思い出のノーサイド

カメラがつなぐパス ラグビーを撮り続けて

4/30発表中止強要事件・真相その2

2020-04-30 15:46:38 | ラグビー・思い出話
「今回の件はスポーツの取材申請に詳しいM2さんから、直接お話を聞いてください。」

M1さんより電話があり、M2さんから連絡が来ることを知った私ですが
その電話は私が実家の手伝いに行き、兄と弟と話をしている時にかかってきました。

私:(知らない番号、誰なんだろう?)

M2さん:「阿部さんの携帯電話でしょうか。」

私:「はい、そうです。」

M2さん:「◯◯新聞のM2です。」

私:「〇〇新聞の?」

M2さん:「M2です。元〇〇のM2です。」

M2さんは、最初〇〇新聞と名乗り、次に過去に所属していた団体を名乗りました。
新聞社から声が上がったと言う話を聞いていたので、写真家であるM2さんが新聞社と関係があるか
不思議に感じたのですが、そのまま話を聞くことにしました。

M2さん:「あなたがJPSを利用して取材したことは違反行為です。ことが大きくなれば
諮問委員会で活動停止、理事会の会則変更、場合によっては除名になることもあります。
今なら私とM1さんとの間で話を収めて厳重注意で終わらせるから、発表を取り下げてください。」

「あなたはJPSの広報であってメディアではない。どうして社で入らないのですか。頼まれもしないで行って。
今回のワールドカップは入れなかった方がたくさんいます。そんなの一人認めたら、全員認めなきゃいけないでしょう。」

出版社の申請が通らず、組織委員会から連絡を受けて媒体を変更後承認されたことを話しても納得してもらえません。
怒りに満ちた口調を断ち切るために、M2さんの話を一度了解して電話を切ろうと考えました。

M2さん:「今なら、あなたのしたことは軽微なことなので、厳重注意で終わるから。
過去に活動停止になった人は本当にいるから。その後また資格を取り直して入ってきているから。」

私:「わかりました。でもせっかく撮った作品なので、何かしら発表できるものはないのでしょうか。」

M2さん:「ダメなのはあなたがパスの名前でサインをして競技場内で撮ったものすべて。
チケット買って取材したものや競技場の外で撮ったものは大丈夫。写真雑誌もダメだからね。」

私:「わかりました。ご迷惑をおかけしました。」

お手伝いをしている時に「今なら厳重注意で終わるから。」と発表中止の決断を急かされ最悪でした。

自宅に戻り、JPSの会員名簿に書いてある会則や組織図を見たものの、諮問委員会は見当たらず。
疑問を感じた私は、前回2015年イギリス大会からの申請方法、
プレスオペレーションや組織委員会とのやり取りなど資料を揃えて、
JPSで交流している先輩の写真家に相談することにしました。

4/29発表中止強要事件・真相その1

2020-04-29 18:23:30 | ラグビー・思い出話
大型連休が始まりました。今年はコロナウイルスの感染拡大で、どこに行くにも注意が必要。
マスク、消毒薬、ソーシャルディスタンス。心から休めない連休になってしまいましたね。

遅くなりましたが発表中止強要事件について、書いてみたいと思います。
コロナウイルスで気持ちが滅入っている時に重い話題ですから
読みたくない方は飛ばしてください。

この事件に関係したのは、二人の写真家です。仮にM1さん、M2さんとします。

11/1ブロンズファイナル(3位決定戦)の撮影のため、東京スタジアム近くの宿泊先にいた午後
私はM1さんから電話を受けました。

M1さん:「新聞社の方が、あなたが入って撮影していることに声を上げている。あなたは誰から許可をもらったのですか?」
「あなたはJPSの広報であってメディアではない。メディアというのは東京写真記者協会の加盟社のことを言うものです。」
「あなたもそう言うところに入れるようにならなければならない。」

私:「ワールドラグビーから許可をもらっています。
その前にワールドカップの申請でJPSを名乗ることは事務局からも承認を受けています。
最初は出版社で入ろうとしたのですが、枠がいっぱいではじかれました。
でも組織委員会から連絡があり、媒体の変更について聞かれ、再度色々な社をまわりましたが全て申請が終わっていて
最後にJPSで出したら再審査の上、申請が通りました。
最終的な決定はワールドラグビーですからと変更を認めていただいています。
今も3位決定戦の申請が通り、東京に来ています。」

M1さん:「まあ、そう言う声が上がっていることを念頭に置いておいてください。」

ニュージーランド対ウェールズの撮影前、思いも寄らない言葉を聞いて驚きしかありませんでした。

「どの新聞社の方?日本初開催のワールドカップで新聞社のカメラマンは増員しているし
担当になって日の浅い方が、私のレンズに貼られたJPSのステッカーを見て言っているのかな?」
「大学、トップリーグ、日本代表、サンウルブズ。今まで競技場で接してきた新聞社の方で、そのような方はいなかったのに。」

私は3位決定戦を撮影後、理解していただこうと、申請書などやり取りの履歴を
メールでM1さんに送りました。

M1さん:「今回の件はスポーツの取材申請に詳しいM2さんから、直接お話を聞いてください。」

私はその翌日M2さんより電話が来て、さらに驚きました。

4/22札幌開催報告書記事・ラグビーもの知りQ&Aクイズなど

2020-04-22 21:24:06 | ラグビー・思い出話
札幌市スポーツ局発行、ワールドカップ札幌開催報告書の記事についてご紹介します。
日本代表の画像が載ったページについてです。

日本代表の試合は予選プール4試合のうち、2試合を撮影できました。
10/5愛知・豊田スタジアムのサモア戦、10/13横浜・日産スタジアムのスコットランド戦です。

9/20開幕戦の東京・東京スタジアム、ロシア戦の日は途中から自宅でテレビ観戦。
札幌ドームで4チームのキャプテンズランがあったので、撮影後自宅に戻り画像整理に追われました。

9/28静岡・エコパスタジアムのアイルランド戦は札幌大通り公園のパブリックビューイングの撮影です。

どちらの試合とも世界中の注目が集まり、私は取材はできなくても国内外多数のメディアが報道して
その後の人気につながり良かったと思います。

私の希望は14試合。でも一時は出版社の申請が通らず、媒体の変更が許可されて12試合可能となりました。
そのうち日本代表の試合は、サモア戦とスコットランド戦。それだけでも幸せです。

私は札幌の2試合だけでもと願っていたので、媒体の変更を主催者であるワールドラグビーに取り次いでくれた
組織委員会の担当者に今でも感謝しています。大学、トップリーグ、日本代表の取材申請書の関係で
名前を覚えていてくれ「変更の手続きはしますが、最終的な決定はワールドラグビーです。」と対応してくださりました。

報告書の画像自体は大きくありませんが、素朴な疑問に答える文章と2023年フランス大会に向けた展望。
札幌市民の表情で締めくくられた冊子は、ジュニア世代に影響を与えて欲しいものです。

現在北海道内の学校はコロナウイルスの影響で休校していて
4月初旬に配布された冊子はどのような形で読まれているかわかりません。

新学期すぐ再度休校になったことで、職員室の片隅に置かれたままになっていることも予想されます。
札幌市内の小中学校、児童会館などの図書室やロビーに置かれていたら嬉しいです。

コロナウイルスの影響がなければ、3月に札幌地下歩行空間で写真展の企画も準備されていて
そのとき私の作品はB1の大きさになる予定でした。予想される会場図面もいただいたので
夢見心地で作業したのですが、報告書の配布のみになりました。

中止された企画は、別の機会に生かされることを信じて、創作を続けていこうと思います。


試合前の整列とトライ後の笑顔


突進とキック
観戦風景は違う方が撮影したものです 市民の盛り上がりが伝わってきますね

4/18札幌開催報告書記事・イングランドVSトンガ

2020-04-18 15:04:21 | ラグビー・思い出話
札幌市スポーツ局発行、ワールドカップ札幌開催報告書の記事についてご紹介します。

9/22札幌ドームで開催されたイングランドVSトンガ、結果は35対3。
イングランドの勝利でした。後半はトライがないトンガに会場から大声援が起こりました。
初戦ワントライすることを、イングランドのファンまでもが応援していたのです。

偶然にも国旗に赤十字がついた国同士、並べて飾られた旗は大受けでした。

二日間通して札幌ドームにいらっしゃった方が多く、その後は海を渡り
観戦ツアーに南下されていったのだと思います。

私は母の命日の業務を済ませてから上京、9/29オーストラリアVSウェールズを撮影後
一度札幌に戻り、10/4南アフリカVSイタリアから10/13日本VSスコットランドまで各地を巡った後
10/19札幌月寒で開催された高校花園予選決勝を撮り、11/1ニュージーランドVSウェールズの3位決定戦。
札幌と本州方面を行き来しました。



左ページの突進 右ページ上のパス画像は日本写真家協会の会報に載りました
応援風景は違う方が撮影したものです

4/17札幌開催報告書記事・フィジーとトンガを中心に

2020-04-17 17:02:34 | ラグビー・思い出話
札幌開催報告書、フィジーとトンガを中心にしたページをご紹介します。

9/21オーストラリアVSフィジー、9/22イングランドVSトンガ。
フィジーとトンガは敗れましたが、会場を沸かせました。

フィジーはフィジアンマジックと呼ばれるパス回し、トンガはフォワードを中心とした突進力。

画像の中には日本写真家協会のWEBサイトや会報に掲載されたものもあります。
チームの特徴が伝わる構成になりました。



9/22イングランドVSトンガ 白ジャージ イングランド 赤ジャージ トンガ
イングランド突進はWEBに トンガ突進は会報に掲載されました