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【会津野】人工知能と感情

2016年10月08日 | 宿主からのブログ

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

 

まず告知から。

明日(10月9日)は芋煮会です! ご参加は、宿の予約のときにお申し付けくださいね。

申し訳ないですが、飛び入り参加と日帰り参加は対応できません。あしからずご了承くださいませ。

 

さて、「人工知能〜人類最悪にして最後の発明〜」(ジェイムス・バラッド著、水谷淳訳)を読みました。

簡単に言うと、現在はヒトがコンピュータプログラムを開発して処理判断能力が向上しているものを人工知能と呼んでいますが、これが人工知能自身により更なる能力向上をもたらしたとき、ヒトとの関係がいったいどうなるのか、を、論じているものです。

かつての人工知能開発は、社会で定められているルールを元に、物事をルールに照らし合わせ、正しい結果を見つけるものでした。ヒトの社会で言えば、法律など、ルールを明文化でできるようなものにしか、なかなか対応ができずにいたのです。

近頃の人工知能開発は、ビッグデータと呼ばれる実際に起こったデータを収集し、統計的に「ほぼこうなるだろう」ということを「正しい」として処理するようになりました。ヒトの社会では、明文化されていない社会通念などと呼ばれるものに近い感じのものを取り込めるようになったのです。「『みんなの意見』は案外正しい(ジェームス・スロヴィッキー著)という本がかつてベストセラーになりましたが、この本ではさまざまな事象を統計データで表し、実際の結果と見比べることを試みています。いまの人工知能は、そういう理論で開発がされています。

さて、この人工知能。論理的に解析したうえで「正しい」「正しくない」という判断を幾重にも積み上げ、最後の判断結果を出力しますが、そこには「感情」というものは存在しません。ここは最も大きなヒトとの違いです。

ヒトは、「正しい」「正しくない」という判断の他に、「気に入る」「気に入らない」という判断が存在します。アメリカ大統領選などをみていると、いまのご時世は「気に入る」「気に入らない」という判断が、選ぶ基準の大勢に見えてきます。

感情無き人工知能が、自己で能力を向上する時代を迎えたとき、ヒトは「正しい」「正しくない」という分野の判断能力は、とてもかなわないことになります。そのとき、ヒト特有の判断として、「気に入る」「気に入らない」が、ヒトの世界での最重要な事柄になるかも知れません。

自分にとって気持ちが良い「感情的な判断」が、社会にとって身勝手ではなく、ある程度正しいものとなるような能力。つまり、ヒト自身も感情判断能力を進化させる「人類2.0」のようなことが求められるようになるかも知れません。

感情の余地を極力削りシステム化したビジネスモデルを求め奔走する輩と、感情判断能力を高めヒトとして生きていく輩、どちらを追求するか、考えさせられますね。

今日も素晴らしい一日を過ごしましょう。

※コメントは、旅人宿会津野Facebookにて承ります。
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