ふみさんの日々雑感

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国を愛する心について

2006-05-17 00:01:31 | Weblog
最近、愛国心の論議が盛んだ。政府、高官、財界人、イロイロな立場の国や企業のトップの人達が愛国心教育を取り入れる事を熱心に取り上げている。

政治家や高級官僚達が唱える、愛国心とは何の事なのだろう。愛するとはどう言う事?そして国とは何の事?

この美しい緑の国、美しい青い海に囲まれた日本に生まれて、生まれた時から日本語を話す日本人として、意識的にしろ、無意識的にしろ日本を日本人を嫌っている人達が、そんない多くいるという事なのだろうか。どうして、そう感じるのだろう。

国民に愛国心を強要しようといている、政治家や高級官僚や大企業のトップ達や大金持ちの方々、あなた達はこの国を愛していますか?

戦後60年、私達は沢山の反省をしました。一億総懺悔と言われ反省を強要されました。けれどこの60年、その国民のトップに立つ政治家や官僚達の数え切れない程の贈収賄事件の数々。税金の無駄遣いという国民への裏切り。大企業の数々の消費者への裏切り。使い切れない財産を持ちながら、1円でも税金を払いたくないと、脱税に血道を上げて底辺で苦しんでいる人達に手を差し伸べようとしない品位のない人達。

政治家や高級官僚や財界人に人間を愛する心があったなら、水俣病もエイズ問題もアスベストもハンセン病も森永・雪印も原爆症認定問題もJR事故もマンション偽装問題等々・その他その他・エトセトラ・・・で、苦しんだ人々はいなかっただろうに。

為政者に国民の未来を愛する心があれば、こんな破滅的な国と地方の借金を作り続ける事など出来なかっただろう。国民を愛していないから、失敗しても弁償などしないで責任を国民に回し、簡単に消費税や税金を上げて頬かむり出来るのだろう。

TVで愛国心が必要と声高に叫んでいる政治家の人達、あなたは国民を愛していますか?私達が本当に助けを求めている時、救いの手を差し伸べてくれるのですか。愛は強要しても教え込んでも得られるものでは無いと思う。

愛する心は、愛される環境から生まれるのではないかしら。一滴の集まりがいつかは大河になり海に注がれるように、愛する心を育むのは家庭であり地域であり沢山の経験だと思う。そして、この国に生まれて良かったと思う心が愛国心ではないだろうか。だからこそ、国民に愛国心を求めるのであるなら、未来への不安を除いて安定した社会を作る責任が政治家にはあると思う。

国のトップにいる政界財界の方々、私達を、そして国を愛して下さい。





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