カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

ニュースキャスター・疑似体験

2004年10月28日 | △ 旅 あれこれ ドライブ
一番よく見るテレビはNHKである。
アナウンサーがニュースなど伝える時、目線は視聴者に向かっている。語りかけるような口調で、しかも説得力がある。
あの長い、難しい言葉や固有名詞等どのようにして、放映しているのだろうと、思うことが良くある。
確かに、原稿はどこかに書かれているとは思っているが、キャスターの視線は、常にテレビのこちらから離れていない。

所属する会からの社会見学で、大阪NHK放送局を見学する機会があって、疑問は解決した。

団体は、4つのグループに別れ若い女性のガイドによって、BKプラザの中の見学をした。
今、朝ドラで収録中の「わかば」のセットなどあり、興味深く見学した。

天気情報の中で、画面がそのままなのに、さっと出現し、またすぐ天気図の画面になる仕組みを
前列の二人の会員が体験した。背景の色と同じ水色の布をその人に覆うと私たちが見ているテレビの画面には、天気図しか見えなくなるマジックのような面白さに、見学者は、思わず「あっ」と声を上げた。
それをカメラに収めていた私に、突然、ニュースキャスター役の指名だ。
否応なしに椅子に座らざるをえない。

前のデスクに、画用紙くらいの大きさの紙をガイド嬢が置く。それを見ようとしたら、
「それは見ないで、前を見てください」の声。顔を上げると、テレビ画面に、今置いた紙がある。それが原稿だった。
「みなさん、こんにちは、私は ニュースキャスターの○○です。(まさかanikobeと言わず姓を言った)・・・・・・。それでは今日のニュースは、これで終わります」と言ったかどうか。忘れてしまった。とにかく一枚読み終わると、タイミングよく次に読むのを出してくれる。ちゃんと、ルビもふられている。6枚くらいの原稿だった。
とにかく、最後まで照れどうしの時間だった。
読み終わって、会員の方の拍手にほっとした。しかし、そのあと、ニュース画面の再生には、さらに照れずにはいられなかった。
なにしろ、こんなに笑いながら、ニュースを伝えるキャスターは見たことがない。恥かしい記念に再生テレビにカメラを向けた。


コメント (8)
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