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【会津野】はじめての文学(宮本輝著)

2016年10月19日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

【会津野】はじめての文学(山田詠美著)に続き、「はじめての文学」(宮本輝著)を読んでみました。

宮本輝さんの小説は、7月に【会津野】小説「錦繍(きんしゅう)」を読みましたが、そのときはオトナの文体で少年時代の描写をしていました。

今回読んだ「はじめての文学」は、昭和30年代頃の大阪を描いた短篇小説集で、少年の視線と文体で文章が綴られています。

同じ作家さんなのに、文章の書き方が異なって感じたのが新たな発見です。

物語は、陽の当たらない社会の裏のことを書いているものが多く、「歴史に残っていない当時の状況はこんなだったのだろう」と感じさせてくれるものでした。

どの短篇も、リアリティに富み、宮本輝氏の少年時代の記憶が随所に現れているのだろうと、勝手に推測しながら読み進めてしまう書籍です。

今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

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