コラム(161):選挙予測(2) 参議院議員選挙全般の情勢
(つづき)
全般の情勢
民進党以外の政党について分析します。
社民党
改選2議席(福島瑞穂氏、吉田忠智氏)ですが、いずれも落選です。衆議院でも議席が取れそうにありません。得票率は0.1%と想定され、最終的に2019年改選の1議席を残すだけとなり政党としての存続は厳しいようです。
生活の党
改選は2議席です。小沢一郎氏側近の主浜了氏は落選。谷亮子氏は自民党に移籍した場合当選の可能性があります。
共産党
改選3議席ですが、組織の固定票があるので3議席は確保できます。
日本を元気にする会
改選2議席(松田公太氏、山田太郎氏)です。現状では落選ですが、おおさか維新に移籍した場合は当選の可能性が出てきます。
日本のこころを大切にする党
改選1議席(浜田和幸氏)は落選ですが、おおさか維新に移籍した場合は当選の可能性が出てきます。
新党改革
改選1議席(荒井広幸氏)は落選ですが、おおさか維新に移籍した場合、当選の可能性が出てきます。
自民党
マイナス1議席。
公明党
増減なし。
どこが躍進するのか
現時点での実際の政党支持率と改選議席数の推移の一覧です。
議席数の増減を計算すると、各政党のマイナス数字を吸収できるのは唯一、おおさか維新です。読者には信じがたい結果と思いますが、この結論にならざるをえません。
橋下氏の動向が選挙結果を左右する
なお、今回の予測の条件では、橋下徹氏の政界復帰を前提にしています。橋下氏の国政参加の可能性は極めて高いと考えています。橋下氏の選挙の戦い方に注目すると、おおさか維新の躍進はほぼ間違いありません。橋下氏へのマスコミによるバッシングが予想されますが、かえってそれが衆目の関心を集める結果になりそうです。
安倍政権に対し何でも反対ばかりの野党とは違い、是々非々で臨むおおさか維新に有権者の支持が集まると思われます。
また、橋下氏が国政選挙に立候補しなければ、おおさか維新はプラス32名ほどになると予測しています。この場合でも、おおさか維新の大躍進に変わりはありません。
橋下氏が不出馬の場合、民進党の推定結果が12名に増えます。自民党も議員数を増やし、推定結果が61名に増えます。他は無所属が1名増える程度です。
つづく
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