サイダー

今日聴く予定の歌に浸りたかったので
おとといくらいから家でも車でも音楽を聴かず
電車のiPodも封印して
カサカサのスポンジ状態で七針へ

ギターと歌すばらしかった

はじめの大野さんでもうメロメロだったのに
次の鳴海さんの歌でまた違う世界に浸りなおす

曲の最後のギターの響きがスンと消えたあとの静けさまで
味わい深い

日常にこういう歌を聴く時間を持てることの
喜びをかみしめる

アンコールは
大野さんと鳴海さん2人で
ゆーきゃんのサイダー
微炭酸のやさしいサイダーだった
最後の歌詞がふわっと降りてくる

忘れ物を君に届けた後で
何が僕に残るんだろう
何が今僕に残るんだろう

その瞬間
確かにあそこに
あの場所に
ゆーきゃんがいました
ふたりの奏でるうたは
ぷかりとゆーきゃんを産み落として消えました

冷奴

こんなにわくわくどきどきしながら
車を運転するのは久しぶり
と思いながら
大坪さんのお店に
西脇さんの展示を見にゆきました
とてもとても
どきどきしました

1枚1枚の絵に
それぞれの雰囲気があって
吸い込まれるような
挑発されるような
まぶしいような落ち着くような

見ごたえがありました

新しい感じの絵を1枚
買いたいなあと思っていたのですが
それにもう
心に決めた絵もあるのですが

もっと長い時間
迷ったり悩んだり楽しみたいので
もうちょっと後にします
まだまだ見足りないのです

その間に
ほかの人が決心して
売約済みになってゆくのを
見守っているのもまた楽しい

どんな思いで買われるのかな
どんなところに飾られるのかな
どんな生活を共にするのかな
などと
思いを馳せながら

兼子さんという方の
陶器もとてもすてきでした
ひと目で気に入ったものがあったので
心のままに購入しました

家に持ち帰って手にとってみたら
色も形も手触りも
とてもしっくりきてうれしいです

これでご飯食べようと思ったのだけれど
今日は冷奴にしました

明日もまた大坪さんのお店
たくさんの人を楽しませるのだろうなあ

＊＊＊

sotoさんでのさかなのライブは
とっぷりのんびり
よい気分で楽しみました
いつもよりすこし
あたたかく厚みのある
まろやかな音の重なりと
そこから際立って踊りだすギターの音と歌
なんて愛しい人たちなのでしょう

いい週末だったので
明日からまた
がんばらないといけないなあ
そんなことを思いながら
日課のキウイも食べました
おいしかったです

降っても晴れても

昨日書きたかったことは
今日にはもう忘れちゃってるか
なんで書きたかったのかわからなくなってるか
恥ずかしくなってるか
思い出すのが
面倒になっているか

だから書きたい気持ちになったときに
たとえ眠くても
おなかすいてても
書いちまうのがいいんだと思う

そうして
恥知らずの記録ができあがっていく

＊＊＊

それにしても
たまらなく眠い

すでに
今日書きたかったことが
思い出せない

週末は十条に
さかなのライブを見に行きたい

月に

土曜は
JAMES BANDを見にゆくという
冒険を試みる
車で20分
馴染みのある街なのに
なんだか知らないところに来たみたい
なかなかディープな面持ちのお店

帰り道取手の橋の上からながめた月は
ぽっちゃりと
なかなか愛嬌のあるオレンジ色の月

＊＊＊

今日は
じくじくと
冴えない気分で日中を過ごすも
早めに家を出て
弾き語り3本勝負

月の王子さまみたいな人の
優しい歌に恋をする

わたしはどうしても
太陽よりも
月に惹かれる
これはもう
どうしようもないのだ

今晩はどんな月がでているのだろう
関東平原に

＊＊＊

日常から逃げるように
隙あらば歌を聴きに行こうとする
自分に飽々しているけれど

出かける気力もなく
うじうじ淀んでいる自分も許せない

苦手な感じの演者さんの演奏が続くと
一目散に家に帰りたくなる自分も
自分を殺して我慢し続ける自分も嫌いだけれど

好きな歌に
すっかり心開いちゃって
デレデレ聴いている自分もみっともないと思う

それでもやっぱり
日常に
歌を聴く時間を
差しはさみたい

みっともなくても
いいかな

さかなすき

思うようにいかない日々ですが
ひとつ前の日曜の
さかなのライブがとてもすてきだったので
思い返してうっとりして
なんとか余力で生きています

ひとつの物語の箱を開けてゆくように曲が始まって
いつか自分がその中にとっぷり入りこんで
さっと幕を下ろすように終わります
そしてまた次の物語
たっぷり
楽しかった
やっぱり
さかな
すき
ぽこぺんさんの歌は少年の妖精のように美しく
西脇さんのギターは絵巻物のように能弁でした

また行きたいよ
さかなのライブ
行こう