めると、35mmフィルムではなく中判以上となります。
世の中がデジタルカメラの時代となり、昔銀塩フィルムで悩んだ上記のような品質項目について、今のデジタルカメラがどのような位置づけになるのかを知りたいと思うのですが、なかなかそういった観点で比較した論評に出逢いません。
今現在で、今回オーバーホールしたゼンザブロニカで写真を撮る意味合いがあるのか、それとも、最近進歩著しいデジタル一眼レフで撮影した写真が、色彩・細密度のいずれでも銀塩6×6判を凌駕しているのか、その点が知りたいです。
銀塩ブローニーフィルムを使う6×6判(中判)一眼レフカメラです。今から30年以上前、カメラ好きの叔父さんが所有していたのを、無理を言って安く譲ってもらったのです。
当時、私は登山を趣味としていまして、登った山の写真を撮るため、このカメラを持ち歩きました。
結婚してからは、山に登るといってもファミリー登山のみで、ブロニカが登場する機会はありません。20年以上もずっとケースの中で眠り続けていました。今ではカメラとして機能するのかどうかも不明です。
そこで今回、このカメラをオーバーホールに出しました。たまたま中判カメラについて記載しているカメラ雑誌を見ていたら、ブロニカの修理を主に専門とする修理工房があるのを見つけ、今回そこでオーバーホールしてもらいました。イストテクニカルサービスという会社です。ブロニカ創業者の二代目で、以前ブロニカ社社長をしていた人がやっている会社です。
ブロニカの修理をする人は月火の二日しか出てこないということで、先々週の火曜にわざわざカメラをもって出かけたのですが、残念ながらその人には会えませんでした。取り敢えずカメラを預けておいたところ、先週の月曜に修理の人から電話がありました。150mmの望遠レンズ(ゼンザノン)は、カビがレンズに食い込んで修理不能との判断でした。一方、75mm標準レンズ(ニッコール)は無事で、本体ともオーバーホールし、3万円で仕上がりました。さすがニッコールということろです。
本日、修理済みのカメラが我が家に到着しました。
以前は「趣味:写真」ということができたのですが、最近は趣味で写真を撮ることがなくなりました。
昔、ゼンザブロニカとともに35mm一眼レフ(アサヒペンタックス)(マニュアルフォーカス)も持っており、普段はこちらを使っていました。このペンタックスが古くなったのですが、そのころはオートフォーカス時代になっており、オートフォーカスの一眼レフは高価・高重量の二重苦で、とても持つ気になれません。そこで、普段用のカメラはオートフォーカスのコンパクトカメラとなりました。
一眼レフとコンパクトカメラとの最大の相違は、「ファインダーから覗いたときに感動があるか否か」だと思っています。一眼レフですと、ファインダーから見る映像に感動し、シャッターを押していることがあります。コンパクトカメラではファインダー映像で感動することがありません。最近のデジカメ液晶画面ではなおさらです。趣味の世界で使うとしたらやはり一眼レフですね。
銀塩フィルムの時代には、フィルムの種類をネガカラーにするかリバーサルにするか、フィルムのサイズを35mmにするかブローニーにするか、という悩みがありました。
色彩が綺麗で細密なのはリバーサルですが、スライドショーでしか楽しめません。印画紙にプリントしたときの色彩は、ネガカラーの方が綺麗です。
山岳写真はシャープさが命です。大きく引き延ばしたときの画像のシャープさを求めると、35mmフィルムではなく中判以上となります。
世の中がデジタルカメラの時代となり、昔銀塩フィルムで悩んだ上記のような品質項目について、今のデジタルカメラがどのような位置づけになるのかを知りたいと思うのですが、なかなかそういった観点で比較した論評に出逢いません。
今現在で、今回オーバーホールしたゼンザブロニカで写真を撮る意味合いがあるのか、それとも、最近進歩著しいデジタル一眼レフで撮影した写真が、色彩・細密度のいずれでも銀塩6×6判を凌駕しているのか、その点が知りたいです。
デジタルカメラにおされてフィルムカメラが衰退しているのは事実ですが、一部ではフィルムカメラを見直したり、デジタルに転向したひとがフィルムに帰ってきたりしているみたいです。山岳写真は画質重視かもしれませんが、それ以外にもデジタル、フィルムそれぞれの良いところがあるので、上手く使い分けるのが一番賢い使い方だと思います。
とりあえず、ボンゴレさんのゼンザブロニカでどのような写真が出来上がるのかが楽しみです。
先日の新聞にも、「銀塩フィルムにはそれなりの味がある」ということで、銀塩フィルムの愛好家がいると書かれていましたね。
単なるこだわりではなく、公平に比較したときにどのように評価されるのか、そのような論評がありましたら教えてください。
フィルムカメラ愛好者には保存版の1冊ですが、私はお風呂に入ったときに見る雑誌として購入してしまい、ふやけた雑誌を片手に途方にくれています…どこぞの消費者金融の宣伝が頭をよぎりました…。
アサヒカメラ6月号↓
http://opendoors.asahi.com/data/detail/7395.shtml
アサヒカメラの目次を見ました。そうそうたるメンバーですね。まさか
「4×5インチのリバーサルと比較したら、現在のアナログはまだまだ」なんていう議論ではないでしょうね。そうだとしたら我々とは縁のない世界の話です。
先日のタモリ倶楽部で「普段は雑踏となる場所に人も車も全くいない瞬間を撮る」をやっていまして、カメラマンの先生が「デジタルは不可」といって取り出したカメラが、8×10インチぐらいのジャバラカメラでした。
昔、アナログレコードとCDとの対比で、「2~4万円クラスのプレーヤーでは、CDの方がパフォーマンスが上だが、10万円以上となるとアナログの方が音質が上」という議論がありました。
結局われわれは10万円クラスを買うことはないので、CDの方が上、ということになるわけです。
フィルムとデジタルとの比較ではどうなんでしょうか。