駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

いつもの癖が出たのか、大見得切り

2017年03月24日 | 町医者診言

            

 ハリルジャパンUAEに快勝!。吉田は力まずキャプテンの重責を冷静沈着に果たした。報道の通り今野川島の起用がズバリ当たった。まだまだ厳しい予選が続くが、この調子なら首位通過も夢ではない。まだ眠いが、念力を送った甲斐があった。

 

 籠池泰典氏の肉声を初めて聞いた。思ったよりまともな感じがした。学校経営という事業を立ち上げてきた人だから、昼行灯というわけはなく、実務能力もありそうで、いかにもワルという印象ではなかった。

 驚くべき事実が明らかになった。昭恵夫人付きの公務員が籠池氏の依頼案件を財務省に問い合わせていた。籠池氏側からの連絡封書の宛先が昭恵夫人ではなくお付きの公務員谷査恵子氏になっているので昭恵夫人は関与していないという、官邸の説明は苦しい言い逃れに聞こえる。

 なぜ安倍首相は私と妻は籠池森友問題に全く関与していない。関与していたら首相どころか議員まで辞めるなどと大見得を切ったのだろう。大見得を切れば追及が止むと思ったのだろうか、あるいはつい演技に自信があるので大見得を切り得意の言葉でまやかせば、一件落着すると思ったのだろうか。どのように言い逃れても何らかの関与があったのは明白で、しかも十分に調べないで微塵も関与していないと大見得を切ったのが透けて見える。

 寄付を受け取った寄付などしていないは、今のところ水掛け論で、結局どちらの信憑性が高いかという問題になりそうだ。籠池氏も胡散臭く口から出まかせなところがありそうだが、大物政治家には遠く及ばないと診る。

 昭恵夫人という方を存じ上げなかったのだが、人のため国のためとものすごいバイタリティで全国を駆け回っておられるようだ。失礼ながら歯止めというか自制がちょっと不足しているようにお見受けする。籠池氏もそうだが、なんだか人のため国のためと駆けずり回る方には、どの人どの国とお聞きしたくなる。森友問題は些末のようで実は政治と行政の不透明なカラクリを解明するという大きな行政改革につながっている。切開排膿が必要だ。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

心配なUAE戦

2017年03月23日 | スポーツ

         

 WBC戦、予想外の健闘にマスコミの扱いも日増しに大きくなっていた。残念ながら準決勝でアメリカに惜敗したが、勝敗は時の運、実力者を何人も欠いて本当に良くやったと思う。火中の栗を拾った小久保監督にも拍手を送りたい。

 さて次はワールドカップアジア予選UAE戦だ。長谷部が居ないのがいかにも不安だ。野球以上に主将の意味が大きいサッカーでキャプテンシーのある長谷部を欠くの痛い。どうやって彼の穴を埋めるかホジッチも頭の痛いところだろう。帯に短し襷に長しで、本田はちょっと奇矯なところがあり人をまとめる力には疑問符が付くし、吉田は力んでしまう恐れがある。ハリルホジッチ監督は二頭体制を仄めかしているようだが、私はゴールキーパーの西川が良いと思う。

 いつも決定力不足と言われるが、今の日本代表のフォワードには得点力があり、二点は取れると思う。問題は守備の方にある。素早いカウンターをどうやって凌ぐかに問題がある。それには早めに攻撃の芽を摘むよりないと思う。一対一で競り合うと抜かれそうだし、ファウルを取られる恐れがある。そのあたりのことはハリルホジッチ監督は百も承知と思う。

 戦う前から試合に出ていない選手は評価しないと言いながらなぜ本田を呼んだなどと難癖をつける評論家は黙っていてほしい。WBCも盛り下げておいて勝ちだすとよくやっているなどと手の平を返す評論家には興醒めだ。日本代表なんだから知恵を貸してほしい。

 失点を一点に抑えられればUAEに勝てると思う。疲れた振りやる気のない振りに騙されないように、足を引きづっていたのに突然全力疾走しだすのが中近東の選手だ。結果にはインシュアラーでも結果が出るまではあきらめていない、油断は禁物と打電しておこう。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

どうして言わないのだろう

2017年03月22日 | 診療

          

 別に診察に限ったことではないかもしれないが、初診というのは難しいというか要注意なのだ。勿論、難しい病気が紛れ込んでくると言う意味もあるが、妙な人が紛れ込んでいるという意味もある。

 六十代の男性、年齢よりは少し老けて見える。初見、自分と同年配かと思った。身だしなみや言葉遣いはきちんとしており、常識人に見えた。二週間くらい前から右上腹部に鈍痛があると訴える。丁寧に問診し慎重に診察したが異常所見が見つからない。超音波で検査をすると1cmくらいの胆石がある。その旨を告げると、人間ドックで以前から指摘されていると言う。症状からは胆石由来の痛みらしくない。採血し検便を指示して胃粘膜保護剤を出し、二三日後の再来を指示した。

 採血と検便結果には異常はなかった。症状は変わらないという。どうもよく分からない。重大な病気があるとは思えないのでもう少し様子を見るかと思ったが、不安不審そうな表情なので、信頼しているS病院のN内科部長に紹介することにした。次の患者を診ていると、受付から電話がある。一週間前S病院を受診しCTまで撮影したが異常がなかったと患者さんが言っていると言う。エーどういうこと。一言もそんなことを言わなかったたじゃないか。じゃあ取り消すかと答えると、やっぱり行ってみるそうですと言う。午前で患者さんが立て込んでいるので、ならそうしてと返事をしたのだが、どうも腑に落ちない。

 S病院を時間外に受診し検査を受けたが異常がないので近くで見て貰えと返され、当院を受診したのだろうか。受付では必ず他の病院を受診していないか聞いて保険証もチェックしているはずなのだが、どうもよく分からない。とにかく何らかの理由があって数日前にも他院で見て貰ったことを黙っていたのだ。私が不快に思うと思ったのだろうか、先入観を与えたくなかったのだろうか。

 まあ、いずれにしてもN先生は能力人格共に優れているので、適切な診療をしてくださるだろう。返事を待ちたい。

コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

都民フォース

2017年03月21日 | 町医者診言

                   

 特に目新しい事実を明らかにできなかったとしても、百条委員会の意義はあったと思う。大山鳴動鼠一匹のように見えて明らかになったこともいくつかある。俺は悪くないという人に都民はフォース(fourth)らしい。自分、親族、支持者それから都民。誰だってそうだろという反撃にはそうだろうかと想像する。豊洲の移転がスムースに行って繁栄していれば、不思議なことに大所高所から俺が決めたと記憶が蘇ってくる可能性が大きそうだ。老いたりとは言え都民が選んだ人、今更記憶力の衰えを咎めても栓の無いことだ。責めれば咎は選んだ側にも戻ってくる。曖昧模糊に空気投げが決まる国で、証人喚問で事実を明らかにすることは難しい。記憶を辿れば居直る人の陰で裏方が自らの命を断った事例も多い。

 百条委員会に意義はあっても千条委員会や万条委員会は要らない。小池知事には手の内を明らかにして今年中に決断を下されることをお勧めしたい。時間は徒に過ぎてしまう。都民の支持を得た都民ファーストの人なら出来るでしょう。

 マスコミには真っ当な仕事をお願いしたい。粗さがしではなく、事実を表に引っ張り出すことがジャーナリストの仕事と申し上げたい。決定の経緯をつまびらかにするのは単純容易ではなく、玉葱を剝くような芯のはっきりしない複雑難儀な作業としても、明らかになってくることは間違いなくある。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

風光風土を味わう

2017年03月20日 | 

          

 連休は有り難い、一日遊んでも翌日の朝はゆっくり出来る。旅とまでは言えなくても自宅を離れた一日を過ごすと心ほぐれる。近場の移動でも全く知らない土地よりも二三度訪れたことのある土地の方がのんびり出来るように思う。昨日は、この頃時々行くようになった山中の小宿へ行ってきた。日本は山国で関東平野などごく一部を除いて、どこでも海岸から小一時間ドライブすれば山の中だ、ええこんな山奥というところでも人家は絶えない。尤も、廃屋も多いのだが。

 そうして日本国土のもう一つの特徴は島国と言うことだろう。島と大陸とどこが境目か微妙だが、国境がないというのが島国の一番の特徴と思う。オーストラリアなど大陸と言って良い大きさなのだが、陸続きの国境がないので島国的なところがある。実際にそうした感覚がありそうだ。

 半島にも島国とは違うけれども、島国に似た特徴が有るように思う。イタリア半島、バルカン半島、朝鮮半島など・・一括りにしてくれるなという反発もありそうだが、風土が人間に及ぼす影響は根深いと思う。おそらく学問的な裏付けもあるだろう。 

 そうした風土に対する興味があるせいか、患者さんの出身地を聞いたり言葉から当てたりするのを趣味?にしている。二割というのが多いのか少ないのかは知らないが、二割くらい近隣(半径30キロくらい)の出身でない人が居られる。妙なことを覚えていると言われそうだが、国内の殆ど全ての都府県の人が居る。人口の少ない鳥取出身者さえ二名居られる。佐賀愛媛出身の患者さんが思い出せないが、辞めるまでにこのコレクションを完成させたい。完成させてくれた患者さんに記念品をあげたいくらいだ。

 行ってみたいだけでなく住んでみたい所も多いのだが、人生は短い。川本さんや多和田さんの本を読んで想像を逞しくしている。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

医院の七人、多様性の問題

2017年03月18日 | 世の中

          

 荒野の七人ではないが、医院の七人、院長と看護師三人事務三人で仕事をしている(交代勤務があるので従業員は八人)。医療というのは医師の比重が多い内科外来業務でもティームプレイの色合いが濃く、互いの連携が非常に重要である。七人の少人数でも、それぞれに個性があり多様な人物の集合体になっている。

 たった十五分ばかりの面接で選別、しかも看護師の場合は売り手市場だから選ぶほどの応募がない、するわけだから、採用したら思ったのと違う人物と言うことも多い。外れというのは失礼な言い方だが、半分は予想外の人物しかもそれが半年一年経ってから分かってくることもある。

 大奥の二十年選手から、新人?でも四年経っているから、現在のティームはさざ波が立つことはあっても嵐はなく上手くいっている方だと思う。勿論、院長の心にもさざ波が立つことはあり、所謂一つの我慢がないわけではない。果たしてそれが賢明な判断かどうかは分からないが、やりにくい奴あるいは困った奴と思った時に、個性を多様性と考えて受け入れるようにしてる。というのは社会人としてやってこれた人に長所のない人は居ないし、多様性は潜在能力で、同類だと出現する欠点を補うと考えているからだ。

 例えばTさんは履歴を見れば予測できたのではあるが、ちょいと協調性に欠けている。本人はマイペースなのでそうした自覚が乏しい。看護師に大切な相手の気持ちを察するという能力がやや不足している。しかし、採血や検査の技術は優れコンピュータが得意で、その方面では大いに助かっている。診察に付いてもらうと非常に合理的に動いてくれるのだが、愚痴のような患者の訴えを聞く能力が不足しており、時々助け舟の欲しい私は不満を感じることがある。混んでいない時はそれでも良いのだが、混んでいる時はいらいらしてしまう。二三度注意したのだが「はい」とは返事をしても、意味が十分理解できた風ではなく、ほとんど変わらない。まあ四十過ぎの大人の性格を変えるのは無理な話だ。そう考えて受け入れている?。そういう私にも院長とはいっても欠点はいろいろあることだし。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

階段は教えてくれる

2017年03月17日 | 人生

                         

 子どもの頃まことしやかに十三階段なんだぞと訳知り顔に教えてくれた遊び仲間がいたが、本当のところは知らない。この年になると何段でもよろしい、何がどうあれ、極悪非道の人物にしてもおぞましいと感じる。

 山登りは登るよりも降りるのが大変なのだと言う人が居るが、やはり登る方が大変だと思う。確かに若く体力があれば登るのにさほど苦労せず、降りる時の方が気が緩んで怪我をする率は高いかもしれない

 歩く速度は年を取ると遅くなる。老化の良い指標なのだが、じつは心肺機能の良い指標でもあり、昔は六分間歩行などという検査もあった。簡単な検査で、と言っても狭い医院ではできない、要するに六分間でどれくらい歩けるかという検査だ。高齢でなくとも心肺疾患があると、すたすたとは歩けない。美人を形容して立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花などと言ったが、年齢は歩く姿に現れ、見た目はともかく歩く姿では若作りでも人の目を欺けない。

 平地でさえ歩行に年齢が現れるのだから、負荷がかかる階段ではより一層年齢を感じることになる。毎日駅の階段を上り下りするが、高校生なぞは女の子も、多少スカートの裾を気にするようではあるが、まるで平地を行くがごとく階段を駆け上がってゆく。若さが眩しい一瞬ではある。

 そこへ行くと自分は、最初の五六段は軽々と足が運ぶのだが、最後の五六段は息が切れてきて手すりが欲しくなる。年寄りの階段昇降には手すりは必須で、毎年一人二人高齢の患者さんが階段から落ちて怪我をされている。転ばぬ先の杖、転落前の手すりと申し上げている。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

妻は別人格?

2017年03月16日 | 小験

                     

 昔の私のボスは、医師を採用する時、しばしばそいつは結婚しているかと聞いた。別にLGBTのことを気にしているわけではなく、女のような厄介なものときちんと暮らす能力があれば、まずは使えるだろうという考えだったようだ。今では離婚が日常茶飯事で結婚しているからといって、理不尽に耐える能力があるとは言えなくなっていると思うが、旧人類だったボスは結婚にそうした意味を認めていたようだ。

 妻は別人格というのはそうではあるかもしれないが、都合の悪い時に知らんぷりをするために使われることが多いようで、言い逃れに聞こえる。私人というのも、言葉で撥ね退けるために使われている。半ば私人というのなら了解もできようが、言葉を盾に持ち出すのは何だかわざとらしい。

 連れ合い妻を表現するのは難しく、様々なことが言い古されてきた。男にも女にもそれぞれの言い分がありながら、二人で一人前のようなところがあり、悲しみや喜びを分かち合う存在なのは確かだろう。

 私は如才なく立ち回れず、時に人とうまくゆかないことがある。今では懐かしいボスにも当初生意気と思われたか気に入られず苦労した。何かの機会に家内がお目通しする機会があった。あれがお前の妻か、と妻の評価がずいぶん高かったようで、以後私は見直されずいぶん助かった記憶がある。家内がどういう魔法を使ったのかは知らないが不詳の夫はずいぶん助けられた。ことほど左様にベターハーフというくらいのもので、別人格と突っぱねては国民の評価は上がらないだろう。

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

だんだんわかってきた?

2017年03月15日 | 政治経済

            

 高齢になるといろんなことへの興味が薄れてゆく、人によって残る興味は異なるだろうが、私の場合は相対的に政治への関心が強くなった。六十年安保十年遅れの世代でつかず離れずの位置にいたせいか、政治に無関心にはなれない。そうして還暦を過ぎて十年ばかり政治世界を見てきて、なんと出鱈目で戦術溢れる世界なのだろうと思うようになった。半世紀前の学生には純真で空想とも思える理念理想に燃え、自分の利害を度外視して突き進む若者も多かった。

 そんなものは麻疹に過ぎないと嘯いて退ける向きには同意しがたいが、では何だったのかと問われてもうまく説明できずもどかしい。懐かしい気恥ずかしいような言葉を持ち出せば、総括できていない。できないのかもしれない。しばらく前にそうした試みがあったと記憶するが薄っぺらい報告で、総括と呼べるものではなかった。

 安倍首相を見ていると優れた役者で言葉でまやかし、立ち回る戦術で成果を上げてきたように見える。残念ながらここにきて野望を躓かせかねない愛弟子の大根役者の若年性記憶喪失、放し飼い妻の無責任で窮地に立っているように見える。どうしてこんなことが国政の根幹を揺るがすのかと言いたくなるが、畢竟それはそうした戦術で国の根幹にかかわる問題を運んできたからだろう。

 微かにではあるが目に染みた経験のある私は何とも釈然としない。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

珍しく良い分かれ

2017年03月14日 | 小考

                              

 碁には良い分かれというのがある、碁は広いので地域で起きた戦いの決着がつかず五分五分で一段落することがある。究極では501対499くらいの微妙な差はあるのかもしれないが、全体との関係から考えればどちらが有利とは言えず次の鬩ぎあいに進んでゆく。勿論、地域の戦いで決着が付き、それで勝負が決まることもあるし、決着が付いても負けた方が全体ではまだ戦えると戦い続けることもある。

 天皇陛下の退位の問題は、やや与党寄りの感じはあってもほぼ良い分かれで、取り敢えず一段落しそうである。超高齢に近づきつつある陛下のお年を考えれば、徒に争って時間を費やすべきではないという大人の知恵が働いたのだろう。これで一段落すれば正副議長は良い仕事をしたと申し上げたい。

 将棋では地域の戦いが五分五分の分かれになることは少なく、たとえ51対49程度の微差でも、差のある分かれになり、それが全体の勝負に影響してゆくことが多い。勿論、形勢がやや不利からの逆転も多いのだが、それは油断というか錯覚というか、紛れを求めた劣勢側の強手に対応を間違えることから起きてくる。

 政治の世界では地域の問題は常に全体に直結する危険性を内包しているのだが、正面衝突で問題が解決されることは殆どない。問題そのものが難しいことは少なく、切り取って議論すれば一方に理があることが多いのだが、正面衝突は巧みに回避され、問題を逸らし掻き混ぜ時間稼ぎから審判(国民)の健忘倦怠を狙ってうやむやにする作戦が功を奏することが多い。

 森友問題は誰がどう考えてもおかしい。安倍首相の関与はともかく、こんな不公平な税金の使われ方があってよいわけがない。安倍首相を守るためではなく?自分の間違いか不正を隠蔽するために担当役人が記録を焼却処分したと推測する。安倍首相の関与を抜きにすれば、政府も解明に乗り出すのではないか、野党に作戦の変更を提案したい。安倍首相に安倍の名を語る怪しげな事業の摘発に乗り出してはどうかと提案したい。

 政治の世界に良い分かれが稀なのはいかにも残念だ。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加