Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

映画「ファーストラヴ」

2021-02-28 | 映画・テレビ・演劇・芸能

  直木賞を受賞した島本理生の同名サスペンス小説を映画化したもの。 ちょうど一年前にTVドラマで見た。父親を殺害した容疑で逮捕された女子大生の心の動き、変化、親子関係、「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉、「ファーストラヴ」と言うタイトルの意味…がよく理解できないまま、強く印象に残るドラマだった。

 さて映画は、北川景子主演、堤幸彦監督がメガホンをとる。 父親を殺害した容疑で女子大生・聖山環菜(芳根京子)が逮捕された。事件を取材する公認心理師・真壁由紀(北川景子)は、夫・我聞(窪塚洋介)の弟で弁護士の庵野迦葉(中村倫也)とともに環菜の本当の動機を探るため、面会を重ねるが、二転三転する彼女の供述に翻弄される。 由紀はどこか過去の自分と似た何かを感じ始める。

 環菜は父親とは血のつながらない父娘、「お前は俺に恩返しをしなければならない」と教え込まれて育つ。「言うことを聞かなければ戸籍を抜く」と脅され、強迫観念を持つようになる。画家である父親の絵画教室で、男性ヌードの横に小学生の環菜が座り男子画学生達のデッサンのモデルをさせられる。 母親も理解してくれず自傷行為を繰り返すようになる。

 就活の最中、父親の反対を押し切り女子アナの採用試験を受けるが、2次試験の集団面接で男たちにジロジロ見つめられるのがデッサン会とそっくりだった。耐えられず飛び出し、包丁で手首を切り自分を罰し、父親に確認してもらわないと、と父の美術学校へ行って、もみ合いとなり結果的に父を刺してしまった…。

 法廷で「殺してはいない」と証言した環菜。「大勢の大人たちが、私の言葉をちゃんと受け止めてくれた。そのことで私は救われました。苦しみ悲しみも拒絶も自分の意思も、ずっと口にしてはいけないものだったから。」と由紀に手紙を書く環菜の姿に涙が止まらなかった。親にも、周囲の人たちにも、誰にも信じてもらえず、うそつきだと言われ、自分でもおかしいと気づいてもどうすればいいかわからない…と思い続けた娘。 多くの性虐待を受けた娘と見て見ぬふりをする母親の事例は多いそうだ。

 公認心理師の由紀と弁護士の迦葉にも幼い頃に似たような過去があり、その物語はここでは省いたが映画(小説でも)では重要な要素になっている。


コーンウオールの風景

2021-02-27 | 自然・海山草花

 2/26(金)お寺さんが月忌参りに来られ、法要の相談をした。 亡夫の33回忌を9月に行うことに決め念のためイギリスの娘夫婦にラインで伝えた。 マークは来週ワクチン接種を受けるそうだ。 彼は年齢的には資格がある。もしかしたら9月には来られるかもしれない。
 二人はコーンウオールの田舎に住んでいるので都市部ほど厳しくはないが、やはり病院とスーパーマーケットくらいしか外出できない。 最近はもっぱら海岸や空の写真を送ってくれる。

 私は片言英語で天気や日常生活の事しか書けないが、息子はスマホの翻訳機能を使って建築についても語り合うらしい。

 👇、コーンウオールの海辺の写真をいくつか紹介します。


雛飾り

2021-02-26 | 日記・つぶやき

 2月初め、よっしーちゃんからお雛様の玄関飾りの写真が届いた。 私も、とすぐさま床の間にお軸だけかけそのまま放ってあったのだ。 私のいつもの癖で何でも中途半端で終わってしまう…。

  

 和室(仏間)を散らかしたまま、お寺のお参りの日になってしまった。 面倒なことを先延ばしにするので、結局最後は無理をする。 昨夜、ほぼ深夜に飾り付けを終わった。

 👇 仏壇の横の床の間。 立ち雛の軸と木目込みのお雛様。

 

 👇 玄関には内裏雛だけ。 最近は和室まで入るお客がないので玄関に三人官女や五人囃子も飾りたいところだが、なにぶん狭くて雰囲気だけ。


本「キネマの神様」

2021-02-24 | 

 先日、青年劇場の「キネマの神様」を観て、セリフが聞き取りにくかったせいもあり(特に映画のタイトルや内容)モヤモヤ感が残ったので、原作が読みたくなった。 図書館に予約を入れたらすぐに案内があり一気に読んだ。

 👇 「キネマの神様」: 原田マハ 作、文藝春秋社 2008年刊

 原田さんのお父さんは大の映画好きな方で、小学生の時にお父さんと「初デート」して映画を観に行ったそうだ。「父と映画のことをどうしても物語にしたくて、10年前に父をモデルにこの本を書いた」と言っておられる。

 40歳を前に突然会社を辞めた娘。映画とギャンブルに依存する父は、心筋梗塞で倒れた挙句に多額の借金が発覚した。娘はどうかして父を再生させようとする。マンションの管理人をしている父の「管理人日誌」には、ほぼ毎日映画の感想が書いてあり、謂わば「映画日誌」で、それが17年間分200冊もあった。
 父が通っていた映画館が、古ぼけた名画座「テアトル銀幕」、支配人はテラシンこと寺林新太郎。近くに建つシネコンの波に揺れながらも、映画を愛する馴染みの客たちの支えで細々と経営を続けている。

 ひょんなことから父が書いた映画感想をブログにして発信しないかと言う会社が現れ、ギャンブルを禁止された父は、ネットカフェでパソコンを習いブログを書くようになる。大好きなギャンブルと映画のうち、ギャンブルを捨て映画一筋の余生を送るようになったわけだ。娘も母も大喜びで応援する。ブログの反響は大きく、日増しにアクセスが増え、会社の映画誌の売り上げも上がる。
 そのうち娘の後輩だった女性(アメリカ在住)から、自分が翻訳するから英語版を世界に向け発信しないかと提案され、会社全体で取り組むことになる。そして、長年引き籠りだった編集長の息子が俄然力を発揮するのだ。

 世界の映画ファンからの反響もすごく、ある日アメリカの”ローズ・バッド=Rose Bud(薔薇の蕾)”と言うブロガーから攻撃的な書き込みが入る。ケヴィン・コスナーの”フィールド・オブ・ドリームス”についてだ。どうもプロの映画評論家らしい。が、ローズ・バッドと言うハンドルネーム以外誰かはわからない。その後も、「プライベート・ライアン」、「タイタニック」、「アメリ」、「戦場のピアニスト」、「イングリッシュ・ペイシェント」、「Shall we ダンス?」、「七人の侍」まで、5ヶ月間で20作品を巡って激論をぶつけ合った。

 とは言え、相手はプロ、父の方は一介の老人に過ぎず、太刀打ちできないのだが、二人の間にはほのぼのとした友情が生まれてくる。数か月アクセスがないと心配でたまらない父は、何度もローズ・バッドに呼びかける。そのうちアメリカ最大のテレビ局のトークショーに彼は出演し、伝説の評論家リチャード・キャバネルだとわかる。彼は、父に向って呼びかけメッセージを送るのだ。彼は末期ガンで入院していた。もうブログに書き込みはできない。
 そして、最後の願い事だと、「君に会ってみたい。一緒に一番お気に入りの映画館で、一番好きな映画を観たい」と言うメールが届く。が、その願い事は叶わなかった。父娘二人で成田を発つ前日に、リチャードが亡くなったとのメールが届く。彼が人生最良の映画と言ったのは「ニュー・シネマ・パラダイス」だった。

 ヴァイオリンの調べ、柔らかなピアノの音色。シチリアの海の風景、テーブルの上の黄色いレモン…と映画の最初のシーンを表現している。そんな細かい場面までは覚えていないが、私もこの映画を映画館ではもちろんTV放送でも何度も観た。あの可愛い少年トトが映写室に潜り込みフィルムを回すのを手伝う場面が懐かしい。いつか再放送されたらまた観てみたい。


「古城公園」の梅園

2021-02-23 | 自然・海山草花

 2/22(月)、前日に引き続きこの日も暖かな日だった。 配布物や買い物、郵便局などを回り、広小路へ出たので帰りに古城公園へ寄ってみた。
 コーラスで会った友人が、電気三輪車(スクーター?)で公園の梅を見て来たと言っておられたのを思い出したからだ。 体育館前に駐車して、梅園までゆっくりと歩く。 時計は3時を回って一番暖かい時間帯かもしれない。 体育館横の大きな雪の山を、作業の車が崩している。 駐車場が狭くなっているから広げているのだ。 枯れ枝(折れ枝)を集めた袋を運んでいる作業車もいる。 もう春の準備が始まっている。

 散歩の人々が結構多い。 道路から梅花の写真を撮っている人も…。 小竹藪までは行かず、梅園の中に入った。 あちこちにまだ残雪がある。   

 

 

 

 晴れた日なのだが、花に焦点が合わずきれいに撮れない。 今度また来ることにしよう。


「春一番」 & 今年初めてのコーラス「いちご」

2021-02-22 | 合唱

 2/21(日)、今年初めてコーラス「いちご」の練習に参加した。 月に2回の練習をずっと休んでいたら、「どうしたの?」と電話があった。 友達に励まされ、月謝も未納のままだし、と今までの楽譜をかき集め、ふれあい福祉センターへ出かけた。

 春のような暖かい日。 家の前の雪はすっかり消えた。 18日(木)にはまだこっぽりと雪が積もり、平米公民館へ出かけようと車の前だけ雪を散らしエンジンをふかしたのだが、3日も経っていないのに雪は消え失せた。 太陽の熱とはすごいものだ!!

 👇はKI新聞の「春一番が吹きました」(2/20付)の記事である。 富山市内であろう、積雪と春一番の風の中を自転車に乗る女性だ。                                           

 さて、コーラスはいつものように30分の発声練習の後、「雪の降る街を」など冬の歌を数曲、「若者たち」を2部合唱で歌った。 思いのほか声がよく出て気持ちがよかった。 先週の能楽会謡曲大会に向けて謡の練習を毎日続けた成果かな、と思っている。

 👇は、翌日22日に茶々姫さん宅へ寄った時の小公園と道路わきの積雪。 やはりまだ残っている。

 スーパーマーケットの駐車場なども👆のような残雪の山ができている。 


今年初めてのイオンモール

2021-02-21 | 日記・つぶやき

 心配していた雪も18日(木)には止んで、19日(金)は予報どおり晴れそうだ。 が、朝は曇り空で寒かったが誰からも電話もメールもなく、皆それぞれ「計画通り」行動しているに違いない。 私にとっては、今年初めての「イオンでの映画」の日だ。 歩くのが心配なのでかなり早めに待ち合わせ場所に着いた。 SE子さん、姫さんと集まり(姫さんはすでに茶褐色のパンツを購入)、チケットを買い、昼食をとる。 時間が早いのでお腹は空いていない。 軽いものを、と「叶屋」へ行ったら、なんと閉店。

 結局、おひつご飯の「四六時中」へ。 姫さんは、「焼き塩鯖と明太のおひつ・冷小蕎麦」。KIMG2549

 👇 SE子さんと私は、「鶏とそぼろのおひつ・温小蕎麦」。KIMG2548

 ご飯は「小」を頼んだのだが、小蕎麦とは言え蕎麦とご飯とでは多かった! 鶏肉のコロも大きくて、ともかく多かった。 私が少食になったせいもあるかな? 

 タッチパネルの注文を楽しんだり、お喋りが長かったせいもあり、飲み物も来ないうちに時間切れ…。 オレンジジュースを1,2口飲んで、慌てて店を出た。 映画館まで戻り、途中トイレも行かなくては…特に私は何をするにも息切れするので時間がかかる…。

 (映画については次回紹介します)

 映画の後は、いつものように「サンマルク」で一休み。 感想を話し合ったり、TVドラマと比較したり…。 その後、私は予定通り「ギフトカード」とチョコを買った。 食料品も買いたかったが、慣れない広い売り場を回るよりも、といつもの大阪屋ショップで買い物をした。 今までもこのコースなのだが、今年はかなり疲れた。 足も棒のようにしびれた。 年々弱ってきているのが実感できる。 困ったな~。

 👇は、遅ればせながらのチョコレート。


マンガ「大家さんと僕~これから」

2021-02-20 | 

 前日にイオンで久しぶりの「映画と買い物」をしたら、その夜一晩中息苦しくて一睡もできなかった(12月に滝乃荘へ行った時と同じ症状だ)。 翌日は日中も横になり寝たり起きたりで過ごした。 その時読んだのがこの漫画本。 かなり前にSAnoさんに借りたまま、他の本があり後回しになっていた。

 矢部太郎と言う人も知らないし、テレビでドラマ化された?ことも知らないのだが、「ほのぼのとした本だよ」とのお薦めだった。

 👇は表紙。 ピンクの洋服に眼鏡の女性が大家さん、80代。 隣の男性が矢部さん。 トホホな芸人と書いておられるが、「カラテカを結成、舞台、ドラマ、映画でも俳優として活躍。 初めて描いた「大家さんと僕」で「22回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞。 


 👆 二人が「伊勢丹」のマークに座っているのは、大家さんの好きなものが、「新宿伊勢丹」、NHKと羽生結弦くんだからかな。 

 👇は帯封。 「大家さんと僕」の後、続編「『大家さんと僕』と」を出し、好評だったので「~これから」が出版されたらしい。 私が読んだのは3巻目と言うことだ。

 80代と言えば、私と同じくらい。 東京生まれ、東京育ち、住まいは新宿、一人暮らしになってから2階を貸間にされたらしい。 私は中野に2年間、三鷹に2年間いたが、休日に出かけるのは新宿だった。 伊勢丹はもちろん、紀伊国屋書店、中村屋、タカノフルーツパーラー…など懐かしい。
 👇は、中村屋のカレー、お店の後ろにアトリエがあったこと、今も美術館があり中村黒光の娘を中村彜(つね)が描いた「小女」を大家さんが見に行くことなどが描かれている。

 👇は、同級生とシャンソンコンサートを聴きに行く大家さん。 「僕」も誘われて一緒に行くと、元気なおばあさん達も立ち上がると急にお年寄りに見えた…そうな。 今の私と同じ。

 二人の関係、周囲の人たちとの関係がほのぼのとして、病気の事、介護の事、末の住処のことなど、切実な話題も出てくる。 1巻も読んでみたくなった。


再び大雪? & 「蒼山会」謡曲大会に向けて

2021-02-19 | 能楽

 2/17(水)演劇鑑賞会の会合の日だった。 何度か欠席しているのでもちろん出かけるつもりで準備をしていた。 ところが昼前から雪が降り始め、止む気配がない。 今のうちなら車は出せるだろうが、道路はどんなだろう。 ただただ降り続く雪を眺めていると気持ちが萎えて来る。 これも体調のせいだろう。 病院やスーパーなど、どうしてもの用事でない限り外出は億劫だ。 結局断りのメールを入れた。

 👇は、ようこ姫さんからの写真。小矢部川土手が「ホワイトアウト」状態だったそうだ。KIMG2537

 翌日、2/18(木)は平米公民館の「能楽お囃子教室」の日。 朝30cm以上の積雪。 玄関前とカーポート前を除雪しなければならない。 ゆっくりと少しずつ、私が歩けて車を出せる最小スペースだけ雪を横にずらした。 エンジンをかけてガガガっと前進すると道路に出た。 よし、これで良し!

 👇は、14日(日)の高岡能楽会の謡曲大会のKI新聞の記事。 姫さんが切り抜いてくださった。 写真は、舞囃子「胡蝶」の舞台だが、紙面のスペースの関係だろうが左端の太鼓方(MAさん)がカットされている。 地謡も隠れている。 先生方も当のご本人も、「ま、そんなこともあるでしょう」と言う感じ。 私一人が「プロのカメラマンなのに下手くそ…」とプリプリしていた。

 いよいよ3月の「蒼山会」に向けてのお稽古が始まる。 謡は3曲当たっている。 
 
 一つは「嵐山」のワキ。 有名な吉野の千本桜は見事な美しさだが、都からは観に行くにはあまりにも遠いので、時の帝が花の種を取り寄せられ嵐山に移し植え替えられた。 「今年の春の花は如何?」との思し召しで勅使が嵐山へ遣わされる。 すでに花盛りでまことに美しい景色であり、花の下には花守の老夫婦がいて木陰を清め、懇ろに渇仰している…。

 もう一つは「龍田」の地謡。 (いずれ紹介します)

 三曲目は「井筒」。これはSUさんとの連吟。私はワキ。 有名な在原業平が紀有恒の息女と夫婦で住んでいた在原寺を旅の僧が訪ね、昔を偲び二人を弔う話、の最後の部分だけを二人だけで謡う。

 一か月たっぷりとあるので十分にお稽古したい。


1年ぶりに「南星の湯」へ

2021-02-17 | 日記・つぶやき

 高岡能楽会謡曲大会(2/14日)当日はあんなに晴れて暖かだったのに…。 今週に入りまたまた寒い日が続く。 「三寒四温」と言うにはまだ早いのだろうか。

 2/16(火)はとうとう雪が降り出した。気温が低く、粉雪が強風に舞っていた。歯医者の予約が入っており、午後出かけた。 雪は降ったり止んだりだ。 帰りに、図書館で予約していた「キネマの神様」を借り、「6」の日だし久しぶりに銭湯へ行こうかと「南星の湯」に向かった。 たぶん一年ぶりだ。 駐車場がそう満員でもない。「6の日は200円」の特典は当分中止だそうだ。 あまりにも混雑したからだとか。残念でした! 通常料金は420円。 常連さんらしき人達が入っていて結構にぎやか。

 滑らないように気をつけて歩き、息切れしないように適度に湯に浸かり、ゆっくり温まった。 「駅南鉱泉」が無くなってからはずっと我が家のお風呂、その方が楽だったが、今年の冬は格別の寒さ。 たまの銭湯はいいものだ。この日は「木酢の湯」だった。(写真はネットから)

  


青年劇場「キネマの神様」

2021-02-16 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 2/11()、青年劇場の「キネマの神様」を観た。 原田マハ原作、山田洋次監督で映画化される。お芝居の方は、高橋正圀の脚本、藤井ごうの演出である。
 東京、市ヶ谷界隈にある古ぼけた名画座「テアトル銀幕」を舞台に、映画を愛する人々の想いや暮らしぶりを描く。

 
 
「テアトル銀幕」は、近くに建つシネコンなど周辺の再開発の波に揺れながらも、馴染みの客たちに支えられ経営を続けている。 支配人の寺林新太郎(テラシン)は、何十年来の常連で趣味は映画とギャンブルと言う円山郷直(ゴウちゃん)が急病で倒れ、しかも多額の借金が発覚したことを知り、心を痛めている。 しかもゴウちゃんの娘が失職してしまった…。

 しかし、一通のメールから奇跡の物語が始まる…。80歳近いゴウちゃんが、ネットカフェでパソコンを習いながらブログを書き、大好きな映画について論じるのだ。 相手は、”ローズ・バッド”(Rose Bud・薔薇の蕾)と言う有名なブロガー。「ニュー・シネマ・パラダイス」や「フィールド・オブ・ドリームス」、「七人の侍」など、名画の名前が次々と出て来て論じられる。

 その当たりのセリフが早くて聞こえにくく(かなり後ろの席だったからもある)、ちょっと消化不良気味だった。最近はテレビも録画で見ることが多く、聞き取れないセリフを聴き直す習慣がついたらしい。
 
が、パソコンでポツポツと入力しながら意見を書き、英語の返事を翻訳してもらい、好きな映画について心置きなく語るゴウちゃんと、側面から助ける娘や若者たちとのつながりが温かく描かれていた。 スクリーンや回り舞台を活用し、文字で文章で意見を交換する場面や、大勢の観客が押し寄せる場面の演出が面白かった。

 原作を図書館で借りたところです。じっくりと読んでみます。


高岡能楽会定時総会&会員謡曲大会 ’21

2021-02-15 | 能楽
 
高岡能楽会総会~試しの舞台

 2/9(日)、高岡能楽会の定時総会が開かれた。会員謡曲大会もあり今年度の活動がスタートしたわけだ。他の会の方たちとは今年になり初めて会うわけで、「今年もどうぞよろしく」の挨拶の場......
 

 👆は、私の昨年のブログです。 「試しの舞台」とありますが、今年も同じように「試しの舞台」としたいところです。これはあくまでも私個人の事で、昨年は年末の検査入院後の舞台、今年はコロナ禍中の外出自粛が続く中での舞台です。 体調が思わしくなく、途中で声が嗄れる、息切れがひどくなることがお稽古中しょっちゅうあるのです。本番でそうなれば?と、そんなことが私にとっては大問題でした。
 高岡能楽会としては、昨年はコロナ感染予防のため、定例能、薪能、三派謡曲大会、市芸術祭などの中止が続き、会員も増えず、このままでは2,3年後には薪能も上演できない危機に陥るのでは、と懸念されるそうです。

 👇は、総会の模様。ちょうど高橋市長(高岡能楽会会長)さんが挨拶に来られました。今期で市長を辞められるので記念品贈呈式もありました。

 総会後も、仕舞、素謡、舞囃子と続き、最後に番外仕舞「半蔀(はじとみ)」を山崎健先生が舞われました。舞囃子「胡蝶」と「猩々」の写真だけ紹介します。

  
 私がシテを務めた「蟻通」は、とても難しく、にもかかわらずしっかりとお稽古しないので、前日の申し合わせでまだミスを連発、本番で息が続くか途中止まらないか心配でしたが、出来栄えは別としてどうやら無事に終えられました。  👇は、高岡能楽会HPより「蟻通」。

 素謡では「土蜘」が素晴らしかったです。5人のお役と地謡が皆さん、よく揃って力強く、特に若い方が全身で謡っておられる姿に感動しました。

 直会は中止でしたが、合い間に他の会の皆さんと話せて楽しかった。特に職場で一緒だった若い友人が、市の「学游塾」で仕舞を習い始めたと見に来ておられ懐かしく話しました。以前福島先生の会でご一緒した方などとも親しく話せ、良い一日でした。今年最初の「能楽発表会」をどうやらクリアできたので、今年も体調に気をつけながらお稽古を続けたいと思っています。


「とんかつ柿ヱ門」のミルフィーユとんかつ

2021-02-13 | 食物

  2/11()は、観劇の日だった。この日も晴れ。 昼公演で3時間と長丁場だったので、観劇後の夕食を一緒に、と話し合っていた。 前回も入った「とんかつ柿エ門」にしようと決めていた。 夕食の部は5時開店。 5分過ぎほどに入ったら、もう何人かのお客が…。 そして瞬く間にほぼ満席。 が、回転は早い。私たちのように、食べながらゆっくり話し、休む客は少ないのかも。

 前回は「ヒレカツ」を頼んだが、今回は「ミルフィーユとんかつ定食」にした。SAさんは「ロースかつ定食・小」。

 👇 「ミルフィーユ」ってお菓子の名前かと思っていた。聞いてみると、ミルは「千」、フィーユは「葉」を意味していて、「千枚の葉」と言う意味だそうだ。「層になっています」と若い店員さんが説明された。

 SAさんは、私より8歳年上の大先輩だが近所なので長いお付き合い。ずっと一人暮らしをしておられる方で、どんな話も「ふん、ふん」と聞いてくださる。ちょうど、前夜に息子と久しぶりにラインで話し、会話が盛り上がった内容を画面を見ながら聞いてもらった。
 ビリー・ジョエルの「ピアノマン」の歌の内容である。歌詞の内容、ピアノマンがどんな歌を歌うのか、居酒屋へ集まる酔客は歌を聴きながら何を喋り、どんな人生を送っているのか、などをラインに次々と書いてくれて楽しかった、と私が言うと、「優しい息子さんやね~。ほのぼのとした気持ちになるわ~」と社交辞令ではなく仰った。 この歌がテーマのTVドラマ「六畳間のピアノマン」(NHK 毎土夜9時)の第一回目で、新入社員への凄いパワハラが描かれ、それを見て息子にラインを送ったのがきっかけだった。

 このドラマは、オムニバス形式、今日(2/13日)を含めて後3回放送されます。


旬楽「さわ田」 2月ご膳

2021-02-12 | 食物

  積雪のため「お茶教室」が開けない間、お稽古のないランチ会をほぼ毎土曜日に持っていた。 2/13(土)は私の都合で集まれないので、早めて10日(水)と決めた。 場所は射水市大門「旬楽さわ田」、このお店の「月替わりご膳」がとても美味しいのだ。 姫さんたちは毎月行っておられる。 私は年に数回。 SAさんは何度か振られて未だ一度も味わったことがないそうで、切にと希望された。

 2月は射水市がペイペイの還元事業をすると言う。 これは昨秋、高岡市、富山市、南砺市がそれぞれ1か月間ずつ実施しており、射水市は隣の市でもあり久しぶりなので楽しみにしていた。
 ところが前日の夜に、スマホのニュースに「10日で打ち切り」という文字が入った。すぐさま姫さんに連絡。 予約しておいてよかったね、当日きっと満員だよ、と話していた…。 案の定駐車場は満員。 他のお店もお客が殺到したそうだ。
 3割引きになるなら高いメニューをと行きたいのだが、品数が増えるだけと聞き、じゃ食べきれないね、と全員が普通の「旬楽膳」を注文。

 👇 八寸。魚のポテト焼、あさりと蕗の卵とじ、ながらも山形だし風。

 

 

 👇 福豆ひろうすの揚げ出し・竹の子・海老・毬麩。

 👇 青菜と占地 胡麻地がけ。

 👇 サラダ。

 ご飯、漬け物、赤出汁。

 少量ずつ、季節の食材を楽しめるのが嬉しく、味付けも私たちにはピッタリなのです。


射水市ペイペイ還元最終日に…

2021-02-10 | 食物

 積雪のため「お茶教室」が開けない間、お稽古のないランチ会をほぼ毎土曜日に持っていた。 2/13(土)は私の都合で集まれないので、早めて10日(水)と決めていた。場所は射水市大門「さわ田」、このお店の「月替わり・旬楽ご膳」がとても美味しいのだ。 しかも、2月は射水市がペイペイの還元事業をすると言うので楽しみにしていた。 ところが前日の夜に、スマホのニュースに「10日で打ち切り」という文字が入った。すぐさま姫さんに連絡。 予約しておいてよかったね、当日きっと満員だよ、と話していた…。(この続きは次回に)

 さて、「さわ田」で美味しいランチをいただいた後、小杉「ニューモンブラン」でコーヒーとケーキをと足を延ばした。 途中で水曜日は休みかも?と心配したが着いてみると開いていた。本当は定休日なのだが、朝から次々とお客さんが来られ急遽開店したとのこと。誰でも思うことは同じ、30%還元は有難いもの、ね。 

 ペイペイの還元事業は、高岡市、富山市、南砺市などはすでに終わっている。県の中央に位置する射水市へは、市外から大勢の客が殺到したらしい。ペイペイが普及したせいもあるかもしれない。ともかく予想外の利用者のため、コロナ感染拡大につながると大変だと判断した、と夏野市長が陳謝したとニュースで報じていた。

 さて、「ニューモンブラン」店内のミニギャラリーは、お雛様などの作品がいっぱい。

   

 

 

 コーヒーだけいただいて、ケーキはお土産に。(私が一人で2個食べる…)

 お天気はよく、楽しい一日だった。