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(会津野)ダブルバズーカ

2018年06月28日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主 ならびに 古書 会津野 店長の長谷川洋一です。

先週、先々週と、2週続けて、アマチュア無線の仲間がわが宿にやってきました。

急遽アンテナを張り、8J7Bというコールサインの特別局を運用。

私もオペレータに混ざり、久々に呼ばれ続ける経験をしました。

その時、仲間がダブルバズーカというちょっと変わったアンテナを持ってきて、それも使い交信。これがなかなか良い感じだったので、久しぶりにアンテナ製作に火がつきました。

まずは、手持ちの材料を引っ張りだし、何も手に入れずに作成できることを確認。テレビ用の3C2Vというケーブルを使いました。

早速、ネットで製作記事を探し、設計。

なになに? 同軸ケーブルの短縮率がウンヌンとある。

いくつかの記事を見ると、ケーブルの種類による短縮率に応じて、アンテナエレメントに使う同軸ケーブルを切りだし、それにIV線などの電線を付けるとある。

なぜ、IV線がいるのかな?という疑問が頭のなかでグルングルンしてきたので、「じゃぁ、なきゃどうなるの?」から実験をしてみることにしました。

実験に用いたのは7MHz用のもの。

製作記事によると、短縮率67%のケーブルなら片側の長さが7.13mとあります。これは、波長に短縮率を掛けたものなので、"短縮"できるならこれで共振するはずです。

ちょっと余裕をみて、7.5mにカットして作り、仮設してみる。

写真はその様子です。

共振周波数をアナライザで測定してみると、9.45MHzで共振していました。9.45MHzのアンテナをフツウの電線の短縮率(95%)で作ったら、計算上では片側が7.50mになります。

なに? フツウの電線と同じ共振周波数ではないか?!

ダブルバズーカは、アンテナの長さを短縮するものではなく、同軸ケーブルの持つキャパシタンスをどこかで使うものなのだなと想像。

ここまでやって、日没終了とあってしまったので、続きはまた今度。

ダブルバズーカアンテナは、決してエレメント長が短くなるものではないので、検索でこのブログにたどり着いたみなさんは、余計な実験をしないで、しっかりとIV線を付け足して作りましょう!

仲間が使っている3.5MHzのダブルバズーカは、3.8MHzで使える広帯域のものとのことだから、7MHz用をつくったら、3.5MHz用、1.8MHz用の3本を張ってみようと思う。1.8MHz用のものが1.9MHzでも使えるものになるか楽しみです。

真夏のローバンドは、誰もお相手がいないかもしれないけれど、冬の楽しみだと思ってコツコツやってみようっと。

今日も素晴らしい1日を過ごしましょう。

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