カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

高松塚古墳へ

2013年08月31日 | ☆ ふるさと・大和

 

             

四神のモニュメント。

 

 高松塚古墳やキトラ古墳の石室を護るように、四方の壁面に描かれている。四神とは天の四方を方角を司る霊獣とされている。

東・・・青龍   南・・・朱雀   西・・・白虎   北・・・玄武

 

 

高松塚古墳壁画は、昭和47年3月に橿原考古学研究所の調査により発見され、国宝に指定された。その後保存上一切公開されない。古墳の隣接地に、壁画館を建設して、石棺内部の模型と壁画の模写、模造を展示しているのが、この高松塚壁画館である。

 

 

 壁画館内の撮影は禁止になっているので、「飛鳥の美、ここに再現」という、高松塚壁画館のパンフレットの表紙を、写真に写してここに掲載した。

彩色壁画は、現状模写、一部復元模写、壁画再現模造模写など、忠実に再現された秘宝を館内で観ることができる。

 

壁画館を出て、高松塚古墳へと登っていった。 

 

 

  

古墳の前には、説明板がある。

  

壁画館で観て来た古代の秘宝がここに、古代と現在を繋げるように厳然と存在する。

 

    

公園内に咲いていた百日紅を最後にここに集めた。

大きな木のある公園内は、散策に都合よく、この日も木陰はからっとした風が吹いて、気持ちよく散策できた。

暫く続いた、飛鳥歴史公園歩きはここで閉じたい。

なお、「光る古代へ」というテーマで、「飛鳥の光の回廊」が9月14~15日、18時~21時まで行われるパンフレットを貰ってきた。

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飛鳥 里山クラブの花壇に今咲く花

2013年08月30日 | ☆ ふるさと・大和

 

 里山としてあるがままをここに、残していくことは、このクラブの人たちのボランティア活動によってなされている。

手を加えすぎると、自然を残すことができないし、手入れしすぎると、作られた花壇になる。この歴史公園を散策して、ふっと昔遊んだ里山を思い浮かべることができる。

  

「花壇です」と言った、肩の張った造りでなく、歴史公園の中の里山に咲く、季節の花・それも古代からの詩歌に詠まれている花たちを、何気なく自然そのままの生育を見せてくれる。

ススキ・秋の七草では「尾花」と呼ばれている。

  

 「ひょろひょろと
  猶(なお)露けしや 女郎花」
   松尾芭蕉
 

  

 「女郎花 秋萩凌ぎ さを鹿の
  露分け鳴かむ
  高円(たかまど)の野そ」
   万葉集 大伴家持 

 

  

草むらの中をかなり気をつけてみていると、ワレモコウが咲いている。

吾亦紅 さし出て花の つもりかな   小林一茶

 

      

鮮やかな朱色の、ノカンゾウを真ん中に、紫と、白のキキョウを並べた。これらの花たちも、背の高い雑草(みんなそれぞれ名前があるのでしょうが・・・)の中にひっそりと身を潜めるように咲いているのが、可憐である。

万葉集では、キキョウの花を「あさがお」と詠んでいる。

桔梗の花
  咲く時ぽんと 言ひそうな」
   加賀千代女 

 

安心して遊べるのか、シオカラトンボが羽休めをしている。 

 

ピンと外れのツリガネニンジンである。もっと丁寧に何枚も撮ればよかったのに、これ1枚。

 

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続 飛鳥歴史公園

2013年08月29日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

 歴史館でゆっくりビデオなど見て外に出てきても、日差しは強いものの乾燥した風が適当に吹きぬけていくので、この前からのようなじっとりとした暑さを感じない。 これなら大丈夫だと、公園館の近くの秋の花を見て回った。

  

零れるような萩の花とは、なかなかいかないけれど、周りの植え込みの向こうから長い枝を伸ばして、萩の花の咲きそめている様子も、「秋はすぐそこに」と言った風情である。

 

  

花の咲く時期に長い、ヤブランも今が一番の見頃だろう。

   

薄紫の穂状に咲いている一つ一つの可愛い花が、少しはなれて見ると、緑の葉の中から立ち上がった子供たちのようだ。

 

 

 

  

ナツスイセンは、もう長く咲いているのだろう、花の終わりが見えるようだが、花の少ない今ピンクの優しい色が緑の中でよく目立つ。スイセンと夏の後についているが、ヒガンバナ科の花で、夏の終わりから秋のはじめに咲くので、花の姿がスイセンによく似ているから、ナツスイセンと名づけられたらしい。

 

  

 これらの花を見てから、地下道を通って、高松塚の方へと向かった。

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飛鳥歴史公園 公園散策ウォーキング

2013年08月28日 | ☆ ふるさと・大和

  

 

 涼しくなったのをきっかけに、午前中飛鳥歴史公園散策に出かけた。 

 

 

公園を歩く前に公園館に入った。今まで公園や高松塚にはいったが、公園館に入ったのは初めてで、涼しい館内で、明日香についての様々なことを、ビデオを観ながら楽しいお勉強の時間を持った。 

 

飛鳥時代の古代の衣装の人体があって、それを見ていると「着付けをして飛鳥人になって見ませんか」と事務所の方が声をかけてくれたが、「古代の人は今の私ほど歳をとってないでしょうから・・・」と遠慮をしたが、かえって友達に話すと記念に衣装を身につけて写真を撮ってもらってきたらよかったのに、と言われて次回にはそんなことをしてみてもいいなぁと思うようになった。 

 

 

 

衣装は、子供用・大人用も有り訪れた人はそれを纏えば、古代へとタイムスリップできそうで、こんな企画もいいものだ。

 

古代の飛鳥人になって、その背景が石舞台の大きなパネルなのだ。きっと私は誰かと一緒に来ていたら、「やってみようか。」とそんな気持ちになっていたかもしれない。

 

高松塚古墳の壁画に描かれていた、女性群像や、男性群像から、当時の人の服装や持ち物まで分かるようになったのだから、歴史を紐解く上で大変貴重なものが、この飛鳥に眠っていたものだとつくづく思う。 

 

たいしくんと、あすかちゃん。

可愛いユルキャらに見送られて館をでた。

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今日1日だけの秋でもいい 爽やか

2013年08月27日 | ☆季節

 

 

  

朝起きた時、雨戸を開けるとあたり一面ミルク色に包まれていた。おそらくカメラを向けても、ミルク色のヴェールが全てだったに違いない。

そのヴェールが上がった時、待ちに待った青空が出てきた。「晴れてよかった。」この天気の変化は秋から冬に良く見られる現象である。

季節が進んだことが分かる。

 

  

終日室温も今までと全く違って涼しかったし、北の窓から吹き込む風が、なんと爽やかなこと。

 

  

 日が沈むと、草むらから秋の虫の声が聴こえる。 もっと前から鳴いていたのかもしれないが、「暑い、暑い」の毎日に秋を感じる心まで失くしていたような気がする。

 

残照が稲穂を照らしている。 もうこんなに穂が実って頭を垂れている。 今年の暑さが成長を早くしたのかもしれない。

今日1日汗を拭うようなこともなかった。 ずっと家の中を秋風が吹きぬけていた。

たった1日の爽やかさであっても、明日からまた暑くなっても、この爽やかさが暑さの向こうで待っていてくれるのだから、

そろそろ、ウォーキングも始めねばならない。まぁ9月まで体を休めておこう。

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