会津の旅人宿 地域との交流・旅人との交流が盛んな【会津野】宿主ブログ

地域の話題、旅人のホットな話題、季節のおいしい食べ物の話題など、会津へ旅する人々への話題中心の宿主ブログです。

かまくらでのコミュニケーション

2015年01月31日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝の天候は雪、−1℃の会津野です。

今週はじめ、知人が「体験事業を売らないか!」と話題を持ちかけてきました。その場所はtripというサイトです。旅行会社が運営するサイトなので、どんな体験事業でも旅行商品の一つとして体験事業実施事業者が直接運営するサイトでないところで販売できる強みがあります。

一番大事なことは「どんな体験商品を提供するか」です。

我が宿のコンセプトは、ブログの表題にあるように、「地域との交流・旅人との交流」が、大きなもの。

雪のたくさんあるこの時期に、かまくらを作る体験だけでは月並みであるし、交流が主にはならないので、やはりみんながやりたいと思う「かまくらで呑む」という企画を立ててみようかと考えています。

そこで、かまくら作りを。。。

囲炉裏端のような作りにするか、テーブルと椅子のスタイルにするか悩みましたが、今回は椅子・テーブルスタイルに挑戦してみたいと思います。

年末年始に「かまくらを作って一晩過ごしたい」と言っていた4人の若者がいました。さすがに寝ている間に崩れて下敷きになっては大変なので、寝るのだけは宿の中でとお願いしました。この若者たちは、かまくらを作ることよりも、かまくらの中で呑んだり、寝たりしながら友人との時間を過ごすことに欲求があったと感じたので、そこからヒントを得たのが今回のきっかけです。

来週中には完成させて、3月上旬くらいまでは「かまくら宴会」ができるかと思います。

ぜひ、みなさんも遊びに来てくださいね。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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「もしドラ」から探るドラッカーの思うツボ

2015年01月30日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝の天候はくもり、−6℃の会津野です。

今月は、ピーター・ドラッカー(Peter F. Drucker)の「マネジメント」にかかわる書籍や映画などをたくさん観ました。

きっかけは、「もし高校野球の女子マネージャーが、ドラッカーの『マネージメント』を読んだら」という岩崎夏海さんの小説で、「もしドラ」読みたかったのぉ~に、いきさつを書いてみました。

昨日まで、何日かかけて「もしドラ」のアニメDVDを観ました。このアニメは、1回25分で10話あります。映画の「もしドラ」は、約2時間のストーリーでしたが、アニメはオープニングやエンディングを除くと、実際として3時間30分ほどで制作されています。映画よりも長い分、内容が濃く反映されています。

映画では、主人公の前田敦子さんと野球の監督役をされていた大泉洋さんの役柄が光っていました。そしてアニメでは、野球部員や主人公を取り巻く他のマネージャーたち、脇役の存在がとても光っておりました。

同じストーリーにもかかわらず、違った角度から描写する多様さを感じられた気がします。

今は、本命のドラッカー本人の「マネジメント」の読書にとりかかっています。書評家の誰もが「ドラッカーは難解だ」と記しているこの書物は、映画やアニメから入ったせいか、すんなりと読めています。

経営学の教授であるドラッカーですが、内容は哲学そのもの。「読者に経営哲学を確立させる」、これがドラッカーの思うツボなのかもしれません。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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アジアの若者が欲するモノ・コト

2015年01月29日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝の天候は雪、−4℃の会津野です。

昨日、日経新聞に出ていた「アジア10カ国若者調査」の記事を読んだ息子が、「父ちゃん、ハリーポッター読む?」と声をかけてきました。

まずは、この記事のご紹介をすると、アジアの10カ国の20代の若者についての所得動向と消費動向の調査です。調査対象は、シンガポール、韓国、日本、中国、マレーシア、インド、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムの10カ国です。

日本円が円安になっていることも関係してか、円換算で20代の若者の平均月収は、シンガポール約36万円、韓国約25万円、日本約22万円、中国約14万円と続き、最低はベトナムの約4万円でした。(平均月収の順位は、調査対象に記した順となっています)

20代若者が最も欲するモノ・コトは、日本を除く平均月収上位7位の国までのすべてが「海外旅行」が1位となっており、以下、「車」・「スマートフォン」と続きます。

日本人は、1位「スマートフォン」、2位「国内旅行」、3位「海外旅行」となっています。国内旅行が海外旅行を上回る国は日本だけで、若者の内向き志向を如実に現しています。

これらの国について、2020年の人口分布予想から20代の若者の数を推定してみると、1位はインドの2億3680万人、2位は中国の1億8630万人、以下大きく人口数を落として、3位インドネシア4040万人、4位フィリピン1880万人、5位ベトナム1600万人、6位日本1250万人、7位タイ920万人、8位韓国690万人、9位マレーシア575万人、10位シンガポール90万人となります。

平均月収1位のシンガポールは、調査10カ国の中では最も人口が少なく、一番大きな人口のインドのわずか0.4%です。

いま、日本はインバウンドの旅行者が増加し、観光需要をもっと伸ばしていくところにいます。ただ、どちらの方向を向いて伸ばしていくかについては、あまり議論がされていません。

マーケットの大きさを考えると、インド・中国の2大需要だけで調査10カ国中約80%もの需要となり、しかもこの両国は、欲するモノ・コトがどちらも海外旅行が1位。さらに、生活に余裕があるかの調査においても、両国とも80%以上の若者に余裕があるとの結果が出ています。ちなみに日本は25%、韓国は28%で、先に先進国入りした若者たちは、高齢者を多く抱え余裕の無い暮らしぶりが現れています。ですので、今後の海外旅行需要の取り込みは、インド・中国に照準を当てて進むのが、もっとも成功の確率が高いことになります。

大阪のUSJでは、ハリーポッターのつえを買い求めるアジアの若者が列をなしているとも報道されています。インド・中国の若者を惹きつける日本発の物語を開発することも、成功への道筋かもしれません。

さて、日本の素材を用いた冒険小説でも書いてみるかな(?!) 息子から背中を押されたような気がしています。

どんなアイディアが良いだろうか?

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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ヤマトのメール便

2015年01月28日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝の会津野は、雪、−3℃です。

先日、ヤマト運輸がメール便の廃止を発表しました。当宿も荷物の発送契約を結んでいるので、お得で便利なメール便はよく利用しています。

メール便では、「信書」を送ってはいけないことになっていますが、間違って信書を送ってしまった場合、送り主も罰則が科される制度に対応できないことが、今回の廃止理由となっています。

「信書」の定義を見てみると、「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、または事実を通知する文書」とあります。

これは、議事録などの書類も意思や事実を通知すると考えられるので、一般に公開されていない書類は、ほとんどが信書に該当するのではないかと思います。一般社会では、こういう書類の多くがメール便で流通していますが、なんで今頃?という気がします。

古くから郵便により、生活インフラの重要な部分として信書の配送事業が行われてきたことから、郵便法で「信書」を規定し、郵便だけに信書の配達を規制するのが現在の状況。

社会は大きく変わり、事業者である郵便局も、かつての国営の時代から、この秋には株式上場を行う完全な民営会社になります。

この規制を残したまま、ヤマトが市場から撤退し、郵便だけに限定するのは、社会にとって大きな損失です。

これはヤマトが投げかけた社会への問題提起なのか? それとも、単に、不採算事業見直しの一環なのか?

郵政にとっても、はがき・封書については慢性的な赤字が続く事業なので、この信書規制を外したら、一時的には適正な価格に値上げするだろうと思います。

しかし、民間との競争が自由化され、この大きな市場をターゲットとして外国の運送会社が日本へ上陸したり、M&Aで不採算部門を活性化させる会社が出てくるかも知れません。そうすれば、最終的に、利用者が使いやすく、適正な価格へと収斂することとなるのでしょう。

ヤマトには、そのときのリーディングカパニーを目指して、信書規制の撤廃に対し、もっと頑張ってほしかったなぁ。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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会津とパンの歴史

2015年01月27日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

今朝の会津野は、くもり、−1℃です。

昨日は図書館へ行ってきました。私のお気に入りの図書館は、会津若松市立会津図書館です。

この図書館は、市内中心部の便利なところに立地し、蔵書もかなり充実しています。

一番のお気に入りは、あらかじめホームページで蔵書と貸出状態をチェックできること。そして読みたい本が会津図書館に無い場合は、市内の他の図書館からや福島県立図書館から取り寄せていただけるサービスもあります。

最新刊でない限り、たいていの書物はこの図書館で読むことができます。

昨日は、禁帯出となっていた「新島八重のことがマンガで3時間でわかる本」を読んできました。新島八重については、ドラマ放映した程度の知識は持っていたつもりでしたが、マンガ1ページに対し、活字1ページという構成で文字を使って詳しく書いてある部分もあり、歴史的背景とともに良く理解できる内容で満足でした。

その中に、戊辰戦争(1868)当時、会津兵がフランスから技術が伝来したフランスパンを持ち歩いて行動していたという記述があり、当時は、脚気予防に効果があると信じられていたそうです。

脚気予防といえば、ビタミンB1を取ることが現代ではわかっていますが、当時は、たんぱく質の不足が原因とも考えられていたようです。洋食によりたんぱく質を取るということに、主眼が置かれていたのかもしれませんね。

こういう歴史的史実を元に、「会津での行動時はフランスパンを携帯しよう」なんていうブームでも作ってしまいたい妄想に駆られました。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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