カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

石光寺・② 境内散策

2020年12月24日 | ☆ ふるさと・大和

 

寒牡丹を愛でつつ、ゆっくりと境内散策をするのも、ここに来る

楽しみの一つです。

菰藁を被った寒牡丹を、後ろから眺めると、まるで雪ん子のようです。

雪の日には来ることができませんが、雪ん子を瞼の裏に描きながら

見つめるのも、ここに詩の素材があるような気がします。

 

屋根越しに二上山の峰が見えます。

 

灯籠と山茶花です。

大きい花を咲かせています。

 

この鐘楼の向こうにも、山茶花の木があります。

山茶花は今花盛りです。

庭の石仏も、その優しさが、山茶花と共にとてもお似合いで、暫く立ち止まって、

眺めていました。

境内には、歌碑や句碑が沢山あります。

与謝野鉄幹、晶子の歌碑や、手紙文などもあり、つい時間の立つのを

忘れて、いつ来ても読んでいます。

中将姫伝説の井戸と、絹糸を持った中将姫像は、山門近くに

訪れる人を待っていてくれます。

 

 

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石光寺・ ① 寒牡丹を愛でる

2020年12月23日 | ☆ ふるさと・大和

 

山門の左の百日紅の大樹が、真っ赤な花を咲かせていた頃、

石光寺の塀の外から、その百日紅を何枚も写真に写して以来、

季節の巡りに合わせて、寒い時に、牡丹の花の優しさに触れたいと

少し寒さの緩んだ日の今日、今年も石光寺を訪れることができました。

すっかり巣籠り状態で過ごしたここ何日かでしたが、

やっと外に向けて歩み出すことができました。

明日こそ石光寺に行こうと決めて、早めに目覚めた時の

外の状態は、濃い霧に中でした。

霧の晴れるのを待って、家を出たのは10時でした。

 

二上山から吹き下ろす、冷たい風の中で、こんなに美しく花を咲かせて

寒牡丹は待っていてくれました。

 

菰藁の中で、どの子も、この子も、みんなにこやかな

笑みを浮かべているようで、

急に訪れた厳寒と、県内でも増え続ける新型コロナの恐怖に、ちじこまっていた

気持ちが、ふっと芯から癒されました。

 

 

 

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橿原神宮 大きい絵馬

2020年12月09日 | ☆ ふるさと・大和

 

大きい干支の丑の絵馬です。

朝のうちは晴れていたのですが、

お詣りをして帰る時の空は、こんな雲が流れてきていました。

絵馬の前で写真を撮っている人が、いなくなるのを待って、

真正面から撮りました。どっしりとした、穏やかな感じの丑さんです。

帰りに深田池の方を見ますと、紅葉がまだ葉を付けていました。

 

途中、御所実業高校のグランドに、何本かのメタセコイアの樹が、

空に向かって美しく黄葉していました。

道端の車を停めて、運転席から撮りましたので、ぼやけていますね。

よく通るのですが、一度撮ってみたかったのが実現しました。

夕方我が家から見た夕焼け空です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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橿原神宮 早い初詣

2020年12月08日 | ☆ ふるさと・大和

 

12月に入ってから、もう1週間経ちました。

来年が目前に来ているのです。

少し体調がようなかったので、巣籠り状態でしたが、お天気のいい日が

続き、やっと出かける気持ちになりました。

初詣は、コロナ禍の時であることと、足の不自由な身では、年が明けても

暫くは、お詣りも多分できないだろうと、昨日、早々に人の少ない時に

今年1年の無事のお礼と、来る年が少しでも心身ともに、健やかに過ごさせて

頂きたいと、おまいりに行ってきました。

参道は荘厳な静けさに包まれていました。

それでも、私のように前もっての初詣の人ば少しはありました。

お宮参りの赤ちゃんと、七五三参りの、袴をはいた

可愛い坊やとその家族らしいグループとも出会いました。

健やかに育つ世の中になって欲しいと、この時

つくづく思いました。

拝殿の屋根越しの畝傍山も、常緑樹だけでなく、落葉樹もあるらしく

黄葉がわずかに見えました。

来年は,八十の下に一が入ります。

人出が少なくなったころに、それを写しに行きたいと思っています。

拝殿前の広場も本当に静かです。

拝殿にお詣りするところにスロープがあります。

そこに、山茶花の花が咲いていました。

山茶花と一緒に残りの楓が、上の日当たりのよいところは赤く

影の部分はまだ緑いろで、綺麗なグラデーションとなっています。

残秋が、回廊の飾りになって、最後の美しさを見せてくれました。

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安倍文殊院の干支の植え込み

2020年12月04日 | ☆ ふるさと・大和

 

天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出し月かも

阿部仲麻呂が故郷への思いから詠まれたもので、百人一首7番目の和歌です。

阿部清明が星の観測をしたといわれる、観測の丘の上から

来年の干支の丑の植え込みを見ました。

安倍文殊院は安倍晴明所縁の地。

現在でも境内に残る天文観測の丘で、

星を見て陰陽道の修行をされたといわれています。

先日テレビで、安倍清明と天体についての観察の放映を見ました。

今までは、陰陽師としての清明ばかりを認識していましたが、

テレビを見て、天体の観測の実に正確であった、天文学者の

清明を、この清明神社で再確認をしました。

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