京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

凍った土

2024-04-17 15:36:40 | 気になるコト
こんにちは。
暖かい日が続いております。
今日は、そんな季節に逆らう話題です。

粘土を乾かしている時に、
土中に含まれる水分が凍っていたよ
と言うお話です。

(以前、記事にも書いた気がしますし、
ついった(X)にも載せた覚えがあります)
((そして季節もメッチャずれております))

今は桜が終わる暖かい時期なので、
もちろんこの話題は去年の2月ぐらいの世界線
のお話です。冬辛い・・

この時は、作陶館で使うための
粘土の用意が必要という事で、乾かしておりました。
何故乾かすかというと、工房で使われている粘土は
かなり柔らかい。
お客様が同じ粘土を使うとなると、
ロクロ盤の上で回転している粘土の中心を取る
土殺し(つちころし)という作業をする時、
力を込め過ぎて、ぶちっと切り離してしまい、
成型する形をとどめておくのが困難だわ~と
すこし思うほどの柔らかさなので、
少し硬めにするのです。


凍ってバッキバキに割れ、
その隙間から水の粒が出てきて凍る。




雪も同じような結晶の形じゃなかった?

水などが氷る形を、
顕微鏡無しで見たようなお得感。
年に何回か、色々な所が凍ったりするのは
見ますが、粘土の水分がこういう風に
凍るのを見るのは、まれ。
ある意味ラッキー。(?)


全部バッキバキで氷った道筋がはっきり。

でも・・これらの氷っている粘土を、今から
掴んで、土練機に放り込む作業が待っている、、
と思うと、すんごく嫌です。
手も凍る。マジで。

寒い時期の下仕事って、本当につらいです。
地味ですしね。縁の下の力持ち的な仕事って、
ゆくゆくは、やってよかった~となる仕事ですし、
やっておかないと、たちまち困るのですが
辛いのには変わらない。

と、そんなことを思い出しながら、
今の世界線の暖かい部屋で
コーヒーなんぞを飲んだりしております。
暖かいっていいわ~。

次は灼熱の夏を乗り切る覚悟が必要ですね。
つかの間の休息かもしれません・・(笑)
いつの季節もがんばります。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
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