会津の旅人宿 地域との交流・旅人との交流が盛んな【会津野】宿主ブログ

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【会津野】会津本の棚が増えてきました

2018年06月06日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主 ならびに 古書 会津野 店長の長谷川洋一です。

春からはじめた古本屋の買い取り。地域を中心にコツコツと集めています。

会津に関する本を「会津本」と名付け、店頭に棚を設けました。

今日はその中から3冊の本を紹介します。

名残の雪

やすらぎの里

ふるさと尾岐

最初の2冊は、会津美里町尾岐地区の牧集落出身の城山記井子さん(旧姓 上野さん)のエッセイ集です。牧集落は、わずか5戸の小さな集落で、ダム建設により沈んだところです。すぐ近くの高台に移転したのち、更なるダム計画でもう一度沈んだ過去画あるところです。幼少の頃、それらを経験した作者が綴る人間模様は、静かな山村の暮らしを伝え、かつて存在した集落の様子がとてもよくわかります。

「ふるさと尾岐」は、尾岐地区全体の思い出を残すために編纂されたもので、城山記井子さんも、秀逸な文章を寄稿されています。

会津でダムに沈んだ集落と言えば、田子倉が有名ですが、こちらはダムの補償金に翻弄される人間模様を描いたものが多く、「カネと人」がテーマとなっている書籍が出版されています。

これら3冊の本は「人と人」を中心とした、心温まる内容が主です。

会津の山村に生きる人々の心の内を覗いてみるには、もってこいの書籍です。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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