かつて、新潟県に「頸城(くびき)鉄道」という、
路線長15キロの小さな鉄道が走っていました。
レール幅が762ミリのいわゆるナロー・ゲージ。
モータリゼーションにおされ昭和46年に姿を消したこの小さな路線には、
だけどもとても愛嬌のある車両たちがいました。
その中でも、僕が大好きな(でも、無論見たことはない)車両。
それが、ホジ3です。
木製客車に日野のエンジンを搭載してディーゼルカーに生まれ変わったホジ3は、
ご覧のように一度見たら忘れられないほど可愛らしい車両でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ec/2e8d4a15eeecaabe61b5e4cf969faf8e.jpg)
もけい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1e/239575b5cc919db60e380a4de5fe3ed0.jpg)
ほんもの ちっこいヘッドランプが一個、ぽつんと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f8/5bb4e1a23e1c2bb3f8fa771a5019971a.jpg)
車内。エンジンが収まりきれず、車内にはみ出しています。
真ん中の木箱はエンジンカバーです(^^
そんな頸城鉄道も、廃止から34年。
頸城に限らず、廃止になった鉄道の車両は、その多くが保存されることもないのです。
このホジ3も、現存はしていないと考えられていました。
ところが。
廃止後、兵庫のある方が
DC92・ ホジ3・ハ6・二フ1・ワ7・ワ14・ト5の計7両を引き取り、
六甲山で保管されていたのです。いつか復活運転をすることを夢見て。
これには驚きました。
ですが、その方、そしてその息子さんは、心ないファンに保管してある車両が
荒らされることを考え、一切公開せずにここまで来られたそうです
(このいきさつについてはこちら)。
それが、なんと頸城に里帰りし、今年の6月19日に一般公開されたと言うことを知ったのは
公開されたちょっと後のことでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/91/398131e0259fe905883cf9ee2e1eaecf.jpg)
がーん。み、見たかった。
いまは雪深い新潟ですから、春まで再度公開されることはないでしょうけれど、
くびきの町おこしとしての公開ですからきっとまた、会えるチャンスが来るはずです。
そのときは、平日だろうが何が何でも行きます。
頸城のホジや、小さな機関車、古典客車をこの目で見ることが出来るなら...
>>ちなみに、ナロー・ゲージとは、読んで字の如く、狭いゲージです。
世界では、レール幅は日本の新幹線が標準サイズ(1435ミリ)ですが
日本では一般的には1067ミリ。
例外は路面電車で、1372ミリ。
ちなみに路面電車が発祥の京王線は、いまでもこの異端ゲージ
1372ミリを残しています。
>>それはさておき、日本ではこの標準的なゲージ・1067ミリより狭いゲージを
一概にナロー・ゲージと呼びます。
軽便鉄道と呼んでも良いでしょう。
>>その幅は910ミリ、762ミリ、610ミリなど様々ですが、
いずれにせよ、高速時代とは縁のない、のんびりゆったりした鉄道であることに
違いはありません。
>>明治~大正~昭和と、鉄道が主役だった時代に
雨後の竹の子のように全国各地に現れた軽便鉄道。
ですが、その多くは、昭和30年代~40年代をピークに
自動車社会の浸透で姿を消していきました。
路線長15キロの小さな鉄道が走っていました。
レール幅が762ミリのいわゆるナロー・ゲージ。
モータリゼーションにおされ昭和46年に姿を消したこの小さな路線には、
だけどもとても愛嬌のある車両たちがいました。
その中でも、僕が大好きな(でも、無論見たことはない)車両。
それが、ホジ3です。
木製客車に日野のエンジンを搭載してディーゼルカーに生まれ変わったホジ3は、
ご覧のように一度見たら忘れられないほど可愛らしい車両でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ec/2e8d4a15eeecaabe61b5e4cf969faf8e.jpg)
もけい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1e/239575b5cc919db60e380a4de5fe3ed0.jpg)
ほんもの ちっこいヘッドランプが一個、ぽつんと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f8/5bb4e1a23e1c2bb3f8fa771a5019971a.jpg)
車内。エンジンが収まりきれず、車内にはみ出しています。
真ん中の木箱はエンジンカバーです(^^
そんな頸城鉄道も、廃止から34年。
頸城に限らず、廃止になった鉄道の車両は、その多くが保存されることもないのです。
このホジ3も、現存はしていないと考えられていました。
ところが。
廃止後、兵庫のある方が
DC92・ ホジ3・ハ6・二フ1・ワ7・ワ14・ト5の計7両を引き取り、
六甲山で保管されていたのです。いつか復活運転をすることを夢見て。
これには驚きました。
ですが、その方、そしてその息子さんは、心ないファンに保管してある車両が
荒らされることを考え、一切公開せずにここまで来られたそうです
(このいきさつについてはこちら)。
それが、なんと頸城に里帰りし、今年の6月19日に一般公開されたと言うことを知ったのは
公開されたちょっと後のことでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/91/398131e0259fe905883cf9ee2e1eaecf.jpg)
がーん。み、見たかった。
いまは雪深い新潟ですから、春まで再度公開されることはないでしょうけれど、
くびきの町おこしとしての公開ですからきっとまた、会えるチャンスが来るはずです。
そのときは、平日だろうが何が何でも行きます。
頸城のホジや、小さな機関車、古典客車をこの目で見ることが出来るなら...
>>ちなみに、ナロー・ゲージとは、読んで字の如く、狭いゲージです。
世界では、レール幅は日本の新幹線が標準サイズ(1435ミリ)ですが
日本では一般的には1067ミリ。
例外は路面電車で、1372ミリ。
ちなみに路面電車が発祥の京王線は、いまでもこの異端ゲージ
1372ミリを残しています。
>>それはさておき、日本ではこの標準的なゲージ・1067ミリより狭いゲージを
一概にナロー・ゲージと呼びます。
軽便鉄道と呼んでも良いでしょう。
>>その幅は910ミリ、762ミリ、610ミリなど様々ですが、
いずれにせよ、高速時代とは縁のない、のんびりゆったりした鉄道であることに
違いはありません。
>>明治~大正~昭和と、鉄道が主役だった時代に
雨後の竹の子のように全国各地に現れた軽便鉄道。
ですが、その多くは、昭和30年代~40年代をピークに
自動車社会の浸透で姿を消していきました。
トンネルから搬出している画像など、
なにか奇跡を見ているような感じを受けました。
レストア、動態保存についての見解も
非常に考えさせられるものがありました。
とても良いお話を紹介頂き、ありがとうございました!
さて、ナローゲージですがボクは岡山の下津井鉄道を思い出します。実際は見たこと無いのですが小さい頃に買ってもらった鉄道の本に草ぼうぼうの狭い狭いレールにチッサイ電車が写っている下津井鉄道が忘れられなくてでも結局廃線になっちゃって残念です。瀬戸大橋が出来た時くらいに「遠くに行きたい」(多分)か何かの番組でレポーターが「よくゆれますね」と言うコメントが印象に残ってます。僕の住んでいる所には大手の京阪電車が走ってます。いまでこそダブルデッカー特急や5枚扉の5000系がありますが子供だった頃、1300系元特急車両なんて床が木張りで手を付いた日にゃ油でべとべとになったこと覚えてます。いいと思います、昔の車両。懐かしい味が有って人間臭くって昔のクルマも共通項がたくさん有りますね。
春になったら近鉄養老線に乗ってみようかと思います。
さいごに、やっぱり、ギザルノーですよね。
会員にいれてください。
これからもお邪魔させてください。
一緒に菱形のクルマ出て来たらパニックがおきそうです!
このホジ3はこの後レストアされるのでしょうかね?気になります。
ぜひ実際に動態保存の状態にしてほしいですね。
ちなみに千葉のナロー軌道、九十九里鉄道も、廃止後しばらく放置されていましたが、コレは千葉の谷津遊園で走らせようという構想があったから、と聞いた記憶があります(記憶違いならすいません)。あの車両が残っていたらなあ・・・
ちなみに、もしも大金持ちになったら・・・ワタクシも自分の敷地に鉄道を敷きたい(笑)と常々思っております・・・電車だと色々とややこしそうだけど、ディーゼル車くらいならなんとかなるでしょ?なんちゃって。
追記:
ところで、神戸でこの車両を保管されていた方の経営される「エンスー」なお店も、かなり気になりますね(笑
ネムタクの銀龍とかも完成品、確かあるんだよね!!
買おうっと!!(もうたぶん探さなきゃだけどね…)
ちなみに保存鉄道は石川県の粟津公園のある「なかよし鉄道」が有名で行って泣きました。http://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/~tsuchida/park/kouenbetsu/awazu.htm
仕事中なのでとりあえず…
>なにか奇跡を見ているような感じ
自分もそう思いました。あり得ない光景なのです。でもこれも、保存されていた方の熱意と、小さな車両だからこそ実現した話なのかもしれませんね。
ミツナリさま>
>サンクバカラに乗っている
はじめまして!いいですよね、サンクバカラ!人生変わっちゃいましたもん自分(^^;
>フランス車指南を参考に
すみません、放置状態のHPに暖かいお言葉...嬉しいです!
>下津井鉄道
僕はギリギリ間に合いました。如何せん中学生だったのでろくな写真は残ってないのですが、行った!という事実はこころにずっと残ると思います。
>ギザルノーですよね。会員にいれてください。
もちろんです!ようこそ(^^
月面車町内2号さま>
>まるでタイムマシーン
ほんとですよね。しかも、こんなに素敵なタイムマシーンが他にあるでしょうか!
ルノー4CVあたりを並べたいです(^^
>ぜひ実際に動態保存の状態にしてほしいですね。
動態保存したら通ってしまいそうです。新潟はそんなに遠くないし...そういえば新潟交通と蒲原鉄道が無くなるとき、足繁く通ったことを思い出しました。新潟アツイ!
>九十九里鉄道
あの単端がもし残っていたら...楽しかったのにと思います。
>ちなみに、もしも大金持ちになったら・・・ワタクシも自分の敷地に鉄道を敷きたい
あ!同じです!せめて英国の保存鉄道ゲージで構わないから...
ねこさわどん>
>模型、今なら買える!!あんだけ欲しかった井笠のホジ1やら、沼尻のガソ101、尾小屋のキハ2
高かったからねえ。ちなみに乗工社が潰れてしまったの知ってた?2000年らしいんだけど。ショック...。
HOナロー、楽しいかも!
>「なかよし鉄道」
ここも行かねば。だって尾小屋そのまんまだもんね!
>ネムタク
あーこれはいいねえ。模型なら遊べるね。Nゲージのレールでいいんだもんね。
レスが抜けていました(汗
フルヴィアートのお話なのに(謝
それにしてもこの店はすごいですよね。
実は旧世代ランチア(アッピア~フラミニアなども)萌え萌え~な自分にはちょっとした聖地的なところがあります...
尾小屋もプチ動態保存していたと思います。こういう話ってすごく浪漫チックですよねぇ~。