弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

世田谷城と豪徳寺

2006-10-28 20:58:33 | 杉並世田谷散歩
現在、東京都世田谷区には世田谷城址公園があり、豪徳寺のすぐ近くです。
戦国時代、世田谷城が吉良氏の居城であった頃、城の中心は今の豪徳寺のあったところといいますから、現在まで残る世田谷城跡は城の南東端に位置する砦だったのでしょう。現在の豪徳寺と世田谷城跡とは分離していますが、戦国時代にはつながっていたはず、ということになります。

そこで、世田谷城と豪徳寺の関係について探索してみました。
世田谷城址公園と豪徳寺の近傍をグーグルマップの航空写真で見ると、世田谷城址公園の北側、豪徳寺のすぐ近くまで樹林地帯が伸びています。
世田谷城址公園の見取り図は以下のとおりです。

橙の△がこんもりとした土塁、水色の線が空堀です。①~③は写した写真の撮影方向です。北側の点線の境界はフェンスで囲われ、その先の樹林地帯には入れません。下の写真はフェンスに向かって写した③写真です。石段が見え、土塁が続いているようです。

下に、航空写真から観察される、豪徳寺と世田谷城跡の周辺図を示します。

緑色の部分は世田谷城跡を含む樹林地帯、太線部分が世田谷城址公園です。世田谷城址公園以外の樹林地帯については、四囲を住宅地が囲んでおり、中にはいることができません。
豪徳寺の山門近くに空き地があります。地図ではここにアパートがありますから、最近取り壊されて更地になったのでしょう。山門側からこの空き地を見ると、空き地の向こうに世田谷城跡から続く樹林地帯が見えます。

そしてこの空き地には、「豪徳寺駐車場」の看板があるのです。ということはこの空き地は豪徳寺の所有なのか。そうとすれば、豪徳寺の所有地が、世田谷城跡から続く樹林地帯に接することになります。

やはり、現代においても豪徳寺と世田谷城は続いているということでしょうか。

以下に世田谷城跡の写真を何枚か載せます。左が①、右が②です。

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