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*Dreaming Princess ルイ編 Premiere End*

2013-10-15 09:39:29 | イケメン王宮☆Dreaming Princess
イケメン王宮のイベント、「Dreaming Princess」

ルイ編 プレミアエンドです




以下ネタバレ




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ルイ「ねえ、カレン」

「ん?」

聞き返すと、ルイが触れるだけのキスを落とす。

「ちょっとルイ・・・ジルが来たら」

慌てて言う私を見てルイはふわりと目を細めた。

ルイ「まだ来ないよ」

そして私の唇を親指で拭いながら、言葉を続けた。

ルイ「それより休日はあと一日あるけど」

「あ・・・・・・」

私とルイは次の公務の事を考えて、早めに城へ戻って来ていた。

(そういえば、明日が最後の休日だっけ)

思い出していると、ルイが私の顔を覗きこむ。

ルイ「どこか行きたいところ、ある?」

「うーん・・・・・・」

私はルイの問いかけに頭を悩ませる。

(出かけるのもいいけど、やっぱり・・・)

「ルイと二人きりでいれるなら、私は・・・・・・」

素直にそう答えると、ノックの音と同時に扉が開かれた。

ジル「お待たせして、すみません」

ジルは執務室に入ると、書類を机に置きながら尋ねる。

ジル「ところで、ハワード卿は今夜、城にご滞在ですか?」

(明日まで休日だから、まだ一緒にいられるんだ・・・・・・)

(嬉しいけれど、あと1日だけかと思うと少し寂しいかも)

そう思いながらルイを見上げると、ルイはジルを見て首を横に振った。

ルイ「いや・・・・・・」

(えっ・・・・・・?)

滞在するものだと思っていた私は、思わず目を見開く。

「ルイ・・・帰るの?」

ルイ「うん」

ルイ「明日、迎えに行く」

その瞬間、私の胸が小さく痛む。

私はまつ毛を伏せると、それ以上何も言えずに口をつぐんだ。



夜になると、私は一人中庭のベンチに腰かけていた。

今日、ルイと話していたことを思い出す。


―ルイ「どこか行きたいところ、ある?」

―「ルイと二人きりでいれるなら、私は・・・・・・」


(ちゃんと伝えたのに・・・)

息をつきながら夜空を見上げた。

ルイが帰ってしまったことに寂しさを感じる。

(どうして帰ってしまったんだろう・・・)

思っていると、後ろから声を掛けられた。


レオ「こんなところで何してるの?」

夜空を見上げる私の視界に、レオの顔が映る。

「レオっ・・・・・・」

レオはふっと笑うと、私の隣に腰かけた。

レオ「浮かない顔して、カレンちゃんらしくないね」

「それは・・・・・・」

私の気持ちを見透かしたようなレオの言葉に、ふと思う。

(ルイが何を考えているか知りたい・・・)

(もしかしたら、レオに話したら何か分かるかな)

レオの方を向くと、私はぽつりぽつり話し出した。


話を聞くと、レオは息を吹き出すように笑った。

レオ「二人とも、可愛いな」

「え?」

レオが笑うのを見て、私は少し口を尖らせた。

「そんなに笑わなくても・・・」

(真剣に、悩んでいるのに・・・)

レオ「ごめん、ごめん。だってこんなに分かりやすい話しで悩むなんて」

レオは笑い終わると、私に言った。

レオ「きっとルイは、カレンちゃんに何かしようとしてるんじゃない?」

「え?」

レオ「俺だったら、少しは女の子に分かるようにするけど」

レオ「ルイって口下手だから」

私はレオの話にルイの表情を思い出すと、なんとなく納得した。

「そうだったんだ・・・」

レオ「だから、カレンちゃんも綺麗にしていかないとね」

レオ「それにしても楽しみだな、ルイが何を用意するのか」




翌日のこと・・・―。

私は新しく用意した帽子をかぶると、部屋でルイの迎えを待っていた。

するとノックの音が響き、想い描いていた声が聞こえる。

ルイ「カレン」

振り返ると、ルイが僅かに目を見開く。

「どうかした?」

ルイ「帽子・・・似合ってる」

「ありがとう・・・」

私が頬を染めると、ルイはすっと手を差し出した。

ルイ「行こう」



ルイが連れて行ってくれたのは、ひざ丈ほどあるピンクの花が咲いている場所だった。

「かわいい・・・・」

想像していた以上に素敵な場所で、自然と笑みがこぼれる。

(レオが言っていたけど、ルイが用意してくれていたものってこれだったんだ)

穏やかな風が吹き、私の帽子をさらおうとする。

私はそっと手で押さえると、ルイの方を見た。

「ありがとう、ルイ」

ルイ「うん・・・・・・」

ルイは微かに笑みを浮かべると、私の方へ手を伸ばした。

ルイ「・・・でも俺が見せたかったのは」

「・・・・・・・・・!」

ルイは私の身体を持ち上げると、そのまま花の上に横たえる。

「あっ・・・・・・」

戸惑いに声を上げると、ルイも私の隣に寝転がった。

するとひざ丈まであった花々が、私とルイを隠すように囲う。

(まるで・・・・・・)

ルイしか見えない光景に息をのむと、ルイが目を緩める。

ルイ「二人きりみたいでしょ?}

「うん・・・・・・」

頷く私は、ルイの方に寝返りを打ちながら尋ねた。

「昨日、ここを探してくれていたの・・・?」

ルイ「うん、俺といたいって言ってたから」



「ルイ・・・・・・」

嬉しさから眉を下げると、ルイの指先が私の髪をすくう。

ルイ「昨日、俺が帰るって言ったら寂しそうな顔してた」

「それは・・・・・・」

(ルイは全部わかっていたんだ)

見透かされたことに頬を染めると、ルイがふっと笑う。

ルイ「ごめんね、カレン」

ルイ「今日は、寂しくないようにしてあげる」

髪をすくい上げたルイの指先がそっと離れる。


やがてルイは私を抱きしめると、ゆっくりと自分の上にのせた。

ルイは私の身体を自分の上に載せると、スカートをまくり上げる。

「ルイっ・・・・・・」

晒される素肌を隠そうと、手で押さえるとルイが小首を傾げる。

ルイ「誰からも見えないよ」

「そういう訳じゃなくて・・・」

口ごもると、ルイは私の身体が下になるように体勢を変える。

ルイ「これだったら、いい?」

私は首を振ると、小さく呟いた。

「違う・・・こんなところで・・・・・・」

顔を逸らすと、ルイは考えるように眉を寄せた。

ルイ「じゃあ・・・・・・」

「あっ・・・・・・ルイ・・・・・・」

私の首もとに唇を寄せながら、ルイはドレスの肩口をずらす。

ゆっくりと脱がされていくドレスに私の身体が熱を帯びていく。

(どうしよう、身体が熱い・・・・・・)

ルイ「カレン・・・・・・」

ルイが私の名前を呼びながら、甘い痺れを何度も送る。

「あっ・・・・・・」

熱い吐息をこぼしてしまった私は、どうしてもルイの胸元に手を添えてしまう。

「やっ・・・待って・・・」

ルイは私の言葉を聞くと、顔をあげ覗きこんで来た。

ルイ「カレンは・・・そういうことしたくないの?」

(えっ・・・・・・)

「それは・・・・・・」

私はまつ毛を伏せると、困ったように眉を寄せる。

(本当のことを言うと、いつまで経ってもルイの目の前となると恥ずかしい・・・)

(だけど・・・・・・)

思うと私はルイの唇に自分から口づけた。

「・・・私の気持ち」

(もっとルイに触れてほしい)

ルイは一瞬驚いたような顔をすると、やがて笑みを浮かべた。

「・・・・・・分かった」

ルイの手が私の胸元を優しく包み込む。

「んっ・・・・・・」

甘い吐息をこぼすと、ルイが胸元に唇を寄せる。

ルイ「カレン、身体が熱い」

「そんなこと言わないで・・・・・・」

私はルイの唇が敏感な部分に触れると、ぎゅっと目を閉じた。

(ルイには敵わないな・・・・・・)



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おわり


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