アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アオモジ - アーカイブ

2024-03-12 15:00:00 | みんなの花図鑑
アオモジはクスノキ科ハマビワ属の落葉小高木。
アーカイブ画像より。


21-1-23 愛知県緑化センターにて
1月、早くも球形のつぼみをつけています。
でも、アオモジの花は これから咲くまでがとても長いのです。




22-03-04

青い枝に小粒の実が房状についている姿が面白いので、生け花用の枝ものとして園芸センターでも売られています。



卒業式のシーズンに咲くので、別名「卒業花」。



愛知県の公立中学校の卒業式は 3月6日(水) で、小学校は3月19日(火) だそうです。






2022- 4-14

アオモジは 愛知県緑化センターとその周辺雑木林でたくさん見られます。




アオモジは、本来、九州西部から奄美に分布する木なので、おそらく最初、愛知県緑化センターで植栽されていたアオモジの実を鳥が運んで周囲の雑木林にも生えてきたのではないかと思われます。




論文にもこうあります
「アオモジは九州以南に分布の中心を持つクスノキ科ハマビワ属の雌雄異株の落葉樹である。かつて切り花生産などの目的で近畿地方に導入され、周辺に逸出した国内移入種である。現在でも分布が拡大している地域があり、拡大には鳥類の種子散布の影響が大きい。」(日本生態学会大会講演要旨集・中村 彰宏「移入種アオモジの分布域における種子散布」)




アオモジは2月ごろから蕾をつけはじめ、花が咲くまで蕾の期間が長いのですが、さすがに4月中旬では遅かったようで、花粉はほぼ放出され葯が褐色変化している花がほとんどでした。




雄しべの数は・・・?
多数、という記述しかありませんでした。




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